【DM歴代名作デッキ】Vol.67~成長バスター~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.67~成長バスター~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 先週末に発売されました「魔覇革命」ですが、皆様は楽しんでいますでしょうか?

 今弾は「革命チェンジ」の登場ということもありまして、時の流れに身を任せる当シリーズとしては革命チェンジのデッキを紹介しておきたいところ。

 何がいいかなと考えていたのですが、今回は「始まりの革命チェンジデッキ」の話をしておくのが、一番相応しい気がしたのでそれでいきましょう。

 というわけで「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【成長バスター】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

目指せ3キル「成長バスター」

 というわけで今回の名作デッキは革命チェンジの元祖中の元祖、【成長バスター】になります。

 初出は2016年5月、ちょうど《蒼き団長 ドギラゴン剣》が発売されたすぐ後のものになります。

 リストはこんな感じ。


 本当に最初期のバスターであり、リストを見ると【緑単ベアフガン】とか【赤侵略】的な要素も感じます。

 さて、このデッキの目標は明瞭です。

 まずは1コスト召喚し、これを2ターン目に《二族 ンババ》にまず革命チェンジ。

【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・ドラゴン / 革命軍 / ダママ団 / 文明 光/自然 / パワー4500 / コスト5

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―光または自然のクリーチャー(自分の光または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。

 そして続くターンで、《二族 ンババ》《蒼き団長 ドギラゴン剣》に革命チェンジ、《勝利のアパッチ・ウララー》を添えて6点を揃えるというのがこのデッキのやりたいことです。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。

【 クリーチャー 】
種族 メルト・ウォリアー / ダークロード / ハンター / 文明 闇/火 / パワー3000 / コスト6

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが破壊された時、相手の手札を見ないで1枚選び、相手はそれを見せる。そのカードと同じ文明を持つ、コスト8以下のハンター・サイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

 というわけで、デッキの動きの説明はこれで終わりです。

 そして改めてになりますが、このデッキの登場はしたのは2016年5月末。

 つまるところこのデッキが《蒼き団長 ドギラゴン剣》の世界デビュー戦であり、革命チェンジのデビューでもあった、というわけです。

 

ドギラゴン剣とわたしたち

 このデッキ……もとい、革命チェンジそのものに触れるには、幾つかの前提を語る必要があります。

 もっとも外せないのは、この前年に活躍した「侵略」ギミックでしょう。

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー12000 / コスト6

■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべて破壊する。 

 《轟く侵略 レッドゾーン》を使ったデッキは2015年の年末から2016年の春に掛けて大活躍していますし、なんなら《蒼き団長 ドギラゴン剣》の発売日でもあったGP2nd当日(ちなみにこのGPでは《蒼き団長 ドギラゴン剣》は使用不可でした、さすがに)の最大母数は【赤侵略】だったと思います。

 ですがその結果をもって「侵略」が強かったのかというと、これもこれで実は微妙な話です。

 振り返ってみると環境上で大活躍した侵略というのは案外少ないんですよね。

 《復讐 ブラックサイコ》も【アナカラーデッドゾーン】が出る前の前半生は、5コスト支払って召喚されているケースが多かったように思います。そしてそのアナデッドも、赤侵略の衰退と同時に消えています。

 結局のところ、侵略が強かったというよりも《轟く侵略 レッドゾーン》が強かった、もっと言えば《轟く侵略 レッドゾーン》+《禁断 ~封印されしX~》が強かった、という話だったも考えています。

 で、それは何故だったかと言えば、結局は手札リソースを失っているからという話になってしまうのでしょう。

 侵略はお小遣いの前借りをしているのと同じで、別に総資産は増えないんです。ですので長いゲームに持ち込まれてじっくり刈り取られる、みたいな戦い方をされてしまうとキツかった訳です。

 【赤侵略】はゲームを強引に早期決着させられるデッキであったことから、この問題を軽減しています。軽減はしていますが、免れてはいません。赤侵略の最大の的は【アナカラーデッドゾーン】であり、【青黒ハンデス】であったのです。

  

 そしてこのリソース問題を解決したのが「革命チェンジ」ということになります。

 まぁ散々言い尽くされていることではありますが、革命チェンジはリソースを失わずに継続的に戦うように設計されています。

 ……ただこの【成長バスター】の面白いところは、別にそんな革命チェンジの一番強い部分を生かしたデッキかというと、別に全然そんなことがない点です。

 ここから個人的に感じられることは大きく2つ。

 まず第一に、「革命チェンジの最大の強さを削ったところで関係ない」くらいに《蒼き団長 ドギラゴン剣》が強かった、ということ。

 まぁそもそもこの時点では《蒼き団長 ドギラゴン剣》《勝利のアパッチ・ウララー》さえ決まってしまえばほぼ大抵のゲームで勝てていたので、別に後続とかそういうことは考えなくてよかったんですね。

 だからこの時点での発想は、【赤侵略】から別に抜けていません。成長バスターのデッキの構造自体は【緑単ベアフガン】に酷似しているのも、そのためです。

 そしてもう1つ感じたこととして、【成長バスター】はプレイヤーをも成長させたんだな、という点です。

 どういうことかというと、【成長バスター】がそこまで強くないことを、一定数のプレイヤーは理解していたんですね。

 まずそもそも、そんなに3キルなんて決まらない。後手に回ると《二族 ンババ》を処理される。結局やってることはベアフガンで、対処方法も同じ。

 《蒼き団長 ドギラゴン剣》の潜在能力を考えると、こんなものでは済む筈がない。

 こうした考えがあったからこそ、プレイヤーは新たなるバスターの形を模索し、苦しみながらも【デアリバスター】や【赤黒バスター】というデッキが誕生させていくのです。

 《蒼き団長 ドギラゴン剣》の無限の可能性が、プレイヤーたちを次のレベルで引き上げたと言っていいでしょう。

 この後《蒼き団長 ドギラゴン剣》の第一次全盛期がやってくることを多くの人は知っていると思いますが、そのスタート地点には【成長バスター】があったんですね。

 

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第67回は革命チェンジ復活ということで、【成長バスター】でした。

 まぁコイツも実は掘り下げていくと面白いデッキではあるのです。他の連中に問題があっただけで。なんだかんだ、3キルをするならこれ以上ないバスターではありました。

 革命ファイナルを振り返る時に、「発表当時は《蒼き団長 ドギラゴン剣》より《百族の長 プチョヘンザ》の方が前評判良かった」という話を耳にすることがあるかと思います。

 そして当時のプレイヤーでないと、この話に疑問を覚える人もそれなりにいるかと思います。いや、バスター滅茶苦茶つえーじゃん、と。

 しかしそれは「後の【デアリバスター】や【赤黒バスター】の存在を知っている」から、という未来から来た視点が、少なからず存在しているからだと思います。

 当時《蒼き団長 ドギラゴン剣》を見せられた人がまず真っ先に思い浮かんだのは、こういう成長タイプのデッキだったのです。

 で、この成長タイプの対処法は、結局【緑単ベアフガン】なんかと同じなのです。

 そうなると、《百族の長 プチョヘンザ》の方が環境を変えそうじゃないですか? 5コスで《超次元フェアリー・ホール》から、ロック決めて勝ちですよ?

 と書くと、当時の評判の理由を、なんとなく理解していただけるのではないでしょうか。

 歴史を振り返るとき、我々はどうしても「そうなることを知っている」し、そしてそれがさも当たり前に行われたような印象を抱きがちです。

 しかし当時の人は、案外そうは思っていないことも多いんですよね。ここら辺のギャップは難しいところでもあり、そして歴史の面白いところでもあるなぁ、と私は思っています。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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