目次
はじめに
昨今のコロナウイルスの影響で、急激に広まっているリモートデュエマ。しかし、この動きが活発になる前からデュエマのオンライン対戦に取り組んでいた界隈があることを皆様はご存知でしょうか?
それは、いわゆる動画配信界隈です。「配信者と視聴者が対戦し、その様子を配信する」という形式の動画が広まっていたこともあり、かなり早い段階でビデオ通話による対戦のノウハウが蓄積されていました。
そんな中降って湧いたリモートデュエマブーム。今まで培ったオンライン対戦の経験を活かすかのごとく、配信者によるオンラインでの草の根大会が多数開かれることになるのは自然な流れだと言えるでしょう。
今回はその中でもトップクラスとなる数十人単位の規模を持つ大規模トーナメント「Vduelトーナメント」を開催されているらふぁにぃ氏にお話を伺うことができました。
Vduelトーナメントとは?
4/11より配信者であるらふぁにぃ氏の主催で開催されている、discordを利用したオンライントーナメントです。ほぼ週1回のペースで開催されており、最大64人参加というちょっとしたCS並みの規模で行われています。
現段階での特徴的なポイントとしましては、「メインデッキ40枚のみ使用可能」というルール(通称:「オリジン」)が採用されているというものがあります。これにより、環境デッキ一辺倒にならないリアルプレイとはまた別のメタゲームが生まれています。
大会のうち一部のデュエルは動画配信が行われ、参加・非参加問わず実況付きでのバトルを眺めることが可能です。大会終了後にはアーカイブ動画が公開され、大会の興奮を追体験できます。
詳しい参加方法や大会内容については、らふぁにぃ氏のtwitter(@sinkia_rafa)やyoutubeチャンネル「らふぁにぃのおしゃべり営業所」をご確認ください。
主催者インタビュー:らふぁにぃ氏
1:自己紹介をお願いします
まいど!はじめまして。VDuel配信者のらふぁにぃと申します。リジェアカウント(@rij_account)様の専属デッキビルダーをさせていただいており、主に2年前ほどから通話対戦の凸待ち配信をしております。
VDuelとは『Virtual Duel(バーチャルデュエル)』の略で、通話対戦のことを勝手ながらそう呼んでおります。好きなカードは《陽炎の守護者ブルー・メルキス》好きなデッキは【オボロティガウォック】等といったコントロールデッキを好んでおり、主にデッキビルダーとして作るデッキは環境デッキではなくコンボデッキが多いです。
2:リモートデュエマ(VDuel)の大会ですが、始めようとされたきっかけはなんですか?
CSのような大会に出場したことがなかった点とリスナーの方々と交流を深めるためにコミュニティ内でCSのような大会を開きたいなと思ったのがきっかけでした。
3:大会を開いてみて、良かった点や想定外だった点などありますか?
まず良かった点を上げると、通常の凸待ち対戦と違って緊張感や興奮を色んな方と自宅で楽しめる点がとてもよかったと思います。
想定外だった点については、人数が多くなるにつれて自分が対戦を楽しむことだけではなく、参加者全員に楽しんでもらうことがいかに難しいかという点でした。
4:リアルデュエマと違う、VDuelの魅力はなんですか?
デュエマをやりたくても職業柄中々カードショップに出向いたり友人との対戦ができないため、携帯一つあれば『いつでも』『どこでも』『誰とでも』対戦ができる点が非常に魅力的でした。実際に対戦配信では海外のプレイヤーとも対戦することができました。これはVDuelならではの魅力だと思います。
5:今回はオリジンルール(メインデッキ以外のカード使用不可)ということですが、そうした理由や他に検討したルールなどありますか?
実はオリジンルールについては私が考えたものではありません。じっくりデュエマ同好会(@DMsuzuran)さんとコンバイン(@conbain1221)さんとお話しているときに『GRがないデュエマやってみたいなぁ・・・』『もういっそのことメインデッキのみにしてみたいな(笑)』と偶然出た話を恐縮ながら大会を開いていた私がまとめさせてもらったというのがオリジンルールができたきっかけになります。
オリジンという名前は大切な友人に相談したときに、デュエルマスターズの【原点:origin】を楽しむルールからきております。他にも実際に試したルールは遊戯王でもある【サイドデッキあり】のルール、検討したルールは種族統一デッキや色指定デッキ等様々なルールを検討しておりました。いずれは試したいルールです。
6:VDuelを今から始める方にメッセージをお願いします
通話対戦を始めるには一見難しそうなイメージを持たれるかと思います。でも携帯一つで対戦ができるやり方をご存知でしょうか。こんな時だからこそデュエマを楽しむ一つの方法として試してみませんか?全国様々な方とデュエマができるチャンスでもあります。
また、これから色んなイベントも出てくると思いますので『やり方が分からない』『誰かとテストしてみたい』そんな時はいつでもお呼び下さい。お手伝いさせていただきます。デュエマをみんなと一緒に楽しみませんか?
7:次回の大会について予定はありますか?
現時点では毎週土曜日に大会を行っております。又、ゴールデンウィークにもオリジンルールだけでなく違うルールでの大会やデュエプレの大会も検討しております。是非皆さんと一緒に大会を通して楽しむことができればと思います。
8:最後に読者に一言!
まず最初に私の記事を読んでいただいて本当にありがとうございます。文章力がないもので皆様にお伝えできているか不安ではありますが、少しでもリモートデュエマの良さが伝われば嬉しい限りです。『いつでも』『どこでも』『だれとでも』デュエマしようぜ!おおきに!
おわりに
というわけで、「Vduelトーナメント」主催者のらふぁにぃ氏のインタビュー記事でした。
リモートデュエマを推進するのは公式や大手ショップだけでなく、こういったプレイヤー側からの取り組みもあるということを考えさせられました。
「Vduelトーナメント」はこの先も定期的に開催されるとのことですので、ぜひ内容を確認のうえご参加ください!
最後に、快くインタビューに応じてくださったらふぁにぃ氏に心からの感謝を!