【遊戯王OCG】第36回 蓮杯 個人戦の結果と環境考察【大会結果】

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【遊戯王OCG】第36回 蓮杯 個人戦の結果と環境考察【大会結果】

目次

こんにちは、たけっしーです。

前回の「第1回 Mogi杯 大会結果と環境考察」の記事に引き続き、

今回は1/11に大阪で開催された「第36回 蓮杯 個人戦」の大会結果を受けて環境考察をしようと思います。

新制限が発表されてから3週間が経ちますが、関西で環境がどのように進んでいっているのかに注目です。

僕自身も参加したのでそれも踏まえて考察していきます。

まずはデッキ分布から見ていきましょう。

予選デッキ分布

  • オルフェゴール 11
  • ライゼオル 5
  • M∀LICE 4
  • メメント 3
  • キマイラ 3

以下分布1

  • 青眼
  • ジェムナイト
  • 水晶機巧
  • ドラゴンメイド
  • 超重武者
  • BF
  • 破壊剣

以上33名

今回のトップシェアは【オルフェゴール】が11名とぶっちぎりでした。

参加した僕自身も使用したのは【オルフェゴール】でした。

展開が通った時の強度は今期の中でトップクラスであり、1枚初動で無効系1枚を自動的に貫通できるので展開の精度の高さが売りのデッキです。

次点で分布が多かったのは【ライゼオル】【M∀LICE】【メメント】【キマイラ】になります。

先週の「第1回 Mogi杯 個人戦」での分布とほぼ変わらず、それぞれ一定数使用者がいる環境となっています。

一方で先週まで一定数使用者がいた【青眼】は分布1と減少しています。

メタが集中しそうなタイミングであることや、他のデッキに魅力を感じて乗り換えたプレイヤーが多かったかもしれません。

僕自身も新制限一発目のCSでは【青眼】を使用して優勝することができましたが、

【青眼】を使用する上で【オルフェゴール】に調整過程でかなり苦戦したことや【オルフェゴール】が今後増えるであろうこと、メタが増え向かい風になるであろうことから【青眼】で勝ち続けるのは厳しいと感じたため一旦乗り換えることにしました。

決勝トーナメント デッキ分布

  • ライゼオル2
  • M∀LICE
  • メメント
  • ジェムナイト
  • 水晶機巧

決勝トナメに進出したデッキは順当に今期の強力なデッキ達になりますが、驚くべきことに予選で分布数トップだった【オルフェゴール】はなんと全滅する結果となりました。

僕も【オルフェゴール】を使用した1人ですが、3ー0の好調スタートから2敗して予選落ちしてしまいました。。

《アーティファクト・ロンギヌス》や【深淵の獣】のメイン採用が見られるほどメタが流行しており、ドロー系の手札誘発も厳しいため、【オルフェゴール】側はそれらを上手く切り抜けることが出来ないまま敗退していったようです。

一方【ライゼオル】は《エクス・ライゼオル》が制限になり弱体化した状態ですが、2名勝ち残っています。

今期のほとんどのデッキが致命的なメタカードがある中で【ライゼオル】はそのようなメタがほとんど無く、前期流行した《次元障壁》《月女神の鏃》が今期は抜けてきているため非常に立ち位置がいいデッキとなっています。

また、【ライゼオル】の今期特有の強みとして初動のサーチカードである《時空の七皇》《スモール・ワールド》から《アーティファクト・ロンギヌス》にアクセスできることから【M∀LICE】【オルフェゴール】に対してデッキの構成上有利に立ちやすいです。

メタられにくく、メタる側に回れる他《ライゼオル・デッドネーダー》は今期も強力なので今期も活躍するデッキになるでしょう。

予選で全勝したのは【水晶機巧】でした。

使用者が少ないためあまり認知されていないデッキになりますが、

デッキの強みとしては永久的なリソースの循環と相手からの妨害を躱しやすく、相手に合わせて盤面を変えられる対応力の高さになります。

墓地リソースを活用する点で【オルフェゴール】と性質が似ており、《アーティファクト・ロンギヌス》がメタとして重いデッキではありますが、

【オルフェゴール】と比べてドロー系に対する受けが良く【深淵の獣】が一切刺さらない点で現環境では優位性を保っているデッキになります。

それでは入賞したデッキを見ていきしょう。

ベスト4【キマイラ】

ベスト4は【キマイラ】になりました。

融合召喚による手数やドロー系に対する止まりどころが作りやすいのが強みのデッキになります。

【罪宝】、【アザミナ】、【デモンスミス】の各種ギミックがそれぞれ連結しており、融合召喚のハードルを下げつつ手数として優秀です。

【アザミナ】ギミックの強化を受けてからは【キマイラ】本来のギミックを最小限に抑えて手札誘発を多めに採用できるようになり、コンパクトな構成に昇華しています。

1度融合召喚が出来てしまえば無限に手数を生み出し続けるという強みを持つ反面、

《応戦するG》《次元障壁》が致命的なメタとして存在していますが、それらが減少している今環境では比較的活躍しやすいデッキとなっています。

🥉3位🥉【ライゼオル】

3位は【ライゼオル】となりました。

デッキ分布でも解説した通り、制限改訂による弱体化を受けたことでメタから外れやすく、逆に今期は立ち位置がいいため前期と同様に強力なデッキになっています。

構築の特徴としては《スモール・ワールド》の採用による初動の補強と状況や対面によってメタカードにアクセスするというアプローチです。

「ライゼオル」はステータスが恵まれており、各種手札誘発を中継してサーチすることができます。

例えば、《マルチャミー・フワロス》を見せ、《原始生命態ニビル》(守備600共通)を経由して《エクス・ライゼオル》(属性共通)に繋がったり、

《灰流うらら》を見せ、《エフェクト・ヴェーラー》(攻撃力共通)を経由して《エクス・ライゼオル》(属性共通)に繋がります。

光属性の手札誘発はそれぞれ属性のみ共通であることからお互いを中継にサーチしたり「ライゼオル」に繋がります。

《アーティファクト・ロンギヌス》は今期強力な手札誘発であるため、《時空の七皇》と合わせてアクセスしやすくなっているのがポイントです。

《エクス・ライゼオル》が減ったことで初動の補強は【シャーク】ギミックや《荒魂等も候補になりますが、

《スモール・ワールド》は除外するカードが必要ではあるものの《エクス・ライゼオル》に直接繋がる他、状況に応じた汎用カードにアクセスできるので今期は評価は高いです。

【ライゼオル】は動きに無駄が無く、無効系、ドロー系への耐性の高さや《アーティファクト・ロンギヌス》のような致命的なメタカードも無く、

他のデッキの課題である「後攻でのギミックの弱さ」もクリアできているデッキであるため前評判では厳しいとされていたものの今期も戦えると再評価されつつあるデッキになります。

🥈2位🥈【水晶機巧】

2位は【水晶機巧】になります。

環境トップからは外れたデッキではあるものの、各地の大会でも一定数結果を残しているデッキになります。

構築の特徴としては《SRベイゴマックス》を採用することで《彼岸の黒天使ケルビーニ》から《水晶機巧ースモーガー》《水晶機巧ーシストバーン》に繋がるため、【水晶機巧】の課題である初動の細さを補強している点です。

《SRベイゴマックス》は後攻では《機械仕掛けの騎士》を経由して《S:Pリトルナイト》に繋がるため手数になる点も優秀です。

他に構築面で特徴的なのはメインとサイド合わせて各種【マルチャミー】をフル投している点です。

【水晶機巧】はギミックが細く、1枚初動から出来ることは多くありません。

《水晶機巧ーサルファフナー》《水晶機巧ーサルファドール》のように組み合わせが必要なカードもあるため基本的には2枚初動のデッキなので、

なるべく複数枚ギミックを引き込みたいのでドロー系で牽制しつつ手数を揃えるプランになっています。

ある程度手数が揃っていればドロー系を打った結果妨害が多少残っても、墓地リソースを活用した手数や《水晶機巧ートリスタロス》で妨害を躱すことができるので、【水晶機巧】の性質に合ったプランと言えるでしょう。

【水晶機巧】は妨害の質や残るリソースの質が高く、各種ドロー系や無効系の受けも良く、相手に合わせて盤面を変えられる柔軟性もあるため一定数結果を残せるパワーは持ったデッキになります。

何をするデッキかを知らないと対面した時に対応しにくいデッキなので、興味があれば知っておいて損は無いでしょう。

🏆優勝🏆【M∀LICE】

優勝は【M∀LICE】となりました。

《ディメンション・アトラクター》や【深淵の獣】を強く使うことができるため今期は強みが活かしやすく、環境トップの一角になっています。

構築面で特徴的な部分は3点あります。

1つ目は《サイバネット・マイニング》の3枚採用と《テンプレート・スキッパー》をセットで採用していることです。

「M∀LICE」はネームとくっつくカードは無限にあれど、「M∀LICE」本体の枚数は若干心許ないため《サイバネット・マイニング》でアクセスできるように3枚採用されていると推測できます。

「M∀LICE」に触れているなら《テンプレート・スキッパー》をサーチすることで別軸の手数を用意できます。

また、致命的なメタである《アーティファクト・ロンギヌス》を受けた際も《テンプレート・スキッパー》を追加することでリンク値を伸ばして抗える場合もあるのでそこに対する誠意とも取れます。

2つ目の特徴は【M∀LICE】の展開の終着点として採用されることが多い《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルードーネオテンペスト》や《トロイメア・グリフォン》が採用されていないことです。

これらはエクストラの枠を取る割に弱点が多かったり、現環境では添えなくても盤面強度は十分と判断されたと推測できます。

基本的には展開過程で《M∀LICE〈P〉CheshireCat》《M∀LICE〈Q〉WHITE BINDER》でドローを挟みながら展開し、

《召命の神弓ーアポロウーサ》とそれを守る《ファイアウォール・ドラゴン》や《M∀LICE〈C〉MTPー07》を添えるだけでも今期は勝つために必要な妨害数は足りています。

エクストラの枠を開けた部分には《リンク・スパイダー》《原始生命態ニビル》を受けた後に展開しやすくしたり、【トロイメア】や《厄災の星ティ・フォン》を採用することで対応力を上げています。

3つ目の特徴としては《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》の無効系が一切採用されていないことです。

現環境での無効系は【オルフェゴール】に対しては1〜2枚では全く止めきれなかったり、【M∀LICE】【青眼】【ライゼオル】に対しても比較的貫通されやすくバリューはあまり高くありません。

そのため思い切って全て抜いてしまう選択もありと言えるでしょう。

特に【M∀LICE】は無効系以外にも《ディメンション・アトラクター》で展開系に抗えるので手札誘発は単体で強いカードのみに絞り、《三戦の才》のような手数になる汎用カードを選択することは合理的かもしれません。

《アーティファクト・ロンギヌス》が蔓延している中でも勝ち残ることが出来たのはプレイヤーの【M∀LICE】と環境全体への理解度が高いことを表しています。

引き続き今期は【M∀LICE】が活躍する環境になりそうです。

結果を踏まえた環境考察

予選では数が多かった【オルフェゴール】が決勝トーナメントでは全滅したことからも【オルフェゴール】がメタの中心であり、全体的に強く意識されていたため【オルフェゴール】は勝ち残るには厳しい週となっていました。

特に主なメタである《アーティファクト・ロンギヌス》は【M∀LICE】と共通しているため今期はずっと続投されるであろうことから【オルフェゴール】【M∀LICE】を使用する場合は向き合っていく必要があります。

【オルフェゴール】は《アーティファクト・ロンギヌス》の他にも【深淵の獣】やドロー系も重めであるため、今後もメタられ続けると【オルフェゴール】の分布は徐々に減少していくことになりそうです。

一方で関東圏での大会では【アザミナ】ギミックを採用した【オルフェゴール】が結果を残しており、

「手札のオルフェゴールを墓地に送れる」「各種メタに対する止まりどころを作れる」といった弱点補完した構築であることから今後はこちらの型が主流になるかもしれません。

【オルフェゴール】を使用していたプレイヤーはメタを乗り越えられる構築を開拓できるか、またはデッキを乗り越えることになるのか、乗り換えたことでどのデッキの分布が増えるのか今後の環境変化に注目です。

今回のまとめ

今回は1/11に開催された「第36回 蓮杯 個人戦」の結果と環境考察について触れていきました。

関西では1/19に僕が主催する「第2回 Mogi杯 3人チーム戦」があります。

今後も大会結果を記事にしていこうと考えているので、これまでの結果を踏まえて環境がこれからどう変化していくのかに引き続き注目です!

それでは👋

今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!


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