このデッキはこんな人におすすめ! |
●グランセクトが好き! ●序盤から相手の盤面をボコボコにしたい! ●マナを増やしては消し増やしては消す積み木崩しで世の無常を感じたい |
村民・タイムイズマネー・まんじゅうです。ここ最近は毎週のように映画を観に行っていたせいで、愛しのグランセクトが環境入りしているのにも関わらずさっぱりCSに参加できておりません。キンツアが毎週違う映像流してくるもんだからさ……。
いつか弊所で生まれたデッキが競技的な大会で金星を挙げる日はやってくるのでしょうか……な当企画、格安デュエマ研究所。

今回は贅沢な欲求不満を解消すべく、
安々とした(?)グランセクトに注目していこうと思います。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚の定価(=約5000円)以内」という基準に則っていきます。

(シングル価格は、執筆(2025/9/5)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
「廉価版」からの脱却手段:助けて小人と偉い人

【 進化クリーチャー(マナ進化GV) 】
種族 グランセクト / フェニックス / 文明 自然 / パワー14000 / コスト5
■自分のマナゾーンにあるカードとエレメントが、合計5つ以上、種族にグランセクトまたはフェニックスを持っていれば、このクリーチャーをコストを[自然(3)]支払って召喚してもよい。
■マナ進化GV:クリーチャーを3体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。
《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》。プレイ時に凄まじい量のリソースを要求されるものの、マッハファイター+メテオバーンの確定除去により、相手の盤面に甚大な被害をもたらしてくれます。
環境でブイブイ言わせている同期の赤いヤツや青いヤツに比べて大層お買い得なので、是非とも研究対象にしたいなぁと常々考えていたんですが。青いヤツのように超魂X能力を使おうとすると、有用そうな下敷きのことごとくが高級品なせいでまともに研究できそうにありません。
であれば赤いヤツのように、種族染めボーナスによる自己軽減能力を活かす方向に舵を切るべきでしょう。……しかしこれもこれで問題がありまして。
強くて新しめな──具体的にはヒロインBESTで登場したグランセクトでデッキを埋め始めると、あまりにも【キャベッジ】の劣化すぎる見た目になっちゃうんですよね。【キャベッジ】側が《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》を全く求めていない以上、そんな無理を通すのは好ましくありません。
あちらにはない主張点を見出さなければ、当研究所の趣旨から外れてしまいます。であれば。
小型グランセクトを使って、全力で3ターン目に《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》を出す方向で考えてみましょう。これは「パワー12000以上のクリーチャーでデッキを染める」という縛りを抱えた純粋な【キャベッジ】にはできない芸当ですからね。
とはいえ、最序盤にデカい生物を置くだけでゲームに勝てるはずもなく。せっかく盤面を制圧できても、その先でより大きなアクションを起こせなければどうしようもありません。
例えばそのまま多面展開なりロック能力持ち生物のプレイなりができれば、数的優位を保ったまま決着をつけられそうですが。《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》のマナ進化GVのせいで、理想ムーブの先に待っているのは無残な姿になったマナゾーン。
まず間違いなく、素直にコストを払ってゲームを進めていくのは無理でしょう。……それならば。
我らが女王様にお力添えいただくことで、コストを払わずに継続的な盤面制圧と後続展開を目指そうではありませんか。
デッキレシピ:ルグンドドカリスト


デッキの合計価格は4850円(2025/9/5時点)でした。
《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》によって相手の初動を挫き、中盤以降は《クイーン・オブ・ネイチャー》による人海戦術で相手を圧殺するのがメインプランです。最終的には《オウ華武器・オウ禍武斗》を添えつつ攻め入りたいですね。
デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。便利。
採用カード解説
メインカード
《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》

【 進化クリーチャー(マナ進化GV) 】
種族 グランセクト / フェニックス / 文明 自然 / パワー14000 / コスト5
■自分のマナゾーンにあるカードとエレメントが、合計5つ以上、種族にグランセクトまたはフェニックスを持っていれば、このクリーチャーをコストを[自然(3)]支払って召喚してもよい。
■マナ進化GV:クリーチャーを3体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。
70円
コンセプト。3ターン目に出てくる可能性のあるクリーチャーとしては破格のデカさをしています。
召喚してから2回攻撃をしないと、失ったマナを取り戻すことは叶いません。とはいえ嫌々相手のシールドを割りに行くよりは、「強めのクリーチャーを出してきてもこっちはメテオバーン効果で簡単に処理できますが?」「半端にクリーチャーを寝かせるとそこを踏みながら爆アドを稼ぎますが?」という顔をするために仁王立ちさせておく方がベターです。
《クイーン・オブ・ネイチャー》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■シンパシー:自然のクリーチャー(このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにある自分の自然のクリーチャー1体につき1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
■W・ブレイカー
■自分の自然のクリーチャーすべてに「マッハファイター」を与える。
■自分のパワー12000以上のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがパワー12000以上のクリーチャーなら出す。それ以外ならマナゾーンに置く。
150円
コンセプト。なんでW・ブレイカーなんだこの人……。
2ターン目→3ターン目と軽減持ちorマナブーストクリーチャーをスムーズにプレイできれば、4ターン目にはシンパシーによる軽減を活かして召喚できるはずです。女王を起点に盤面制圧を進めていきましょう。
パワー12000以上のクリーチャーが攻撃した時の捲り&踏み倒しorブーストは強制、かつ《クイーン・オブ・ネイチャー》がいればいるほど重複する能力だということは絶ッッ対に覚えておきましょう。調子に乗って3~4体並べようものなら、昆虫軍団の凄まじい攻撃力をもってしても、ダイレクトアタックより先に山札切れがやってくることは間違いありません。
適切なタイミングで、手札や山札の上から進化クリーチャーやNEOクリーチャーを重ねて隠してあげましょう。皆さんの想像の2倍くらい速くLOさせてきますからねこのカード。
《オウ華武器・オウ禍武斗》

【 NEOクリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー17000+ / コスト9
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■自分の進化クリーチャーすべてのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。それらは、それよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
■相手のパワーが12000より小さいクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、これが進化クリーチャーなら、かわりにその能力はトリガーしない。
150円
マッシブすぎるフィニッシャー。そりゃ競技環境的には《地封龍 ギャイア》の方が強いという意見には頷きますけれど、だからってこんなに安く買えちゃって良いもんなんですね。ラッキー。
常在能力により、NEOでもなんでも進化しているクリーチャーのパワーが倍に膨れ上がります。デッキにいるほぼ全てのクリーチャーが12000以上のパワーを有しているため、コイツが存在するだけで自軍にほぼアンブロッカブルなワールド・ブレイカー野郎が増えていきます。そんなことが許されていいのか。
パワー12000以下の相手クリーチャーのcipを無力化できはするものの、非クリーチャーな除去にはあっさりやられてしまうこのカード。ロック能力を過信することなく、《オウ華武器・オウ禍武斗》にアクセスできたらすぐに相手のシールドにカチコむことをオススメします。とりあえず全てのシールドを割っておけば、返す刃を様々なカウンター手段でいなすだけで勝ちに行けますからね。
デッキの構造上マナが絶妙に伸びにくいので、《一番隊 ルグンドド》の軽減を重ねても手札からの召喚は中々大変なはず。引いてしまった場合はマナゾーンに逃がし、《クイーン・オブ・ネイチャー》によるトップ捲りの当たり枠として考えておく方がベターでしょう。
初動カード
《一番隊 ルグンドド》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■自分のグランセクトの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
50円
この世で最も影の薄い一番隊。本デッキではバリバリ活躍してもらいます。
早期にプレイすればするほど多くの恩恵を受けられるので、余程の事情がなければ最優先でプレイしていきましょう。これ1枚で《クイーン・オブ・ネイチャー》が2コスト軽くなることはお忘れなく。
《タルタホル》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札にあるパワー12000以上のクリーチャーを1体、見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
初動その2。大抵の場合手札にはパワー12000以上のクリーチャーがいるはずなので、基本的にはデメリットのない《桜風妖精ステップル》として運用できるはずです。
《一番隊 ルグンドド》が場にいれば、実質0コストで盤面にコイツを送り出せます。シンパシーによるコスト軽減やNEOクリーチャーたちの下敷き要員など、何かとクリーチャーの数を求められるデッキなので、序盤以降も暇なタイミングでプレイしておくと予後が良いですよ。
《大長老 アプル/「わたしが自然文明のプリンセス?」》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / グランセクト・ワード / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
種族:グランセクト
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
────────────呪文────────────
カード名:「わたしが自然文明のプリンセス?」
文明:自然
コスト:1マナ
種族:グランセクト・ワード
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からパワー12000以上のクリーチャーを1体、手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。
170円
初動兼受け札。枠圧縮の極み。
序盤~中盤の要である《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》や《クイーン・オブ・ネイチャー》、終盤突撃する前に欲しくなる《オウ華武器・オウ禍武斗》、引き込めるかどうかで生存率が大きく左右される《天地革命 バラギアラ》や《裏斬隠 メッサー・シュミット》……。これらを時々の状況に応じて、たったの1コストで探しに行けるのはまさに破格。
1面防御になりつつ、返しのターンに攻撃してきた相手を殴り返しながら《クイーン・オブ・ネイチャー》の能力を誘発……ということができる上面もかなり強力なので、是非とも4枚フル投入しておきたいですね。
防御カード
《裏斬隠 メッサー・シュミット》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / メカ・スプリガン / シノビ / 文明 自然 / パワー13000 / コスト5
■ウラ・ニンジャ・ストライク3(自然)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを+4000し、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
50円
貴重な緑のディフェンスニンジャ。
軽いニンジャ・ストライクのおかげで、最速で3ターン目どころか後攻2ターン目から能動的にカウンターをお見舞いすることができます。【キャベッジ】のメジャーな構築にも入りがちな《天地革命 バラギアラ》と違って、相手の虚を突きやすいのも良いですね。
いわゆる《Rev.タイマン》式のテキストなので、単にシールドを守る以外のお仕事もこなせます。自軍がアタック・ブロックされた時にも任意のクリーチャーに+4000のバフを撒けるので、相手の地上戦プランをガタガタにすることも狙えるわけです。何かと便利ないぶし銀ニンジャ、是非お試しあれ。
《天地革命 バラギアラ》

【 NEOクリーチャー 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / 文明 自然 / パワー17000 / コスト8
■革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなければ、自分の手札にあるこのクリーチャーを表向きにしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが自然の進化ではないクリーチャーなら出し、このクリーチャーをその上に置く。
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
■相手のパワー5000以下のクリーチャーは、自分を攻撃できない。
180円
よ~~~~~~~やく登場した自然文明の革命0トリガークリーチャー。《デス・ザ・チョイス》からここまで随分時間がかかったものの、寝かせた分強力になってくれたのは幸いでしょうか。
cipの確定除去により、(ほぼ)確実な延命を約束してくれるのはありがたいですね。ビマナなデッキが……というか大抵の自然デッキが苦手とする速攻戦略に対して、もののついでのように強力な攻撃制限を仕掛けてくれるのもGood。
革命0トリガークリーチャー群の中では珍しめなNEOクリーチャーという性質のおかげで、自身が革命0トリガーの外れにならないのはもちろん、山札からの踏み倒しを多用するコンセプトを邪魔することもありません。至れり尽くせり。
サンプルリストではひとまず《裏斬隠 メッサー・シュミット》と3:3の比率で採用していますが、この辺はお好みに合わせて変えていってください。ガン積みして防御力を高めまくるも良し、ガッツリ減らして攻めっ気マシマシにするも良しでございます。
《トテントン <ベア子.Star>》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 グランセクト / ドリームメイト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー8000 / コスト4
自分のタマシードがあり、このクリーチャーが自分のシールドゾーンにあれば、このクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーをタップして出してもよい。
このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。
50円
壁。このクリーチャーを維持すれば理論上ゲームに負けないので、余裕があればやっていきましょう。
《オウ華武器・オウ禍武斗》が場にいればパワーが16000まで跳ね上がるので、相手に「こちらはほぼほぼ《零獄接続王 ロマノグリラ0世》みたいな生物を所持していますが?」とデカい顔をすることができます。騙されてくれているうちにさっさと殴り勝ってしまいましょう。
今回は種族統一のコンセプト死守&構築コスト節約のために採用を見送りましたが、大抵の場合は《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》を使った方が良いです。なんでこの人グランセクト種族剥奪されてるんですか。
その他採用カード
《若き大長老 アプル》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。
■相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。
50円
初動……と呼ぶのは怪しいメタ能力に、防御カード……と呼べはするものの他と比べちょっと心許ないG・ストライクを持つ自由枠。
相手によってはコンセプト破壊レベルで動きを停滞させられる≒相対的に他の初動の何倍もこちらの動きを早くしてくれるので、状況次第では《一番隊 ルグンドド》より優先してあげても良いですね。守りたいシステムクリーチャーが多いデッキなので、地味ながらガードマンも良い味を出してくれます。
《Q.Q.G.QX./「この子はさわらせないわ!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / グランセクト・ワード / 文明 自然 / パワー12000 / コスト4
種族:グランセクト
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置いてもよい。
■相手は自身の山札を見れず、表向きにできず、順序を変えられない。
────────────呪文────────────
カード名:「この子はさわらせないわ!」
文明:自然
コスト:7マナ
種族:グランセクト・ワード
■S・トリガー
■自分の山札をシャッフルし、上から1枚を表向きにする。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、タップして出してもよい。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならそのクリーチャーを攻撃する。
260円
中継ぎ兼防御カード。このデッキで一番高級なだけはあるパワーを秘めています。
3→5ないし4→6ラインを繋げつつ相手の山札操作を咎めるクリーチャー面、運次第ではあるものの一発逆転も狙える呪文面を併せ持つ、無駄のない1枚。場持ちも良いので《クイーン・オブ・ネイチャー》の軽減にも寄与しやすく色々と便利ですよ。
《バラギアラ-MAX》

【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー17000 / コスト9
■S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《バラギアラ-MAX》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す。)
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。その後、それと同じ枚数のカードを自分のマナゾーンから手札に戻す。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分は相手のパワー6000以下のクリーチャーに攻撃されない。
180円
1~2枚はマナに触れるカードがあると良いなぁ……の思いで登用。攻撃・防御・リソース補充・敗北回避と様々な仕事をこなしてくれるので、お好みに応じて枚数を増やすのもアリでしょう。
《天地革命 バラギアラ》の革命0トリガーで捲れると悲しい気持ちになることだけは明確にデメリットなので、そこを嫌う場合は《トテントン&ボントボ》あたりと入れ替えると良さそうです。
デッキの回し方
①目指せ最速愛銀河!不死鳥パワーでボードを支配
《一番隊 ルグンドド》《タルタホル》を召喚して、3~4ターン目の《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》を目指しましょう。
上手いこと3ターン目に《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》を召喚できたら、いっそ相手のシールドに突貫するのもアリですね。後述の通り防御手段はそれなりに潤沢なので、この後相手から飛んでくるカウンターパンチに対して更なるカウンターを浴びせて殴り切り……という戦略を取るのもまた一興。
②雌伏の時!妙な硬さで命を繋げ
すぐさま《クイーン・オブ・ネイチャー》を召喚して多面展開を狙いたいものの、手札補充手段の少ないこのデッキでは、毎度様々を最速で行うのは困難なはず。
自然という文明、こと防御面に関しては不安の残る陣営なのですが。ヒロインBESTの新カード群によって様々な角度から攻撃を防げるようになったので、攻め入る準備が整うまで耐えるのはそこまで厳しくないはずです。
③女王来臨!昆虫軍団一斉突撃
シンパシー能力を活かして《クイーン・オブ・ネイチャー》をお安く召喚し、相手のクリーチャーをボコスカ殴りながら一方的にじゃんじゃんデカブツを踏み倒していきましょう。
下敷きありの《オウ華武器・オウ禍武斗》を用意できたら、反撃される前に超火力でゲームを畳みにいくのがベターです。この頃には相手も捌ききれない火力を出してきそうですし。
横にパワーn倍の《トテントン <ベア子.Star>》を添えられればより安心ですね。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《ツクっちょ》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト1
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
50円
初動枠。最軽量グランセクトかつ最軽量マッハファイター。全力を超えた全力で最速《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》着地を狙うなら、このカードの採用も視野に入れるべきでしょう。
他にも1コストのグランセクトはいますが……積極的に採用できそうなのはコイツくらいだと思います。場持ちが良いからって《デデカブラ》系のクリーチャーを入れる余裕は流石にありませんからね。
《スターダム・オウ禍武斗》《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札から1枚目をマナゾーンに置く。それがレクスターズなら、手札に加えてもよい。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、相手クリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
55円

【 スター進化クリーチャー 】
種族 グランセクト / ゲリラ・コマンド / レクスターズ / 文明 自然 / パワー1000+ / コスト6
■スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■侵略:自然のコスト4以上のレクスターズ(自分の自然のコスト4以上のレクスターズが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。
■このクリーチャーのパワーを、自分のマナゾーンにあるカード1枚につき+1000する。
180円
続いてこちら。要求値は高いものの、早期にマナ加速および攻守両面での盤面干渉を行ってくれる2枚コンボ。採用するなら是非ともセットで計8枚フル投入したいところです。
NEOないし進化クリーチャーがそれなりにいるおかげで《スターダム・オウ禍武斗》のシンカパワーを発動させやすかったり、《オウ華武器・オウ禍武斗》のバフで《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》がムキムキになりやすかったりと、序盤にマナを伸ばした後も良い感じに働いてくれます。
《アカシシーマ/レッド・アグラフ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
────────────呪文────────────
カード名:レッド・アグラフ
文明:自然
コスト:2マナ
■このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+4000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
50円
こちらは潤滑油枠。呪文面目当てで採用。
マッハファイターをし終えた後は基本暇そうにしている《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》を再度2面除去要員として働かせたり、無理矢理《クイーン・オブ・ネイチャー》の能力を起動させたりと、対戦中しょっちゅう発生する痒いところに手が届くようになります。
(S・トリガーで相手の攻撃をどうにか耐えたけど、既に展開された敵軍が多すぎて対処しきれない……)という状況でも、このカードと《クイーン・オブ・ネイチャー》を起点に一気に逆転できるかも?
《強振の超人》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー16000 / コスト7
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の墓地のカードを好きな枚数、タップしてマナゾーンに置く。
■自分のターン中に一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
80円
最後にこちら、非グランセクトながら使っていて気分が良かったのでご紹介。
除去されやすい初動クリーチャー群や《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》のメテオバーン、《「わたしが自然文明のプリンセス?」》のおかげで、このデッキは序盤からそこそこに墓地が増えやすい構造になっています。
ここをリソースに変換しつつ、マナ召喚権でいち早く《クイーン・オブ・ネイチャー》や《オウ華武器・オウ禍武斗》にアクセスさせてくれるわけですね。種族統一感は若干損なわれてしまうものの、その価値は十分にある1枚だと思いますよ。
おわりに
という訳で、【ルグンドドカリスト】の紹介でした。
正直な話、競技的な目線で見るなら【キャベッジ】より幾分パワーの落ちる本デッキですが。ワイワイ遊ぶ分には中々楽しい形に仕上がったので、自然文明にお住まいの方・居住希望中の方は是非どうぞ。
記事中でも少し触れましたが、デュエル・マスターズは競技環境で影の薄いカードがお安くなりやすいゲーム。《オウ華武器・オウ禍武斗》のようなやたら強くてやたら安いカードがたくさん眠っているので、新弾までのお暇な時間にデッキメーカーなりカーナベルなりのカード検索とにらめっこすると嬉しい発見があるかもしれませんよ。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧
