──かつて遊★戯★王5D'sの主人公である不動遊星は言った。
「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある。」と──
しかし、現代遊戯王においてこの理論を信じているものはあまりにも少ない。膨大なカードプールと、高速で移り変わる環境がそれを許さないのだ。
ならば歴史に埋もれていくカードたちにもう希望は無いのか?
そんなことはない!そのために私は立ち上がった。この企画記事はツイッターで「やたら持ってる」「みんな持ってるけど使わない」「使い道が思い付かない」カードを募集し、それぞれがメインを張ったデッキを作成・紹介しようという企画である!(労力)
今回のキーカード様にお越しいただきました。
儀式・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2000
「原初の叫喚」により降臨。
(1):1ターンに1度、手札のモンスター1体を相手に見せ、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、対象のモンスターのレベルは、見せたモンスターと同じになる。
(2):1ターンに1度、このカード以外の
自分の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
こんなカード余ってんならくださいよ旦那。
1.輝神鳥ヴェーヌの鳥所
もとい長所は・・・
・墓地回収
である。めっちゃ強い。
他の自分のモンスターがリリースされた時、という緩い条件でどのモンスターでも回収できる。手札誘発はやめろ。
どんなデッキでも役立つ効果をもつ上に、そのトリガーや儀式召喚自体もリリースである事から、【聖刻】などで重宝されている。《竜姫神サフィラ》が優先される場合もあるが。
(1)の効果はレベル変動効果である。これも優秀。シンクロ・エクシーズにつなげる為に使われる事が多いが、もちろん儀式召喚に相性がいい。
今回はこの唯一無二の効果をメインで使っていきたい。
2.デッキ紹介
というわけで今回の【輝神鳥ヴェーヌ】デッキは、
なんだァこれ?シンクロしたりリリースしたり、《輝神鳥ヴェーヌ》の効果をフルに活用した【ビートバーン】デッキです!
見たところ明らかに強いモンスターがいるようですが・・・?
非常に相性が良いのです。というかテキストにリリースって書いてたらだいたい相性が良いとか本当に凄いと思うよね。ね?
さあ解説だ!
このデッキのポイントは3つ!
・儀式召喚
・シンクロ召喚
・ダメージソースについて
・手札事故は?
の4つです!
①儀式召喚
《輝神鳥ヴェーヌ》は儀式モンスターであるのでとにもかくにも儀式召喚する必要がある。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、
さらにその儀式魔法カードにカード名が記された
儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。
《儀式の下準備》は必須だろう。誰かください。とにかくこれで《輝神鳥ヴェーヌ》と《原初の叫喚》が揃っただろう。
《輝神鳥ヴェーヌ》のレベルは8だ。どのモンスターが今の手札に居るかは分からないがほとんどの場合レベルは足りていると思う。
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/サイキック族/攻 400/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「サイキック・リフレクター」以外の「バスター・モード」のカード名が記されたカード
または「バスター・モード」1枚をデッキから手札に加える。
(2):手札の「バスター・モード」1枚を相手に見せ、
「サイキック・リフレクター」以外の「バスター・モード」のカード名が記された
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのレベルを4つまで上げる。
《サイキック・リフレクター》の効果で《バスター・スナイパー》のレベルを8にすることもできるし、明らかに訳の分からないモンスターがいる場合も儀式召喚に使って良い。ただし、この高レベルモンスターは手札にいるのが理想的だが。
《輝神鳥ヴェーヌ》を場に用意したら次のステップに続いていく。
②シンクロ召喚
今回のメインカードその2
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「ダーク・ダイブ・ボンバー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ1に自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》!(良い声)
【ビートバーン】のバーン要素。画像の効果がエラッタ前みたいなので気を付けてね。
何がしたいのかはみんなもう分かったみたいだけど聞いてもらうよ!
このデッキにおいてリンクモンスターや他のエクストラの召喚法は特に必要ないので【/バスター】のシンクロ召喚セットを使おう。非常に便利。おや?《バスター・スナイパー》もリリース効果だぞ?(予定調和)
《緊急テレポート》や《炎舞-「天キ」》もあるのでこのシンクロに特化してある。ここまでの準備は比較的容易に用意できるだろう。うまいこと言ったよ!
これで準備完了、あとはダメージを与える段階だ。
③ダメージソースについて
場には《輝神鳥ヴェーヌ》と《ダーク・ダイブ・ボンバー》。面白そうじゃん?
ここで《輝神鳥ヴェーヌ》のレベル変動効果を使えたら最高よ。
☆12モンスターを見せ、《ダーク・ダイブ・ボンバー》のレベルを12にしよう!
12×200で2400バーンである。
ちなみにこの時、前回紹介した《ギブ&テイク》を使っても面白いよ!(宣伝)
《ダーク・ダイブ・ボンバー》のリリース後、《輝神鳥ヴェーヌ》の効果が発動する。
《サイキック・リフレクター》か、《ダーク・ダイブ・ボンバー》の次のショットに足りない方を回収することで安定して《ダーク・ダイブ・ボンバー》!(良い声)できる。
さらには、ここまでで散々リリースしてきた事により《闇黒の魔王ディアボロス》を出せるだろう。それはもう強いモンスターであるので出したきゃ出せばいい。なげやりに聞こえるだろうがコイツは本当に「ポワンッ!」って出てくる。
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドの闇属性モンスターがリリースされた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカードをリリースできず、効果の対象にもできない。
(3):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手は手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。
そっちを重視したいなら《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》や、《悪王アフリマ》を入れても良いだろう。というか入れた方が良いのでは?
あとはもう殴れ。雑に。
ただし、《輝神鳥ヴェーヌ》は出来るだけ場に維持したいので《安全地帯》はつけたりスタンバってて欲しいな。
④手札事故は?
これは非常に気になるところだろう。
改造するなら別だがこのままでは、ビックリドッキリモンスターを手札に要求しているのだから。
この問題は力で解決できる。力こそパワー。パワフルそれすなわちストロング。《ゴブリン突撃部隊》。
特殊召喚・効果モンスター
星12/闇属性/爬虫類族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合、LPを半分払って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードは効果の対象にならない。
(3):このカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップの間、
そのモンスターの効果は無効化され、攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
(4):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力は、フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力と同じになる。
《蛇神ゲー》は言ってしまえば汎用だろう。フィニッシャーとしても使えるのだ。高レベルなだけでなく、アフターケアにも使えるこのカードは持ってても事故ではない。断言しちゃう。
もう1体は完全に趣味枠なのである。
事故が心配なら《創星神tierra》にでもしとけば?ね?変わらないでしょ?
神に祈れ。
3.終わりに
今回紹介した《輝神鳥ヴェーヌ》活用デッキ【光と闇が交わり最強に見える】
どんな名前だ。
効果の可能性を多方面に生かしていこう!
そして鳥は太陽の如く輝いた・・・。
──かつて遊☆戯☆王5D'sの主人公である不動遊星は言った。
「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある。」と──
それはカードたちを救う希望の言葉である。