はじめに
去る2月11日、Youtubeにて新パック『アビス・レボリューション外伝「邪神と水晶の華(デスベル・クリスタル)』に収録されるゼニス金トレジャーの情報が公開されました!
再録カードから選ばれて外部アーティストコラボとなる旧来の金トレジャーと違って、新規カードから選ばれて「いつものイラストレーター」さんが担当されている……というのが違いみたいですね。
どれどれ、さっそく見ていきましょうか。
今回のカードたち
《「俺獅」の頂 ライオネル》
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 光 /パワー13500 / コスト12
■水晶ソウル3
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。その後、エレメントを1つ選び、シールド化してもよい。
■自分のシールドゾーンにあるオラクル・アンノウン・ゼニスすべてに、「S・トリガー」を与える。
■エターナル・Κ
《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》
【クリーチャー】
種族ゼニス・セレス/ 文明水/コスト10/パワー13000
■水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、相手のクリーチャーを3体まで選び、持ち主の手札に戻す。
■相手のクリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
■エターナル・K(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
《「呪怨」の頂天 サスペンス》
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 闇 /パワー13000 / コスト12
■水晶ソウル3
■スレイヤー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
■このクリーチャーが攻撃するとき、相手の墓地にある呪文を3枚まで、自分がコストを支払わずに唱える。それらの呪文をすべて唱えた後、相手は好きな順序で山札の下に置く。
■エターナル・Κ
《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》
【クリーチャー】
種族ゼニス・セレス/文明火/コスト11/パワー12000
■水晶ソウル3
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト7以下のクリーチャーを好きな数出し、残りを手札に加える。
■エターナル・Κ
《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》
【クリーチャー】
種族ゼニス・セレス/文明自然/コスト13/パワー19000
■水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな数のクリーチャーを相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを裏向きにして、マナゾーンに置く。
■このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。
■エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
……アイドル!?
これまで数枠はカッコいい男性擬人化枠があった金トレですが、今回は開き直ったかの如く全員美少女、そしてアイドル!
なんなら金箔押しでハートマークまで飛ばしちゃう徹底ぶりです。
というわけで、今回は彼女らの紹介も兼ねてこの五体を徹底解説(?)していこうと思います。
知らんカードが知らん女になってることには変わらんかったな……。
そのぼんやりしたスタンスで本当にこういう記事書けるんですか?
目次
元のイラストと見比べてみよう!
というわけで、まずはそれぞれのカードイラストを通常版と見比べていきましょうか。イラスト以外に違いがないからそれしかできないんだけど……
《「俺獅」の頂 ライオネル》
大柄でマッシブなイメージの元ネタとは裏腹に、元気な雰囲気の小柄な美少女になったようです。俺っ娘なんでしょうか。
たてがみと角を兼ねた独特の頭部のフォルムは、ものすごい癖っ毛のロングヘア―で再現されたようです。
また、特徴的なポーズと手から出ている魔法陣は元ネタとなる《 「俺」の頂 ライオネル 》がモチーフのようですね。腕の本数が減っていますが、多腕になるとそれはそれで別の性癖になるので致し方なし。
《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》
わりとシャープで鋭利な印象のローゼスは、こちらも特徴的な角と爪の意匠を残した姿で美少女化。表情的にはいたずらっ娘に見えますが、あとでキャラ被りが発生します。
ポーズの再現こそありませんが、そこは「この角と爪がありゃローゼスだってわかるだろ!」というこちらへの信頼を感じますね。
なお、太い尻尾は元ネタとなる《 「智」の頂 レディオ・ローゼス 》譲り。公式的にはしっぽはセーフの性癖のようです。
《「呪怨」の頂天 サスペンス》
ペンダットの推しことサスペンスは、ちょっと人外チックな悪魔っ娘として顕現!そのせいでいたずらっ娘イメージがレディオ・ローゼスと被ったのはご愛敬。
やはり特徴的なのが、頭部の触手を青い人外舌としてリデザインしたポイント。再現とキャラ立ちを両立する匠の技が光ります。
痛そうな爪と悪魔の翼、そして頭のトライ・ストーンは、例によって元ネタの《 「呪」の頂 サスペンス 》から。こちらはけっこうセレスの姿と変わってるので、見比べてみるのも楽しいかも?
《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》
元ネタとしてはちょっと格落ちを感じるグレイテスト・グレートは、槍をマイクに持ち替えて登場!よく見ると髪飾りが元ネタの頭の兜をモチーフにしていたりと、随所に再現が見えますね。
妙に躍動感あふれるポーズと周りにちりばめられたトライストーンは、《「命」の頂 グレイテスト・グレート 》のイラストから。ビームを出してる手を、ファンサービスとしての手振りと解釈するのは面白いですね。
《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》
元が明確に修羅丸という男性であるベートーベンも、無事美少女化!双子の兄が突然デビューした鬼丸の性癖が心配ですが、こっちの世界ではすでに洗脳されて要るっぽいので特に問題ありませんでした。
特徴的なランスは、傘と解釈されたようです。《 「戦慄」の頂 ベートーベン 》のもう一つの特徴であるト音記号型のシールドは再現されていない……と思いきや、よく見ると金箔押しのエフェクトにその姿があります!芸が細かいですね。
ここまで見てきて分かる通り、彼女らはどちらかと言えばゼニス・セレスになる前の旧来の姿がデザインモチーフになっている模様。
《 クリス=タブラ=ラーサ 》やゾロスターもといツァラトゥストラがアイドル大好きだった並行世界では、ゼニス・セレスはこんな姿で顕現していたのかもしれませんね。公式が「並行世界」をストーリーの逃げ道として使うなら、俺も使わせてもらうぞ……!
まあその、「納期の関係でセレスの方を参考にできなかった」みたいな裏事情とかは邪推できますが、ここを掘り下げてもあんまりおもしろくないですからね。
で、なんでアイドルなの?
これについては多分に憶測が入るのでアレなんですが……。
彼らが初登場したE2時点でのゼニスは、「クリーチャーたちの思念が実体化した種族」という設定です。
これをデュエマお得意の超拡大解釈に通した結果、「ファンたちの思念を実体化させて披露するアイドル」という形に置き換えたんじゃないかな……と想像することはできなくもありません。
ただ、何より大きな理由としては……。
カードパワー関係なく、美少女が描かれてるカードは需要が高くて売れるんですよ。
理由については「主に金を落とすプレイヤー層が好きなやつ」って言えばだいたい伝わると思うんですが、ここまで歴然とした差が出ると動かざるを得ないんでしょうね……。
まあその。この手のイラストには賛否あるでしょうが、「こういうのが好きな誰か」がお金を落としてくれるおかげでこれからもデュエマが続いていくなら、自分はこういう施策があってもいいと思ってますよ。
「自分でない誰かが喜ぶ施策」は、いずれ「自分の喜ぶ施策」になって帰ってくるもんだと思ってるので。
ところで、誰か忘れてない?
そういえば、商品CMに登場してるのに音沙汰がないキャラが一人いますね。
そう、一足先にデュエプレで美少女化していた《 「祝」の頂 ウェディング 》です。「少」かどうかはだいぶ議論の余地がありそうですが。
ゼニス・セレスとしての復活やデュエプレコラボ神アートでもハブられていた彼女は、その人気に反して今回も仲間外れ……
というわけではなく。
どうやら今回、「ゼニス金トレ以上のレアリティ」が存在するっぽいんですよね。イメージとしては、ちょうど1年前の「闇のキリフダたち」に出てきたシークレット枠。
キャラ人気・格としても、彼女がやってくるならば十分でしょう。設定的にも突然アイドルにするわけにもいかないだろうし……
というわけで、ウェディングファンは今からある程度期待しておいていいかもしれませんね。
え、まだ忘れてるやつがいる?いったい誰が……。
お前まさか……プロデューサー枠なのか……!?
今回のまとめ
- 金トレのアイドルたちのイラストは、旧カードがモチーフ
- 美少女にはどうやっても需要がある
- ウェディングはある程度安心してみていられるが、シャングリラがどうなるかはマジでわからん
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!
《 無情秘伝 LOVE×HATE 》は音楽プロデューサーの前田尚紀氏の別名義とされる「LOVE+HATE」を意味しているし、氏の作曲した楽曲に「零 - ZERO -」とか「ZЁNITH」っていう曲もあるからシャングリラはプロデューサーだよ[要出典]
あまりに根拠がなさすぎてWikipediaみたいなのつけられてる……