目次
はじめに
お久しぶりです。gattyaと申します。
今回は4月25日に発売された『CHAOS ORIGINS』に収録されたカードを採用した『閃刀姫』について書いていこうと思います。
『閃刀姫』のテーマとしての強化はありませんでしたが、閃刀姫らしい(?)新規の追加があったので、カード考察をしながらデッキ紹介もしていきます。
【CHAOS ORIGINS収録】新カード《怠慢な壺》の評価
《怠慢な壺》のカード詳細と強み

【 通常魔法 】
①:相手フィールドのカードの数だけ自分はドローする。2枚以上ドローした場合、さらにその数-1枚だけ、自分の手札を選んで好きな順番でデッキの下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「怠慢な壺」を発動できない。
『CHAOS ORIGINS』発売前の公式放送で紹介された最後の新規カードの1枚だったこの《怠慢な壺》ですが、価格など色々と話題になりましたね。
改めて効果を見てみますが、発動するためには相手のフィールドに最低1枚はカードを要求するカードになります。そのため、例外(相手のフィールドにカードを送り付ける、相手側の0ターン目展開など)はありますが「先攻1ターン目では使えない」カードになります。ここがこのカードの評価の一番難しい点になっているのだと思います。
効果自体はとても強力で「相手のフィールドのカードの枚数分引いたのち、2枚以上引いた場合は引いたカード-1枚デッキに戻す」というもの。後攻時なら大抵は2~3枚は引くことが出来、最終的な手札の枚数は変わらないものの「手札の質」を大きく上げてくれるカードです。特に手数の多いデッキにおいては手札の枚数=手数に変えることが出来うるカードで、後攻の捲りの前準備としてこれ以上にないカードであることは間違いないです。
『閃刀姫』デッキとの相性について
『閃刀姫』とは抜群のシナジーのあるカードであり、魔法カードであることから各種閃刀魔法の追加効果条件を満たす準備にもなりますし、最大のアドバンテージ源となる《閃刀起動-エンゲージ》や汎用の捲り札である《禁じられた一滴》や《超融合》を引き込みにいけるのでとても強く使えます。

【 通常魔法 】
①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、自分はデッキから1枚ドローできる。

【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。

【 速攻魔法 】
手札を1枚捨てる。自分または相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
そのため、後攻捲りカードが強い環境ならば「後攻用の1:1交換となる手札誘発よりも優先して採用する場合のある1枚」になる可能性があると考えています。《増殖するG》やマルチャミーシリーズとの併用ももちろん有用で、増えた手札を更に整えることが出来ます。
サイドデッキへの採用方針と後攻プラン
では、具体的にどう採用していくかについて考えていきましょう。
カードの性質上、後攻時に持ちたいカードなのでサイドデッキでの採用が望ましいと考えられます。
次に何枚採用するかについてですが、このカードは他の後攻用カードのプラスワンのような位置付けのカード(《金満で謙虚な壺》に近い)カードであると考えられます。
この点がサイドプランの方針によって《怠慢な壺》の採用不採用を決める決め手になります。
現代遊戯王の後攻時のサイドプランは大きく2パターンあり、
①手札誘発で先攻プレイヤーの動きを止めることで後攻時の捲りをしやすくする【採用カード例】《灰流うらら 》、《原始生命態ニビル》、《無限泡影 》など
②全体除去のような強力な捲り札で先攻プレイヤーの作った盤面を崩し、捲っていく【採用カード例】《サンダーボルト》、《ハーピィの羽根帚》、《冥王結界波》など
上記の2パターンのどちらとも併用されるのが《増殖するG》を始めとする相手の行動に反応してドローする効果を持つ手札誘発ですね。
《怠慢な壺》は①のパターンで採用される手札誘発ではないので、②のパターンで採用されるカード群と相性が良いです。よって、サイドプランが②に寄っているサイドデッキのカードとしての採用が望ましいと言えますね。まずは引きたいカードを優先して採用するとなると1~2枚くらいの採用が多くなると思います。
《怠慢な壺》採用!最新『閃刀姫』デッキレシピ
では、実際に《怠慢な壺》をサイドデッキに採用した最新の『閃刀姫』を紹介していきます。
「絢嵐」ギミック採用型の展開例とサイドチェンジ案
メインデッキは前回の記事で紹介した《超融合》を採用した構築に《絢嵐たる見神》以外にも『絢嵐 』カードを追加した構築にしています。
『絢嵐 』ギミックは魔法肥やし以外にも初動として機能してくれるため、先攻時のバリューが高いです。参考までに1つだけ展開例を記載します。
《絢嵐たる献詠》1枚からの展開例です。
- 1 《絢嵐たる献詠》を発動し《絢嵐たるエルダム》を手札に加える
- 2 《絢嵐たるエルダム》を自身の効果で手札から特殊召喚し、特殊召喚時の効果で《絢嵐たるスエン》を手札に加える
- 3 《絢嵐たるスエン》を自身の効果で手札から特殊召喚し、特殊召喚時の効果で《絢嵐たる見神》を手札に加える
- 4 フィールドの2体のモンスターを素材にし、《閃刀姫-カメリア》をリンク召喚する
- 5 《閃刀姫-カメリア》の効果を発動し、デッキから《閃刀起動-エンゲージ》を墓地に送る
- 6 《閃刀姫-カメリア》を素材に《閃刀姫-カガリ》をリンク召喚し、特殊召喚時効果で墓地の《閃刀起動-エンゲージ》を手札に加える
- 7 《絢嵐たる見神》を発動し、デッキから《サイクロン》を手札に加える(手札に他の速攻魔法がある場合はドローする効果を選んでも可)
- 8 《閃刀起動-エンゲージ》を発動し、それにチェーンして《サイクロン》を《閃刀起動-エンゲージ》対象に発動する。チェーン処理で《閃刀起動-エンゲージ》が破壊されるため、墓地に魔法カードが3枚ある状態で《閃刀起動-エンゲージ》の効果処理に入れるため、デッキから《閃刀姫-レイ》を手札に加えて1枚ドローする。
- 9 《閃刀姫-レイ》を通常召喚、《閃刀姫-カガリ》と素材に《閃刀姫=ゼロ》をリンク召喚し、特殊召喚時効果でデッキから2枚目の《閃刀起動-エンゲージ》を手札に加える。
- 10 《閃刀起動-エンゲージ》を発動し、デッキから《閃刀亜式-レムニスゲート》を手札に加え、1枚ドローする

このように、1枚からかなり動くことができます。《絢嵐たるエルダム》や《絢嵐たるスエン》からでも似たような展開ができるので試してみてください。
では、本筋のサイドデッキについてです。今回はサイドチェンジが難しいと感じる方向けに全体的にデッキを作成してみました。
恐らくサイドチェンジする際に「どのカードを入れるか」よりも「どのカードを抜くか」の方が悩んでいる方が多いと思います。なので、サイドチェンジ例も載せておきます。
【先攻時】
out 《禁じられた一滴》2枚 《増殖するG》1枚 《超融合》1枚
in 《神の密告》3枚 《次元障壁》1枚
【後攻時】
out 《絢嵐たるエルダム》1枚 《絢嵐たるスエン》1枚 《絢嵐たる献詠》3枚 《閃刀亜式-レムニスゲート》1枚 《サイクロン》1枚 《成金ゴブリン》1枚 《墓穴の指名者》1枚 《禁じられた聖冠》2枚
in 《マルチャミー・フワロス》3枚 《粘糸壊獣クモグス》1枚 《ダイナレスラー・パンクラトプス》2枚 《怠慢な壺》2枚 《ハーピィの羽根帚》1枚 《大嵐》1枚 《ライトニングストーム》1枚
上記はあくまでもサイドチェンジ例ですが、 サイドデッキ15枚の先攻用カード4枚と後攻用11枚を全て入れ替えられるように構築してます。後攻時には特殊召喚効果を活かしにくい『絢嵐 』ギミックを《絢嵐たる見神》以外全てサイドカードを入れる枠に変えることで大きくスペースを確保しています。
《怠慢な壺》を採用することで手札を整えることが出来るので、1枚採用のサイドカードも引き込みやすくなっています!
対戦相手のデッキに合わせて入れ替えるカードを変える必要はあると思いますが、参考にしてみてください!
まとめ
今回は《怠慢な壺》の話を中心にサイドデッキやサイドチェンジについて話を広げて解説してみました!
賛否両論のカードではありますが、サイドプランによっては採用候補の上位に入るカードで間違いないので、持っておいて損はないカードだと思います。
『閃刀姫』以外に、『天盃龍』や『サイバードラゴン』のような後攻を取りたいデッキの採用カードの選択肢にも入ると思うので、YCSJやランキングデュエルのシングル戦のような大会では通常のマッチ戦以上に活躍の幅は大きいと思います!
『CHAOS ORIGINS』には他にも強力なカード(テーマ)が収録されており、大会シーンも目まぐるしく変化しています。構築の幅もまた一段と広がったので、新環境楽しんでいきましょう!
それでは、また!











