はじめに
こんばんは、はみるとんです!いよいよ新制限が施行されました!
今回は禁止カードの解除もありかなり衝撃の内容でしたが、実際どのようなデッキに影響があるのでしょうか?影響のあったデッキと共に確認していきましょう!
目次
規制が強まったカード
《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》
【 シンクロモンスター 】
星 12 / 闇 / ドラゴン族 / 攻4000 / 守3500
チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。このターン相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
この発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。
②:このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
③:このカードが相手によって破壊された場合、自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
無制限⇒禁止
《赤き竜》の登場以来ヤバいコンボと騒がれ続けていましたが、ついに禁止カードとなりました。
【センチュリオン】や【レッド・デーモンズ】デッキはこのカードに先攻展開の強度をかなり依存していました。
《赤き竜》から出すモンスターとして《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などを採用する事でギミック自体は続投する事が出来るので、壊滅的な影響でこそありませんが、先手の強度を別の手段である程度高める必要が出るのではないでしょうか
《EMERGENCY!》
【 速攻魔法 】
このカード名はルール上「R-ACE」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
① : デッキから「R-ACE」 モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
その後、自分の手札・フィールドから「R-ACE」モンスター1体をリリースする。
②: 自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「R-ACE」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
出典:遊戯王公式データベース
無制限⇒制限
環境外だった【R-ACE】を一気に環境レベルに引き上げたカードでしたが、ついに制限カードとなりました。
場から 【R-ACE】 を退かせる速攻魔法であるため、《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》などの対象になったモンスターを退かす事で誘発貫通に寄与していたため、その分の上振れが軽減しました。
上記の理由から素引きによる安定感は損なわれた物の、1枚使えればこのカードの大きな役割である《R-ACEエアホイスター》からモンスターに繋ぐ役割は満たしてくれているため、実装前に比べれば遥かに強力な状態ではあります。
《群雄割拠》
【永続罠】
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。
出典:遊戯王公式データベース
準制限⇒制限
マスターデュエルがガンガン永続系規制してるのに追従する形で今回永続系の規制が結構ガッツリありました。【神碑】がまだまだ強い状態だったのでそこが弱体化しそうです。
まぁ妥当ですね。
《ピュアリィ・マイフレンド》
【 永続魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:500LPを払って発動できる。
デッキから「ピュアリィ・マイフレンド」以外の「ピュアリィ」カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
その1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。
②:自分フィールドの表側表示の「ピュアリィ」Xモンスターが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の墓地から「ピュアリィ」速攻魔法カードを3枚まで選んで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
出典:遊戯王公式データベース
無制限⇒準制限
【ピュアリィ】デッキにおいては3積み出来るカードが2枚になる場合《ピュアリィ・マイフレンド》でのサーチに差し支えるという影響がありますが、《ピュアリィ・マイフレンド》自身は単に《ピュアリィ》での捲りや素引き率が減っただけという感じです。
《ピュアリィ・リリィ》からサーチできるのでそこまで影響は無さそうですが、単純に《ピュアリィ》のヒット率が下がるので明確に弱体化と言えます。
《ビッグウェルカム・ラビュリンス》
【 通常罠 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の手札・デッキ・墓地から「ラビュリンス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
自分フィールドにレベル8以上の悪魔族モンスターが存在する場合、代わりに相手フィールドのカード1枚を対象とする事もできる。
出典:遊戯王公式データベース
無制限⇒準制限
【ラビュリンス】デッキの強力な初動です。素引き率のみでいうと《白銀の城の火吹炉》や《白銀の城の竜飾灯》で代用できるためさほど影響はありませんが、《白銀の城の執事 アリアス》からセットするには直接引く必要があります。
《トラップトリック》などで枚数のかさまし自体は出来ますが、デッキ内の残数が0になるので単純な代用としては使いづらく、シンプルに《白銀の城の召使い アリアンナ》などの枚数を増やして補うのが良さそうです。
《センサー万別》
【永続罠】
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1体しか同じ種族のモンスターは表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合には、同じ種族のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。
出典:遊戯王公式データベース
無制限⇒準制限
準制限になりました。《群雄割拠》同様に【神碑】などの永続系が弱体化しました。《群雄割拠》よりも採用出来るデッキが多く、サイチェンからの先手のプランでも活躍していましたが、準制限ぐらいなら今後も使われそうですね。
規制がゆるくなったカード
《巌征竜-レドックス》
【 効果モンスター 】
星7 / 地属性 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守3000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
出典:遊戯王公式データベース
禁止⇒制限
長年禁止化されていたカードでしたが、ついに制限になりました。
蘇生効果を中心に使うなら、地属性メインのデッキでは【春化精】の方がスペックが高いため、出張として使うのは難しそうです。
《星杯の神子イヴ》
【 チューナーシンクロモンスター 】
星5 / 水属性 / 魔法使い族 / 攻1800 / 守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドの「星杯」通常モンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「星遺物」カード1枚を手札に加える。
②:S召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「星杯の神子イヴ」以外の「星杯」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
今回一番影響がデカい緩和なのではないでしょうか。
ヤバ杉です。
汎用5シンクロで出た時に展開系カードをサーチしつつ墓地へ送られた時に更に展開
ヤバ杉です。
特に《氷結界の照魔師》のような水属性縛りが付くカードによる展開が更に強力になったのが大きいですね。
《大嵐》
【通常魔法】
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
出典:遊戯王公式データベース
禁止⇒制限
《ハーピィの羽根帚》と入れ替えで禁止になったままでしたが、ようやく解除されました。
基本的に《ハーピィの羽根帚》の相互互換という感じですが、《ハーピィの羽根帚》が先手で完全に腐るのに対してこちらは【メタルフォーゼ】のような自壊して美味しいギミックのあるデッキでは先行時のコンボカードの1枚として腐らずに使う事が出来ます。
《心変わり》
【通常魔法】
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。
出典:遊戯王公式データベース
制限⇒準制限
なんでもパクれてクセの無い優秀なコントロール奪取カードです。今では《厄災の星ティ・フォン》のお陰でそのまま返す事も少ないので後手捲りとして非常に優秀です。
《破滅竜ガンドラX》
【効果モンスター】
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが手札から召喚・特殊召喚した時に発動できる。
フィールドの他のモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの内、元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。
このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のLPを半分にする。
出典:遊戯王公式データベース
禁止⇒無制限
先攻ワンキルで悪さし続けていたこのカード、バーンダメージが「元々の攻撃力」に変更された事で一撃でワンキルが出来なくなりました。
ワンキルで使っていたころは《エクリプス・ワイバーン》で拾っていたこともあり、手札へのアクセス手段が不安定になった事とあわせて現在では実用的な先攻ワンキルで使われることはあまりなさそうです。
このカードが帰ってきた事でようやく《破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ》が3種類の効果を使えるようになりました。《破壊竜ガンドラG》の登場もあり、【ガンドラ】デッキとしてようやく組めるのではないでしょうか
環境への影響はほぼ無さそうです。
《鉄獣戦線 フラクトール》
【 効果モンスター 】
星4 / 炎属性 / 獣戦士族 / 攻1900 / 守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル3以下の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。
出典:遊戯王公式データベース
準制限⇒無制限
まだ準制限だったの???素引き率増えて嬉しいね。
あまり語る事はないです
《閃刀起動-エンゲージ》
【通常魔法】
①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、自分はデッキから1枚ドローできる。
出典:遊戯王公式データベース
準制限⇒無制限
長い準制限期間を経てついに無制限に!
同名ターン1が無い上に1枚目の《閃刀起動-エンゲージ》が2枚目の《閃刀起動-エンゲージ》用の墓地の魔法カードを用意してくれるので、素引きすればするほど強いこのカードは緩和の影響を強く受けます。
また、《閃刀起動-エンゲージ》から《閃刀機-ホーネットビット》をサーチすることでリンク素材2枚分になる事が出来るため、展開系の出張としても使いやすいカードです。
《ドラゴニックD》
【フィールド魔法】
①:フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
準制限⇒無制限
一度は禁止カードにまでなった優秀なカードですが、手札破壊系のコンボギミックとして《炎王の孤島》が現在幅を利かせているので、【真竜】デッキ以外での出張用途は薄そうです。
《ふわんだりぃずと謎の地図》
【 フィールド魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル1の「ふわんだりぃず」モンスター1体を相手に見せ、見せたモンスターとはカード名が異なる「ふわんだりぃず」カード1枚をデッキから除外する。
その後、見せたモンスターを召喚する。
②:相手がモンスターの召喚に成功した場合に発動できる。
自分は「ふわんだりぃず」モンスター1体を召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
準制限⇒無制限
規制されたタイミングも結構謎でしたがようやく色々返してもらえました。
このカードの素引きであらゆる誘発を貫通する突破力は健在。《ふわんだりぃず×いぐるん》と合わせて最強展開をしましょう
新制限でアツいデッキ
【星杯】
【 効果モンスター 】
星5 / 闇属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:EXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、このカードをリリースして発動できる。
そのモンスターを墓地へ送る。
②:通常召喚した表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「星遺物-『星杯』」以外の「星杯」モンスター2体を特殊召喚する。
③:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「星遺物」カード1枚を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
出典:遊戯王公式データベース
汎用シンクロとして優秀な《星杯の神子イヴ》ですが、【星杯】では更に「星杯モンスターをチューナーとして扱える」という効果を活かす事が出来る上、後半のリクル効果も十全に活かす事が出来ます。
特に《星遺物-『星杯』》を絡めた場合は《星鍵士リイヴ》の効果をフルで使う事が出来るようになるため、無限に展開の択を伸ばして行けそうです。
【氷結界】
【 効果モンスター 】
星4 / 水属性 / 魔法使い族 / 攻1700 / 守1000
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、相手はアドバンス召喚できない。
②:手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「氷結界」チューナー1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
③:自分が「氷結界」モンスターの効果を発動するために、手札を墓地へ送る場合または捨てる場合、そのカード1枚の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
出典:遊戯王公式データベース
「水属性縛りが付く代わりに簡単に色んなレベルのシンクロが出来る」という性質上、《星杯の神子イヴ》さえいればなぁ・・・と幾度となく【氷結界】使いたちは悩み続けていましたが、ついに帰ってきました。
《氷結界の鏡魔師》の縛りにも影響されずに展開でき、手数を伸ばしていく事が出来ます。後半のリクル効果も《星杯を戴く巫女》を出せば水属性縛りに引っかからないため、宇宙展開が可能です。
【アームド・ドラゴン】
【 効果モンスター 】
星7 / 風属性 / ドラゴン族 / 攻2800 / 守1000
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン LV7」として扱う。
②:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札・デッキからレベル10以下の「アームド・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「アームド・ドラゴン」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1200
ドラゴン族または地属性モンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「巌征竜-レドックス」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「地征竜-リアクタン」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
出典:遊戯王公式データベース
【アームド・ドラゴン】デッキはドラゴン族のコストになる事でアドを稼ぐ事が出来、レベル7ドラゴンを並べるのに秀でたテーマであるため、子征竜と相性が良いのですが、《巌征竜-レドックス》が解除された事で《地征竜-リアクタン》も採用する事が出来るようになりました。
《巌征竜-レドックス》本人を素引きした場合のレベル7追加も展開に絡むため色々と用途が考えられそうです。
まとめ
というわけで、今回は緩和されたカードを中心にアツいデッキを見て行きました。また【閃刀姫】や【ふわんだりぃず】もシンプルにテーマパワーが補強されて強くなっており、再び環境での活躍も期待できるのではないでしょうか?
というわけで、今回は新制限の注目カードを紹介していきました!最後まで読んでいただきありがとうございました!