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ギュウジン丸、改造される。:使用デッキ解説
トレカライターコロシアム開催からおおよそ1か月。その間に殿堂レギュレーション改定や「青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」発売などいろいろなことがあった。私もいろいろな記事を書いてきたが、今回はそれらと違い「CS参加レポート」を書いていこうと思う。
では前置きはこの辺にして使用デッキの紹介をしようと思う。
CSに行っても結局ギュウジン丸。トリーヴァカラー(青白緑)の構築である。コンセプトは単純で、最速で《ドルツヴァイ・アステリオ》を着地させてエクストラウィンを狙うデッキである。《斬隠蒼頭龍バイケン》が1枚しかなかったりメタクリーチャーがいなかったりといろいろ問題点が見える構築になってしまったが果たして。
CS開始前:うれしいサプライズ
今回のCS会場に着いた時、近くのショップでいつも卓を共にする方々と会った。その中のお一方が、
「そういえば、弁天さんにって預かってきたものがあるんですよ」
そう言って取り出したのは。
なんとUCGに煌く《伝説の正体 ギュウジン丸》。それも2枚!!
以前卓を共にした際に記事の宣伝をした効果なのか、それともそれより前からの凄まじいまでのギュウジン丸狂いからか。いずれにせよこれは嬉しい!!
この場を借りてお礼を言わせてください。ありがとうございます、本当に。
1戦目:サイケデリカデリート
さて、そんなうれしいハプニングから始まったCS。
初戦の相手は《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》を使って《オールデリート》を唱えるデッキ。コンボデッキ同士の戦いとなった。
こちらもコンボを決めるべく着々と準備を進めていたのだが、いかんせん相手のサイケデリカの効果発動スピードがだんだんと早まっていく。こちらも負けじとサイケデリカをアステリオで潰してかかるのだが、そこまで余裕はない。気づけば、相手のサイケデリカを除去できない状況まで追い込まれてしまった。そこで取った行動が「パラスキング等を並べて殴り押し切る」。盤面はちょうどダイレクトアタックまでの打点はあった。しかし、相手も負けじとニンジャでブロック。
結果的に相手に多くの手札を与えてしまう形となり、オールデリートを撃たれてしまった。急いては事を仕損じる、とはまさにこのこと。
結果:負け
2戦目:赤白バイク
初戦とは打って変わって完全に殴りかかってくるデッキとの一戦。
相手は完全にバイクとしての理想的な動きをしてくるも、シールドから捲れてくる《フェアリー・シャワー》や各種ニンジャと《Dの牢閣 メメント守神宮》のコンビネーションによって順調にさばいていけたのが大きかった。
そんな中での対戦相手の禁断開放。通常なら大きな脅威となる事態だったが、この時の私の眼には完全に「大きな餌」としてしか映っていなかった。
これが、ギュウジン丸砲の第一射である。
結果:勝ち
3戦目:赤単罰怒轟轟轟速攻
殴ってくるデッキとは言っても、そのデッキによって特色はかなり違ってくる。3戦目のデッキは、そんなことを思い出させてくれるデッキだった。
2ターン目の《一番隊 チュチュリス》を処理しきれなかったのは致命傷だった。先攻3ターン目、相手は《ダチッコ・チュリス》・《罰怒ブランド》を華麗に決め、その時点で手札が1枚。
そう、2体の「ブランド」が一瞬にしてフィールドに降り立ったのである。
相手はもちろんドロー。そのドローとは「二体目の轟轟轟」。ブランドが計3体。敗北を確信した瞬間であった。
結果:負け
4戦目:青黒ハンデス
多くのコンボデッキの大敵。それはおそらく、ハンデス呪文であるだろう。このデッキと相対した時もそれは例外ではなかった。
相手は2ターン目から軽快にハンドを減らしていく。対して、こちらはほとんどドロー系カードをスロットに割けなかったため、徐々に動きが緩慢になっていく。その状態から撃たれる《魔天降臨》は、敗北を確信するには十分だった。こいついっつも敗北を確信してんな。
結果:負け
5戦目:青黒ワンショット
自分から能動的に動くことができないデッキは必然、負けてしまう。特にこういうデッキと相対した時は。
相手は《サイバー・チューン》や《エマージェンシー・タイフーン》などの墓地肥やしを大量に連打していく。対してこちらはマナを貯める準備はできていたが、ここでデッキの問題点の一つが浮き彫りになった。アステリオとバトルする相手がいなければマナブーストが成立しないのである。なんてこった。
そのまま相手は《水上第九院 シャコガイル》の特殊勝利をゆっくりと決めていったのである。あの貝、なんであんなにパワー高いのかなあ……。
結果:負け
最終戦:緑ジョーカーズ
この時点でもう予選落ちは確定していた(たぶん4戦目あたりでもう確定していた気もする)が、最後まで遊びつくしたいのが人の性。そしてなんとか勝ちたい!そう思って挑んだ最終戦だった。
相手は珍しくきちんと《タイク・タイソンズ》等からJチェンジを多用していく。こっちはこっちでアステリオの餌がわんさかいるので無事にマナ加速。相手の殴り要員が枯渇した瞬間にギュウジン丸砲の2射目を決めたのだった。
結果:勝ち
結果・考察
最終結果としては2-4で予選落ちとなった。ナイスファイト、ギュウジン丸。
とはいえプレイング次第で勝ちを取れたのでは?と思う試合も多かった。ビート型主体の環境を意識してデッキを組んではいたが、やはりある程度はメタクリーチャーが欲しいと思ってしまう盤面も多かったので、枠を調整しつつ《ポクチンちん》等を入れていこうかな。
また、やはり手札が枯渇したり不十分に感じる場面も多かった。手札補充手段との兼ね合いも考えていかねばなるまい。
そして、次のCSへ……?
今回のCSでは殿堂発表直後ということもあり、かねてから準備していた赤緑スタンプ轟轟轟の代わりに握ったデッキではあったがなかなかの成績であったのではと思う。
私が次に出場するCSは新殿堂適用後。はたしてどんな強敵デッキが待ち受けているのか?また機会があったら書いていこうと思う。