このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●冗談の通じる友達がいる! ●あるいは友達をなくしても構わない! ●公共のイベントで使わないと約束できる!! |
今日も今日とて熱く盛り上がってるね!
シャカパチ論争。
今回はそんな論争に対して真正面から火に油を注ぐカード、《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》を使ったデッキを紹介するぞ。
カード名で『シャカパチを許さぬ』って明言しているあたり、分かり合おうとする意志が感じられないね!
果たしてどういうデッキになるのか、そしてシャカパチ論争の行方はどうなるのか?
デッキレシピはもちろんのこと、本当にろくでもない回し方のコツも記しているので、ぜひ最後まで楽しんでもらえれば幸いだ!
※本記事はジョークであり、シャカパチの是非を問うものではありません。また、記事内のデッキを使用したことによるいかなるトラブルにつきましても、筆者およびガチまとめは一切の責任を負わないものといたします。
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライター陣が持ち回りでデュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
本企画では、「格安」の定義を「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」と定めているぞ。セレクションデッキやスタートWINデッキのことは、うんまぁ、忘れておこう。良い商品だよね。
※シングル価格は、執筆時点(2023/3/13)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、既に持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することも可能となる。ぜひみなさんも、工夫して値段を抑えてみてほしい。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持ち、なおかつ倫理観の壊れたデッキを研究・紹介していくぞ!
コンセプト(言いがかり)
今回のキーカード《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》。
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■相手が手札のカードとカードで音を鳴らした時、そのターン、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。
50円
相手がシャカパチ――というか手札を鳴らしたターンは離れない・というめんどくさい上に後ろ向きな効果を持っている。
「手札のカードとカードで音を鳴らす」という条件がちょっと曖昧で、解釈によっては
「音ってのは空気の振動ですよ!カードが擦れてるんだから空気は振動してるし、それは音が鳴ってるってことですよ!!」
という言いがかりをつけることもできてしまう――かもしれない。良い子は真似しないでね。
今回は悪い子なので、《ツタンメカーネン》で強制的に相手の手札を動かし、ウザ絡みすることとしよう。
【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーはカードを1枚引く。(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札に含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
※今回はひたすらこういうノリのデッキです。くれぐれも冗談の通じるお友達同士で遊んでください。
GR召喚、そして「離れない」効果――これらを結びつけるのが、『無月の大罪』だ!
【 オレガ・オーラ 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー+4000 / コスト4
■無月の大罪2(このオーラを使うコストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊する)
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、各プレイヤーはそれぞれ自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
110円
『無月の大罪』のデメリットである味方の破壊を、離れなくなった《バチお先生》に押し付けよう。
確かに、相手を威圧するようなシャカパチはある種の罪かもしれない。
けれど、「シャカパチを許さぬ」という強い言葉を用いて過剰反応し、ただ手札が擦れただけで言いがかりをつけることもまた大きな罪だろう。
そんな大罪の報いが『シャカパチを許さぬ者』、そして罰の名を持つ者にもたらされる。まさに因果応報というやつだ。
※繰り返しますが、今回はひたすらこういうノリです。
デッキレシピ
というわけで、あまたの罪と罰を背負って完成したデッキがこちら!
合計金額は4,950円(2023/3/13時点)。
……先に謝罪しておくと、《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》が値上がったことでちょっと歪みが生じている。
クロニクルデッキで再録されているので、そちらを余らせている人は安く組めるはずだ。
個別カード解説
どうしてこんなことになってしまったのか。個別にカード採用理由を見ていこう。
個別カード解説【メインギミック】
まずはメインギミック…?シャカパチ論争に首を突っ込む命知らずたちの紹介だ。
《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■相手が手札のカードとカードで音を鳴らした時、そのターン、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。
50円
元凶。
「シャカパチを許さぬ」と言いつつ、やることはバトルゾーンへの居残り。学級会に首を突っ込んでおきながら、保身に走るその姿は何かの皮肉かもしれない。
前述の通り、カード名こそ「シャカパチを許さぬ者」だけれど、テキストで参照されるのは「手札のカードとカードで音を鳴らす」こと。
定義が曖昧な上に、鳴らした時のペナルティも保身なので、シャカパチを許さぬというのは口だけなのかもしれない。さてはお前ネット弁慶だな……?
ここまで好き勝手に言っておいて何だけど、これコラボカードなんだよね。コラボカードを学級会の火種に使うんじゃないよ!バチは薪じゃないぞ!!
《我狼罪 フェンリ業ル》4枚
【 オレガ・オーラ 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー+4000 / コスト6
■無月の大罪2(このオーラを使うコストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊する)
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。
■これを付けたクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地から、進化ではないクリーチャーを1体またはオーラを1枚選ぶ。そのカードのコストが、これを付けたクリーチャーに付いているオーラのコストの合計より小さければ、墓地からバトルゾーンに出す。
50円
『無月の大罪』で自身のコストを軽減できるオーラ。
特徴は攻撃時の、「墓地のクリーチャーかオーラを選び、そのカードのコストが殴り手の持つオーラのコストより小さければ蘇生」。
まどろっこしい書き方だけれど、「そのカードのコスト」という指定がポイント。ツインパクトで軽い側のコストを参照するインチキができるぞ。
具体的には《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》をコスト2として蘇生できる――といった具合。
以前取り扱った《ロック"SPK"スピーカー》と同じパターンだね。今回は《フェンリ業ル》がコスト6なので、コスト5までのカードが蘇生対象だ。
……ただ、その旨を記した公式FAQの項目がいつの間にか消されている。(Internet Archive)
名指しでの裁定変更はアナウンスされていないものの、今後「その挙動は不可」と明言される可能性があることはご了承いただきたい。
(裁定がグレーであるうちは、対戦相手に確認を取って使うのが望ましいぞ!何もかもめんどくさいデッキだな!!)
《時の玉 ミラク》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャスティス・オーブ / 革命軍 / 文明 光 / パワー1500 / コスト2
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドをひとつ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。)
70円
5枚目以降の《バチお先生》。というか《バチお先生》が《ミラク》の5~8枚目。
相手が手札を鳴らした・鳴らさないで揉めることなく、純粋に除去耐性持ちの小型クリーチャーとして運用が可能だ。
はいそこ!「じゃあ《バチお先生》いらなくない?」とか言わない!
なお、防御面がペラペラのデッキなので、ブロッカーであることも地味に嬉しい。はいそこ! 「《バチお先生》より偉いじゃん」とか言わない!
《ツタンメカーネン》2枚
【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーはカードを1枚引く。(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札に含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
「アッ今手札鳴らしましたよね!?」担当。書いといて何だけど最悪だな……
《バチお先生》の誘発条件が「カードとカードで音を鳴らした時」である以上、相手が手札を枯らしてしまうと《バチお先生》はただのバニラに成り下がってしまう。
そんな事態を防ぐため、また何より「引いた時に音が鳴りましたね!?」とイチャモンをつけるため、《ツタンメカーネン》は今日も行く。
切札ジョーもこんなことのためにジョーカーズを生み出したんじゃないぞ。
《斬罪 シ蔑ザンド》3枚
【 オレガ・オーラ 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー+4000 / コスト4
■無月の大罪2(このオーラを使うコストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊する)
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、各プレイヤーはそれぞれ自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
110円
追加の『無月の大罪』兼、軽量除去。
「付けた時」の除去と『無月の大罪』による味方破壊、どちらも《バチお先生》に罪をなすり付けて被害を抑えよう。
なお《時の玉 ミラク》に罪を押し付けてエスケープするのもアリだけれど、シールドがゴリゴリに削れることは忘れずに。
《音奏 プーンギ》1枚
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / ワンダフォース / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■相手の呪文を唱えるコストは1多くなる。
■自分のターン中、相手が呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
50円
2マナ枠の追加。
「GR召喚を使う」「小型クリーチャーが欲しい」デッキということで、ささやかな足止めも兼ねて採用してみた。
ぶっちゃけ、他の3枚積みのスロットを4枚にする形でカットしてしまってもOKだ。
個別カード解説【初動/蘇生対象】
ここからは主に2~3マナ圏で、マナや手札を増強するカードを紹介する。
――ただし、このデッキでの役目は単なる初動ではない。ツインパクト達は呪文面の軽さを活かして、《フェンリ業ル》による蘇生対象となるぞ。
シャカパチの話になると墓地からぞろぞろ出てくる大型クリーチャーたち、《お気持ちの化身》なのかもしれないね。
《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 光 / パワー9000 / コスト9
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■相手は呪文を唱えることができない。
【呪文】
カード名:歓喜の歌
文明:光
コスト:3マナ
■自分の山札の上から9枚を見る。その中からコスト9のカードを1枚、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りをシャッフルし、山札の一番下に置く。
60円
《お気持ちの化身》その1。
山札を掘りつつ、《フェンリ業ル》で蘇生したあとは呪文封じを務める、影のキーカード。
アタックトリガーに頼ったデッキながら、コイツで呪文を咎めることでS・トリガーのリスクを大きく抑えることが可能だ。
もちろん、ターンが帰ってくれば普通にサブアタッカーとして運用もOK。後述の《ヴェルベット》と並んで、頼れる柱となってくれる。
《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 オラクル / 文明 光/自然 / パワー11000 / コスト9
■ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のクリーチャーは、タップして出る。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
【呪文】
カード名:フェアリー・パワー
文明:自然
コスト:3マナ
■山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがパワー6000以上のクリーチャーなら、カードを1枚引く。
230円
《お気持ちの化身》その2。
呪文面は3マナで撃てる「1ブースト&条件付き1ドロー」。
やってることは《豊潤フォージュン》系列であり、弱いはずがない。
クリーチャー面は《フェンリ業ル》で蘇生できる大型ブロッカーであることはもちろん、コストが9なので《歓喜の歌》にも対応しているぞ。
相手クリーチャーへのタップイン強制も言わずもがな強力。《ナンバーナイン》で呪文を封じ、《ヴェルベット》でクリーチャーを弱体化させ、盤面を制圧しよう!
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》3枚
【 ツインパクトカード 】
種族 アース・ドラゴン / オリジン / 文明 自然 / パワー16000 / コスト10
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーが離れる時、かわりにマナゾーンに置いてもよい。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
【呪文】
カード名:神秘の宝剣
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札を見る。 その中から自然ではないカードを1枚、タップしてマナゾーンに置いてもよい。 その後、山札をシャッフルする。
210円
《お気持ちの化身》その3。
呪文面でマナの色を整えつつ、クリーチャーとして出れば盤面を引っ掻き回す、これまたパワーカード。
特に、《ナンバーナイン》《ヴェルベット》で対処できない、既に出てしまったクリーチャーをマッハファイターで討ち取れるのは嬉しいところだ。
惜しむらくはコスト9でないこと。そうだよね、ナンバーナインより流星アーシュちゃんにサポートされたいよね。このエッチマンめ!
《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》1枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9
■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー
【呪文】
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
420円
《お気持ちの化身》その4。
……まぁその何だ、本当は3枚くらい入れたかったけど予算オーバーした枠。
格安デュエマ研究所でこういう妥協はしたくなかったんだけど、思ってたより値動きしちゃったので申し訳ない……
《歓喜の歌》で持ってこられる9コスト・墓地を肥やしつつ必要なカードは拾える呪文面・と、このデッキに非常によく噛み合っている。
《ACE-Yamata》同様、既に出ている相手クリーチャーに干渉できる点も強みではあるけれど、このデッキではそれほど墓地が溜まらない。
自己軽減もパワー低下も、オマケ程度のものと割り切っておきたいところだ。
《凶鬼29号 ゾットバ/ゾットバ・ネッセンス》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇/自然 / パワー3000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、闇のクリーチャー1体または闇のオーラを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
【呪文】
カード名:ゾットバ・ネッセンス
文明:自然
コスト:2マナ
■自分と相手のクリーチャーをそれぞれ1体ずつ選び、バトルさせる。
50円
テキストがパッと思いついた人はかなりのデュエマフリークかもしれない。『ゼーロのオレガ無月の大罪』限定収録の、ややマイナーなツインパクトだ。
4コストという点で取り回しが悪いものの、オーラを回収できる貴重なカード。
しぶしぶ自身を破壊してしまった《シ蔑ザンド》や除去された《フェンリ業ル》、あるいは《終焉の開闢》で落ちてしまったそれらを拾える、縁の下の力持ちだ。
呪文面は非常に軽い強制バトル。《八頭竜 ACE-YAMATA》に使えば、「バトルに勝った時」効果も狙えるぞ。
《雪溶の鎖/堕牛の一撃》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ビーストフォーク / 文明 闇/自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーが破壊された時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
【呪文】
カード名:堕牛の一撃
文明:闇
コスト:1マナ
■自分のクリーチャーを1体破壊する。そうしたら、カードを2枚引く。
50円
退化ギミックのお供として注目されたのも今は昔。すっかりお手頃価格になってくれた優良カードだ。
例によって主な役目は呪文面。無敵モードの《バチお先生》や、エスケープ持ちの《時の玉 ミラク》に撃ってアドバンテージを稼ごう。
また、ツインパクトであることが幸いして《終焉の開闢》や《凶鬼29号 ゾットバ》で回収できる。
隙あらば繰り返し使って、山札を掘り進めよう。
《桜風妖精ステップル》4枚
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
170円
クリーチャーが残る2マナ加速として、格安デュエマ研究所の常連となっているスノーフェアリー。今後スノーフェアリー種族が推されるっぽいことを踏まえると、ますます需要も高まりそうな……?
このデッキでは、マナ加速はもちろんのこと、自己ランデスもメリット。
《フェンリ業ル》で蘇生したい大型クリーチャーを、マナから墓地に送る手助けとなるぞ。
個別カード解説【GRクリーチャー】
《ギラミリオン・ギラクシー》2枚
【 GRクリーチャー 】
種族 メタリカ / ワンダフォース / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のメタリカを1体タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
50円
正義のために戦うキラの切り札。もちろんシャカパチ論争にも首を突っ込むぞ!
うまく《フェンリ業ル》をくっつけられたら、実はメタリカである《バチお先生》を寝かせて2回攻撃を狙おう!
2回攻撃で《ナンバーナイン》《ヴェルベット》と蘇生できれば、勝利は目前だ! 正義っていうのは、いつだって勝者によって押し付けられるものだぞ!
《ヨモツ 丁-三式》2枚
【 GRクリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー3000 / コスト4
■マナドライブ5(闇):このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンのカードが5枚以上で闇文明があれば、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
闇のアタックトリガー持ち・かつハンデスに絡まないGRクリーチャーとなるとコイツが唯一だった。ハンデスしちゃうとシャカパチもへったくれもなくなってしまうからね……
主力オーラ《フェンリ業ル》がアタックトリガーなので、ついでに他のアタックトリガーを使えるGRはよく噛み合っているぞ。
《フェンリ業ル》で蘇生できない2枚目の《フェンリ業ル》や、呪文として使いたい《堕牛の一撃》を回収していこう。
《トムライ 丙-三式》《シャギーⅡ》《続唱の意志 マーチス》各2枚
【 GRクリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の墓地からカードを3枚まで選ぶ。相手はそれを、好きな順序で自身の山札の一番下に置く。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
【 GRクリーチャー 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
【 GRクリーチャー 】
種族 メタリカ / ワンダフォース / 文明 光 / パワー1000 / コスト3
■マナドライブ 5 (光):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが5枚以上で光文明があれば、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する) (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
その他の、メインギミックにあまり関わらないGRクリーチャー達。ぶっちゃけ好みでいろいろ試してほしい枠だ。
《フェンリ業ル》の効果を使うため、バトルゾーンに残って攻撃できることが最低条件になるぞ。
《シャギーⅡ》については、《シ蔑ザンド》でめくれた場合に自身を破壊して、「離れたとき」効果でマナ回収できるケースもある。
デッキの回し方
このデッキの基本は「相手のシャカパチにイチャモンをつけながら墓地蘇生」。本当にひどいな。
なんかもう、深く掘っても不幸にしかならない気もするけれど、具体的に見ていこう。
①友達を作る
まずはクソみたいな言いがかりをつけても、冗談として笑ってくれる友達を作ろう。
初対面の相手に「アッ今手札鳴らしましたよね~?」などと言った日には、良くてジャッジコール・悪くてリアルファイトだ。
あと、そもそもリモートデュエマだと「今って手札鳴らしました?」と画面越しにアホな質問を飛ばすことになる。
実際に対面で遊べて、かつ冗談の通じる友達を用意することが、このデッキを回す最大のコツだ。
なお、そんなふうに一緒にデュエマを楽しめる友達がいるならば、その時点であなたの勝ちである。
②マナ加速と墓地の仕込み
無事に友達が用意できたらデュエマスタート。2ターン目に《バチお先生》を出してイヤな顔をされよう。
なお、これがカードショップやイベント会場だった場合、隣の卓のシャカパチ音で対戦相手のシャカパチ音が判定できない恐れがある。
「すいません、シャカパチ音が聞こえないんでシャカパチやめてもらっていいっすか?」
と申し出ることで、会場全体のシャカパチを止めることができるかもしれないぞ。まさに《シャカパチを許さぬ者》に相応しい動きだね。何言ってんだ。
えーと、初動の話に戻ると。
《桜風妖精ステップル》から動き始めて良いけれど、どうせ3マナ域でツインパクトを墓地に送り込みたい。無理に2→4の流れを作る必要は薄いだろう。
なお、《終焉の開闢》では落ちたオーラを拾えない点に注意が必要だ。
③罪を数えろ!学級会の始まりだ!
『無月の大罪』で犠牲にすべきクリーチャーが用意できたら、《我狼罪 フェンリ業ル》の登場だ!
繰り返し述べているように『無月の大罪』の罪は《バチお先生》になすり付けよう。学級会の責任は言い出しっぺに任せるべきだ。
残念ながら《フェンリ業ル》にスピードアタッカーはないため、1ターン棒立ちになってしまうのはご愛敬。
ひとたび攻撃に参加すれば、墓地から強烈なロック効果持ちクリーチャーを釣り上げてくれるぞ。
シールドをブレイクしたら、もちろん合言葉は一つ。
「アッ今手札に加えたカードで音鳴りましたよね?」
・・・
親しき仲にも礼儀あり、という言葉は肝に銘じておこう。
改造するなら
さてこのデッキ。
「呪文面が初動として使いやすく、クリーチャー面がパワフルなツインパクト」であれば、ある程度なんでも採用圏内となる。
今回はクリーチャー面の制圧力が高いことと《歓喜の歌》で拾えることを優先したけれど、違ったパターンの味付けもアリだ。
この改造を行う場合には、《ロック"SPK"スピーカー》との住み分けを意識してみてほしい。
……あと繰り返しになるけれど、裁定変更がアナウンスされた場合はコンセプト自体が半壊するので、そのあたりはこまめにチェックしてほしい……(小声)
バウンスはシャカパチ!!
水を足して、バウンス手段を豊富に採用してみるのも手だ。
バウンスされたカードは手札に加わる。すなわち手札のカードで音が鳴る。となれば《バチお先生》は無敵だ。完璧すぎる筋書き。
もしくは色を足さずとも、《魔天降臨》を入れてみても面白い。使われた相手は絶対面白くない。
何やかんや、デッキを改造する以上に、このデッキを使って場を盛り上げられるような話術を磨くことが大切なのかもしれないね。(丸投げ)
さいごに
格安デュエマ研究所、今回は《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》デッキをお送りしたぞ。
シャカパチをする側は「相手はイヤかも?」と気遣うことが・不快に思った側も後からネットで騒ぐような真似は差し控えることが大切なんだね。そんな話だっけ?
「組んでみたよ!」「こんな改造はどう?」「公式が掲げる勝ち負けを問わないカジュアルってこういうのじゃないよね」といったコメントがあれば、ぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。「友達をなくしたんだが?」「めっちゃ怒られた」といったクレームは受け付けないぞ。
格安デュエマ研究所、来週はちゃんとマトモなデッキを紹介予定! その日まで、あなたが余計な学級会に巻き込まれませんよう。