このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●変なカードでソリティアしたい! ●ソリティアのためならノートリを許容できる ●スノーフェアリーの注文へのベルカードに《 エンドレス・フローズン・カーニバル 》のことを書くのにいい加減疲れている |
こんにちは。あるいはお久しぶりです。『格安デュエマ研究所』研究員の北白河と申します。
界隈では主人公が変わって新たなシリーズが始まったということでてんやわんやですが、今回も新カードゼロの平常運転で格安をやっていこうと思います。
第67回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役……の前に。先に断っておかなければならないことがふたつ。
ひとつめ!今回の記事のギミックの一部は、私がベルカード執筆業務中、とある注文を見ている際に気付いたものとなります。
可能な限りその注文内容から発展させて独自性を持たせたつもりですが、もし注文者様から「自分オリジナルのギミックなので名前を載せてほしい、あるいは公開を停止してほしい」等の連絡が必要な場合は私(@kie_oresyo)までTwitterにてお声がけください。
……いやその、この仕事をしてるとごくたまにあるんですよ。「本物の完全オリジナルデッキ」を拝めることが。
凡夫たる私にできるのは、その模倣と拡散。あといずれそれに出会うことを祈ってデッキを組むことだけです。
ふたつめ!このデッキが組まれ、記事の大部分が執筆されたのは2022/9/17のこと。記事に記載されているカードの価格も、もちろんその時点での値です。
記事公開までの約3日の間に、とある理由でこのデッキの価格は大きく変動しています。なんでやろなあ。
とりあえず言えるのは、俺にはデュエマでゴルフやってるやつを全員殴る権利があるということです。ドラゴンの次に嫌いなものがゴルフになりました。
というわけで、今回の主役がこちら。
《 ダイヤモンド・カスケード 》(50円)です。
デュエプレでも活躍中のこのカードは、要するに「墓地→マナ→手札」という流れでスノーフェアリーを右のゾーンにごっそり動かすカードです。いかにも悪いことしそうでしょ?します。
今回はそんな彼女を駆使して、ソリティアからの即死コンボを目指そうと思います。ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
開発部セレクションデッキなんて知りません。
(シングル価格は、執筆時点(2022/9/17)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算。【オーピーメイカー】成立前の価格だぞ)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
……ここんとこ、「強い」が抜け落ち気味なのは自分でもわかってます。でも、せっかく一か月に一回の出番なんだから読者の皆さんには「見たことないもの」を見てもらいたいじゃないですか(言い訳)。
ちゃんと強いデッキを作ることやちゃんと頑張っても無理っぽいデッキを作るのは、他の人の方が得意ですからね。得意分野をやっていきましょう。
デッキのコンセプト
さて。《 ダイヤモンド・カスケード 》が「墓地→マナ→手札」とスノーフェアリーを動かすカードであることは先ほど説明しましたね?
ならば、「手札→墓地」という新たなラインを作ってやれば、このカードは事実上、出るたびにマナと墓地をただただ入れ替えてマナをアンタップさせるというスーパーマナ回復パーソン(ポリコレに正しい言い方)となるわけです。
あとは、こいつを出し入れする手段を用意すれば晴れて無限マナの完成ですね。
まとめると、必要なのは「手札のスノーフェアリーを墓地に送り込む」ギミックと、「《 ダイヤモンド・カスケード 》を何度も出し入れする」ギミック。
もちろん、両方とも一巡あたりのコストが可能な限り低くて使用カード枚数が少ないのが望ましいですね。
さて問題です。この2つのギミックを両方実行するうえでかかる、合計の「元手のカード枚数&マナ」と「出し入れ一巡あたりのコスト」っていくらになると思いますか?シンキングタイムです。
はい時間切れです。答えは。
元手は「5マナとカード2枚」、かかるコストは「ゼロ」です。
なんでかわかんないんですけど、こいつらが揃うと両方のギミックをこなせるんですよね。
この《 パルタン 》とかいう昭和のカードは、サイバー・ウイルスが出ると手札を2枚まで捨てて任意対象のクリーチャーバウンスを行えます。
そしてここに《 パルタン 》がいるとタダになる《 パラダイス・アロマ 》が噛むと、《 パラダイス・アロマ 》自身をバウンスすることで一切のコストなく手札を捨てることができます(矛盾)。
ここにもう一枚捨てる手札があれば任意のカードをついでにバウンスできるので、マナさえ潤沢にあればcip使い放題というわけですね。
幸いにもスノーフェアリーは軽量ブースト満載の種族ですので、デッキがギリギリになるまで延々とデッキを回し続けるのはそこまで難しくなさそうです。
さて。こうしてあらゆるフェアリーに「手札→墓地→マナ→手札…」というワールドツアーを行わせることが可能になったわけですが、最後の問題は旅の終着点となる勝ち手段です。
マナに落ちても《 ダイヤモンド・カスケード 》の進化元にしてからバウンスすれば回収できる……という噛み合いぶりから、勝ち手段は自然のクリーチャーが望ましいですね。
というわけで、結果的に選んだ最後のピースがこちら。
《 曲芸メイド・リン・ララバイ 》(480円)です。
往年の【緑単ループ】のフィニッシャーとなったこのカードはさすがにやっぱり強かった。
これをぐるぐる回し続け、《 神楽妖精パルティア 》(おっとこれも見事にスノーフェアリーですね)で山札を回復していけばそのうち勝てます。
というわけで、完成したデッキがこちらになります。
デッキレシピ:Dances with Snow Fairies
合計価格は執筆時点で3930円。実は安くしようと思えばもっと安くできるという説もありますが、とりあえずこんなんで。
というわけで、カード解説に入っていきましょうか。
採用カード解説
コンボパーツ
《ダイヤモンド・カスケード》
【 進化クリーチャー(マナ進化) 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
マナ進化-自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、スノーフェアリーをすべて、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。そうした場合、スノーフェアリーをすべて、自分の墓地からマナゾーンに置く。
50円
エクストリームデッキ回転パーソンです。収支が可能な限りプラスになるようにマナと墓地のフェアリーをぐるぐる回してアンタップさせていきましょう。
後述する「出してバウンスする」動きはマナ進化と相性抜群。狙ったクリーチャーの上に進化して回収することで、回り始めればキーパーツをいとも簡単に手札に持って来ることができます。
絶対引きたいので4投。余った分はワールドツアーに出てもらいましょう。
《パルタン》
【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー3000 / コスト5
■自分のサイバー・ウイルスをバトルゾーンに出した時、自分の手札を2枚まで捨ててもよい。捨てたカード1枚につきクリーチャーを1体バトルゾーンから選び、持ち主の手札に戻す。
70円
ワールドツアーのプロデューサーにして、胡乱なコンボパーツです。
これと《 パラダイス・アロマ 》を先に用意したうえで《 ダイヤモンド・カスケード 》降臨を狙うのが理想ですね。
最大の難点はこんな「俺は今から悪さをします!」って言ってるカードが返しのターンに除去されないわけがないってとこなんですが……。
まあそのへんは出したターンに 《 パラダイス・アロマ 》 と合わせてヤバそうなやつをざっくり戻しまくり「いっぱいバウンスしたかったんだな、かわいいね」と思わせておきましょう。
もし相手が除去を握ってそうなら、10マナ溜めて一気に出すことすら許容されます。
やっぱり絶対引きたいのでこちらも4投。やりようによっては削れるんじゃないかとも思います。
《パラダイス・アロマ》
【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
G・ゼロ-バトルゾーンにサイバーロードが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
150円
《 パルタン 》の指示のもと盤面と手札を延々と反復横跳びし、フェアリーたちを墓地へ直送したり手札に戻したりする装置です。
単独で活きることはまあぶっちゃけないんですが、そういうもんだと思ってあきらめましょう。一応、《 チェレンコ 》から大量展開してクソビートするプランもないこともないです。
こちらもまた必要なキーパーツなので4投。ダブったら喜んでマナに送りましょう。
旅するフェアリーたち
《霞み妖精ジャスミン》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
世界一2ターン目に死んだ妖精です。
このデッキにおいて死は労働をやめる理由にならないどころか、むしろバトルゾーンより墓地にいてくれたほうが嬉しいのでバンバン使い倒していきましょう。
《薫風妖精Re:コートニー》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
120円
あまりにも水文明のマナが出ないので苦肉の策として採用された、帰ってきた染色系ヒロインです。
あとはG・ストライクで受けになるくらいなんですが、ループの過程で出しておくとマナにある好きな文明の生物の上に《 ダイヤモンド・カスケード 》を乗せてバウンスすることでマナ回収できるようになります。
もしデッキを改造する際は、覚えておくと何かとお得ですよ。勝ち手段になるクリーチャーなら何でも採用できるってことですからね。
《桜風妖精ステップル》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
50円
世界一2ターン目に出て直後のターンに破壊された妖精です。どちらの手で行われたかでだいぶ違いますね。あとその後のマナ数も。
このデッキにおいて盤面に残るメリットはぶっちゃけほぼないので、ヤバそうなら素直にマナに送るのも手です。
《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》
【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 光/自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「お茶はいかがですか?」
文明:光
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
160円
タップインなのでマナの足しになりませんが、2マナブーストの水増し兼受け札として起用されたカードです。元からちょっと高いうえにさらに値上がりしたってマジ?
ループが始まってからはおおむねここから《 ダイヤモンド・カスケード 》になり、余ったマナで出して盾落ちケアを行っていくことになります。
《春歌妖精プラム》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / パワー1000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
癖がなくなったかわりに1マナ重くなったブーストフェアリーです。もっと有り体に言えば女体化した《 青銅の鎧 》です。
いつ出しても見た目通りの仕事ができるので、《 桜風妖精ステップル 》を出すのが怖い時とかに出しとくと何かと予後がいいですよ。
《恋愛妖精アジサイ》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のスノーフェアリーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
140円
全てのフェアリーをさらなるアド装置にしてくれるフェアリーたちのリーダーにして、どこぞのゴルフのせいでお高い女になってくれやがった一枚です。
これが出ているとキーパーツを探しやすくなるというのは明確な利点。もし破壊されても最低限ブーストができるのでお得です。
勝利に向けて動くためのあれこれ
《曲芸メイド・リン・ララバイ》
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーは自分自身の山札の上から1枚目を、それぞれのマナゾーンに置く。
L・ゲート:ドリームメイト(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、ドリームメイトを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く)
480円
両者の山札からブーストを行わせる、自然文明の《 黒神龍ザルバ 》みたいなもんです。実は《 薫風妖精Re:コートニー 》がいるので本当にザルバでいいという説もありますが、レシピが汚くなるので……。
そのまま無限に出し入れしているとこっちの山札が尽きるので、下記の《 神楽妖精パルティア 》で適宜山札を回復させながら出し入れするとなんか勝ちます。よかったですね。
《神楽妖精パルティア》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、いずれかのプレイヤーの墓地からカードを3枚まで選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを自分の山札に加えてシャッフルする。
55円
GBAの世界からやってきた、元祖墓地対策生物です。
とはいえこのデッキではそれは二の次。出し入れすることで山札を回復させ、ライブラリアウトを防ぐ……という役割を担っています。
それ以上でも以下でもないんですが、まあスノーフェアリーなのでこいつもぐるぐるします。よかったですね。
《チェレンコ》
【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
シールド・プラス-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、自分のシールドいずれかの下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
このクリーチャーの「シールド・プラス」能力を使った時、その重ねたシールドの束を見てその中から1枚選び、自分の山札の一番上に置く。
50円
水文明のマナ基盤になった上で、盾落ちケア&ドロー操作といざというときの《 パラダイス・アロマ 》射出のために採用した一枚です。
ぶっちゃけ最初は《 エメラル 》の二枚目以降としての採用だったんですが、別に盾に仕込みたいカードが存在しないことに気付いたのでお安いこっちに統一されました。たぶんもっとマシな選択肢はあると思うんですが……はい。
さすつよ枠
《カラフル・ダンス》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト4
自分の山札の上から5枚を、自分のマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードを5枚、墓地に置く。
200円
使うだけで、墓地とマナにフェアリーが大挙して押し寄せます。
いやまあ、さすがにここまでやってくれるなら使ってもいいんじゃないですかね。水マナさえ残しておけば、あとはかなり適当にやっても動くと思います。
このデッキの回し方
①まずはブースト&キーパーツ探し!
まずは何はともあれマナ加速。このデッキのフェアリーはだいたい出るだけでブーストしてくれるので、バンバン加速していきましょう。
2Tブースト→3T《 恋愛妖精アジサイ 》が出せれば御の字。ドローもモリモリ進んでアドアドしい動きが可能になることでしょう。
次の段階に進むには、「手札に《 パルタン 》《 パラダイス・アロマ 》《 ダイヤモンド・カスケード 》」「マナに単色のフェアリー5枚と水文明のカード」「手札と墓地に合計で単色のフェアリー5枚」が最低条件となります。もちろん多ければ多い方がいいです。
もうちょっと確実性を上げたい場合は、これに加えて「マナに合計10マナある」という条件も足しましょう。
②パルタン設置→カスケード&アロマ射出!
《 パルタン 》が出せればまずは第一条件クリア!
《 パラダイス・アロマ 》をG・ゼロで召喚時、手札を2枚捨てて任意のクリーチャーと《 パラダイス・アロマ 》をバウンスすると、マナを一切使わずに墓地を肥やしつつ任意の生物をバウンスできます。
まずは《 パルタン 》を除去してきそうな相手生物をバウンスしましょう。とりあえず《 パルタン 》の命と次のターンの安全を確保するのが重要です。
そうして《 パルタン 》が生きてターンが帰ってきたら《 パラダイス・アロマ 》召喚→手札を1枚捨てて《 パラダイス・アロマ 》バウンス……と繰り返して手札のフェアリーをすべて墓地に送った後、マナのフェアリーをタップして適当なマナの生物を進化元に《 ダイヤモンド・カスケード 》を出すと……アンタップマナが最低5枚発生した上で手札にフェアリーが5体装填されます!
あとはまた《 パラダイス・アロマ 》を召喚→2枚捨てて《 パラダイス・アロマ 》と《 ダイヤモンド・カスケード 》をバウンスすれば元に戻りますね。
この過程で浮いたマナで( 5マナを確保したうえで)さらにブーストなりドローなりすれば、《 ダイヤモンド・カスケード 》 を出すたびにさらに使えるマナが増えていきます。
そしてここで出したクリーチャーも、《 パラダイス・アロマ 》を出して手札を2枚捨てれば戻ってきますね。そう、拡大再生産です。山札がギリギリになるまでどんどんやっていきましょう。
③そのまま怒涛のソリティアに突入!
前の過程で盾落ちケアなどをしつつ、なんとかして手札に《 神楽妖精パルティア 》と《 曲芸メイド・リン・ララバイ 》を揃えていきます。
とりあえず、これらがマナに落ちたら《 ダイヤモンド・カスケード 》 の進化元にしておくと手札に引っ張ってこれますよ。
こうなれば、《 ダイヤモンド・カスケード 》を回す合間に「《 曲芸メイド・リン・ララバイ 》を出す」→「《 神楽妖精パルティア 》で山札を回復する」と動けば、そのうち相手の山札が切れて勝てます。お疲れ様でした。よかったですね。
採用候補のカード
はっきり言って、単色のスノーフェアリーならなんでも積めるとは思います。
また、同じように最終的な勝ち手段がクリーチャーであれば《 曲芸メイド・リン・ララバイ 》の枠を差し替えることでマナ回収含めて何でもオッケーになります。
勝ち手段が呪文であっても《 樹占の風 》なんかのマナ落ちケアを絡めれば無限に回せますね。
それを踏まえた上で、予算の都合がつくならば一枚だけ投入すべきカードがあります。
どう考えても最適解
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト5
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
7680円
持ってたら黙って積め。
キーパーツが5マナ生物2体のコンボにこれが入らないわけないだろ!
弱点らしい弱点はこれ1枚でこのデッキがもう一つ組めることくらいですよ。たぶん。
あと最後に、ループ機構に《 キユリ<ワル.Star> 》を絡めると染色効果なしで水文明のカードがループに使えるようになります。《 薫風妖精Re:コートニー 》の枠も不要になりますね。
《 神の試練 》を無限に連打して永遠に辿り着くこともできるので、数奇な方はぜひどうぞ。
ぶっちゃけこのデッキの構想を組んだ時は勝ち手段を語らずにレシピまで行って「また永遠かよ!」っていう展開にしようとしたんですが、どう考えてもこっちのほうが安定してたのでボツになりました。
実際にそこまで茶番を書いたところで「……もっと最適化できるなこれ?」と気付いたので、完全に時間とネタを無駄にしましたね。
おわりのまえに
……という記事を、9/17に突貫で書き上げたんですが、9/18にちょっといろいろありましてね。
何度か言ってるんですが、9/17の「伝説の邪神」発売当日に【緑単オービーメイカー】が成立してCSで結果を残しちゃったせいでそこに採用される《 恋愛妖精アジサイ 》が暴騰してしまいましてね。
他にもスノーフェアリー全般がじわじわ値上がりしたせいで、5000円じゃ組めなくなっちゃったんですよね……。
なので、私はゴルフを憎みます。今日この時から、ゴルフについて語ることは何もありません。
……とはいえ、スノーフェアリー基盤は値段の割に強固で何かと流用が利くのは事実。格安範囲内外を問わず、揃えておくとデッキを組む際に便利だとは思いますよ。
え、《 パルタン 》と《 パラダイス・アロマ 》基盤はどうなのかって?
(深く考える)
……素直に【パルタンバウンス】から始めたほうがいいと思いますよ。
おわりに
というわけで、フェアリー・パラダイスでした。ちゃんとフェアリーもパラダイスもいたでしょ?
元注文では「旧枠のスノーフェアリー&サイバー・ウイルスいっぱいと《 ダイヤモンド・カスケード 》と《 パルタン 》」みたいな感じだったんですが、その「意図」に気付いた瞬間に衝撃を受けました。
デュエマ20年の歴史はマジで芳醇で、思わぬ胡乱なカードが何かの拍子に輝きを放つ……なんてこともしばしばです。
カードプールを眺めている間に脳に電流が走ることも結構ありますので、もしどうしてもデッキが思いつかない場合はボーっと古いカードを眺めるだけでもいい頭の体操になりますよ。是非お試しあれ。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「これでまんじゅうさんのこと言えなくなったな」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
それでは、次の記事で。北白河でした。