【デュエマ革命】マナドライブ6はデュエマを変える!【所属ライター:みすみ】

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【デュエマ革命】マナドライブ6はデュエマを変える!【所属ライター:みすみ】

前回の記事⇒【古代からの議論】デュエマにマリガンは必要なのか

事前公開から様々な話題を呼んでいた『超天篇第3弾零誕!魔神おこせジョルネード1059‼︎』環境が、遂に始まった。

初週から《DROROOON・バックラスター》《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》《解罪ジェ霊ニー》等が活躍する中、話題の最中に身を置いていたのは彼らだけではない。

《天啓CX-20》《マリゴルドIII》。

出典:デュエルマスターズ(1)(2)

『マナドライブ6』群の強力なGRクリーチャー達は、【青黒緑デッドダムド】を始めとし、今週勝ち星を残した【シータミッツァイル】などに広く採用されており、初週からその圧倒的なパフォーマンスを世に知らしめた。

本記事では、この『マナドライブ6』の持つ性質と、ここから読み取れる今後のエキスパンションデザインの展開について触れていこうと思う。

目次

マナドライブ6のスゴさ

出典:デュエル・マスターズ

強いスゴいと誉れ高い『マナドライブ6』群だが、《解罪ジェ霊ニー》や《無修羅デジルムカデ》に4コスト呪文相当のcip効果が付いてくると考えると、かなりのパフォーマンスであることがわかる。

一方でGR召喚のコストは2程度を基準値に設定してあり、マナドライブの制限があるにせよ、2コスト相当のペイに対して4~5コスト以上のバックが返ってくるのは破格と言う他無い。

今春、「《ワイラビIV》TUEEEEE EE!!!」と言っていた私たちは一体なんだったのだろうか。

今やGR召喚は第2弾にして、早々にもデュエマが築き上げてきたアドバンテージの概念を叩き潰しに来たのだ。

GRクリーチャー強くなりすぎ問題

出典:デュエル・マスターズ

しかし、ここまで急速にGRクリーチャーのパワーレベルが引き上がったのにも理由がある。

それは「ビートダウン以外にもGR召喚を使って欲しい」と考えているからであると推察される。

今までのGRクリーチャーがビートダウン向きのカードであったことは言うまでもない。

ビートダウンが《ドドド・ドーピードープ》や《鋼ド級ダテンクウェールB》の打点を活かす一方で、《無修羅デジルムカデ》を使うコントロール側はこれらの打点を活かす機会が少なかったからだ。

つまり、コントロール側のデッキがGR召喚を使うという行為は、そもそもバリュー面で不利を被っていたのである。

しかし、それも本エキスパンションで終わりを告げる。

『マナドライブ6』はこれらコントロール側のデッキが、GR召喚を採用する上で被っていた不利を吹き飛ばすほどのパフォーマンスを披露した。

またそれと同時に、マナが溜まりにくいビートダウンでは『マナドライブ6』は扱いづらいようになっている。

つまり、《ドドド・ドーピードープ》や《鋼ド級ダテンクウェールB》のような「ビートダウンでしか上手く運用できないGRクリーチャー」に対し、

《天啓CX-20》や《マリゴルドIII》は「コントロールチックなデッキしか上手く運用できないGRクリーチャー」という、前者に相反するデザインがなされているのだ。

そのため、『これくらい強くても従来のGR召喚デッキ(ビートダウン)には組み込むことが難しいから、強すぎるデッキが生まれる可能性は低いであろう。』

といった観点から、ここまでぶっ飛んで強力なGRクリーチャー群をリリースすることに踏み切ったと推察される。

第2第3のデジルムカデ

出典:デュエル・マスターズ

しかし結局のところ、GR召喚カードの採用動機の大部分は、GRクリーチャーではなく、GR召喚をする側のカードであることは変わらない。

この点でコントロール側は、GR召喚をする側のカードには、未だプールが恵まれていないのだ。

今までに環境で使われていたものと言えば、《無修羅デジルムカデ》と各種S・トリガーくらいのものであり、今弾でやっと《解罪ジェ霊ニー》が追加されたといったところ。

そのため、今後もいくらGRクリーチャーが強くなったとて、GR召喚をする側のカードで強いものが出ない限り、コントロールやコンボデッキのGR召喚の採用率は伸び悩むだろう。

この点から、今後の展開として《無修羅デジルムカデ》のように「コントロールチックな性能を持つGR召喚をするカード」が増えて行くことが予想される。

マナドライブをしゃぶり尽くせ!

出典:デュエル・マスターズ

更にマナドライブの持つ高いバリューをしゃぶり尽くす方法がある。

「多色デッキで各色のマナドライブを使い尽くしちゃおう作戦」だ。

とりわけ3色以上の構成となると、マナの総数が多いコントロールチックなデッキだからこそ可能な戦法になっており、この点でもビートダウンと明確な差別化が出来ている。

そして開発も、この作戦を推している節があるのだ。これこそ「本年度から多色になったツインパクト」である。

ここから、本年度に強い多色カードを数多くリリースすることで、マナドライブを使うデッキのバリューを高めていこうといった狙いが見えるのだ。

《天災デドダム》や《SSS級天災 デッドダムド》が明らかに高い強度でリリースされたのも、この点が作用していたのではないかと今では思う。

よって、本年度に登場する「多色カード」は、どれもこれも公式のプッシュを受ける可能性は高い。コントロールチックなカードについては特に注目しておこう。

また同時に『マナドライブ』をより速く満たすために強力な「マナブーストをするカード」がリリースされる可能性も高いだろう。この点も留意しておくに越した事はない。

1000枚買っとけカード

そして本記事で導き出した、今後のエキスパンションデザイン予想の

  • 「コントロールチックなGR召喚カード」が出ることが予想される!
  • マナドライブを沢山使える基盤を作る「多色カード」もプッシュされる!
  • マナドライブを速く満たすために強力な「マナブーストをするカード」が登場する可能性アリ!

といった3点を踏まえ、今のうちに買っておくべき『1000枚買っとけカード』を紹介していきたい。

《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》

【 クリーチャー 】
【種族】 ジョーカーズ/ワンダーフォース
【文明】 水
【パワー】3000  
【コスト】5

■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時またはバトルゾーンを離れた時、GR召喚する。

【 呪文 】
【文明】 自然  
【コスト】6

■S・トリガー
■このカードをバトルゾーンに出す。
■このターンの終わりに、このカードをバトルゾーンから自分のマナゾーンに置く。

出典:デュエル・マスターズ

『多色』+『マナが増える』+『GR召喚』と、今回話した全ての要件を満たすカードであり、今後現れる新規のアーキタイプに採用される可能性が高い。

マナドライブ6群の中でもとりわけ高い出力を持つ《天啓CX-20》と《マリゴルドIII》のカラーによる復色である点も優秀である。

それでいてビートダウン・コントロール・コンボのどこにも出張できるスペックをしており、少なくともここから半年の間は常にお世話になり続ける1枚になるだろう。

1000枚とまでは言わないまでも、マジのガチで4枚は持っておくことをオススメする。

《天災 デドダム》

【 クリーチャー 】
【種族】 トリニティ・コマンド /侵略者
【文明】 水/自然/闇  
【パワー】3000 
【コスト】3

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。

出典:デュエル・マスターズ

『マナが増える』カードでありながら、青緑黒の3色を持つ『多色』カードだ。

手札を消費する軽量カードや多面展開できるビートダウン向きのGR召喚カードが多い火文明・光文明に対し、水文明・自然文明・闇文明はオレガ・オーラなどのコントロール寄りなGR召喚カードもあるなどしており、この流れを見るに、コントロールチックなGR召喚コンセプトが強化される場合は、青・緑・黒の3色が中心に強化される可能性が高い。

その3つの色で構成されており、且つパフォーマンスと指向性に優れたカードなので、【青緑黒デッドダムド】を作る気が無い人でも持っておいて損はない1枚だ。

《虹色妖精ポミリン/レイニー・アトラス》

【 クリーチャー 】
【種族】 スノーフェアリー  
【文明】 自然  
【パワー】2000  
【コスト】2

■自分のマナゾーンにあるカードがすべて多色なら、このクリーチャーを召喚するコストを1少なくする。
■多色カードがタップしてマナゾーンに置かれた時、それをアンタップする。 

【 呪文 】
【文明】 水  
【コスト】1

■自分の山札の上から3枚を見る。その中から多色カードを1枚、相手に見せてから自分の手札に加える。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

出典:デュエル・マスターズ

最後は大穴枠。

『多色』カード満載のGR召喚コンセプトが生まれる可能性がある点で、それを大きく補佐するカードになる。

上記の2枚と同じく、自然文明と水文明の掛け合わせである点も優秀であり、コンボチックなデッキのリーダーになり得る資質を持っている。

同様の理由で《未来妖精ミクル/ミラクル・ブレイン》にも一目置いておこう。

終わりに

『マナドライブ6』により、デュエル・マスターズは、《サイバー・ブレイン》や「5コスト以下のクリーチャーの踏み倒し」が、“オマケ”で付いてくるレベルの時代に突入したのだ。

この圧倒的とも言えるカードパワーは、コントロールチックなデッキだけでなく、コンボ・ターボ・ミッドレンジといった中速~低速デッキ全てのゲーム感を覆すことだろう。

《ドドド・ドーピードープ》や《鋼ド級ダテンクウェールB》に淘汰されてきたコンボやコントロール達の逆襲に、今から目が離せない。

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