こんにちは。どうしても《撃速ザ・グナム》が強いと思えない「はるたす」です。今回は7月からの殿堂ルールで《ガヨウ神》が使えなくなるジョラゴンジョーカーズを対戦動画、対面したときの知識をもとに(笑)リペアを作っていこうと思います。
目次
《ヘルコプ太》は使えるのか
殿堂発表のあとから同じジョーカーズの5コストドローソースとして《ヘルコプ太》が採用できないかとささやかれていました。早速この2枚を比較してみましょう。
《ヘルコプ太》
【クリーチャー】
文明 ゼロ/コスト 5/種族 ジョーカーズ/パワー 1000
■ このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のジョーカーズ1体につき、カードを1枚引いてもよい。
出典:デュエルマスターズ
《ガヨウ神》
【クリーチャー】
文明 ゼロ/コスト 5/種族 ジョーカーズ/スペシャルズ/パワー 4000
■ このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、カードを2枚引く。その後、ジョーカーズを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
出典:デュエルマスターズ
《ヘルコプ太》の優位点は何といっても展開すればするほどいくらでもドローできる所でしょう。また細かいところだと手札を捨てないため、《偽りの王ヴィルヘルム》のような効果を使わせないとかでしょう。ただこの手札を捨てる効果で『ジョラゴンビッグ1』を起動していたためむしろ最大の欠点と言えるでしょう。《ガヨウ神》のメリットとしては今あげた登場時に手札を捨てられる効果が1つ。安定して事実上の3ドローしているところがもう一つです。一応パワーが高いのもありがたいですね。こうして比べてみるとヘルコプ太がドローで勝つにはまず盤面に3体のジョーカーズが必要です。それでも手札を捨てながらドロー出来ていたことを考えると《ヘルコプ太》で代用するのは現実的ではないでしょう。ジョーカーズ自体ドロソが豊富なわけではないため他のクリーチャーで神の代わりをするのはおこがましいという神のお告げなのでしょうか。唯一神の誕生である。
代わりになるのは・・・
上の簡単な考察から《ゼロの裏技ニヤリーゲット》でもない限り手札を集めて一気に吐き出す従来のプランを取るのは厳しいでしょう。じゃあどこに蓄えるかと言ったら残っているのはGRゾーンとマナゾーンでしょう。一時期緑ジョーカーズが環境の最前線に居たこともあるのでもともとのスペックとしては問題ないでしょう。あれにも《ガヨウ神》入ってた気がするけど。緑ジョーカーズにはマナをリソースにかえる優秀なクリーチャーが2体いるのでこのプランで考えていきます。まず1枚目。
《ソーナンデス》
【クリーチャー】
文明 自然/種族 ジョーカーズ/コスト 6/パワー 7000
■マッハファイター
■Jチェンジ8
■Wブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたらクリーチャーを1体自分のマナゾーンから手札に戻す。
出典:デュエルマスターズ
公開されたときからJチェンジ8だけでなく《ジョットガン・ジョラゴン》との相性のよさが注目されていました。特にチェンジしてだしてもちゃんと手札を捨てられるためシールドをブレイクせずに《ジョラゴンビッグ1》を起動できます。また、マナ回収のおかげで後続を確保できるため好相性です。単純に《ドンジャングルS7》などを出しても強いですし。
つぎはこっち
《バングリッドX7》
【クリーチャー】
文明 自然/種族 ジョーカーズ/コスト 4/パワー 4000
■マッハファイター
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札から1枚をマナゾーンにおく。
■自分のターン中クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計6枚以上あれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
出典:デュエルマスターズ
新弾で出てきた新たなマナに干渉できるジョーカーズ。《ソーナンデス》と違い自身をマナから召喚でき、1ターンに1度マナからクリーチャーを召喚できます。出た時の効果がないためこいつ自体は《ジョットガン・ジョラゴン 》の弾にはなりませんが4マナ時に出して除去+1ブースト、次ターンにマナから《ソーナンデス》のような動きが出来たりします。手札の《ジョットガン・ジョラゴン》も出てきますね。軽量化した《マクスカルゴ・トラップ》みたいな感覚かもしれません。これが増えてきたら「2ターン目メタクリーチャー安定」みたいな事は減ってきそうですね。
《バングリッドx7》は潤滑油みたいなものなのでソーナンデス軸の緑ジョーカーズについて考えていきます。
緑ジョラゴン
ジョラゴンから何捨てる?
さて、緑ジョラゴンジョーカーズ という事で方針は決まりましたが次にジョラゴンから捨てて強いカードが欲しいです。手札をキープしておくことは厳しいため、従来通りのマンハッタンスロットンを手札から吐き出すのは厳しいでしょう。ここで活きてくるのが《ソーナンデス》のマナ回収効果です。ただし、これも捨ててから回収なので1枚目に使うものはどうあがいても手札に必要ですけど。つまるところ、《ソーナンデス》→チェンジ《ジョットガンジョラゴン 》→1枚手札捨てる→マナ回収という動きになるわけです。例えば手札に《ソーナンデス》+《アイアン・マンハッタン》マナに《ジョットガンジョラゴン 》+《キングザスロットン》で、似たようなプランが取れています。ただ、《ジョットガンジョラゴン 》がシールドを攻撃できていないため、このコンボがどこまで強いか分かりません。なので使うカードを変えてみます。
1つ目は《名犬機ワンコピー》。
《名犬機ワンコピー》
【クリーチャー】
文明 自然/種族 ジョーカーズ/コスト 8/パワー 9000
■マッハファイター
■Wブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札から1枚目をタップしておく。そのあと、自分のコスト7以下のクリーチャーを1体選んでもよい。そうしたらそれと同じ名前のジョーカーズを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
《101匹コピット大冒険》
【呪文】
文明 自然/コスト 4
■s・トリガー
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から1枚をマナゾーンに1枚を山札の上に置き、残りを好きな順序で山札の1番下に置く。
出典:デュエルマスターズ
マナのジョラゴンを引っ張ってきて破壊力をあげられるカード。マッハファイターによってシールド割らずに展開できるため相性としてはかなりいいでしょう。さらに《ソーナンデス》効果で2体目の《ジョットガンジョラゴン》の弾をマナから確保できるのも有難いですね。スロットン連打で分からせましょう。
2つ目は《スターダム・スタージアム》。
《スターダム・スタージアム》
【クリーチャー】
文明 自然/種族 ジョーカーズ/ワンダフォーズ/コスト 8/パワー 14000
■Tブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を2回する。
■自分のGRクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
3面展開して2面除去する強力なカードです。ただ、《ジョットガンジョラゴン》から捨ててしまうと除去が出来ないため一工夫が必要です。そこで出てくるのが《ドンジャングルS7》です。上で書いたマンハッタンスロットンのような形で《ソーナンデス》→《ジョットガンジョラゴン》→《ドンジャングルS7》捨て→マナからさっきの《ソーナンデス》→《スターダム・スタージアム》という流れで4面除去、4面展開が出来ます。ここに《ゴッド・ガヨンダム》でも出てこようものなら感動もの。現状登場時効果で大量のGR召喚できるジョーカーズ クリーチャーはいなかった気がするのでスタージアム出した後に《ソーナンデス》効果で手札捨てて超つええええええ。が出来ないのは悲しいです。
見てわかる通り《ソーナンデス》があることで手札に2枚、マナに2枚のパーツでジョラゴンの力を引き出すことができます。緑ジョーカーズ はマナ加速が得意なため意外とパーツは揃いやすいのではないでしょうか。しかし、《ソーナンデス》を引かない、相手がクリーチャーを出さない。といった状況も考えられると思います。《名犬機ワンコピー》であればまぁいいのですが、《スターダム・スタージアム》の場合はコンセプト崩壊してしまいます。なので個人的にはワンコピースロットンのような動きが一番扱いやすいのかなと思います。《アイアン・マンハッタン》は上述した通り《ソーナンデス》との相性がイマイチなため、初めは入れなくていいかと思います。それでも欲しい場面が多ければ後から入れてみてください。
デッキの周辺パーツについて
まず、2コストを連れてくる《ジョジョジョジョーカーズ 》。実質1ブーストの《ヤッタレマン》は必要でしょう。ただこのデッキは2→4→6の動きを意識しため、2コストのブーストとして《タイクタイソンズ》ではなく、《フェアリーライフ》の方が相性が良さげです。《音奏プーンギ》が嫌な場合は、《霞妖精ジャスミン》でもいいでしょう。ただしジョーカーズ率が下がるため、《キングザスロットン》に重きを置くならおとなしく《タイクタイソンズ》やメイプル超もみ人》にしましょう。次に、4の動き。上でも紹介した《バングリッドx7》は勿論、攻撃せずにトップ固定+マナ加速でパーツを集められる《天体観測ん》もいいんじゃないでしょうか。単純にドロー効果がありがたい《オラオラジョーカーズ 》や《スターダム・スタージアム》と相性のいい《超GRチャージャー》なんかもいいかもしれません。
《ポクチンちん》と《洗脳センノー》では《BAKUOOONミッツァイル》などが止まる分《ポクチンちん》の方が、良さげです。デスザークや墓地ソースに対して強く出れるのもありがたいです。
サブフィニッシャーとして《超トッQダンガンオー》や《オラマッハザジョニー》あたりの採用は正直枠が厳しいかと思います。特にオラマッハは単体で盤面は取れてもフィニッシュに繋がりにくいため、もしいれるならならダンガンオー派です。
S・トリガーはまず、ジョラゴンから捨ててよし、盾から唱えてよしの《7777777》は間違いないでしょう。ただ相手の《ドンジャングルS7》のようなカードをジョラゴンビッグ1で除去できる《バイナラドア》にするか、《スターダム・スタージアム》との相性、緑枠の増加ができる《マンオブすてーる》にするかは悩みどころですね。悩んだら僕は中間を取っちゃうんですけどどっちがいいかは個人の好みの問題っぽいです。
デッキリスト
今回もちゃんと用意しました。
枚数配分はあまり自信ないのですが多分こんな感じ。1.2枚のカードが多いためもっと改良は必要そうですけど、コストのバランスはこんなとこだと思います。
不採用のカード
採用カードはおおよそ解説したのでこっちの解説を。
《光牙忍ハヤブサマル》。前までは《ガヨウ神》でデッキを掘り返せていたため1枚でもハンドに集められ、満足に機能していましたが、今回はそうはいかないためあまり機能しないと判断し、不採用です。同様の理由で《ワイルドシールドクライマックス》も不採用です。
《タイク・タイソンズ》。3ターン目に4コストのカードをプレイできない、《バングリッドX7》とのアンチシナジー、シールドを攻めるリスクから今回は入れていません。
《ガチャダマン》。《ガヨウ神》が殿堂入りした以上、5コスト帯が弱いため6に繋がらないこのカードは不採用にしました。
《オラマッハザジョニー》。呪文止めながら捨てたカードの効果使えるのはありがたいですが、上述した通り枠がカツカツなのが現状、ジョラゴンの火力上げることを優先しました。
総括
今回は《ガヨウ神》殿堂施行後につかうジョラゴンジョーカーズのリペアとして緑型を考察してみました。ガヨウ神の偉大さがどれほどだったかよくわかりますね。ただ全盛期ほどの火力はなくとも、盤面の処理やコントロールにたけているためまた違った強さが出てきて面白いですね。ジョーカーズ版《メンデルスゾーン》が欲しい。以上ここまで読んでいただきありがとうございました。