皆さんこんにちは、からふるです!
今年も暮れとなり、年末がいよいよ近づいて来ましたね…!
そう、年末と言えばプレイヤーの皆さんが気になるのは新リミットレギュレーション…。という事で、今回は普段大会環境で遊んでいるプレイヤー兼、大会主催を行っている私ことからふるが、2026年1月施行の新規制を徹底予想してみました!
読者の皆さんもコメントで、自分の予想する新リミットレギュレーションについて投稿頂けましたら幸いですので、是非ともよろしくお願いいたします!!
目次
新”禁止”カード予想
まず初めに、新たに”禁止カード”として規制予想されるカードについて予想していきましょう…!
1枚目の予想は、《M∀LICERED RANSOM》です。

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /
【リンクマーカー:左/右/下】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「M∀LICE」魔法カード1枚を手札に加える。
②:このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、相手フィールドの効果モンスターの元々の攻撃力と守備力は入れ替わる。
③:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキからサイバース族モンスター1体を除外できる。
先日、”遊戯王マスターデュエル”においても禁止カードとして指定され、記憶に新しいカードと言える1枚です。
【M∀LICE】デッキと言えば、大会環境においては見ない日が無いデッキと言えるほど、今期の遊戯王では活躍を見せており、今期開催された日本最大規模の大会”YCSJ名古屋”においても、コバナワタスク選手が使用し、優勝したのが印象的と言えるデッキでしょう。
それでは、このカードが強力と言えるポイントを解説していきます。
このカードが強力な理由として一番手に挙げられるのは、リンク召喚後における盤面持続形勢能力が非常に高い点です。
まず、【M∀LICE】のテーマ特徴として、共有効果で自身が除外された際にライフポイントを支払う事で、自身を特殊召喚する効果を有しているのがポイントとして挙げられます。これによって、1度盤面に出してしまえば、《M∀LICE<P>March Hare》や【深淵の獣】等の除外効果を利用する事で、ライフポイントが尽きるまで半永久的に盤面の形成を行う事が出来ます。
そして、上記効果を利用する中で《M∀LICERED RANSOM》の場合には、追加効果の存在が非常に大きいと言えます。
③効果において除外から帰還を行う際、《M∀LICE
WhiteRabbit》の除外及び、特殊召喚を行う事によって、《M∀LICE
《M∀LICE

【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
①:デッキから「M∀LICE」モンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外できる。
そして、単純な《M∀LICERED RANSOM》自体が特殊召喚を行われた際には、【M∀LICE】魔法カードをサーチ出来るため、上記にて解説した【M∀LICE】モンスターの後続確保以外にも、《M∀LICE IN UNDERGROUND》や《M∀LICE IN THE MIRROR》等の後続を用意出来ているのも強力な点だと言えます。
また、【M∀LICE】の評価を押し上げている点として、”《灰流うらら》や《聖王の粉砕》が非常に効きにくい”というのも要素の1つとして存在します。
例えば、《M∀LICERED RANSOM》自体にサーチ効果は有していますが、チェーンブロックを
チェーン1《M∀LICERED RANSOM》
チェーン2《リンク・デコーダー》
と重ねる事でケアを行う事が出来る点。【M∀LICE】ネームを持つモンスターの供給として、《M∀LICERED RANSOM》の③追加効果を利用する事で《灰流うらら》を受けずにモンスター追加を行える点等が存在します。
こういった要素等が絡む事で、非常に高い誘発耐性を【M∀LICE】自体有している事もあり、規制は必須かと思われます。
ちなみに余談ではありますが、先日”YCSJ名古屋”を優勝したコバナワタスク選手に《M∀LICERED RANSOM》が禁止になった後の遊戯王マスターデュエルにおける【M∀LICE】について聞いてみた所、「変わらず最強格です。」と返って来ました。
仮に《M∀LICERED RANSOM》が禁止でも、《M∀LICE
WHITE BINDER》や《M∀LICE
HEARTS OF CRYPTER》は健在となる事から、ライフが残っていれば半永久的なリソースを確保出来る点は変わらないため来期も強そうです。
むしろ規制後の方が、サイドデッキから《アーティファクト・ロンギヌス》等のメタカードが飛んでくる比率が落ちる可能性があるため、【M∀LICE】としてはやりやすい環境が訪れる可能性もあります。
来期スタートダッシュのためにも、今の内から練習しておくのも1つかもしれません。
そして、続いての新”禁止カード”予想は、《ハーピィの羽根吹雪》となります。

【 通常罠 】
自分フィールドに「ハーピィ」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
ターン終了時まで、相手が発動したモンスターの効果は無効化される。
②:魔法&罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ハーピィの羽根帚」1枚を選んで手札に加える。
発動後、ターン終了時まで相手が発動したモンスター効果が全て無効化されます。
いわば罠カードの《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や《真竜皇V.F.D.》と言えるカードで、ほぼターンスキップを強要するような効果を有しています。その為、このカードを引いて発動が通ってしまえば、ターンスキップを強要できるデッキが多い為、ゲーム展開として不健全な内容となることから禁止カードになるのではないかと予想しています。

(禁止カード) 【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻2300 / 守1600
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。次の相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードをお互いに発動できない。

(禁止カード) 【 エクシーズモンスター 】
星 9 / 闇 / 幻竜族 / 攻3000 / 守3000
レベル9モンスター×2体以上
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。
ターン終了時まで、フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは効果を発動できず、攻撃もできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる。
現在の環境では、主に【絢嵐】デッキがサイドデッキの先行用のカードとして採用が見られますが、他のデッキでも鳥獣族・風属性モンスターをエクストラデッキに採用する事で、先行用のサイドカードとして運用する事が可能です。
例えばですが、【ヤミー】【ピュアリィ】【スネークアイ】のようなレベル1が複数供給できるデッキであれば、エクシーズする事で《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》《LL‐アンサンブルー・ロビン》のような【LL】エクシーズモンスターを特殊召喚する事で運用可能となります。

【 エクシーズモンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0
レベル1モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
②:このカードは直接攻撃でき、X素材を持ったこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズに攻撃できる。
③:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。

【 エクシーズモンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0
レベル1モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。
②:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
③:このカードが相手によって墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
そして、【ライゼオル】【オノマト】のようなランク4を使用するデッキであれば、《鳥銃士カステル》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 風 / 鳥獣族 / 攻2000 / 守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
②このカードのX素材を2つ取り除き、このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
シンクロギミックを採用できるデッキであれば、レベル3では《霞鳥クラウソラス》、レベル5では《旋風のボルテクス》、レベル8では《ハーピィ・レディ・SC》が存在する為、これらのモンスターをシンクロ召喚する事でも、《ハーピィの羽根吹雪》の運用を行う事が可能です。※《旋風のボルテクス》のみ素材指定があります。

【 シンクロモンスター 】
星 3 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守2300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動できる。
ターン終了時まで選択したモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。

【 シンクロモンスター 】
星 5 / 風 / 鳥獣族 / 攻2100 / 守700
チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからレベル4以下の鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

【 シンクロモンスター 】
星 8 / 風 / 鳥獣族 / 攻2600 / 守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
②:魔法・罠カードの効果が発動した時、相手フィールドのモンスター1体または自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
カード自体が強力な点は勿論ですが、こういったエクストラデッキを活用する事で鳥獣族・風属性テーマ以外の運用が出来てしまうのも問題となるので、規制がかかるのではないかと予想しています。
ちなみに、《ハーピィの羽根吹雪》を発動されてしまった場合に対応できるカードと言えば、《レッド・リブート》が存在していますが、このカードを発動した場合には再び《ハーピィの羽根吹雪》をセットされると共に、追加の罠カードもセットされてしまう為、ターン中のワンキルが必須となります。
こういった状況で【絢嵐】デッキ側の思考では、ライフポイントがカットされずにリソースを残したまま次ターンを迎えれば、《ハーピィの羽根吹雪》によって自動的に相手の妨害が無力化される事から勝利を目指す事が出来ます。ここで上記要素を満たす役割として存在するのが、《天雷ノ双風神 シーナ》となります。

【 効果モンスター 】
星 9 / 風 / ドラゴン族 / 攻2900 / 守1500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに風属性モンスターが存在し、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、その相手の効果の種類によって以下の効果を適用する。
●モンスター:「天雷ノ双風神 シーナ」以外のフィールドの表側表示モンスターを全て手札に戻す。
●魔法・罠:フィールドの魔法・罠カードを全て手札に戻す。
②:このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
《天雷ノ双風神 シーナ》によってフィールドの自身以外のモンスター全てがバウンスされる事から、先程あげたライフカットをされない点及び、リソースの確保両方を両立する事が出来るため、《レッド・リブート》発動後における勝利条件を満たしやすくなります。オマケに②効果によって戦闘破壊耐性を有しているのも評価を引き上げています。
【絢嵐】デッキ自体が今期の環境でも強力なデッキな上、サイドチェンジ後に《ハーピィの羽根吹雪》を最大枚数採用する事で、素引きで33.75%の確立で引く事が出来ますし、《金満で謙虚な壺》や《絢嵐たる見神》等のギミックを利用する事で、約4割程の確立で引く事を狙う事ができると共に、発動すればターンスキップ級のカードを運用できるのが問題と感じる為、リミットレギュレーションによる打撃を受ける日も近いと予想しています。
新”制限”カード予想
続いては、新たに”制限カード”となるカードの予想をここからは行っていきます。
1枚目は《カプシー☆ヤミー》です。【ヤミー】デッキ自体も今期を代表する環境トップと言え、【M∀LICE】と同じく大会環境で目にしない日は無いテーマと言えるでしょう。

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / 獣族 / 攻0 / 守1600
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク1モンスターまたはレベル2のSモンスターが自分フィールドに存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「カプシー☆ヤミー」以外の「ヤミー」カード1枚を手札に加える。
Sモンスターの効果で特殊召喚した場合、代わりに自分は1枚ドローする事もできる。
《カプシー☆ヤミー》は【ヤミー】デッキにおける最強の初動カードと言え、このカード1枚で《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》等の効果無効系の手札誘発、《屋敷わらし》や【深淵の獣】等の墓地メタ手札誘発を掻い潜り展開を行う事が出来る初動です。
1枚初動を持っているテーマ自体は多く存在しますが、その中でも《カプシー☆ヤミー》は手札誘発を受けた上でも初動となるカードですので、別格の存在だと言えます。そのため、規制の対象に十分なり得ると感じているため今回の候補にあがりました。
ちなみに規制における影響は、初動枚数が減るという部分だけで無く、2枚目以降の《カプシー☆ヤミー》が存在しない場合には、相手ターンに特殊召喚した《カプシー★ヤミーウェイ》による後続形成として《カプシー☆ヤミー》を加える事が出来なくなる為、こういった点も地味ながら影響が出るかと思われます。
そして、続いての新制限予想カードは、同じく【ヤミー】より《ヤミー★スナッチー》となります。

(準制限カード) 【 リンクモンスター 】
星 1 / 光 / 獣族 / 攻600 /
【リンクマーカー:下】
レベル4以下の獣族・光属性モンスター1体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
手札・デッキから「ヤミー」フィールド魔法カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
このターン、自分はリンク3以上のLモンスターをL召喚できない。
②:自分・相手のメインフェイズ及び相手バトルフェイズに、100LPを払って発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
「ヤミー」モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。
このカードが規制される事で既存の展開ルートを行う事が出来なくなる為、盤面の形成能力及び、相手の手札誘発に対する耐性が下がる事が存在しますが、それ以上に【ヤミー】にとって大きな打撃となる部分が存在します。
それは《ヤミー★スナッチー》に対する効果無効が非常に重くなる点です。
これについて解説を行います。
以前私が投稿した【エクソシスター】の解説記事でも近い部分に触れましたが、現在の【ヤミー】が展開し形成する盤面は以下の通りです。
純【ヤミー】デッキでは、《ヤミー★スナッチー》+《マシュマオ☆ヤミー》+《カプシー★ヤミーウェイ》+《虹光の宣告者》+《ヤミー☆サプライズ》+【ヤミー】フィールド魔法

【デモンスミス】混在型の【ヤミー】では、《ヤミー★スナッチー》+《マシュマオ☆ヤミー》+《カプシー★ヤミーウェイ》+《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》+《ヤミー☆サプライズ》+【ヤミー】フィールド魔法

一般的に上記の盤面を基準として形成を行います。
何故上記の盤面となっているのか?
それは《ヤミー★スナッチー》に対する捲り札を受けた場合、リカバリーを行いたいと考える為に上記の盤面を形成しています。
例えばですが、《冥王結界波》を上記の盤面に対して受けた場合、効果の解決後に《ヤミー☆サプライズ》を発動して2体目の《ヤミー★スナッチー》を特殊召喚する事で、再度妨害の形成を行う事が出来ます。しかしながら、システムモンスターとなる《ヤミー★スナッチー》が制限カードとなってしまった場合、効果無効を受けた場合には現状のメインギミックのみではケアする事が出来ず、《禁じられた一滴》のようなカードを利用して墓地へ送った後、再度蘇生を試みないと【ヤミー】におけるシステムモンスター供給が途切れてしまい、盤面が非常に弱体化してしまいます。
上記理由により、捲り札に対する耐性性能が制限と準制限では大きく異なる為、《ヤミー★スナッチー》制限による影響は非常に大きいものだと考えています。
ちなみに余談ですが、一応《アシスト★ヤミー》を採用して利用する事で、ギミック内で効果無効となった《ヤミー★スナッチー》を墓地へ送り、その後に蘇生すれば再度妨害を持続可能となります。

【 永続罠 】
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分・相手のスタンバイフェイズに1度、発動できる。
自分は100LP回復し、相手は100LPを払う。
②:自分・相手のメインフェイズ及び相手バトルフェイズに、このカードを含む自分フィールドの表側表示の「ヤミー」カード2枚を墓地へ送って発動できる。
自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を手札に戻す。
③:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「アシスト★ヤミー!」以外の「ヤミー」カード1枚を墓地へ送る。
シンクロモンスターの効果によって特殊召喚された《マシュマオ☆ヤミー》の②効果によってデッキから設置できるカードですので、現状の環境では採用はほぼ見られないカードではありますが、日の目を浴びる時も近いかもしれません。

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / 獣族 / 攻800 / 守600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または獣族・光属性モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分の墓地から「ヤミー」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
Sモンスターの効果で特殊召喚した場合、代わりに自分のデッキ・除外状態の「ヤミー」フィールド魔法カードか「ヤミー」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く事ができる。
続いての制限予想カードは、《儀式の下準備》となります。

【 通常魔法 】
「儀式の下準備」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。
主に【巳剣】デッキにおいて採用が行われており、《巳剣之神鏡》と【巳剣】儀式モンスターのサーチを行える事から、デッキの安定感を増しつつ《天羽々斬之巳剣》にアクセス出来るカードとして採用が行われていました。
手札誘発の受けも上々と言え、このカードに対して《灰流うらら》や《屋敷わらし》を発動させる事で、【巳剣】儀式モンスターがリリースされた際のサーチ効果の通りが良くなる点。また、デッキの安定感自体は他のカードでも補う事は出来ますが、相手から受ける手札誘発の受けが良い点が加味される事で、今期は《儀式の下準備》の評価が大きかったと言えるでしょう。
《儀式の下準備》が規制された場合でも、他のギミックによって安定感等を補う事は出来ますが、若干手札誘発の受けの良さは異なる事もあるかと思います。ただ仮にこの位の規制内容であれば、以前として来期も強そうなデッキである事は間違いないと思われます。
新”準制限”カード予想
続いては新たに”準制限”指定されるカードの予想です。

【 効果モンスター 】
星 5 / 水 / 魔法使い族 / 攻1300 / 守2500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、このカードを手札から捨てて発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、ドラゴン族・魔法使い族の融合モンスター1体を融合召喚する。
②:このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
規制予想カードは《星辰砲手ファイメナ》となります。
【ドラゴンテイル】における核になるカードと言え、最近マスターデュエルでも実装が行われた為、そちらで強さに驚いているプレイヤーも多いかと思われます。
このカードの強さは皆さんご存知の通り、相手ターンに手札誘発として融合を行い《星辰爪竜アルザリオン》の着地と妨害が行われる点と言えるでしょう。

【 融合モンスター 】
星 8 / 地 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500
「ドラゴンテイル」モンスター+手札のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚した場合、その融合素材とした手札のモンスターの数まで、自分・相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
②:このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
これによって、《星辰爪竜アルザリオン》自体の妨害に加え、手札から融合素材に入った【ドラゴンテイル】モンスターの妨害。更に《星辰爪竜アルザリオン》自体が自分の墓地からモンスターを回収できる事による手札誘発の使いまわし等も強力と言えるでしょう。
特に《星辰砲手ファイメナ》はドロー系手札誘発との相性が良好と言え、ドロー系誘発を通しながら《星辰砲手ファイメナ》を引いている場合には、高い確率で勝利を狙える状況を生み出しています。
ドロー系誘発を受け効果が通ってしまった場合、多くは1枚~3枚程度のドローを許容しながら数妨害程度の盤面を用意し、浅く止まる事が現代の環境では多いと思われます。数妨害の盤面妨害+元々引いている手札誘発や先行札等を併用しながら、後攻側の攻め手を凌ぎきれるかというゲーム性になるのが大半ではありますが、これに対し《星辰砲手ファイメナ》が起動した場合、その妨害自体が簡単に瓦解すると同時に、【ドラゴンテイル】共通効果によって後続となる《羅睺星辰》や《計都星辰》が用意されてゲームが決してしまいます。
上記状況によってゲームエンドを迎えてしまう事が《星辰砲手ファイメナ》の強力な点であると同時に、ドロー誘発によって自身の引き込みもしやすくなっているのが、【ドラゴンテイル】のドロー系誘発が強いポイントだと言えます。これを抑える為、《星辰砲手ファイメナ》自体の枚数に規制が入るのではないかと予想を行いました。
また、《星辰砲手ファイメナ》が相手のターンだけでなく、自分のターンにおける手札誘発に対して耐性を持ち合わせている事も要因の1つです。
例えば、《星辰槍手ルキアス》のような初動に対して《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》等の手札誘発を発動された場合、チェーンして《星辰砲手ファイメナ》を発動する事で回避する事が出来る他、《星辰竜ムルル》等の融合効果にチェーンして《増殖するG》や《マルチャミー・フワロス》の発動を行った場合でも、チェーン3にて《星辰砲手ファイメナ》による融合を行う事で、チェーン1で発動した《星辰竜ムルル》の融合効果を不発にし、相手のドロー誘発を回避すると言った手段を取る事も出来ます。
このように、《星辰砲手ファイメナ》を引いている場合には先手後手どちらでも強力な動きが出来るようになっている事も含め、規制に足るカードになると考えられます。
”規制緩和”カード予想
最後に、現在規制されている状態から緩和されるであろうカードの予想を行い、今回の記事を締めくくりたいと思います。
まず1枚目は《EMERGENCY!》となります。

(準制限カード) 【 速攻魔法 】
このカード名はルール上「R-ACE」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
① : デッキから「R-ACE」 モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
その後、自分の手札・フィールドから「R-ACE」モンスター1体をリリースする。
②: 自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「R-ACE」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
【R-ACE】デッキの核となるカードと言え、新弾”BURST PROTOCOL”において《R-ACEアビトレイター》や《R-ACEクイック・アタッカー》等で強化されたのも記憶に新しいテーマです。
ギミックで構える盤面の強度等、《R-ACEアビトレイター》によって受けた恩恵も大きいと思いますが、やはりどうしても現環境のトップ層のテーマと比べた際、パワー感が見劣りしてしまいます。【デモンスミス】からのギミックアクセスだと、どうしても手札誘発の受けが悪い等の問題も依然として存在しています。そういった部分から、規制緩和して貰えれば手札誘発に対する耐性も上がる為、このデッキの使い手としては緩和を望むカードであるでしょう。
現環境のパワー感等を考えた場合、《EMERGENCY!》の規制緩和でいきなり環境に復権するという事は難しいでしょうが、環境に与える影響も少ない為、規制緩和しても問題無いカードだと思われます。
2枚目は、《ピュアリィ・スリーピィメモリー》となります。

(準制限カード) 【 速攻魔法 】
①:このターン、自分が受ける戦闘・効果ダメージは1度だけ0になる。
さらに、以下の効果を適用できる。
●自分の手札を1枚選んで捨て、デッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードを素材として持っている「ピュアリィ」Xモンスターは以下の効果を得る。
●相手スタンバイフェイズに発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
昔は【R-ACE】と共に環境トップであった【ピュアリィ】ですが、やはりデッキ自体が今の環境パワーに対して見劣りしてしまう部分が存在します。その為、先程と同じく規制緩和に足るカードとして想定いたしました。
環境前線での活躍は難しいとは思いますが、《ピュアリィ・スリーピィメモリー》を素材とした【ピュアリィ】エクシーズモンスター+《ピュアリィープ!?》による《エクスピュアリィ・ノアール》の大量ドローを見込める盤面形成を目指せば、盤面強度的には勝機を見いだせる可能性もあるかと思います。
私自身も含め【ピュアリィ】はファンも多いテーマですので、また大会で使いたいと望むプレイヤーも多いと思われます。
最後の規制緩和予想カードは、《斬機サーキュラー》となります。

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1500 / 守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「斬機サーキュラー」以外の「斬機」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター1体でしか攻撃できない。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「斬機」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
【R-ACE】【ピュアリィ】と共に、2023年の大会環境で活躍したカードです。
登場して大会にて活躍していた時期こそ、1枚から《無限泡影》のような無効系手札誘発を貫通して展開出来る非常に強力なカードという認識がありましたが、現在では同等のスペックを持つ《ドドドドウォリアー》等のカードも存在するため、規制緩和しても問題無いと思われます。
先程のテーマ達と同様、規制緩和された場合には昔を懐かしんで復帰を考えるプレイヤーも存在すると思われますので、是非とも過去活躍したテーマの緩和を望みたい所です。
まとめ
いかがでしたでしょうか…!
迫りくるリミットレギュレーション改訂、プレイヤーにとっては自分のデッキが規制される恐怖も存在しますが、リペア案を捻出したり、緩和等によって新たなデッキを作り楽しむチャンスでもあると思われます。
私自身、来期の環境も今から楽しみですので、リミットレギュレーション改訂発表日を待ち遠しく感じています!
最後に告知となりますが、著者は東京や北関東を中心に”つりおCS”という大会を開催しています。
新年は
・1/3(土)つりおCS桐生-個人戦
・1/4(日)つりおCS宇都宮-個人戦
・1/7(水)つりおCS東京-個人戦
上記日程にて開催を行いますので、是非とも遊びにきて頂けましたら嬉しいです!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
また次回の記事も是非読んで頂けたら嬉しいです!!
それでは!
最後に「解除読み!買っとけカード3選!」
ここからはカーナベル遊戯王担当による禁止解除による高騰予想をしたいと思います!
禁止カードは解除によって今の数倍の値段がつくこともよくあります。
今のうちに禁止カードをかき集めて衝撃に備えましょう…!

マジであるぞ
なんとマスターデュエルでは使用可能なこのカード。1月パックで捕食植物の新規が出るのも激アツ!どんな融合テーマでも使える今回解除予想の目玉カード!
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