【前回の記事】オフ会の勧め ミソの定期連載その6
どうもミソです。
定期連載その7です。
7回目と言っても自己紹介で5回使ってますから、実際は3回目みたいなものです。3回目にして既にネタがないので困っていますが、114514回ぐらいまでは続けたいと考えてます。
さてさて今回はかなり壮大な話をすると見せかけて、カードゲームってかなり変わってきたよね今後どうなっちゃうのって話をします。
遊戯王に関する実践的な話はプロプレイヤーの皆さんがしてくださるので、私の方は言い方は悪いですが適当に、雑談ベースの話をゆるくゆるく話していきたいと思います。
始まり始まり。
目次
広がるカードゲームの世界
みなさんはカードゲームを始めて何年経ちましたか?
因みに私はやってるようなやってないような曖昧な時期を除くと15年ぐらいでしょうか。
「カードゲームをやっていなければあそこに停めてあるベンツが買えたんですよ」って言われるぐらいの金額は使っていますね。言われたら怒りに我を忘れて暴れ狂うかもしれません。
話が逸れました。
さて、コンピューターゲームの歴史は深く長く、語り切れないほどですが、カードゲームの歴史はさほど深くはないようです。
カードゲームが世に広まったのは、トランプ等を除けば1993年に販売されたマジック・ザ・ギャザリングと言われています。(あくまでゲームとして成り立っているものだけを見ると)
つまりカードゲームが私たちの手元に届いてから約26年の月日が経つわけです。
その間に日本ではポケモンのカードゲームが流行り、遊戯王が流行り、以後様々なカードゲームが生まれては消えを繰り返してきました。
そして今日、舞台は現実世界だけではなく、デジタルにも広がり、カードゲームの全容を把握できないほどです。
私が主にプレイしている遊戯王も20周年の3年目を迎えています(?)
20年前と比べて、カードゲームを取り巻く環境というのはかなり変わってきました。
プレイする媒体、カードを買う場所、プレイする場所、デッキを作る方法などなど・・・
遊戯王ばかりプレイしていたので、遊戯王以外の知識に乏しいため、遊戯王以外には余り触れられませんが、今回はそんなカードゲーム界を主観たっぷりで見ていきます。
デジタルカードゲームの存在
カードゲーム界は変わり始めている。
そう聞いたら皆さんは何を思い浮かべますか?
多分、多くの人がデジタルカードゲームと答えると思います。
デジタルカードゲームは、文字通りデジタルで行うカードゲームで、ハースストーンとかシャドウバース、遊戯王で言うとデュエルリンクスなんかもそれに当たりますね。
私みたいなおじさんは、カードといえば紙でやるもの、デジタルになっても対戦相手のCPUはダメダメで、リアルのカードが増える速度にも対応してないし、カードゲームのような個の事情が複雑な媒体はとてもじゃないけどデジタルがリアルに対抗しえないと勝手に思い込んでいましたので、スマホやPCでカードゲームをしている人を見るたび過去の自分の想像力のなさを痛感します。
今でもクイックシンクロンでボルトヘッジホッグを墓地へ送ってターンエンドをするタッグフォースの遊星を思い出します。
私はデジタルカードゲームを嗜まないのですが、国際的に見てもe-sportsだのなんだの言われ、知名度もかなり高く、それこそアナログカードゲームには手を出さない、所謂オタクと呼ばれる人たち以外にも広く受け入れられている様子。
日本と違い、海外は賞金制の大会が開催され、それで生計を立てている人も多く、ゲームというより競技化しているので、初期投資のかからないデジタルカードゲームはそのゲームのファンのみならず、多種多様なプレイヤーを獲得しています。
ゲームの発展に繋がるのであれば、日本も早くそこら辺の法律が変わって欲しいものです。法律を変えなくても、ゲームに勝ったら貰える商品を換金所に持っていくシステムでごり押すなんてのはどうでしょうか。
冗談はさておき、アナログカードゲームの市場にかなりのペースで迫る、追い越すデジタルカードゲーム。
このまま時が流れたらアナログカードゲームはどうなってしまうのか、無くなるのではないかと聞くことも思うこともあります。
某社長は2017年に「2年以内にイノベーションが起こらないとアナログカードゲームは消滅する(可能性がある)」と言っていたそうですが、2年経った今、どうでしょうか。
消滅までいったかと聞かれるとそうでもないし、でもイノベーションが起こったかと聞かれるとそれもうーんって感じですよね。
各社ともアナログカードゲームタイトルをデジタルカードゲームに移植し、売上で見れば成功しているコンテンツも多く、メーカーの収益増やタイトルの知名度向上には貢献している様子。
一言で「カードゲーム」と括られることが多く、アナログとデジタルで対立構造を作られる人もいますが、個人的には全く別物で、デジタルやるからアナログやらない、アナログやるからデジタルやらない、という事例はあまり聞きません。(もちろんそういう人もいますが)
つまり一定の成果は出るものの、アナログカードゲームが起こさなければならないイノベーションにアプリ移植はあまり当てはまらないといったところでしょうか。
しかし今後はわかりません。
アナログカードゲームが持つゲーム性とストレスがデジタルカードゲームのシステムに敗北することも十分に予測されます。
ここまでつらつらと書いておいて、結局のところ未来は分からないということです。千年タウクが欲しいです。
デジタルとの融和
そもそもアナログカードゲームが起こせるイノベーションってなんだって話ですが、基本的には「デジタルとの融和」であると思います。他に思いつかなかっただけですけど。
アナログゲームが持つ魅力を最大限引き出すこと、アナログゲームのストレスを少しでも軽減すること、アナログゲームの資産価値を向上させること・・・その役割をデジタルが行えたり、補助出来れば「デジタルとの融和」という面でイノベーションが起こせたといっていい・・・かもしれません。
例えば各社が行っているアプリ移植との連携でいうと、アプリ内でカードをゲットしたら、リアルで同じものが送られてくるなんてのがあったらデジタルとアナログの融和ですよね。と言っても昨今は仮想現実なるものがどんどん広がっていますから、今考えられるリアルと今後のリアルは異なってくるかも知れませんが。
一言でデジタルとの融和と言っても、すべてをデジタル化するわけではありません。それだとデジタルカードゲームと変わりませんから。
アナログカードゲームとデジタルカードゲームの異なる点としては、「対話」「駆け引き」でしょうか。
「対話」は分かりやすいですね。顔と顔を突き合わせて行うものですから、デジタルに比べて相互にプレイヤーの情報が得られやすいので、レベル間に違いはあれど、「対話」に近づきやすいですね。
「駆け引き」はアナログ特有のものではないですが、デジタルカードゲームでは排除されやすい要素です。
アナログカードゲームの「駆け引き」と言えば「相手ターン中に行動できる」ということとほぼ同義だと思いますが、顔も見えない相手と戦うデジタルカードゲームでは相手ターンを待つことはストレスでしかないので、その点を考慮されているゲームが多いです。(デュエルリンクスやMTGアリーナのように、アナログカードゲームからの移植は別)
直近リリースされたゼノンザードのように 、相手ターン中の妨害と駆け引きに力を入れているデジタルカードゲームも存在しますが、複雑な処理とルールに関してはまだアナログカードゲームに分があると見ています。
駆け引きが薄いアナログカードゲームは良い点を潰していると考えて良いと思います。先行制圧が嫌われるのもやむを得ないということですね。;;
その良さを生かしながら、デジタル化をすることが難しいアナログカードゲームにおいて、デジタルとの融和と聞いてあなたが一番最初に思いつくのはなんでしょうか?
そう、ソリッドビジョンですね。これがメンタリズムです。
ソリッドビジョンってほんとに夢の結晶だと思うんですよね。
もし漫画・アニメの通りのソリッドビジョンが完成したのであれば、デュエルのエンターテイメント性は格段に跳ね上がります。
デジタル技術を使い、リアルのデュエルを最大限盛り上げる、そんなデュエルシーンが来るかもしれません。
下記のリンクは昨年度話題になりました日本経済新聞によるニュースです。人工知能がカードイラストから種類を判別する技術が確立されたとのことで「ソリッドビジョンが実現するかも!?」と一部で騒がれました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34541970U8A820C1000000/
最近はデジタルペーパーなるものも登場していますし、そもそものカードの基盤も変わってくるかもしれませんが、カードの資産価値を維持しつつ、さらに新技術でサポートするという観点から見ると素晴らしいアイディアだと思います。
ソリッドビジョンがもし実現するのであれば、必須な技術ですから、カードゲームの進化に多大な貢献をするかもしれませんね。
でも連続リンク召喚とか処理多すぎてソリッドビジョン側もキレそうですけどね。
続・デジタルとの融和
デジタルとの融和はゲームシーンに限りません。
20年前、私が遊戯王に触れ始めたころは、カードを買う場所は「おもちゃ屋」「古本屋」などに限定され、カードを買うのに自転車を走らせていました。
それが今はどうでしょう。
シングルカードはほとんど通販で購入し、たまーにカードショップに行く程度。
言うなればこれもデジタルとの融和、流通チャネルの多様化と、eコマースの台頭による購入経路の変化ですね。
デジタルとの融和で生まれた購入経路の変化は、カードを集める時間を大幅に削減したと感じています。一枚のカード探すのにお店を駆け回っていたころが懐かしいです。
デッキを作るにしても昔は今ほど公式の情報が充実していませんでしたので、友達が持っているカードやカードショップのストレージが主な情報源でした。
今は公式データベース、遊戯王wiki、SNS、このガチまとめのような情報サイトなどなど、情報源も充実しています。
コンテンツの消費がかなりの速度で行われているので、個人的にはもう少し緩やかになってほしいですが、かなり「やりやすい」時代になったと思います。
あっ そういえばデッキを作るのに最適なアプリ「DECK MAKER」がリリースされたらしいですよ(宣伝は基本)
俺だけ長文で感想書いててめっちゃ恥ずかしかったのは内緒だ。おのれはみるとん
こういったアプリが開発されることも時代を反映しています。
如何にストレスなくゲームの準備ができるか、そういった視点で見ると遊戯王はかなり恵まれたゲームとなってきています。
「買う」「構築する」といったゲームにおける準備段階も進化してきましたが、実際のデュエルシーンでも、我々が使っているCyrus(下図参照)のように、スマートに計算ができるアプリが登場したり、ダイスもアプリで振れば用意する必要がなかったりと、気づけばデジタルに助けられています。
今後は一体どのような技術が生まれて、どのようにデュエルに関わってくるのか、楽しみで夜しか眠れません。
今後のカードゲーム
今後のカードゲーム界はどうなっちゃうんでしょう。
調べましたがよくわかりませんでした!いかがでしたか?って感じです。
個人的には、アナログカードゲームもデジタルカードゲームもエンターテイメント性を増していくと思います。
広がるプロ制度もそうですし、大会のライブ配信だったり、観覧者を広く公募したりしているのもそうです。
遊戯王のプロリーグなんかもそのうちすぐできそうですね。知らんけど。
話が取っ散らかっちゃいましたが、時間もないので締めると、
ソリッドビジョン早く開発してくれ(懇願)
そんな感じです。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ
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【次回の記事】乞うご期待