目次
はじめに
みなさんこんにちは!おみと申します!
前回までの記事を読んで下さった皆さま、いいね!を下さった皆さま!コメントを下さった皆さま!本当にありがとうございます!
為になるような記事は皆無ですが、 自粛期間中の皆さまの暇つぶしの一助となれればうれしいです!
(【あつまれ!メルフィーの森】:爆売れゲームモチーフのデッキ紹介です)
(【ダンセルショウカン、ナニカアリマスカ】:一人でソリティアできるもん!)
(【遊戯王、えっちなモンスター多すぎ問題】:多くは語りません)
さて今回は筆者が社畜になる前の大学生時代に行ったデュエルで一番記憶に残っている
「初期儀式杯」
こちらの思い出と共に初期儀式カードのよさを皆さまにお伝えしていければと思います。
初期儀式杯の思い出
初期儀式杯に至るまで
そもそも「初期儀式杯」とはなんなのか。ことの発端は筆者が好きなカードである《スカルライダー》のデッキを組んで使っていた所から始まります。
筆者が遊戯王OCGを遊んでいたのはいわゆる身内のエンジョイ環境、好きなカードを使ったデッキや面白いデッキを組んでみんなでワイワイするような場所でした。
そこでは大真面目に《ゲート・ガーディアン》と《絶望神アンチホープ》が殴り合う様なデュエルや《サイバー・オーガ》が《干ばつの結界像》のロックを潜り抜け相手をなぎ倒す様なデュエルが日夜繰り広げられていました。
一時期EMEmに全てが滅ぼされた記憶もありますがそれは忘れました。
そこの中のデッキの一つに過ぎなかった《スカルライダー》デッキ、このデッキを使っていた時に友人であるA君がこう言いました。
「《ハングリーバーガー》のデッキ組んできたからデュエルしようぜ!」
筆者は感動を覚えました。自分以外にも初期儀式モンスターを使う人が周りにいるんだと。
そして重ねて思いました。もし大勢の人間が初期儀式モンスターでデッキを組んできてみんなでデュエル出来たらさぞかし面白いだろうな…と
そうして筆者は《ハングリーバーガー》使いの友人と共に活動を開始しました。
ある時はカードの受け渡し時に初期儀式モンスターを混入させ…
またある時は「初期儀式…イイよネ…」とうわごとのように耳元で囁き続けたり…
そうしているうちに一人、また一人と初期儀式モンスターを使おうとする人が出てきました。
まるでチーム5D'sのメンバーが揃っていった時の様に…
そう。筆者の夢は素晴らしい友人達によって叶えられたのです。
結果として総勢10人、初期儀式モンスター達に導かれた人間が集まりました。
皆一様に口にしていたのは「初期儀式モンスターをサポートするカードを集めるのにかかる金で初期儀式モンスターがどれだけ買えるんだ…」という言葉です。
中にはこの大会の為に今まで高い高い!と言って買い渋っていた《水晶機巧-ハリファイバー》を購入して臨む ”狂人”(くるいびと)もいました。
また、近場のカードショップで目当ての初期儀式モンスターが見つからず「自らで掘り当てる」という言葉を残して遠方のカードショップのストレージまで遠征へ赴いた友人もいました。
力を求めるのには対価が必要なことがよくわかりますね。
さて、 役者が出揃ったからには開会宣言を高らかにしなければいけません。
…遊戯王OCGカードとして生まれたからには、誰でも一生のうち一度は夢見る「地上最強のカード」
「初期儀式」とは「地上最強のカード」を目指すモンスターのことであるッ!
全選手入場!!
初期儀式杯参戦カード紹介
腹筋殺しは生きていた!!更なる研鑽を積み凶器の食べ物が甦った!!!
食神!!《ハングリーバーガー》だァーーーーーッ!!!
唯一無二の昆虫族儀式モンスターの槍捌きが今ベールを脱ぐ!!
深き森から!《ジャベリンビートル》だァッ!!!
ストレージで磨いたその爪と牙!!!
初期儀式界のデンジャラス・ライオン、《スーパー・ウォー・ライオン》だァッ!!!
家具の仕事はどーしたッ!闘士の炎未だ消えずッ!!
映すも壊すも思いのまま!!《デビルズ・ミラー》だァッ!!!
ルールを守る決闘がしたいからガーディアン(守護者)になったのだ!!
プロの決闘を見せてやる!!《ローガーディアン》ッ!!!
実践だったらこのモンスターを外せない!!超B級初期儀式
《クラブ・タートル》だァッ!!!
デカァァァァァいッ説明不要!!攻撃力2350!!!守備力2150!!!
《要塞クジラ》だァーーーーーーッ!!!
めい土の土産に謎効果とはよく言ったもの!!属性を司る奥義が今実践でバクハツする!!!
KAWAII流精霊術、《精霊術師 ドリアード》先生だァーーーーーッ!!!
舞踊闘法はこのモンスターが完成させた!!
初期儀式戦士族の切り札!!《ダンシング・ソルジャー》だッ!!!
タイマンなら絶対勝てん!!伝説の爆走王のケンカ見せたる!!
特攻隊長、《スカルライダー》だァーーーーーッ!!!
こうして総勢10体、総効果テキスト数557文字にも及ぶ熱戦の火ぶたが切って落とされたのです。
ちなみに《カオス・ソルジャー》についてはアホみたいな打点と専用サポートカードがある時点でぶっ壊れモンスターという意見で満場一致の永久欠番となりました。 仕方ないですね。
初期儀式杯のゆくえ
各人がCS当日まで各々の最新の構築を秘匿していたこともあり大会当日は非常にエキサイティングな試合展開となりました。
筆者の覚えている限りでの当時の大会の様子は以下の様なものでした。
《ダンシング・ソルジャー》は《孤毒の剣》を携えながらフィールドを舞い踊り、「このデッキは誘発をサーチ出来るんだよなぁ!!」と叫びながら嬉々として《踊りによる誘発》を手札に加える強者の風格を漂わせ…
《デビルズ・ミラー》は彼岸ムーブから「鏡とは己を映し出すもの…」と唱えながら《邪神アバター》を召喚しつつ、虎視眈々とリリース素材に使った《デビルゾア》のメタル化を目論み…
《スーパー・ウォー・ライオン》はその身に宿す力を《野生開放》で解き放つだけには飽き足らず、《ツイン・トライアングル・ドラゴン》の力で甦り《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》へをその身を昇華させ…
《ジャベリンビートル》は《クワガー・ヘラクレス》といった昆虫軍団と共に《火器付機甲鎧》をその身に纏わせながら相手モンスター達を蹂躙し…
《ハングリーバーガー》はその勇ましい口に《最強の盾》を咥えながら2体でダブルチーズバーガーネットワークを構築し…
《ローガーディアン》は法の守り手として《E・HERO ネオス》と共にプレイヤーの不正を見守り…
《クラブ・タートル》は《超古深海王シーラカンス》により呼び出された眷属を贄としその姿を海上へと顕現させ…
《精霊術師 ドリアード》は《風林火山》によりその身に宿す属性の力を禁止カードの能力へと変え相手を震撼させ…
《要塞クジラ》は何故か魔弾と手を組み雨あられのように《魔弾-デスペラード》を撃ちこんだせいで「クジラ、いらなくね?」と大会の根幹を揺るがし…
そして我が《スカルライダー》は《威圧する魔眼》をもって相手モンスターを平伏させ《M・HERO 闇鬼》へと変身して相手のライフを刈り取ったのです。
2日に及ぶ激しい戦いの結果、第一回初期儀式杯にて頂点の座へとたどり着いたのはどのモンスターか…
それはいつかまた機会があれば皆様にお伝えしたいと思います。
初期儀式杯を通して思った事
童心にかえった気持ちでワイワイ楽しくみんなでデュエル出来た記憶が強く残っています。昔持っていたけど使いこなせなかったあのカードを使いたい…!と言う気持ちはみんな持っているんだなぁと思った事を覚えています。
また、ネット上にろくに構築も上がっていないカードも多いので一から組み上げたデッキばかりで、このムーブを見せつけたい!相手のしてくるムーブを見たい!といわゆるプロレス的なデュエルになりますが、それもまた一興です。
各エースモンスターもステータスの幅はあるにしろ実質バニラモンスターである為いかにしてそのモンスターを活かすか。ロマンを取るかガチを取るかといった各人のデッキビルドへの考えが見え隠れしてくる点もはっきりして面白いですね。
つまりこの記事で何を伝えたいかと言うと
初期儀式最高だからみんなも使おうぜ!!!!
初期儀式次元はまだまだ人の踏み入っていない前人未到の荒野、そこに新たな構築の金字塔を打ち立てるのはこの記事を読んで少しでも興味を持ったそこのあなたです!!
さぁあなたも初期儀式モンスターをその手にとってみませんか?
遠慮はいりませんよ?さぁ…この《チャクラ》をカートに入れて…
逃しませんよ????
おわりに
日本にはこんな言葉があります。
「温故知新」
第11期の遊戯王OCGの始まりが訪れましたが、一度過去を振り返ってみるのもいいんじゃないでしょうか。きっと現代遊戯王とは一味違ったエキサイティングがデュエルが出来るかもしれませんよ。
身内デュエル環境がマンネリ化してきたなぁと思う方々はこのように昔のカードを使ったデッキを組んでみてみんなでやいのやいの言いながら謎カードの謎の活躍に盛り上がるのもいいかもしれませんね。
それでは新型コロナウィルスの早期収束とその脅威が去った暁には日本国民一億総初期儀式次元の人間になっている事を祈願して締めの言葉とさせて頂きます。
それではまた別の記事でお会いしましょう!
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました!