はじめに
こんにちは、はみるとんです!
今回は「デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズ」で登場した注目のテーマ、【溟界】について紹介していきます!
爬虫類族全体に影響する強化ということで、爬虫類好きの方の間では【溟界】カードの話題で持ち切りです!
では、早速どんなテーマなのか見ていきましょう!
目次
【溟界】デッキレシピ
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【溟界】デッキに興味がある方はぜひご利用くださいませ
【溟界】デッキの特徴
【溟界】は光属性・闇属性の爬虫類族モンスターを中心としたテーマで、「墓地肥やしを行う事の出来る下級モンスター」と「墓地から自身を特殊召喚できる最上級モンスター」の組み合わせで戦っていくデッキです。
爬虫類族は既存のサポートカードとして、《スネーク・レイン》《レプティレス・エキドゥーナ》《キングレムリン》などデッキの爬虫類にアクセスする手段が数多く存在するので、それらもあわせることで素早くデッキの【溟界】上級モンスターを呼び出し、場を制圧する事が出来ます!
場に出た【溟界】最上級モンスターは様々な妨害効果を持っているので、これらのモンスターを維持して相手の動きを邪魔しつつ、一度崩されてしまっても再び墓地から沸いてくる、というしぶとい動きが最大の強みです。
【溟界】カードの解説
【溟界】下級モンスター
【溟界】下級モンスターには「溟界の滓」モンスターと「溟界の漠」モンスターの2種類がいます。それぞれ見ていきましょう。
【溟界の滓】モンスター
《溟界の滓-ヌル》
【 効果モンスター 】
星4 / 光属性 / 爬虫類族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
《溟界の滓-ナイア》
【 効果モンスター 】
星4 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻0 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。デッキから爬虫類族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「溟界」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《溟界の滓-ナイア》は光属性の爬虫類、《溟界の滓-ヌル》は闇属性の爬虫類をデッキから落とす事が出来ます。
また、《溟界の滓-ヌル》は自身効果で墓地に送りながら蘇生を行う事ができ、《溟界の滓-ナイア》は召喚して【溟界】魔法・罠カードに繋げるといった使い分けができ、どちらも初動として非常に優秀なカードです。
【溟界の漠】モンスター
《溟界の漠-フロギ》
【 効果モンスター 】
星4 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻1800 / 守1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが、フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体と、そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。対象の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚し、対象の相手フィールドのモンスターを墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。
《溟界の漠-ゾーハ》
【 効果モンスター 】
星4 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻1500 / 守1700
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが、フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手はデッキから1枚ドローし、自分はデッキから「溟界の漠-ゾーハ」以外の「溟界」モンスター1体を手札に加える。その後、お互いのプレイヤーは手札を1枚選んで墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。
【溟界の漠】モンスターはそれぞれ、「フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合」に発動する効果を持っています。
《溟界の漠-フロギ》は相手のモンスターを相手の墓地のモンスターと入れ替える効果、《溟界の漠-ゾーハ》は相手に手札入れ替えをさせ、自分はサーチ&1枚捨てる動きを行うカードです。
どちらの効果も枚数的に相手は損をしていませんが、後に紹介する上級モンスターの効果のトリガーとなる事が出来ます。
また、②の効果は手札を捨てる事で自身を回収する効果です。
【溟界】最上級モンスター
【溟界】の最上級モンスターは、共通効果として「 このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター〇体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。」という効果を持っています。
1体リリースで出せる最上級
【 効果モンスター 】
星8 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻2000 / 守800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、相手は自身の墓地からモンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、除外されている自分のモンスターの中から、爬虫類族モンスターを含むモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
【 効果モンスター 】
星8 / 光属性 / 爬虫類族 / 攻400 / 守2400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、相手は自身の墓地からモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のレベル4以下の「溟界」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
1体リリースで出せるお手軽さが強みで、効果を使い終わった《キングレムリン》や《ユニオン・キャリアー》のように展開に使えない余ったモンスターをリリースする事で場に出せます。
特に《溟界の黄昏-カース》は自身だけでなく墓地の【溟界】下級モンスターを蘇生する事の出来る展開の要で、このカードの存在によって墓地リソースだけで動くことが容易となっています。
2体リリースで出せる最上級
【 効果モンスター 】
星8 / 光属性 / 爬虫類族 / 攻2500 / 守2800
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
③:相手フィールドのモンスターが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「溟界王-アロン」以外の光・闇属性の爬虫類族モンスター1体を選んで手札に加える。
【 効果モンスター 】
星8 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻2700 / 守2100
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:相手の墓地からモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。
③:相手の手札・デッキからモンスターが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から「溟界妃-アミュネシア」以外の光・闇属性の爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
《溟界王-アロン》と《溟界妃-アミュネシア》はそれぞれ「相手がカードを手札に加えた時」「相手の墓地からモンスターが特殊召喚された時」という条件で妨害を行う効果を持っているので、《溟界の漠-ゾーハ》や《溟界の黄昏-カース》などによって相手のカードの移動が行われた際に効果を発動する事が出来ます。
また、③の効果はそれぞれ《溟界王-アロン》のハンデスによって《溟界妃-アミュネシア》のサーチが、《溟界妃-アミュネシア》の除去によって《溟界王-アロン》の蘇生効果が誘発するようになっているので、この2体を両方立てておくことでそれぞれがそれぞれの条件を満たし、非常に相性が良いです。
3体リリースで出せる最上級
【星10 / 光属性 / 爬虫類族 / 攻3100 / 守2200】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ発動できる。
墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外の、自分・相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《溟界神-オグドアビス》は3体という非常に重いリリースコストのかわりにフリーチェーンの全体除去効果を持っています。
しかも「墓地から特殊召喚されたモンスター以外」という条件なので、【溟界】モンスターはうまくその範囲から逃げ、相手のみに多大な影響を与える除去を行う事が出来ます。
自身の効果で出すにはコストが重すぎるので、《溟界の蛇睡蓮》や《溟界の呼び蛟》で出していきましょう。
【溟界】魔法・罠カード
【 フィールド魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示の爬虫類族モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
②:フィールドゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地の爬虫類族モンスターの種類の数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地に爬虫類族モンスターが5種類以上存在する場合、自分の墓地から爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
【 永続罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの爬虫類族の効果モンスター1体をリリースし、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合に発動する。
爬虫類族モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送る。
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「溟界トークン」(爬虫類族・闇・星2・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分の墓地に「溟界」モンスターが8種類以上存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。
●自分の墓地からカード名が異なる爬虫類族モンスター2体を選んで特殊召喚する。
これらの【溟界】魔法・罠カードは《溟界の滓-ナイア》の②の効果によってサーチする事が出来ます。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「溟界」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《溟界の滓-ナイア》の②の効果
《溟界の蛇睡蓮》は墓地肥やしを行う事が出来るので展開を補助出来る上、墓地が5枚以上ある中盤ではそのまま展開カードになる非常に優秀なカードで、基本的に《溟界の滓-ナイア》のサーチ先はこれが最優先となります。
《溟界の呼び蛟》も前半の効果はトークンを2体出すだけなので罠であることを考えるとあまり強くは無いのですが、後半の2体蘇生効果がとても優秀なので、8種類揃った場合このカードを最優先で用意します。
《溟界の淵源》および《溟界の虚》は弱くはないのですが他2種類に比べると優先してサーチする状況は少ないと思いますが、永続カードなのでどこかのタイミングで置いておくとそれ以降ずっと恩恵を受ける事が出来ます。余裕のあるときにサーチしましょう。
【溟界】デッキと相性が良いカード
《スネーク・レイン》
【通常魔法】
①:手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る。
1枚で4枚分の墓地肥やしが出来るという、他の種族では到底許されないすごい事が書いてあるカードです。
これによって《溟界の滓-ナイア》を落とせばそのまま蘇生、《溟界の漠-フロギ》《溟界の漠-ゾーハ》を落として回収、《溟界の黄昏-カース》などの上級を落とせば自身の効果で蘇生、という感じで、このカードが通るだけで大暴れする事が可能です。
【カオス】関連のカード
【通常魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
そのモンスターとは属性が異なり、レベル4~8の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
【 効果モンスター 】
星8 / 闇属性 / 雷族 / 攻2300 / 守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から特殊召喚したこのカードが存在する場合、除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
その内の1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを好きな順番で持ち主のデッキの一番下に戻す。
【溟界】は光属性・闇属性のテーマなので《混沌領域》のコストには困らない上、《溟界の漠-フロギ》《溟界の漠-ゾーハ》を墓地から回収することで目的の属性と違うカードを光か闇のモンスターに変換する事も出来るので、基本的に腐らず運用できます。
《混沌の創世神》は墓地の【溟界】をコストに特殊召喚する事が出来、除外された【溟界】モンスターを特殊召喚して展開する事で、疑似的に墓地から直接【溟界】を呼び出す事が出来るので、コストが重い最上級【溟界】モンスターの展開に役立ちます。
《ユニオン・キャリアー》で装備する用のカード
【 ユニオンモンスター 】
星4 / 光属性 / 機械族 / 攻1900 / 守200
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:装備モンスターは他の相手モンスターの効果を受けない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
このカード以外の自分の墓地のユニオンモンスター1体を選んで手札に加える。
【 チューナーモンスター 】
星1 / 闇属性 / ドラゴン族 / 攻400 / 守300
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに自分フィールドの「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
②:このカードが装備されている場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
③:このカードが装備されている場合に発動できる。
装備されているこのカードを特殊召喚する。
【溟界】デッキは「この効果の発動後、爬虫類族しか特殊召喚できない」というような制約がつくカードが特にないので、《ユニオン・キャリアー》を展開に絡めることが出来ます。
光属性の【溟界】には《A-アサルト・コア》を装備する事でモンスター効果に対する耐性を付けることができ、闇属性の【溟界】には《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備することで相手のエクストラデッキからの展開を封じる事が出来ます。
【溟界】デッキの魅力
爬虫類族なのでサポートが超豊富!
【 エクシーズモンスター 】
星4 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻2300 / 守2000
レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
《キングレムリン》は「素材縛りなしのランク4で、レベルなどの制限なく何でも爬虫類族をサーチできる」という種族サポートの中でも頭一つ抜けた非常に強力なエクシーズモンスターです。
また、《スネーク・レイン》も「デッキから爬虫類族を4枚落とす」という、これまた爬虫類族以外のメジャー種族だと強すぎて即規制されてしまいそうなヤバい効果を持っています。
これらの効果は今まで爬虫類族自体がそこまで展開に秀でたデッキではない事から若干ポテンシャルを持て余していましたが、【溟界】テーマはこれらのカードを最大限に活かせる展開力を持っています。
墓地から繰り返し展開可能
【溟界】上級モンスターは場のモンスターをリリースする事で自身を墓地から特殊召喚する効果を持っており、《溟界の滓-ヌル》や《溟界の漠-フロギ》《溟界の漠-ゾーハ》も自身を墓地から拾う事が出来るため、一度場を返されてしまっても墓地リソースで再び展開する事が出来ます。
長期戦に強い
【溟界】には《溟界の呼び蛟》や《溟界の蛇睡蓮》など墓地が肥えている状態だとパワーが上がるカードが存在するため、後半になるほど1枚1枚のパワーが高くなっていきます。
この点と《溟界神-オグドアビス》による全体除去などの相手の動きをしのいでターンを跨いでいく性質が噛み合っていて、じわじわと相手を追い詰めていくことが可能です。
【溟界】デッキの回し方〜概要〜
序盤:とにかく墓地肥やし
《溟界の滓-ヌル》や《溟界の滓-ナイア》を使って墓地を肥やしつつ、《溟界の滓-ヌル》、《溟界の黄昏-カース》、《溟界の漠-ゾーハ》などの墓地から展開できるモンスターを使って戦っていきます。
《溟界の黄昏-カース》《溟界の昏闇-アレート》は相手にカードを回収させてしまう効果がありますが、序盤ならまだ相手の墓地もそれほど肥えていないため、積極的に展開に絡めて下準備を整えていきましょう
中盤:除去で時間稼ぎ
ある程度墓地が肥えてくると《溟界の蛇睡蓮》の条件が満たされ、本来は大量のリリースを要求する【溟界】最上級モンスターたちをタダで出す事が出来るようになります。
《溟界神-オグドアビス》や《溟界王-アロン》、《溟界妃-アミュネシア》を場に出し、妨害効果で相手の場や手札を荒らしつつ、更なる【溟界】にアクセスしていきましょう
終盤:大量蘇生で超展開
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「溟界トークン」(爬虫類族・闇・星2・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分の墓地に「溟界」モンスターが8種類以上存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。
●自分の墓地からカード名が異なる爬虫類族モンスター2体を選んで特殊召喚する。
墓地に8種類の【溟界】が揃えば《溟界の呼び蛟》の効果の条件が整い、墓地から2体の爬虫類族を特殊召喚出来るようになるので、ここまでくると《溟界の滓-ナイア》で《溟界の呼び蛟》を出すだけでかなりの数の妨害が用意出来る状態になります。
打点的にも十分な数値が出るので、一気にゲームを決めていきましょう
【溟界】デッキの回し方〜展開例〜
《溟界の滓-ヌル》、《混沌領域》からの展開
【使用カード】
- 《溟界の滓-ヌル》
- 《混沌領域》
【結果】
【手順】
- 《溟界の滓-ヌル》の効果を発動し、デッキから《溟界の漠-ゾーハ》を墓地へ送る
- 《溟界の滓-ヌル》の効果で自身を場に特殊召喚
- 《溟界の漠-ゾーハ》の効果で手札を1枚捨てて自身を回収し通常召喚
- 《溟界の滓-ヌル》+《溟界の漠-ゾーハ》で《キングレムリン》をエクシーズ召喚
- 《キングレムリン》効果で《溟界の黄昏-カース》をサーチ
- 《混沌領域》を発動し、《溟界の黄昏-カース》を捨てて《混沌の創世神》をサーチ
- 《溟界の黄昏-カース》効果で《キングレムリン》をリリースして自身を特殊召喚
- 《溟界の黄昏-カース》効果で《溟界の漠-ゾーハ》を特殊召喚
- 《溟界の漠-ゾーハ》の効果で《溟界神-オグドアビス》を手札に加えて墓地へ送る
- 《溟界神-オグドアビス》と《キングレムリン》を除外して《混沌の創世神》を特殊召喚
- 《溟界の漠-ゾーハ》と《溟界の黄昏-カース》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚し、《溟界の漠-ゾーハ》が除外される
- 《混沌の創世神》の効果で《溟界神-オグドアビス》を除外ゾーンから特殊召喚し、残りの2枚をデッキに戻す
- 《ユニオン・キャリアー》効果で《混沌の創世神》に《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備
これにより、相手は《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》の効果によってエクストラデッキからの特集召喚が封じられ、更にそれを超えて展開した場合、《溟界神-オグドアビス》によってフィールドの全てのモンスターをフリーチェーンで墓地へ送る事の出来る状況になります。
また、そのままターンが回ってきた場合にも、《溟界の滓-ヌル》の自己蘇生、《溟界の黄昏-カース》の自己蘇生+蘇生効果、《混沌領域》のドロー効果、場にモンスターが並べば《溟界神-オグドアビス》の蘇生効果、といった具合に墓地にリソースが潤沢にあるので、後続の動きも確保できています。
【使用カード】
- 《溟界の滓-ヌル》+手札コスト1枚
【結果】
【手順】
- 《溟界の滓-ヌル》の効果で《溟界の漠-ゾーハ》をデッキから落とす
- 《溟界の滓-ヌル》を自身の効果で特殊召喚
- 《溟界の漠-ゾーハ》を自身の効果で回収して召喚
- 《溟界の滓-ヌル》と《溟界の漠-ゾーハ》で《キングレムリン》エクシーズ召喚
- 《キングレムリン》効果で《溟界の滓-ナイア》サーチ
- 《溟界の滓-ナイア》効果で《溟界の黄昏-カース》落とし
- 《溟界の黄昏-カース》効果で《キングレムリン》リリースして自身特殊召喚
- 《溟界の黄昏-カース》効果で《溟界の滓-ナイア》蘇生
- 《溟界の滓-ナイア》効果で《溟界の蛇睡蓮》サーチ
- 《溟界の黄昏-カース》と《溟界の滓-ナイア》で《ユニオン・キャリアー》リンク召喚
- 《溟界の蛇睡蓮》で《溟界神-オグドアビス》落としてそのまま蘇生
- 《ユニオン・キャリアー》の効果で《溟界神-オグドアビス》に《A-アサルト・コア》を装備
【溟界】デッキをカスタムするおすすめカード
【レプティレス】関連のカード
【 リンクモンスター 】
星2 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻200
爬虫類族モンスターを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
②:自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドの攻撃力0のモンスターの数まで、デッキから爬虫類族モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は爬虫類族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【 チューナーモンスター 】
星2 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが手札に存在し、自分フィールドのモンスターが爬虫類族モンスターのみの場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、このカードを特殊召喚する。
その後、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
【 シンクロモンスター 】
星6 / 闇属性 / 爬虫類族 / 攻2100 / 守1500
「レプティレス」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの攻撃力0のモンスターを全て破壊し、破壊した数だけ自分はデッキからドローする。
【レプティレス】テーマは《レプティレス・エキドゥーナ》をはじめ、【レプティレス】デッキに限らず爬虫類全般で使いやすい効果を持ったモンスターが存在します。
《レプティレス・エキドゥーナ》は爬虫類族さえ並べば出す事が出来るので【溟界】の動きから自然に出す事ができ、効果によって【溟界】カードをサーチしたり、《レプティレス・ヒュドラ》から《レプティレス・ラミア》を出したり出来ます。
《レプティレス・ヒュドラ》+星4非チューナーを並べれば《レプティレス・ラミア》になれる事から、特殊召喚できる星4非チューナーである《溟界の滓-ヌル》などとも相性が良いです。
また、【レプティレス】自体が闇属性中心であることから【カオス】要素との相性もとても良いです。
【溟界】デッキ カーナベルおすすめの対戦動画
おわりに
というわけで今回は爬虫類族期待の新テーマ【溟界】の紹介でした!
テーマ内での動きに留まらず様々な爬虫類をサポートできるカードが盛りだくさん、特に《溟界の蛇睡蓮》によって何でも爬虫類を場に出せる点はあらゆる爬虫類テーマで応用の効く動きなので、是非お気に入りの爬虫類デッキを強化してみてください!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!