はじめに
どうも、記事タイトルがRPGゲームの売り文句みたいになった、遊戯王担当コムです。
この記事では『グランドクリエイターズ』で登場した、カテゴリ名を持たない異質の新デッキ、【勇者トークン】デッキを紹介します。
ネットでは最近流行りの『異世界転生』を連想させると噂のこのデッキ、どのようなデッキなのか早速見ていきましょう〜!
目次
【勇者トークン】サンプルデッキレシピ
このレシピで行える展開例はこちら ▼
【勇者トークン】デッキの特徴
【勇者トークン】デッキは昨今の遊戯王では珍しくカテゴリ名で統一されていなく、テキスト内に記された『勇者トークン』というキーワードがカードを紐付ける要素となっています。
フィールドに展開した『勇者トークン』をエースとしてデュエルを進行していく、これまでに無い個性を持ったデッキです。
トークンは自由に選んで遊べるので、手元にあるお気に入りのカードを『勇者』として扱えるのが面白いところです。
【勇者トークン】関連カードの解説
【勇者トークン】デッキで主に活躍するカードについて紹介。
まずはフィールドに『勇者』を呼び出さなくてはいけませんが、その役割をに担うのがこのカード。
『勇者トークン』をフィールドへ呼び出す、《アラメシアの儀》
《アラメシアの儀》
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は特殊召喚されたモンスター以外のフィールドのモンスターの効果を発動できない。
①:自分フィールドに「勇者トークン」が存在しない場合に発動できる。
自分フィールドに「勇者トークン」(天使族・地・星4・攻/守2000)1体を特殊召喚する。
自分フィールドに「運命の旅路」が存在しない場合、
さらにデッキから「運命の旅路」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
出典:遊戯王公式データベース
フィールドへ『勇者トークン』を特殊召喚し、デッキから更に《運命の旅路》をフィールドへ置きます。
これで冒険の準備が整いましたが、まだ仲間がいません。
その仲間を集められるのが《運命の旅路》です。
どの仲間と旅に出る?《運命の旅路》
《運命の旅路》
【永続魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記されたモンスター1体を手札に加え、
その後手札を1枚選んで墓地へ送る。
②:モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記された装備魔法カード1枚を選び、
手札に加えるか、自分フィールドの「勇者トークン」1体に装備する。
③:1ターンに1度だけ、装備カードを装備している自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
出典:遊戯王公式データベース
①の効果によって、デッキから『勇者トークン』関連のモンスターカードを手札に加えることができます。
いずれも自分フィールドに『勇者トークン』が存在すると自身の効果でフィールドへ特殊召喚できるので、即『勇者』の隣に仲間が準備できます。
それぞれが固有の効果を持っており、状況に合わせた仲間を呼び出しましょう。
勇者と冒険を共にする仲間のモンスター達
《流離のグリフォンライダー》
【効果モンスター】
星7/風属性/鳥獣族/攻2000/守2800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、
または「勇者トークン」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分フィールドに「勇者トークン」が存在し、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを持ち主のデッキに戻し、その発動を無効にし破壊する。
出典:遊戯王公式データベース
カード効果が発動した際、自身をデッキへ戻すことによってその発動を無効化できるという、シンプルで強力な効果を持ちます。
デッキへ戻るというのは大きなコストに思えますが、《運命の旅路》で毎ターン手札に加えることができるので、実質毎ターン1妨害を用意することができます。
お手軽に展開でき、守備力も2800あることから場持ちも良いです。
《遺跡の魔鉱戦士》
【効果モンスター】
星4/炎属性/戦士族/攻2300/守1000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分フィールドに「勇者トークン」が存在しない場合、このカードは攻撃できない。
③:「勇者トークン」のトークン名が記された自分のモンスターが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記された罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
出典:遊戯王公式データベース
『勇者トークン』のカード名が記されたモンスターで戦闘を行えば、デッキから『勇者トークン』関連の罠カードへとアクセスできます。
『勇者トークン』関連罠カードは現在2種類あります。
『勇者トークン』がいないと発動できないですが、その分非常に強力な罠となっています。
《聖殿の水遣い》
【効果モンスター】
星3/水/魔法使い族/攻1500/守1200
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「アラメシアの儀」1枚を選んで手札に加える。
③:自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記されたフィールド魔法カード1枚を選んで自分フィールドゾーンに表側表示で置く。
出典:遊戯王公式データベース
デッキから『勇者トークン』に関連するフィールド魔法を展開することができる魔法使い。
より安全に戦闘を行い、相手のライフを削りたいなら《暗黒神殿ザララーム》、ドローによってアドバンテージを稼ぎたいなら《迷い花の森》と、状況に応じたフィールドに塗り替えることが可能。
更にフィールド魔法は、特定の装備カードを装備していると、より強力な効果を発揮するようデザインされています。
《暗黒神殿ザララーム》の発動下で《光の聖剣ダンネル》を装備したモンスターが存在すると、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できなくなり、《迷い花の森》の発動下では《星空蝶》を装備したモンスターは相手が発動した効果を受けなくなります。
【勇者トークン】デッキと相性が良いカード
【勇者トークン】デッキは様々なカテゴリ、カードと組み合わせることができますが、よく組み合わせられているのは《シュトロームベルクの金の城》ギミック。
《シュトロームベルクの金の城》
【フィールド魔法】
このカードのコントローラーは自分スタンバイフェイズ毎に
デッキの上からカード10枚を裏側表示で除外する。
除外できない場合このカードを破壊する。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
「シュトロームベルクの金の城」のカード名が記されたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
②:相手モンスターの攻撃宣言時に発動する。
その攻撃モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
①の効果を使用することで《鉄のハンス》、《鉄の騎士》のサルベージへと繋げることができます。
基本的に《聖騎士の追想 イゾルデ》を使用した、『勇者トークン』への装備カード全載せコンボで使用します。
このカードの具体的な使用方法は次の展開例で紹介します。
また、①効果の発動ターン『通常召喚行えない』というデメリットがありますが、このデメリットは《アラメシアの儀》と重複する、つまりこのデッキでは追加のデメリットとはならないのも強み。
《シュトロームベルクの金の城》を使った出張セットについては後日記事を公開しますのでお楽しみに。
【勇者トークン】デッキの回し方〜展開例〜
《金の城》を使って全装備『勇者トークン』を作る
【使用カード/条件】
- 《聖殿の水遣い》
- 《金の城》または《怪鳥グライフ》(ここではグライフとします)
【結果】
【手順】
展開ルートを見る ▼【盤面の解説】
最初の2枚から、特に手札コスト無しでここまで展開することができます。
フィールドに《遺跡の魔鉱戦士》がいるので、『勇者トークン』で戦闘を行えばデッキから関連罠カードへアクセス可能です。
また、《シュトロームベルクの金の城》は《聖殿の水遣い》の効果で墓地へ送っているので、スタンバイフェイズ毎のデッキ10枚除外のデメリットを打ち消しています。
手札には《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》が存在するため、次のターン以降に展開し、制圧札として機能させることができます。
おわりに
【勇者トークン】デッキは非常にデッキ構築の自由度が高いので、皆さんが思うようにデッキを構築し、フィールドの勇者を冒険させることができるのがこのテーマの一番おもしろいところだと思います。
ぜひお気に入りのトークンを設定して、自由に勇者デッキで遊んでみてください!
それではまた次の記事でお会いしましょう〜