このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●急角度からのワールドブレイクを決めたい! ●ゾロスターが好きだ! ●前に見たようなデッキでも許せる!(?) |
今回は2023年ラストの格安デュエマ研究所。
というわけで、今年プッシュされた新能力や種族を使ったデッキを紹介していきたい。
2023年の新能力といえばメクレイド。
そして2023年を代表する種族と言えば……ゴッド!!
というわけで今回のテーマは、ゴッド・メクレイドだ!
格安と侮るなかれ、4ターンキルも狙えて、実際にデュエマフェスで優勝も果たしたデッキとなっている。
ゾロスターのデッキということで、年越しにも相応しいかもしれないね!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。クロニクルデッキが発売されていないんだけどさ。
※シングル価格は、執筆時点(2023/12/24)のジングルベル、もといカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
というわけで改めて、ゴッド・メクレイドの主軸になるのがこちら、《偽神類 ゾロスター》。
【 クリーチャー 】
種族 メカ・ゴッド・ノヴァOMG / オラクル / 文明 光/闇 / パワー4000+ / コスト4
■ブロッカー
■スレイヤー
■パワード・ブレイカー
■自分のターンのはじめに、ゴッド・メクレイド5する。 (ゴッド・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。 その中から、コスト5以下のゴッドを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
■中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドが出る時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。 その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
50円
2コストの軽減持ちからコイツに繋げて、生き延びればメクレイドでリンク達成!という動きを狙いたいところだ。
問題はG・リンクしたところで大した打点にならないこと。何だったらリンクした方が打点が下がるケースすらある。
(リンクしたゴッドがパワード・ブレイカーや「リンク中は追加ブレイク」系能力を持っていない場合が該当。左右のゴッド・ノヴァ・OMGはだいたいそう)
おまけに「リンクしたゴッドは離れる際に片割れを残す」という性質上、革命チェンジやニンジャ・チェンジが不発になる。
今回はこうした欠点をカバーすべく、コスト0で出せるワールド・ブレイカーをフィニッシャーとしてみたぞ。《ゲンムエンペラー 〈ヘヴィ・Star〉》だ!
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ∞ドラゴン / ゴッド / レクスターズ / 文明 闇/火 / パワー39000 / コスト13
■G・ゼロ:バトルゾーンにリンクしているゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■スター進化:レクスターズ、闇のクリーチャーまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
50円
……
このデッキ見覚えあるぞ・という方は、所長の記事をよく読んでくださっているのだと思う。ありがとう。
実はデュべり部のゾロスター回で、このデッキのプロトタイプを紹介しているんだよね。……予定していた他のデッキ群が割と盛大な予算オーバーをやらかしたので、急遽このデッキを微調整して公開する運びとなったのだ。
とはいえ、当然ながら新戦力も採用されている。「前に見たぞ」という方は、そのあたりの違いをお楽しみいただければ幸いだ。
デッキ案、3つ用意してたんだけど全滅するとは思わないじゃん
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
合計金額は4,235円(2023/12/24時点)。
最高額カードは《 極限龍神ヘヴィ 》なので、そちらを既に持っていれば安く抑えられるぞ。今年『ビクトリーBEST』で再録されたし、初出の『デュエキングMAX』もよく売れたパックだから、それほど入手は難しくないはず。
入手がめんどくさいカードを使った改造案は記事後半にて。
個別カード解説
さて、それでは個別のカードを採用枚数とともに解説。
個別カード解説【ゴッド】
まずはメインギミックとなるゴッド。
……というか、メクレイドの性質上デッキの過半数はゴッドなので、この項で概ね語り切ってしまうのだけれども。
《偽神類 ゾロスター》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・ゴッド・ノヴァOMG / オラクル / 文明 光/闇 / パワー4000+ / コスト4
■ブロッカー
■スレイヤー
■パワード・ブレイカー
■自分のターンのはじめに、ゴッド・メクレイド5する。 (ゴッド・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。 その中から、コスト5以下のゴッドを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
■中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドが出る時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。 その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
50円
G・リンクの起点。1ターン生き延びてくれればメクレイドで概ねリンクを達成できるため、最優先で立てておきたいクリーチャーだ。
中央G・リンクはかなり特殊な能力で、「他のゴッドが出た時」にも使えたり、「リンクを外すだけ」という使い方をしたりもできる。
特に《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》の進化元が必要な場合は、敢えてリンクを外すパターンもあるので覚えておこう。
また、そんな《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》が引けていない場合はパワード・ブレイカーを活かして雑殴りプランに転じることもある。G・リンク自体がちょっとした除去耐性でもあるので、状況に応じて切り替えよう。
生きて次のターンを迎える必要がある実質終極宣言とはいえ、自身がスレイヤー。マッハファイターに対してはそれなりに圧をかけられるぞ。
《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》4枚
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ∞ドラゴン / ゴッド / レクスターズ / 文明 闇/火 / パワー39000 / コスト13
■G・ゼロ:バトルゾーンにリンクしているゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■スター進化:レクスターズ、闇のクリーチャーまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
50円
フィニッシャー。「G・ゼロ」「スター進化」「ワールド・ブレイカー」と、シンプルなキーワード3つで構成されたテキスト欄がスマートだ。
とにもかくにもド級のステータス(ドステータスだ)が武器。何せ13コスト・パワー39000である。コストやパワーを参照した除去が殆ど当たらない。たとえ確定除去でも、スター進化ゆえに進化元は残るぞ。
色の合わない多色ということで、だぶついた時にマナに埋めづらいのが難点。
2枚抱えてしまった場合には、埋めることなく両方G・ゼロを狙った方が良かったりする。前述の除去耐性のおかげで、ダイレクトアタック要員としても扱いやすいからだ。
《聖霊左機 コットン》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・ゴッド・ノヴァOMG / オラクル / 文明 光 / パワー5000+ / コスト3
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■左G・リンク(このクリーチャーが出る時、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
■このクリーチャーが出た時、山札の上から1枚目を表向きにする。それがゴッドであれば手札に加える。
■このクリーチャーはリンクしていなければ攻撃できない。
130円
左の3コスト担当。
そこそこサイズのブロッカーであり、着地時に手札も補強してくれる(かもしれない)小回りの利くゴッドだ。
登場時効果で手札に加えるゴッドは、メカだったりノヴァだったりOMGだったりする必要はない。《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》が引ければラッキー。
一方でゴッド以外がめくれてしまうとちょっと悲しい。「表向きにする」なので、相手にも次のドローが貧相であることがバレてしまう。
《悪魔右機 フリル》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・ゴッド・ノヴァOMG / オラクル / 文明 光 / パワー4000+ / コスト3
■このクリーチャーが出た時、相手のコスト3以下のエレメントを1つ選び、シールド化する。
■右G・リンク(このクリーチャーが出る時、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
130円
右の3コスト担当。
このデッキでは貴重なメタクリ除去。
何せメクレイドからG・ゼロを狙うデッキなので、メタクリにはべらぼうに弱い。なるべく握っておきたいカードだ。
近年だとG・ストライク持ちのメタクリを埋めることも多いはず。打点計算にも気をつけておこう。
《極限龍神ヘヴィ》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ OMG / ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー5000+ / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、カードを1枚引き、その後、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。■左G・リンクOMG:《龍神メタル》、《破壊神デス》、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)■このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能なら毎ターン攻撃する。
320円
というわけで最高額カード、左の4コスト担当。
元殿堂カード《 龍神ヘヴィ 》が1マナ軽くなり、リンクの自由度が増した間違いなく強力なクリーチャー。
ただ、このデッキは自軍をなるべく維持したい。呪文感覚で自壊を使うのは控えたいところだ。
左ゴッドが重複しがちなので、《聖霊左機 コットン》を破壊しつつ《神人類 ゾロスター》とリンクすることはちょこちょこあるぞ。
《真滅右神ラウドパーク》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ OMG / ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー3000+ / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーはリンクしていなければ、攻撃することができない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、ゴッド・ノヴァOMGを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
■右G・リンク
55円
右の4コスト担当。何故コイツはE3スペックのまま再録されたんだろうね。
やってることは、闇によくある「墓地を肥やして1回収」。基本的には1ドローの感覚で使うことになる。
拾えるのはゴッド・ノヴァ・OMGのみなので、《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》や各種初動メンバーを拾えない点には注意。
地味にブロッカーなので緊急時はチャンプブロックにも回せる一方で、攻撃制限が思わぬ足を引っ張ることも。盤面の顔触れには注意しておこう。
どうでもいいけど、名前を入力するたび「新芽通信」というわけのわからない変換をされて頭を抱えているぞ。
誰かカード名変換辞書データ作ってくんないもんかね
《光器左神サマソニア》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ OMG / メカ・デル・ソル / 文明 光 / パワー4000+ / コスト5
■このクリーチャーまたは自分の他のゴッド・ノヴァOMGをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
■左G・リンク
50円
左の最重量。エピソード3からいっさい再録されていない、ある意味レアカード。
やや重いので、手札に見えたらマナに流してしまおう。《偽神類 ゾロスター》のメクレイドにおけるアタリ枠と考えておくのが○。
メクレイドで登場した場合、続くメインフェイズでゴッド召喚&ドローと繋ぎやすいのもポイント。
また、実はメカである。《アシステスト・アルデッド》のサポート対象であることも覚えておきたいところだ。
《極限右神ダフトパンク・アライブ》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ OMG / デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー3000+ / コスト5
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、コスト4以下のゴッド・ノヴァを1体、自分の墓地から出してもよい。
■右G・リンク(このクリーチャーが出る時、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右側にリンクしてもよい)
50円
右の最重量。
登場時に墓地肥やしと蘇生を行うため、更地から一気にリンク達成が狙える。逆転の呼び水となり得る名カードだ。
自壊持ちの4コストである《 極限龍神ヘヴィ 》との相性は良好。蘇生してリンクするもよし、再び自壊させて除去&ドローとして運用するもよし。《極限龍神メタル》から正妻の座を奪えるかもしれない。
なお、マナが伸びて《聖霊左機 コットン》と同一ターンにプレイする場合は順番に注意。
《コットン》を先に出して、山札トップが非ゴッドだった場合、《ダフトパンク》で蘇生できないカードを墓地に落とすことになる。
この場合は《ダフトパンク》を先にプレイしておきたいところだ。
《機械神類 イズモ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・ゴッド・ノヴァOMG / オラクル / 文明 光/闇 / パワー15000+ / コスト8
■このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにあるゴッドのマナの数字は1のかわりに2になる。
■パワード・ブレイカー
■中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドが出る時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。 その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
■このクリーチャーが出た時、カード3枚でリンクしていれば、ゴッド、クリエイター、オラクル以外のクリーチャーをすべて破壊する。
130円
デュべり部での紹介時には採用していなかったのだけれど、サブプランとして投入してみた。
元々は《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》をサーチする手段を入れていた枠だったのだけれど、サーチの一手間をかけるより全部薙ぎ払ってぶん殴った方が早いかなって……
あとG・リンクの左右が偏りがちなので、中央G・リンクを増やしたかったという意図も。
マナゾーンにゴッド3枚+非ゴッド1枚、バトルゾーンに軽減効果持ち1体……みたいな状態で召喚することが多め。
とりあえず1体でもリンクすれば召喚酔いしないQ.ブレイカーなので雑殴りプランへの切り替えはしやすいぞ。
なお、コイツを採用したことでちょっとだけ《聖霊左機 コットン》のヒット率も向上した。
個別カード解説【初動】
つづいては初動だ。
《Re:奪取 ブラッドレイン》4枚
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / レクスターズ / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■各ターン、自分の闇のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にはならない。
50円
2マナ初動枠。
光単色メンバーに4コストクリーチャーはいないため、闇のRe:奪取を優先して採用した。
コイツ→《偽神類 ゾロスター》と展開し、4ターン目にG・リンクを達成するのがこのデッキの基本プランとなる。
受け札が虚無のデッキなので、G・ストライクも沁みるぞ。
《聖邪のインガ スパイス・クィーンズ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 オラクル / 文明 光/闇 / パワー3000 / コスト2
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■自分のゴッド・ノヴァOMGの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
180円
この枠はかなーりいろいろ試したのだけれど、最終的にココに戻ってきた。
とにもかくにも、ターン1回制限のない軽減が超便利。4マナある時に、3コストの2体を続けてポイポイ出せるのは頼もしい限りだ。
なお、安く済ませたい場合にはこの枠を《 輝晶奇面アクロレイン 》に差し替えるとデッキの総額がグッと下がるぞ。
所長も最初、こっちにして「とにかく安い」路線のデッキにしようと思ったんだけど、自分で使い込んだデッキだし嘘はつけなかった。
例によって最悪チャンプブロックに回せるのも地味なポイント。
《アシステスト・アルデッド》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / 文明 闇 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の他のメカがあれば、カードを1枚引く。
■自分のメカを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ウルトラ・セイバー:メカ(自分のメカが離れる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい)
80円
新戦力!!
とにかく通常弾のメカ関連カード、メカ・ゴッド・ノヴァ・OMGとくっつきが悪くて仕方なかったのだけれど、コイツだけは違ったね!(謎のドヤ顔)
手札がカツカツのデッキに染み渡る1ドロー、ターン1回制限のない軽減、リンク前の貧弱さを補うウルトラ・セイバーと、すべてが頼れる名脇役。
闇のクリーチャーであることも重要で、役割が済んだら《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》の進化元になってくれる。
本当に、「あと1枠どうしよう…」となっていたこのデッキを完成させてくれたのが《アシステスト・アルデッド》だったのだ。このタイミングで紹介できてよかった。
デッキの回し方
このデッキの理想となる4キルプランは以下の3ステップ。基本的にはここで紹介する動きを目指したいところだ。
①2マナで軽減クリーチャーを召喚
2種8枚のうちいずれかを立てておきたい。
両方引けている場合は、ターン1回制限がない&ブロッカーでもある《 聖邪のインガ スパイス・クィーンズ 》を優先しておこう。
ただし、より優先すべきは《偽神類 ゾロスター》の着地。初手に来た《 聖邪のインガ スパイス・クィーンズ 》に関しては、タップインでもたつく前に1ターン目のマナにしてしまうケースもあるはずだ。
②3ターン目、ゾロスター出陣
前述のように、最優先で立てるべきは《偽神類 ゾロスター》。
展開の軸となる彼を早期着地させれば、メクレイドによって後続を呼び込んでくれる。
次いで優先すべきは手札を減らさないゴッド。《 聖霊左機 コットン 》と《 真滅右神ラウドパーク 》だ。
前者は不発のリスクがあるものの、軽減無しでも3コストなのが大きい。
後者はある程度狙ったカードを手札に加えられるうえ、墓地肥やしが《 極限右神ダフトパンク・アライブ 》にも繋がる。
……ただし、《ラウドパーク》《ダフトパンク》と展開すると左のゴッドがいない。
このあたりの左右バランスも見ながら、召喚するゴッドを選択しよう。
③4ターン目、無敵のワールドブレイカー!
《偽神類 ゾロスター》が生きて帰ってくれば理想、そうでなくても3ターン目に出したゴッドが生存していれば4ターン目にはG・リンクが達成できるはず!
リンクしたゴッドを横に置いておきつつ、軽減クリーチャーを進化元に《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》を召喚しよう!
あとはもう殴るのみ。シールドをすべて叩き割ったら、リンクしたゴッドでダイレクトアタックだ!
除去がトリガーした場合、ゴッドの「前からいた方」を残すことで召喚酔いせずトドメに向かえるぞ。
改造するなら
さて改造案。
最初にちょっと言っちゃうと、メカ・クリーチャーを多用するデッキながら《アーテル・ゴルギーニ》は入る余地がない。
蘇生効果は魅力的だけど、そもそも5マナかかるクリーチャーを召喚している余裕がないのだ。
また、他のゴッドもいろいろ検証してみた。
中でも《 神人類 イズモ 》はデッキによく噛み合いそうなんだけれど……無色であることが足を引っ張るケースが気になってしまい、今回は採用を見送った。
あれこれいじった中で、所長的な一番の採用候補は《 黒神龍ドボルザーク 》だったりするぞ。いやほんとに。
またデッキの銀枠率が上がる。
レクスターズ
採用する非ゴッドに関しては、《ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉》の進化元になることが一つの条件。
んで、進化元の条件は「闇か火かレクスターズ」。
――そう、レクスターズなら文明を問わないのだ。光レクスターズのメタクリを採用してみるのも手かもしれない。
また、進化元レクスターズといえば、シンカライズ持ちタマシードも忘れてはならない。
リソース確保、受け札、露払い……と、重要な役目を任せられそうな面々が並ぶ。《アシステスト・アルデッド》あたりと入れ替えてみても良いかもしれない。
水を足す?
あと、ゴッドサポートといえば水なんだけれど……
ぶっちゃけると、所長は水入りタイプをうまく形にできなかった。
《偽神類 ゾロスター》を筆頭に、ゴッドの面々が光と闇で固まっているので、水を足すことで事故率が高まってしまったのだ。
……ああ、問題児のアイツを純粋なゴッドサポートとして使えるのは水入り型のポイントかもしれないね。
さいごに
格安デュエマ研究所、年末回。今回はゴッドのデッキをお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
「組んでみたよ!」「こんな改造はどう?」「年末回が焼き直しなのはどうなんだ」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。いやお叱りはほどほどだと嬉しいかも。
あと今回予算オーバーになったデッキはデュべり部あたりで紹介します……
格安デュエマ研究所は来年も面白いデッキを紹介し続ける予定!
今年も1年間ありがとう&来年もお楽しみに!