こんにちは、神結です。
前回は《聖球 リブリバリア》のデッキを紹介しましたが、中々好評で嬉しく思います。
今回もデュエプレ関連から、少しお話をしていこうかと思います。
現在デュエプレでは、【サインシューゲイザー】という《神聖麒 シューゲイザー》に《真・龍覇 ヘブンズロージア》を組み合わせた夢のデッキが活躍しています。
まぁ多分間違いないんですけど、アラサープレイヤーの8~9割は《神聖麒 シューゲイザー》が好きです。
で、本家デュエマの方にもシューゲイザーとドラグナーを組み合わせたデッキがあって、それが【シュゲモルト】だったりする訳です。
ただ今回は、それとはまた別のシューゲイザー+ドラグナーのデッキを紹介してみようとかと思います。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【黒緑ヘルゲイザー】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
すごくかっこいいヘルゲイザー
というわけで今回の名作デッキは【黒緑ヘルゲイザー】になります。ヘルゲイザーって呼ぶことの方が多いと思います。
そしてリストはというと、こんな感じ。
名前の由来は当然ヘルボロフ+シューゲイザーです。
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / ファンキー・ナイトメア / ドラグナー / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハート1枚、またはコスト5以下の闇のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。
■W・ブレイカー
【 クリーチャー 】
種族 オラクリオン / 文明 ゼロ / パワー7000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■W・ブレイカー
うん、カッコいいよね。
まず名前が“ヘルゲイザー”ですからね。我々カードゲーマーは永遠の中学生なんで、こういう名前に弱いんですよ。
そして、デッキの方も名前負けしないカッコよさで、《極・龍覇 ヘルボロフ》に《神聖麒 シューゲイザー》という2枚の切り札が並び立つデッキなんです。
いやぁ、こういうのロマンがありますよねぇ。
前期主人公と後期主人公が背中合わせで戦ってる感じで、これにはロマン派の皆さまもご満悦でしょう。
墓地のスペシャリストである《極・龍覇 ヘルボロフ》+《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》の黒単ドラグナーギミックに加えて、マナの扱いに長けた《神聖麒 シューゲイザー》ギミックが加わることで、あらゆるゾーンを触りながら展開出来ます。
【 ドラグハート・フォートレス 】
文明 闇 / コスト5
■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、または自分のドラグナーが攻撃する時、闇のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを4体破壊してもよい。そうした場合、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
────────────龍解後────────────
カード名:極・魔壊王 デスゴロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:闇
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:13000
コスト:10マナ
マナ:-
■このクリーチャーが龍解した時、相手のクリーチャーを2体まで破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
シュゲを《龍覇 イメン=ブーゴ》に置き換えようにも、次元の枠がカツカツだから無理なんですよね。だからシューゲイザーじゃないと駄目なんです。
初動についても黒単が苦手としていたブースト基盤を持つことが出来、加えてゼロ文明の強みである《ピクシー・ライフ》を採用することが出来ます。
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、無色カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
黒単は《暗黒鎧 ヴェイダー》の登場以前だと《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》着地前のリソース問題には悩まされていた部分もあったので、初動カードからフィニッシャーにアクセス出来るようになっているのは、かなりプラスと言えるでしょう。
まー何より、このヘルボロフとシューゲイザーが共闘しているというのがちょっとカッコ良すぎるからな。
まぁカッコいいしなんでもいっか
……と、まぁずっとカッコいいことを軸に話を進めては来ましたけど、まぁ、なんというか、こう、あれですね、このデッキってその、本質的に言えばそれが全てというか、なんというか。
この子、イケメンだけどちょっと抜けてると言いますか、うん、ポンコツなんですよ。
皆さんも1人くらいは知り合いにいませんか? 「コイツ、ポンコツだけど顔の良さでなんとかしてるな」みたいな人。そう、この子はそういう子なんです。
はい、言いました。《ピクシー・ライフ》が強みだって。嘘ではないんです。ただどう構築してみても緑がどうしても足りなくなって、安定して打てないだけなんです。
シューゲイザーの魅力の1つである《逆転王女プリン》を使ったワンショットも、殆ど枠を割けません。色も含めてカツカツなんです。
あとヘルボもシュゲもそこそこ楯が厚いデッキですけど、コイツはもうペラペラです。殴られたらスゴイ簡単に息絶えます(こう考えるとサインシューゲイザーって受け強いの偉いよな、って思う)。
どれもなんかこう、ちょっとずつ抜けてるというか……。
まぁ、2つのコンセプトを詰め合わせてるわけなので、どうしてもこういったシワ寄せが何処かに出てきちゃうんですよ。
その上で、「まぁ使うなら黒単ヘルボでいいよね」ってなってしまうのも悲しきポイント。
ただ話は戻るんですけど、それが許されちゃうくらいこのデッキはカッコいいんだよな。もうそれが全てなんですよね。
デュエマも歴史を紐解いても、カッコよさでここまでインパクト残したデッキも中々ないですよ。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第89回はみんな大好き【黒緑ヘルゲイザー】でした。
いま改めて読み返してみたんだけど「カッコいい」しか書いてないな。
一応使い方的なことを書いておくと、7マナ作ってヘルボかシュゲ投げて展開しながら解体コントロールしていく感じです。それまでに殴られたら死にます。
いや、でも何度でも書くけどさ……このデッキカッコいいんだよな……。本当に、ロマンがあって、入ってるカードもカッコ良くて、最強が並び立つ感じがして……。顔だけで名デッキ入りです。
このシリーズ自体がこういったデッキをたくさん紹介していくものなんで、これからもよろしくお願いします。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。