皆様ごきげんようです。ガチまとめ所属のVライター、花咲カナです。
この記事はワタクシがバーチャル電脳都市であるとこの四日市市(?)の方から、元気にデュエル・マスターズの情報をお届けするというものです。
今回はアドバンス・オリジナルの両環境で活躍するあのデッキのお話をしていきたいと思います。
どうぞゆっくりしていってくださいね。
目次
本日のテーマ「アナカラーデッドダムド」
本日の主役はこの子です。
青緑黒の「アナカラー」で構成されたデッドダムドになります。
このデッキは2019年の夏にクロニクルデッキ「SSS!! 侵略デッドディザスター」が発売されたことで登場します。
発売したその週に結果を残すなど華麗なデビューを飾り、山形で行われた超CSⅢでは予選突破者の128人のうち実に49人が使用。環境を完全に掌握しました。
このデッキはなんと言っても《虹速 ザ・ヴェルデ》+《SSS級天災 デッドダムド》のお陰で盤面を綺麗にお掃除してくれるので、「場にクリーチャーを出す」というごく普通の行動に対して異常に強かったんですよね。
対抗出来たのは【青魔導具】とか【ロマノフワンショット】みたいな特殊なデッキたちでした。
あと忘れていけないのは《禁断機関 VV-8》との相性の良さでしょう。
それまで一部のデッキでしか使われてなかったカードですが、青い便利なコマンドがいっぱい登場したことで「このカード、ヤベーこと書いてあるんだな」ってことをプレイヤーの皆さんに思い出させてくれました。
このデッキ、一生強いんじゃないかと当時は思ったのですが、ところがそうもなりませんでした。
秋には《天啓 CX-20》や《マリゴルドⅢ》といった強力なGRクリーチャーの登場で《BAKUOOON・ミッツァイル》系統のデッキが大幅強化。
【青黒カリヤドネ】の登場もあって、環境最強の座はあっさり明け渡すことになりました。
さらに追討ちのように《全能ゼンノー》が登場したことで、このデッキのメインギミックが封殺されることに……。
その後幾多のGRギミックの制限などでちょくちょく結果を残すことはありましたが、それでもせいぜいTier2デッキといった印象でしたね……。
しかし、時代は変わりました。
夏の蝉と言われたのも最早過去の話。
いまではアドバンス、オリジナル2つの環境でTier1に君臨していると言っても間違いじゃないでしょう!
デッドダムドは強いのです
デッドダムドの強さの要因は、やっぱり総合力の高さでしょう。
3色カラーのデッキは基本的に事故と向き合わないといけないんですが、《天災 デドダム》がこれを大幅に緩和してくれます。
不足するリソースは《ウマキン☆プロジェクト》でカバー。
《生命と大地と轟破の決断》に頼った戦い方は出来なくなりましたが、それは相手も一緒。
ハンデスや妨害は《絶望と反魂と滅殺の決断》がなんとかしてくれます。
相手の攻めは《虹速 ザ・ヴェルデ》と《SSS級天災 デッドダムド》で破壊し、その後は《無修羅デジルムカデ》で封鎖。
あとは盤面を作っていって《轟く革命 レッドギラゾーン》と《奇天烈 シャッフ》で、〆て終わり。
ね、簡単でしょう?
【アナカラーデッドダムド】のサンプルリスト
アドバンス
今回はアドバンス用とオリジナル用に分けてみました。まずはアドバンス用。
サンプルリスト
オリジナル
続いてオリジナル用。こちらは《無修羅デジルムカデ》がないのが一番大きな違いですね。
サンプルリスト
では採用カードの方を順に見ていきましょう!
採用カード解説
アドバンス
《霞み妖精ジャスミン》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
特に深く説明は致しませんが、初動です。
《悪魔妖精ベラドンナ》という選択肢もありますが、多色をカツカツにしたいわけでもないのでこちらの方を優先していいでしょう。
《フェアリー・ライフ》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。
こちらも初動です。
余談ですがワタクシは初版が好きです。光っているものも好きなのでホイルライフも好きです。
バーチャルな世界ではカードは反らなくて助かるため、デッキをピカピカにしていることも多いですね。
《光牙忍ハヤブサマル》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3
ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。
特にトリガーで受けるデッキではないですが、保険みたいなイメージで加入しています。デッキを1枠割いてのご契約にはなりますが、手札にあれば1打点阻止保証が付いて大事なシールドを守ってくれます。
なお《∞龍 ゲンムエンペラー》は保険の適用外となっておりますので、予めご了承ください。
また加入出来るプランは通常、MC版、イナイレコラボ版など多数ありますが、ワタクシは一番高いMC版プランが好きです。もちろん保証に差異はありません。高いだけです。
皆様も好きなプランで契約しましょう。
《天災 デドダム》
【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
今更、こう、解説することもないのですが一応……。
皆さんご存知かと思われますが、強いです。もう少し言語化を試みてみますと、
・手札の調整とマナブーストを同時に達成できる
・青緑を含む色が単純にマナを伸ばす系統のデッキと相性がいい
・3コストなので、3ターン目の初動としても許容出来るし、2ターン目のブーストから入った場合多色カードを逃がしながら使える
・ブーストクリーチャーでありながら終盤まで強い
・場に置いておけばいつでもデッドダムドになれる
・持っていると上流階級感を味わえる
といった具合でしょうか。
もちろんそんなに考えずに使っても強いですよ。
《虹速 ザ・ヴェルデ》
【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーをマナゾーンから召喚してもよい。
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーは、バトルゾーンまたは自分の墓地にある間、すべての文明を持つ。
対アグロや、【青白ギャラクシールド】などのシステムクリーチャーを破壊したいときはやっぱりこれですね。《SSS級天災 デッドダムド》と合せて運用ください。
ちなみに墓地にあるときに闇文明も有していますので、《絶望と反魂と滅殺の決断》の効果で蘇生出来ます。
《奇天烈 シャッフ》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。
使い方としてはイメージ通り「呪文を止める」でいいです。
特に《轟く革命 レッドギラゾーン》が絡むとシャッフ複数体で呪文を3つ4つ止めることも可能ですので、ほぼ《偽りの王 ナンバーナイン》ような状況になったりもします。
あとは同型では相手クリーチャーを除去したくないシーンも多いので、このカードで相手のアタッカーを止めるなんて使い方もありますね。
《ウマキン☆プロジェクト》
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / サイバー・コマンド / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー0000+ / コスト4
■バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
{OL}自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
デドダムの5枚目以降と表現するには強すぎますね。コマンド持ちで単体でWブレイカーになれます。トリプルにはあまりならないですね。
基本的には6コストで使いたいカードです。4より6で使った方が映えます。8だったら4+4で動く方が強いです。
《無修羅デジルムカデ》
【 オレガ・オーラ 】
種族 マフィ・ギャング / デリートロン / 文明 闇 / パワー+4000 / コスト5
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。
場に置いておきましょう。相手のカードがタップしてバトルゾーンに出るようになります。
ビートだけにとどまらず、システム系のクリーチャーを処理しやすいので基本的に場に立てておきたいです。
《絶望と反魂と滅殺の決断》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト5
■この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
→コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
基本的にはハンデスで使います。特に序盤はほぼハンデスでしょうか。
除去は他のカードで賄えます。ただし《全能ゼンノー》、てめーは例外です。
蘇生はデドダムとヴェルデを釣れるので、使い勝手はかなり良さめです。
さすがに【黒単デスザーク】のようなテクニカルな使い方はありませんが、それでも充分に強いカードでしょう。
《復讐 ブラックサイコ》
(殿堂カード) 【 進化クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 侵略者 / 文明 闇 / パワー7000 / コスト5
■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―闇のコマンド(自分の闇のコマンドが攻撃する時、手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
「引けると楽しい」カードですね。
少し裁定の話に足を踏み込みますが、デドダム→侵略サイコ→チェンジレッドギラゾーンは出来ません。サイコに侵略してしまうとレッドギラゾーンの革命チェンジ条件を満たさなくなってしまうからですね。
《生命と大地と轟破の決断》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト5
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
これも引けると世界が変わるカードですね。
制限前は「ウマキンでマナを大量に伸しながら、ネイチャー2枚使って一気に大量展開してレッドギラゾーンを使ってそのままフィニッシュまで持っていく」なんてテクニックもありました。
現状はそういったプランが取れなくなってしまいましたので、引いた時に「おっ、今日は引きが強いなぁ」と思いながら唱えるのがいいと思います。
《禁断機関 VV-8》
(殿堂カード) 【 禁断クリーチャー 】
文明 水 / パワー12345 / コスト6
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を自分の手札に加える。
このクリーチャーに封印を3つ付ける。
■禁断機動:このクリーチャーの封印がすべてなくなった時、このターンの後に自分のターンを追加する。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそれと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
このカードも引けたら楽し(ry
使ったらだいたい勝てます。機動したらほぼ勝てます。
特にコマンドが増えて機動はかなり楽になったので、場に何かいれば置いたターンにそのまま機動までいけてしまえたり。
さすがは殿堂カード、といった性能の1枚ですね。
《轟く革命 レッドギラゾーン》
【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 水/火/自然 / パワー11000 / コスト7
■革命チェンジ:水、火または自然のコマンド(自分の水、火または自然のコマンドが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■自分のコマンドはすべて「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を持ち、ブロックされない。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。
皆さんはこのカード使ったことありますか?
ワタクシは使ったより使われたことが多いですが、このカードはふつーにヤベーです。すんごい《永遠のリュウセイ・カイザー》みたいイメージで間違っていないと思います。
ゲームを決める際はもちろん、まだ勝てない状況でもこのカードを場に立てるとウマキンなどを使って無限にコントロール出来ちゃっり。
《SSS級天災 デッドダムド》
【 進化クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / S級侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー11000 / コスト8
■進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
■SSS級侵略 [天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。
破壊、マナ送り、バウンスを選べる万能除去札です。最終的にはアタッカーにもなります。反復横跳びでも除去を飛ばせるのが優秀過ぎて、1枚あれば色々なんとかなっちゃったりします。
とにかく色の合うコマンドに意義を持たせる1枚ですので、常に見えるところには置いておきましょう。
なお見える範囲のデッドダムドが全て墓地にあると墓地メタカードなので帰ってしまいかねないので、可能であればマナにも置いておくよう心掛けておきたいです。
GRゾーン
除去耐性が欲しいので、基本的には「効果が強いこと<パワーがそれなりにある」ことを重視していいとワタクシは思っています。
相性のいい《スカップⅢ》は確定ですが、他はパワー3000以上のクリーチャーを揃えておきましょう。
【 GRクリーチャー 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■マナドライブ 3(自然):自分のマナゾーンのカードが3枚以上で自然文明があれば、このクリーチャーに「マッハファイター」を与える。(「マッハファイター」を持つクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
《無修羅デジルムカデ》でのGR召喚を前提としていますので、 役割が被る 《全能ゼンノー》も特に必要ないかな、と思っています。
ただ《天啓 CX-20》くらいのリターンのあるカードなら検討していいかも……。
オリジナル
オリジナルの方の構築でのみ採用しているカードについて、ここでは説明します。
《解体人形ジェニー》
【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー1000 / コスト4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見てその中から1枚選び、捨てさせる。
《無修羅デジルムカデ》を使えないので、先に相手のキーパーツを引っこ抜くことでテンポを取ることを目指します。
というわけでこの《解体人形ジェニー》に白羽の矢が立った感じですね。
ちなみにワタクシはうさちゃんジェニーも薔薇ジェニーも好きです。ただ最近使っているのはハロウィンジェニーちゃんです。全部可愛いと思ってます。
《超奇天烈 ギャブル》
【 進化クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / 侵略者 / 文明 水 / パワー7000 / コスト5
■進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。
その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。
2年前は標準装備されていたカードですね。
オリジナルレギュレーションではデッキの中にリソース系のカードを入れることになりがち(例:マナ回収など)なので、このカードの活躍の場は多そうです。
特に【青魔導具】相手には《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》なんかを唱えてターンを貰うことが勝ち筋になっていたりします。
ちなみに効果は強制です。【黒単デスザーク】などにうっかり出すと《卍・獄・殺》が捲れて大変なことになりかねないので、使用に当たってはくれぐれも慎重に。
このデッキの使い方
カード解説などでも簡単に触れましたが、確認していきましょう。
このデッキはブーストから繋いだ後は「相手のデッキの要」をまず先手を打って潰します。
例えば盤面を並べるデッキであれば《虹速 ザ・ヴェルデ》でその芽を摘みます。後からアタッカーを出すデッキならば先に《無修羅デジルムカデ》を。
呪文のループを目指すようなデッキであれば《奇天烈 シャッフ》を出しながら攻撃する体制を整えつつ、相手も同じようにマナを伸ばしてくるなら《絶望と反魂と滅殺の決断》で手札を叩きましょう。
というのもこのデッキは「シールドで受ける」といった要素は一切ありません。対応が後手に回らされると苦しいんですよね。
そういった具合に相手の「第一波」を対処出来たなら、あとはじわりと差を広げていきましょう。
優先度を後ろにしていたハンデスだったり、《無修羅デジルムカデ》の擁立だったり、盤面の除去だったりをしつつコマンドを並べます。
もちろん《禁断機関 VV-8》があるなら、それに越したことはありません。
終盤はコマンドを連打していくことになります。特に《轟く革命 レッドギラゾーン》を場に置いておくと、相手の抵抗を無にしやすいのでオススメです。
最後はSA効果を付与された《奇天烈 シャッフ》を動かしながら総攻撃を掛けてこの戦いを終わらせましょう。
コントロール寄りの動きをしなければいけない部分もある都合、相手のデッキの性質はある程度把握しておく必要はあります。
ただ上手く対処出来なかったとしても、非常に強力なカードが多数搭載されているため、充分逆転は可能です。
Tier1評価を受けているデッキというのは、やっぱり強いのです。
デッドダムド対策!
では相手がデッドダムドを使っている場合はどうすればいいのでしょうか。
デッキという観点からの対策で言えば、「盤面を並べる」といったデッキや「ロングゲームをする」といったデッキはよっぽど強力でないと対抗するのは難しいです(こうした戦いを挑んでこのデッキに勝てうるのは、オリジナル環境の【黒単デスザーク】のような本当に手厚いデッキに限られてしまいます)。
「盤面を作らずアンフェアに勝つ」「下準備はある程度必要だけど、1枚のカードからワンショットして勝つ」といったデッキが、デッドダムドに対しては勝ちやすいかなぁ、と思っています。
その最たる例で言えば、【青魔導具】になるでしょうか。
このデッキは《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を起点としてワンショットをするデッキですので、デッドダムド側の対抗手段はかなーり限られてきます。
またカード単位でいきますと除去をマッハファイターに頼ることが多いので、《全能ゼンノー》は天敵になります。
ただしこのカードは《無修羅デジルムカデ》の擁立前に場に出したいカードなので、使うならば「序盤から積極的にGR召喚をしながら攻めていくデッキ」での運用になるでしょうか。
またデッドダムドのコストが8なので、《奇石 ミクセル》のようなカードである程度被害の緩和は出来ます。
そういった意味では、GRやミクセルを使う【赤白ヴァイカー】のようなデッキは、有利とは言い切れない部分はありますが一定レベルで戦えるデッキではあるでしょう。
あとはダムド側の対応が間に合わないうちに倒しきるという意味では、先攻3キルが叶う【赤単アグロ】なんかは2年前からデッドダムドの天敵ですね。
その他墓地利用系のループなんかは、デッドダムド側は咎めにくいと思います。
ただし《奇天烈 シャッフ》の他に、《お清めシャラップ》を採用することで対抗することも考えられますので、過信は禁物です。
おわりに
というわけで、今回は【アナカラーデッドダムド】の紹介でした!
アドバンス・オリジナル環境の両方で強いデッキですので、興味のある方は是非遊んでみてください。
それなりにお値段はしますが、掛けた分の強さはあると思ってます。コントロールなんかが好きな方にはオススメですね。
このチャンネルでは、花咲カナが引き続きデッキの紹介や作成をしていく予定です。
面白かったら高評価とコメントの方、お待ちしております。コメントは……頑張って返します(前回分を返せておらず、すみません……)
それでは、また次の配信でお会いしましょう~