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こんにちは、たけっしーです。
今回は1/25(土)発売の『ALLIANCE INSIGHT』に収録される【征竜】の新規カードに触れていきます。
「征竜」はこれまで炎 水 風 地 の4属性にそれぞれ存在していましたが、今回は遂に光属性と闇属性の「征竜」が登場しました。
かつて全てのカードが禁止となった【征竜】ですが、ここ数年で完全に緩和され今回正式に【征竜】名称でテーマ化したので、それぞれの新規カードに注目です。
それでは早速みていきましょう。
新規カード
《光征竜ースペクトル》
効果モンスター
星2/光属性/ドラゴン族/攻 600/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):ドラゴン族か光属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「光征竜-スペクトル」以外の「征竜」モンスター2体を手札に加える。
(2):ドラゴン族か光属性のモンスター1体とこのカードを自分の墓地から除外し、
自分の墓地の「極征竜-シャスマティス」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
光属性対応の下級「征竜」モンスターです。
①は自身とドラゴン族か光属性を捨てることで「征竜」モンスターを2枚サーチします。
下級の「征竜」、所謂「子征竜」達共通の自身とドラゴン族か対応した属性を捨てて発動する効果ですが、他と違って2枚サーチであるため【征竜】の展開の起点になる効果となっています。
下級と上級の「征竜」モンスターをそれぞれサーチして効果をそのまま起動できるため展開が繋がります。
②は後述のエクシーズモンスターの新規カードである《極征竜ーシャスマティス》を蘇生する効果です。
①と②は1ターンにいずれか1つしか使えないので展開には使えませんが、2ターン目の後続として切り返しで使える効果になっています。
《闇征竜ーネビュラス》
効果モンスター
星2/闇属性/ドラゴン族/攻1000/守 600
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):ドラゴン族か闇属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨て、
「闇征竜-ネビュラス」以外の自分の除外状態の属性が異なる「征竜」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
(2):ドラゴン族か闇属性のモンスター1体とこのカードを自分の墓地から除外し、
自分の墓地の「凶征竜-エクレプシス」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
闇属性対応の下級「征竜」モンスターです。
①は「子征竜」同様の自身とドラゴン族か闇属性を捨てることで除外されている「征竜」2体を特殊召喚する効果。
特殊召喚した2体は攻撃できませんが、そのままエクシーズやリンクの素材にできるので起動出来れば手数になる効果です。
②も《光征竜ースペクトル》同様で、後述のエクシーズモンスター新規カードである《凶征竜ーエクレプシス》を蘇生する効果です。
《光征竜ースペクトル》《闇征竜ーネビュラス》で蘇生したエクシーズモンスター達は素材を供給しない限り効果は発動できませんが、
後述の《超征竜ーディザスター》の素材を供給するという役割として活用できます。
極征竜ーシャスマティス
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/ドラゴン族/攻3000/守1600
ドラゴン族レベル7モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、デッキからレベル7の「征竜」モンスター1体を墓地へ送り、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
この効果は、デッキから墓地へ送ったそのモンスターの、自身を手札から捨てて発動する効果と同じになる。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地・除外状態のレベル7の「征竜」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《光征竜ースペクトル》の所謂「親征竜」に当たるランク7のエクシーズモンスターです。
①は誘発即時効果でコストでデッキから上級「征竜」を墓地に送り、効果をコピーする効果です。
《瀑征竜ータイダル》《嵐征竜ーテンペスト》《巌征竜ーレドックス》をコピーすれば展開の起点になり、
《焔征竜ーブラスター》を落とせば盤面除去になるため、相手ターンで妨害として使うこともできるので強力な効果になっています。
【征竜】は基本的にこのカードの成立を起点として展開していくことになるでしょう。
②は相手によって破壊された場合に墓地・除外の上級「征竜」モンスターを特殊召喚する効果です。
オマケ程度ではあるものの、雑に破壊で処理されても後続が出てきて返しのターンに2枚目のこのカードが成立して切り返しやすくなります。
凶征竜ーエクレプシス
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2700/守1900
ドラゴン族レベル7モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合、
自分の墓地・除外状態のレベル4以下の「征竜」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターにカード名が記されたレベル7かランク7の「征竜」モンスター1体を
自分のデッキ・除外状態から特殊召喚する。
その後、対象のモンスターをデッキに戻す。
(2):相手が魔法・罠カードの効果を発動した時、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし除外する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《闇征竜ーネビュラス》の「親征竜」に当たるランク7のエクシーズモンスターです。
①はエクシーズ成功時に墓地・除外の下級「征竜」をデッキに戻し、それに対応した上級「征竜」を特殊召喚する効果。
【征竜】の展開では「子征竜」が絡むであろうことからこのカードを成立させるだけでとりあえずモンスターを追加することができます。
②は相手が発動した魔法・罠の効果を発動無効にし除外する効果です。
発動無効の妨害は強力であり、【征竜】の主力の妨害の1つになりそうです。
超征竜ーディザスター
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ランク7モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合、
自分の墓地・除外状態のレベル7の「征竜」モンスターを4体まで対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのX素材とする。
その後、このカードがX素材としているモンスターと同じ属性を持つモンスターを
相手のフィールド・墓地から全て除外できる。
(2):光・闇・地・水・炎・風属性の「征竜」モンスターを全てX素材としているこのカードは、
攻撃力・守備力が4600アップし、他のカードの効果を受けない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
ランク7×2を素材にするエクシーズモンスターで、【征竜】のエースモンスターになります。
素材は実質的に7×4であるため、かなり重めになります。
①はエクシーズ成功時に墓地・除外の上級「征竜」を素材にし、素材のモンスターの属性と同じモンスターを相手のフィールド、墓地から全て除外する効果です。
基本的にこのカードを出す過程で《極征竜ーシャスマティス》《凶征竜ーエクレプシス》、上級「征竜」モンスターを経由することになるため、少なくとも3〜4属性以上は除外できます。
除外する属性の参照は「征竜」である必要はないため、エクシーズ素材に使ったランク7で2属性は自由に選ぶことができます。
②は6属性全ての「征竜」を素材にしている場合攻撃力4600でカードの効果を受けない耐性を得る効果です。
ただし、①の効果が通らないと耐性が付与されず打点も上昇しないため注意です。
【征竜】では各種属性の「征竜」を集めながらこのカードを着地させるのが主な戦術になりますが、先攻展開で出すというよりは後攻で盤面を捲る際に使うことになりそうです。
ちなみに②の4600という数値は、「親征竜」共通ステータスで攻守を合計した数値となっています。
《超竜災禍》
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の手札・墓地・除外状態の「征竜」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドの「征竜」モンスターのみを素材として「征竜」Xモンスター1体のX召喚を行う事ができる。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の除外状態の「征竜」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。
そのモンスターを墓地に戻す。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
手札・墓地・除外から「征竜」を特殊召喚しながら追加処理でエクシーズ召喚が行える速攻魔法です。
主な用途としては先程の《超征竜ーディザスター》を相手ターンで出すことで妨害しつつ、《超征竜ーディザスター》の②の耐性と打点による制圧になります。
②の墓地効果も「征竜」のコストを供給できるためオマケとしては優秀です。
強力なカードではあるものの、【征竜】ギミックではこのカードをサーチする手段がありません。
基本的に素引き前提になるため、【征竜】のデッキを構築する上で組み込みにくいです。
このカードのサーチ手段が登場すれば、【征竜】の評価は上がりそうです。
展開紹介
今回の新規カードを使用した【征竜】の展開例を紹介します。
《光征竜ースペクトル》+コスト
- 手札の《光征竜ースペクトル》の①を発動。デッキから《地征竜ーリアクタン》と《焔征竜ーブラスター》をサーチ
- 《地征竜ーリアクタン》の効果を発動。自身と《焔征竜ーブラスター》を捨て《巌征竜ーレドックス》を特殊召喚
- 《焔征竜ーブラスター》の②を発動。《光征竜ースペクトル》と《地征竜ーリアクタン》を墓地から除外し、自身を特殊召喚
- 《巌征竜ーレドックス》と《焔征竜ーブラスター》で《極征竜ーシャスマティス》をエクシーズ召喚
- 《極征竜ーシャスマティス》の①を発動し、デッキから《瀑征竜ータイダル》を墓地に送り効果をコピー。《嵐征竜ーテンペスト》を墓地に送る
- 墓地の《巌征竜ーレドックス》の効果を発動。《瀑征竜ータイダル》と《嵐征竜ーテンペスト》を除外し、自身を特殊召喚
- 除外された《瀑征竜ータイダル》と《嵐征竜ーテンペスト》の効果で《水征竜ーストリーム》と《風征竜ーライトニング》をサーチ
- 手札の《水征竜ーストリーム》の効果で《瀑征竜ータイダル》を特殊召喚
- 《巌征竜ーレドックス》と《瀑征竜ータイダル》で《凶征竜ーエクレプシス》をエクシーズ召喚
- 《極征竜ーシャスマティス》と《凶征竜ーエクレプシス》で《超征竜ーディザスター》をエクシーズ召喚
- 《超征竜ーディザスター》の①で各属性の「征竜」を素材にし相手のモンスターを除外、②を適用
6属性を素材にした《超征竜ーディザスター》を着地させる展開になります。
各征竜の効果は《極征竜ーシャスマティス》でコピーする《瀑征竜ータイダル》以外はなんでもいいので順序は逆でも問題ありません。
《超征竜ーディザスター》の4600打点の効果を受けない効果は強力ですが、先攻展開で妨害を作るのであれば、
《超征竜ーディザスター》を作らずに《極征竜ーシャスマティス》と《凶征竜ーエクレプシス》のままにすれば2妨害なので《超征竜ーディザスター》は基本的には捲りにいく時に使いたいです。
【征竜】のカードのみを使った展開ではありますが、ドラゴン族テーマであるためリンク召喚を用いた展開で可能であり、応用すれば強固な盤面を作れるため今後の開拓に期待です。
今回のまとめ
今回は1/25(土)発売の『ALLIANCE INSIGHT』に収録される【征竜】の新規カードについて解説しました。
まさか「征竜」の新規カードが登場するとは思わなかったので、今後【征竜】がデッキとして開拓や活躍が見れるのはとても楽しみです。
それでは👋
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