さあ今回も始まるぞ格安デュエマ研究所!
紹介するデッキは「2200円でマジボンバー!光火ギャラクダッシュオシオキ鬼タイムーン」だ!
……ばにらさん?
はいはい、どうされました?
打ち合わせの時は「千年の月のワンショット」って言ってたじゃないですか!
なんでこんなおぞましい名前になってるんですか!
や、まぁ名前をちょちょっと変えただけで中身は同じなので……
????????
目次
この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画だ。
誰のことやら
「低予算」の定義は難しいけれど、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設定しているぞ。
レジェンド・スーパー・デッキ(約8000円)よりずっとリーズナブル!
※シングル価格は、執筆時点(2021/12/5)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算。この企画が12月まで続いたことにびっくりだよ。
もちろん、すでに持っているカードや、傷アリカードを使うことで、さらに安く構築することも可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品でも劣化版でもない。
妥協したデッキではなく、オンリーワンの魅力を持つデッキを紹介するぞ……というのは、本企画の言い出しっぺとして口を酸っぱくしていきたい。
はい、ここ研究員のみんなも音読ね!
デッキのコンセプト
熱心なガチまとめ読者の皆様にはバレてると思うので言っちゃうけど、ばにら所長は「妙な条件で連続攻撃するデッキ」を偏愛している。
こうね、「トリガーケア?知らん知らん!踏まなきゃ俺の勝ち、踏んだら負け、デュエマってそういうもんだろ!(※そういうもんではない)」みたいなデッキもいいじゃないか。
というわけで今回の主役も、変な条件で無限攻撃できる(かもしれない)カード……《千年の月のファラオ》だ!
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 月光王国 / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、クリーチャーを1体選び、タップまたはアンタップする。
50円
「オシオキムーンでクリーチャーをアンタップ」ということは、攻撃と同時に自分のシールドを剥がせれば連続攻撃だ。
あれ?それってもしかして……
鬼札王国の連中と組めば良いのでは???
ただ、これだとシールドが足りなくなってしまうかもしれない。
となると、シールドを手軽に追加できる手段が欲しいところだけど……
ギャラクシールドを使えば解決では???
あとは、打点の不足を補う押し込み手段……
キ リ フ ダ ッ シ ュ …… !!
……全貌が見えてきたので、あとは《千年の月のファラオ》ら主力パーツを守る手段があればデッキ完成、のはずだ!
デッキレシピ&カード解説
というわけで、完成したデッキがこれだ!今回は闇ではなく火文明を相方に選んだぞ。
執筆時点での合計価格、2220円!!
カーナベルの最低注文金額ギリギリ、本企画の中でも最安値を……
北白河ァ!!!!!
というわけで、第13回の方がもっと安かった。記録更新に失敗したところで、各カードを見ていこう。
個別カード解説~メインギミック担当~
《千年の月のファラオ》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 月光王国 / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、クリーチャーを1体選び、タップまたはアンタップする。
50円
このデッキの主力だ。アンコモンが主役、これぞ格安デュエマ研究所だね!
基本的には《キズグイ変怪》ら「殴るとオシオキムーン」組をアンタップして連続攻撃させるのが役割だ。
忘れてはいけないのが、相手ブロッカーを寝かせて道を開くこともできる点。
また、相手ターン中は相手の後続アタッカーをタップする、防御札の役割も果たせるぞ。見た目以上に便利!
ちょっと変わったところだと、味方をわざとタップしたり、相手をアンタップしたりもできる。《ドンジャングルS7》のような攻撃誘導系の相手に有効なので覚えておこう。
あとフレーバーテキストがエモいぞ。
《定めの月を待つセイジャ》
【 クリーチャー 】
種族 セイント・ヘッド / 月光王国 / 文明 光 / パワー8500 / コスト3
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに置かれ、自分のターンのはじめにアンタップしない。
■オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、このクリーチャーをアンタップする。
50円
「オシオキムーンでアンタップ」の追加枠。なんとなくメロンの味がする。
《千年の月のファラオ》と違い、アンタップできるのは自分だけ。そのため、シールドを剥がせる《キズグイ変怪》らと交互に攻撃する必要がある。
そんな汎用性の低さを割り引いても、3マナ8500のW・ブレイカーは頼もしい。線の細いこのデッキでは貴重な大型アタッカーだ。
余談だけど、所長はコイツの名前をずっと《定めを待つ月のセイジャ》だと間違えて覚えていた。みんなもたまにない?
《キズグイ変怪》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー4000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの攻撃中、自分のカードはシールドゾーンを離れない。
50円
オシオキムーン誘発担当。
スピードアタッカーでありパワーも高め。このデッキの攻めの要の一角だ。
コイツのシールド回収によって、意外と手札が枯れにくいのもこのデッキの強み。使って分かる、楽しいカードだ。
鬼タイムを発動すると突如ひよってキズ喰ワナイ変怪になってしまう点は注意。ひよってるやついる?
ちなみに《キズグイ変化》と変換されてしまうので、所長は「きずぐいへんかい」と入力している。これライフハックね。
《ゼニガタ入道》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー3000 / コスト2
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、真上の▪️能力を無視する。
50円
基本的には、スピードアタッカーを持たないかわりに1マナ減った《キズグイ変怪》だ。
2ターン目から展開できる点が何より優秀だ。コイツ+《定めの月を待つセイジャ》で雑なビートもできちゃうぞ。
こちらも鬼タイムでひよってしまうのが難点。
《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》
【 クリーチャー 】
種族 コスモ・ウォーカー / 月光王国 / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つ見る。そのシールドカードを好きな順序で山札の一番下に置いてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
50円
2マナ枠その2。シールドを減らさずオシオキムーンが誘発できるインチキカードだ。
逆に言えば、オシオキムーン持ちの《千年の月のファラオ》《定めの月を待つセイジャ》以外との組み合わせはあまりおいしくない。手札が増えないし、埋まるシールドも選べないからね…
どうでもいいけど名前はケモノなのにイラストはどう見てもペンギン、鳥だ。ピヨってるやついる?
《ライラ・アイニー》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー2000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーがバトルする時、自分のシールドを1枚、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■カンフー・ソウル
45円
バトル時限定の《キズグイ変怪》……ではあるものの、鬼タイム中でもシールドが減らせる=オシオキムーンが誘発できる。
地味なポイントとして、殴り返しによるバトルでもオシオキムーンが発生するぞ。
ひよってるやついる?いねーよな!
※12/9 22:20 一部表記を改めました。
個別カード解説~サポートカード~
《ハクメイ童子》
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■S・バック:火(火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
110円
このデッキの最高額カードにして、史上最安値に到達できなかった戦犯。初登場も再録も1年以内のコモンだろお前。
ワンショットの途中で展開して、追撃の打点とするのが役割だ。
特に、途中でオシオキムーンが止まってしまう《キズグイ変怪》《ゼニガタ入道》は、《ハクメイ童子》へのバトンタッチが必須だ。
それにしても、本来は受け能力としてデザインされたであろうS・バックが攻撃的に使われるとは……あっこれデュべり部のネタにしよう。
あとイラストアドが最強。ハクメイ童子ちゃんのスリーブとプレマください。
《モモダチ キャンベロ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■キリフダッシュ [ff01](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff01]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、自分の他のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
50円
余ったマナで出せる追撃担当。
当初は《新導バット》らスピードアタッカーのキリフダッシュも検討していたのだけれど、1マナで出せること・素出しもしやすいことから《キャンベロ》を採用したぞ。
特に、ギャラクシールドから飛び出してきて棒立ちしている《「純愛の紅」》を突然走らせたりすると強力だ。
《三日月を謡うオラトリオ》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 月光王国 / 文明 光 / パワー8000 / コスト7
■シンパシー:クリーチャー(このクリーチャーの召喚コストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にはならない)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
■オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、光または闇のコスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
50円
このデッキ唯一の光るカード。でも50円。シンパシーと出たときのドローで、使い勝手も良いぞ。
「オシオキムーンで3マナ以下を踏み倒し」なので、《ゼニガタ入道》《キズグイ変怪》らの攻撃とともに味方を展開できる。
《U・S・A・PORISU》を踏み倒して、除去耐性を高めるのもオススメだ!
※12/9 22:20 一部表記を改めました。
《「純愛の紅」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / チーム銀河 / 文明 光 / パワー6500 / コスト6
■ギャラクシールド [ll03](このカードを使うコストの代わりに、 [ll03]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが表向きでシールドゾーンに置かれた時、またはバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選びタップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
50円
ギャラクシールドでシールドの枚数をごまかすのが役目。
鬼タイムコンビは、真っ当に使えば2回目の攻撃で鬼タイムを満たし、シールド回収ができなくなってしまう。
が、自分シールドを1枚増やしておくと、3回目の攻撃でもシールド回収が行える。
《千年の月のファラオ》とのコンボを使う上で、攻撃回数の水増しは生命線だ。
……ただそれだけなら、ギャラクシールドのコストが軽い《「自由のクルト」》でも構わない。
《「純愛の紅」》の場合は、シールドに置いたとき効果を発揮するのが武器。《キズグイ変怪》らで回収すれば、何度でも使えるぞ!
また、《千年の月のファラオ》が引けていない時は、サブアタッカーとしてそのまま出してもOKだ。
《U・S・A・PORISU》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー2000 / コスト3
■マジボンバー 2(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト2以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
■ウルトラ・セイバー:光または火のクリーチャー(自分の光または火のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい)
50円
そりゃ光・火だもの、マジボンバーも入るよね!
といっても、主な役割はウルトラ・セイバー。《千年の月のファラオ》やシールド回収組を守れるのは嬉しいところだ。シールド・トリガー1回くらいなら凌げるぞ。
マジボンバーも範囲が狭いとはいえ侮れない。《モモダチ キャンベロ》を踏み倒して、召喚酔いしている味方で殴りかかったりするぞ。(だから《キャンベロ》を採用した面もある)
ちなみに、今回は不採用だけれど《斬斬人形コダマンマ GS》あたりをマジボンバーすると擬似的な《キズグイ変怪》として運用できるぞ。
《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 イニシエート / ハンター / 文明 光 / パワー1500 / コスト2
このクリーチャーがタップされている時、相手は呪文の「S・トリガー」を使えない。
50円
「トリガーケア?知らん知らん」とか言ったな。アレは嘘じゃ。
殿堂カードだし1枚入れといちゃおう枠。2マナ目で立てておけるとラッキーだ。
気付きにくいテクニックとして、《千年の月のファラオ》は味方をタップすることもできる。
召喚酔いしている《サグラダ・ファミリア》がいれば、オシオキムーンでタップするのもアリだ。
回し方
①まずは2マナでアタッカー!
2ターン目は、《ゼニガタ入道》《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》のいずれかを展開したい。
どちらも手札にいた場合、出せる3マナ域が《キズグイ変怪》なら《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》を。それ以外なら《ゼニガタ入道》を優先するといいぞ。
なお、《サグラダ・ファミリア》は基本的に優先。例外として、3マナで《定めの月を待つセイジャ》を出す流れなら避けておこう。
②3ターン目の選択肢
3ターン目は、2ターン目との兼ね合いでプレイを選ぼう。たとえば《ゼニガタ入道》→《キズグイ変怪》と繋ぐと、鬼タイム達成でシールド回収が止まってしまう。この2体は並べない方が良いだろう。
相手に既にクリーチャーがいるならば、《「純愛の紅」》で凍らせておくのも有効。
また、2ターン目に 《ゼニガタ入道》《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》 が出せており、《千年の月のファラオ》も引けているならば、それらを守れる《U・S・A・PORISU》を用意しておこう。
③4ターン目にコンボを決めろ!
4ターン目!《千年の月のファラオ》を召喚だ!
理想は《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》で連続攻撃からフィニッシュまで持って行くことだ。
マナが残っていなくても《ハクメイ童子》のS・バックや《U・S・A・PORISU》のマジボンバーで打点を追加できる。畳み掛けよう!
改造するなら
何せ類例のないデッキなので、改造の自由度は高い。
ただ、序盤の動きが結構タイトなことは意識しよう。《爆衆聖者トップアイト》や《U・S・A・NNYAA》は入りそうで入らない。
2マナ域はコンボパーツを優先的に出すし、そうなると多色カードはマナ置きに困るからだ。
十王篇の他チームも足してみる
せっかくなので「どこまで十王篇チームを盛り込めるか」にこだわって改造しても面白そうだ。
色も合致して採用しやすそうなのはビビッドロー!
《「時空さえも突き抜けろ!」》あたりは使い勝手も悪くないはずだ。
【 呪文 】
種族 美孔麗王国 / 文明 火 / コスト4
■ビビッドロー [ff03](自分のターン中、攻撃の前にこの呪文をドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこの呪文を[ff03]支払って唱えてもよい)
■コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
あわよくば《千年の月のファラオ》を3ターン目に投下。
2ターン目に《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》が出ていれば、無限攻撃が成立して3ターンキルだ。
また、以降も運よくビビッドローできれば、浮いたマナでキリフダッシュのチャンスが生まれる……が、ちょっとたらればが過ぎるので今回は見送った。
色が合うチームとしては、他に暴拳王国のアバレチェーンも挙げられる。
オススメは《聖武の鎖 レスラコーン》!
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 暴拳王国 / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■アバレチェーン:自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは破壊されない。
コイツのすごいところは、アバレチェーンの効果が「次のターンが回ってくるまで」残る点。
そう!連続攻撃のあいだ、破壊不能効果は持続するんだ!ついでに返しのターンの殴り返し耐性も付くぞ。
今回は似た役割の《U・S・A・PORISU》を優先したけれど、こっちはこっちで相手を驚かせられるカードだ。
闇を加える
メインギミックであるシールド減らしは、鬼札王国と月光王国のギミックだ。
ということは、両王国に共通する闇文明にも、噛み合うカードは多いはず。
中でも《コダマ入道》《殺意の悪魔龍 マガンド》は、シールドを減らしながら攻撃してくれる貴重な戦力になるぞ。
役割の近い《ゼニガタ入道》《ライラ・アイニー》と入れ替えつつ、デッキ全体を光・闇の2色としてしまうのもアリだ。
闇を入れる場合、月光王国の多色カードも採用候補に挙がる。《影世界のシクミ》《月を閉じ込めたヒバナ》のコンビは防御力も高く、頼もしいぞ。
また、闇エンジェル・コマンドも能力の方向が噛み合っている。ちょっと動き出しが遅いものの、《礼装の堕天チュラロリエス》が《千年の月のファラオ》と並んだりしたら強烈だ。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / アンノイズ / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドをひとつ墓地に置いてもよい。そうした場合、カードを2枚引く。
他にも…?
闇を加えるメリットは確かに大きい。
じゃあ、闇を使うことなく火と光でより面白く、強くすることはできないだろうか?
……強くする……
闇を……火と光で照らす……?
それが暗闇を火と光で照らす……!?\クロス!クロス!/
ヒントは『デュエル・マスターズ・クロス』オープニングに隠されていた!
※昔のアニメ知らないって人は、1話を無料配信しているから見てこよう!
【 クロスギア 】
種族 サムライ / 文明 火 / コスト3
クロスギアこれをクロスしたクリーチャーは、種族にアーマード・ドラゴンとサムライを追加し、パワー+2000され、名前に《ボルメテウス・武者・ドラゴン》を追加する。これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
《竜装 ムシャ・レジェンド》!!!!
これを《千年の月のファラオ》にクロスすれば、自身の攻撃でオシオキムーンが発動!
ちょっと重いとはいえ、除去も兼ねているのがクール。竜装クール。
……こうなってくると、いっそ”アイツ”も採用したいような……?
というわけで、ばにら所長の2021年ラスト回は【千年の月のファラオ まるっきり別Ver.】をお送り予定!乞うご期待!
※想定パーツの値上がりで予定が変更になる可能性は大いにあります。悩ましいね。
おわりに
今回は「ワンショット×十王篇オールスター」みたいな、いつも以上に面白いデッキになったんじゃないかな?
変なアンコモンが、突き詰めると変わったデッキになる。こういうとこ、やっぱりデュエマって面白いよね!
特に十王篇は、社会情勢ゆえに満足に遊びきれなかった人も多いと思う。改めて見直してみても楽しいと思うぞ!
例によって、感想や改造案、せっかくだからムゲンクライムとフシギバースとバズレンダも入れてみたなどなど、皆さんの声も#格安デュエマ研究所でツイートしてくれると嬉しい。
それではまた次回の研究発表をお楽しみに……と、毎週土曜更新・ばにら所長のデュエマだべり部もよろしくね!