エクストラウィン/特殊勝利の話。

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エクストラウィン/特殊勝利の話。

出典:デュエル・マスターズ

目次

はじめに

皆さんこんにちは。はじめまして。記事を読んでいただいて感謝します。私は兵庫県の片田舎に住む3流デッキビルダーSyotyoと申します。

早速だが、この記事では少し自己紹介をさせて頂きたいと思う。

ん?「エクストラウィンの話するんじゃねーのかよ!」って?

後々ちゃんと語るから少しだけ我慢してほしい。

ここからは少々基礎的なことを書いていくので、「自己紹介だけ読みたい!」という酔狂なあなたは、目次の『特殊勝利したい』から読んでくれ。

デッキタイプとは

突然だが、皆さんはどのようなデッキタイプが好きだろうか。

ん?「自己紹介しねーのかよ!」って?

ちゃんと自己紹介につながるので安心してほしい。ツッコミどころの多い記事で申し訳ない。

デッキタイプとは大まかに言うなら

  • ビートダウン
  • コントロール
  • コンボデッキ

などに分類されるような、要はそのデッキの性質を言い表したものだ。

例えば、ビートダウンといえば、積極的に相手にアタックを仕掛け直接攻撃をして勝利を得るといったデッキタイプで、デッキタイプの大まかな分類として最もスタンダードなものと言って差し支えないだろう。(例:【赤白轟轟轟】など)

コントロールは名前の通り相手の盤面をクリーチャー・呪文などで縛り、戦いの流れをコントロールするデッキである。相手の手札を捨てさせるハンデス、マナを削るランデス、その他システムクリーチャー等によって相手の動きを制限したりなど、コントロールと一口に言えどその動きは多様である。(例:【チェンジザドンジャングル】など)

そしてコンボデッキと呼ばれるデッキは、カードの持つ特殊能力同士の相乗効果、つまりはコンボギミックを搭載し、それを戦いの軸としたデッキの総称である。(例:【ウォズレックループ】など)

これらはデッキの主な性質であって、ビートダウンだからコントロールはしない、コントロールにはコンボはない、なんてことは当然無い。それぞれの要素が複雑に絡み合いデッキは完成するのだ。

デュエマにおける勝利

デュエマをして勝つとはどういうことだろうか。そんなもの全員分かりきっているだろう。それは「シールドを全て割り、相手に直接攻撃をする」ということだ。

当たり前だ。当たり前すぎる。こんな至極当然のことを改めて書いたのは私が3流ライターだからでも、〆切に追い詰められて頭がおかしくなったからでもない。

何が言いたいのかと言うと、デュエル・マスターズというゲームで勝利する為には、相手に(少なくとも)5枚のハンドアドバンテージを与えたうえで、さらに有利な状況にいなければならないという事だ。

当然相手もシールドを割ってくるので、アドバンテージ差は埋まっていくのだが、5枚のハンドアドバンテージというのはかなり大きい。プレイヤーの皆様には言うまでもないだろうが、手札が多いということはそれだけの戦略が取れると言うことである。

シールドを割りたくない

しつこいようだが、先程も話したとおり、シールドを割るという行為は相手にアドバンテージを与えるということだ。だから常に対戦環境では、引いたカードを使わせないという「対策」が行われてきた。

例えば今日の対戦環境で言うところの【赤白轟轟轟】での《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》や、【チェンジザドンジャングル】における《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》である。

出典:デュエル・マスターズ

出典:デュエル・マスターズ

シールドを焼却する《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》や、相手に召喚させない《時の法皇 ミラダンテXII》はどちらも殿堂入りしたカードであるが、本質的には相手に与えたアドバンテージを無効化するカードということだ。対戦環境というのは対策用カードの歴史と言って差し支えない。

出典:デュエル・マスターズ

出典:デュエル・マスターズ

一方、対策用カードで環境が移り変わっていく中、私はひねくれ者であるので引いたカードを使わせないという「対策」をするより、そもそも引かせない、シールドを割らない、という発想に辿り着くタイプであった。

特殊勝利したい

ここでやっと本題に入ろう。

このカードゲーム、デュエル・マスターズにはあるのだ、シールドを割らずに勝つ方法が。

そう、特殊勝利である。

そう、特殊勝利である!(二回目)

とても大事なので二回言わせていただいた。

何を隠そう、私は特殊勝利という勝利方法が大の好物なのだ。

「特殊勝利」「エクストラウィン」

うーん、高貴な響きだ。(?)

特殊勝利するということ

特殊勝利をこよなく愛する私だが、私の愛用するデッキの話をしよう。

  • 【ジュヴィラユニバース】
  • 【 iFormula X】
  • 【サイクリカランデス】etc...

見事に特殊勝利を主題としたデッキばかりだ。当然(?)、サイクリカランデスも勝ち筋に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》を採用している。サイクリカランデスは特殊勝利デッキとしては少々性質が異なるのだが、また別の機会にお話したいと考えている。

出典:デュエル・マスターズ

前述した通り、特殊勝利はシールドを割る必要がない。裏を返せばシールドを5枚割り直接攻撃するのと同等か、それ以上のコスト/難易度が設定されているはずなのだ。

例えば(本来ならば)、《究極銀河ユニバース》は進化クリーチャーであるフェニックスを進化元にしてメテオバーンを使い切る必要があり、《偽りの名 iFormula X》ならば手札を10枚以上そろえる必要がある。

出典:デュエル・マスターズ

出典:デュエル・マスターズ

T・ブレイカーで何度も殴れば勝つことはできるし、手札10枚以上というのは勝利にほど近い圧倒的なアドバンテージだ。

通常デッキを構築するとき基礎的な発想としては、どのように相手を殴るのか、また、どのようにあいての妨害を封じ込めるか、といったところにある。

一方で、特殊勝利を目指すデッキを構築したとき、その構築は「どのように特殊勝利の条件を満たすのか」といったものになる。

要は、特殊勝利デッキというのはデュエル・マスターズのルールを「如何に効率よく特殊勝利の条件という限定された状況を作り出せるか」という問題へすり替えてしまうのである。

以上のように、私は「同じカードゲームも遊んでいながら目指す目標が違う」という非対称性、知識がなければ分からないような所見殺し性能に大いに憑りつかれているのだった。

まとめ

正直まだまだ語り足りないのだが、これ以上語って特殊な攻め方おじさんとか呼ばれるのも嫌なので、ここらへんで一度筆をおくことにする。

私自身は財布が侘しいので環境トップデッキに手を出せるような身分でもないのだが、比較的安価で組めるのもこの系統のデッキの魅力だと思う。

今回の記事を読んで、一人でも特殊勝利の可能性に目覚め、カードに触れてくれることを願っている。


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