こんにちは、神結です。
前回の【VVミラダンテ】は結構な反響がありました。読んでいただいた皆様、ありがとうございます。
だからという訳でなく、私の中では元々予定していた連載順ではあったのですが、今回も《禁断機関 VV-8》のデッキを紹介していきたいと思います。
こちらは特にデザイナーズに寄った構築なので、「ついでに集まった」カードたちで組みやすいかもしれません。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【青単VV-8】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
No.2さんもこれにはニッコリ 「青単VV-8」
というわけで今回の名作デッキは前週に続いて《禁断機関 VV-8》がキーカードである【青単VV-8】になります。
《禁断機関 VV-8》と言ったらこっちを思い出す人も多かったのではないでしょうか？
リストはこんな感じ。
デッキとして台頭してきたのは2017年の終わりから、2018年の始めくらいだったと思います。
No.2さんもニッコリなデザイナーズコンボをデッキの軸としているため、リスト自体はもっと早い段階から組むことは出来ました。
ただまぁ、環境の状況とかで台頭が遅れることはよくあります。
ちなみにこの【青単VV-8】はCSで大活躍！といった訳では無かったのですが、某ユーリくんを始めとした愛好家の方々が長く使っていたデッキではあるので、活躍以上に私の印象には残っています。
さて、デッキの主役はもちろん《禁断機関 VV-8》です。
(殿堂カード) 【 禁断クリーチャー 】
文明 水 / パワー12345 / コスト6
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を自分の手札に加える。
このクリーチャーに封印を3つ付ける。
■禁断機動：このクリーチャーの封印がすべてなくなった時、このターンの後に自分のターンを追加する。（カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそれと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する）
お馴染みエターナルマシンデュエルの軸となるカードではあるのですが、前回の【VVミラダンテ】とは違った形のフィニッシュ手段を取ります。
それが《S級宇宙 アダムスキー》による無重力勝利です。
【 進化クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / S級侵略者 / 文明 水 / パワー7000 / コスト7
■進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略「宇宙」―水のコマンド（自分の水のコマンドが攻撃する時、バトルゾーンまたは自分の手札にあるこのカードをその上に重ねてもよい）
■Ｗ・ブレイカー
■このクリーチャーはブロックされない。
■このクリーチャーがシールドをブレイクする時、かわりに相手の山札の上から2枚を、持ち主の墓地に置く。
追加ターンを得ながら《S級宇宙 アダムスキー》で「S級侵略『宇宙』」による攻撃を重ね、相手をLOに追い込む、というのが基本的な狙いになります。
しかしその上で課題となるのは、主に2点でしょう。
①VV-8の早期着地手段
②水のコマンドの稼ぎ方
前回の【VVミラダンテ】については最悪《禁断機関 VV-8》を引かなくとも《革命龍程式 シリンダ》＋《時の法皇 ミラダンテXII》だけで勝つことは可能でした。
しかしこのデッキは追加ターンを取りながらLOに追い込むというプラン上、中々追加ターンを取れない状況というのは厳しいものがあります。
そこで採用されているのが、《Dの機関 オール・フォー・ワン》です。
【 D2フィールド 】
文明 水 / コスト5
■自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。
そうしたら、そのクリーチャーよりコストが最大2大きい、水の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。（他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く）
■Dスイッチ：自分のクリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。
そうしたら、その能力は1度のかわりに2度トリガーする。
《パクリオ》で妨害しながらゲームを延ばし、《Dの機関 オール・フォー・ワン》を手張り。ターン終了時に《パクリオ》を《禁断機関 VV-8》に組み換えて……なんてことが可能です。
一度《禁断機関 VV-8》が着地すれば、禁断機動の手段は豊富です。
次のターンに《チューン・アゲイン》から《D2W ワイルド・スピード》が飛び出したり、《D2W2 ギガスピード》に《Dの機関 オール・フォー・ワン》のDスイッチなどが絡めば一気に解放まで持ち込めます。
【 呪文 】
文明 水 / コスト5
■S・トリガー（この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい）
■バトルゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。そのカードが自分の水の進化ではないソニック・コマンドなら、それを手札からバトルゾーンに出してもよい。
【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / マスター・イニシャルズ / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある他のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。その後、バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■自分の水のコマンドはブロックされない。
《チューン・アゲイン》はトリガーの除去でありつつも、イラストの通り《禁断機関 VV-8》とのデザイナーズコンボがあり、VV-8の封印に隠しておいたコマンドクリーチャーをそのままキャストすることが出来ます。
これで実質的に、封印を2枚剥がせる訳です。
そして《D2W2 ギガスピード》もまた自身が封印を2枚剥がせるカードであり、《Dの機関 オール・フォー・ワン》が残っていればスイッチを押すだけで禁断機動まで持ち込めます。
こうして得た追加ターンによって再度の追加ターンの獲得が可能となり、それが連鎖していき……という形で詰めていきます。
またどのように水のコマンドを稼ぐかになるわけですが、こちらは《D2W ワイルド・スピード》がいればOK。
【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / マスター・イニシャルズ / 文明 水 / パワー7000 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。
その中からコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、バトルゾーンに出してもよい。
残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
■バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、自分のクリーチャーはすべて、種族にソニック・コマンドを追加する。
《Dの機関 オール・フォー・ワン》の健在が条件とはなりますが、自分のクリーチャーが全てコマンドになります。
これは既に召喚しているクリーチャーを《S級宇宙 アダムスキー》の侵略元に出来るだけでなく、後から出した《一撃奪取 マイパッド》や《異端流し オニカマス》で封印を取ることも可能になるのです。
あとは安全に無重力勝利を目指しましょう。
ちなみにVV-8の追加ターン込みで打点が並び《奇天烈 シャッフ》も絡んだりしますから、「プランB 殴り勝つ」も成立します。
トリガーが厚いデッキではありませんが、早期の殴り込みには《異端流し オニカマス》を置くことでなんとかします。
当時はマッハファイターもなく、《異端流し オニカマス》への対処札が本当に少なかったので、これに相手が苦戦している間に《禁断機関 VV-8》が間に合うという寸法です。
勿論呪文系のループに対しては《奇天烈 シャッフ》でなんとかします。
そういう意味では決して強力なデッキではなかったのですが、「絶対に勝てない」という相手もいないという意味では、安定したデッキだったと思います。
せっかくなので、【青単VV-8】が実際動いて活躍している動画のリンクも貼っておきますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第132回は【青単VV-8】でした。
ちょっとまだ幾つかのカードは足りていませんが、《禁断機関 VV-8》をデザイナーズで使うデッキとしてはかなり纏まっているため、デュエプレで遊ぶ際は参考にしていただければと思います。
また《Dの機関 オール・フォー・ワン》はちょっと斜に構えた？デッキを作る時に何かと便利な1枚ではあるので、VV-8のシク狙いで「禁断ノ刻」に大量課金した皆々様は、こちらのカードも楽しんでいただければと思います。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。
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