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こんにちは、たけっしーです!
今回は5/17(土)に僕が開催した『第6回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事になります!
新弾『DUELIST ADVANCE』発売から数週間が経ち、環境にも変化が見られつつも固まってきている現在の競技シーンを考察していきます。
入賞レシピの解説も行うので最後まで是非お付き合いください✨
まずは予選のデッキ分布から見ていきましょう👇
予選デッキ分布

- VSK9⋯8
- ヤミー⋯6
- M∀LICE⋯3
- 水晶機巧⋯2
以下分布1
- ドラゴンテイル
- 白き森
- 閃刀姫
- メタビート
- 幻奏
- 破壊剣
- キマイラ
以上、26名参加
今回のトップシェアは【VSK9】【ヤミー】となりました。
前回の『DUELIST ADVANCE発売による環境の変化』の記事でも触れた通り、【VSK9】の台頭が目立っており今後は環境の中心となっていくでしょう。
次点で【M∀LICE】【水晶機巧】が複数使用者がいました。
【M∀LICE】は使用者が他のデッキに乗り換えたことで数を減らしつつあり、それによってメタである《アーティファクト・ロンギヌス》の採用率も下がることで逆に追い風ではあるものの他の上位デッキに比べるとややパワー負けが目立ちます。
一方で【水晶機巧】は【K9】ギミックを取り込むことで展開力を手に入れ、強固な盤面を形成しやすくなったことから一定の使用者が見られるようです。
驚きなのは一時期トップシェアだった【ドラゴンテイル】の分布が1名である点です。
不利対面である【VSK9】の台頭やメタの耐性が低めであることから環境での優位性を落ちてきており他のデッキに乗り換えたプレイヤーが多かったようです。
暫くは環境2番手、3番手のポジションとなると予想します。
それでは予選を勝ち残り、決勝トーナメントに進出したデッキを見ていきます👇
決勝トーナメントデッキ分布

- VSK9⋯3
- ヤミー⋯1
- ドラゴンテイル⋯1
- メタビート⋯1
- 幻奏⋯1
以上、7名
予選全勝は【幻奏】となります。
現環境の優位性としては耐性を付与する《幻奏の音女アリア》が着地してしまえば【ヤミー】の妨害を無力化できる点や、
ハイパワーカードの《オスティナート》の出力を最大限に活かしたゴリ押しが可能な点でしょう。
予選で数が多かった【VSK9】は決勝トーナメントでも1番多く勝ち残っており、現在の環境トップたる強さを発揮しています。
手札に必要な属性が揃った時の出力は凄まじく、動きを止めようにも安易にモンスターの手札誘発で対抗すると【K9】ギミックが反応し、《No.67パラダイスマッシャー》によって高確率のターンスキップでゴリ押されてしまうため対策に頭を悩ませるデッキとなっています。
それでは入賞レシピを見ていきましょう。👇
🥉ベスト4🥉【幻奏】

ベスト4 1人目は【幻奏】となります。
決勝トーナメントのデッキ分布でも触れた通り、強力な耐性付与による盤面の硬化と《オスティナート》の出力を最大限に活かせるのが特徴のデッキです。
特徴的なのは《禁じられた一滴》《拮抗勝負》《聖王の粉砕》の採用でしょうか。特に《拮抗勝負》はメインからの採用は珍しいでしょう。
メイン戦の先攻で《拮抗勝負》を引いても展開の中で《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》のコストに出来るため、腐ってもあまり気にならないと思われます。
今期は小粒の手札誘発は効力が低いどころかモンスターの手札誘発では【K9】ギミックを誘発させて首を絞めてしまうこともあり、
モンスターの手札誘発は最低限の《灰流うらら》《増殖するG》に絞り、【K9】ギミックを踏まない《聖王の粉砕》と捲り札に寄せていると考えられます。
サイドの《無限泡影》もモンスターでは無い無効系カードとして採用されているといったところでしょう。
サイドデッキには《浮幽さくら》が採用されており、【ヤミー】と【月光】を兼用で対策されているのが特徴的です。
【月光】に対しては《浮幽さくら》でエースである《月光舞獅子神姫》本体では無く、その融合素材である《月光舞獅子姫》を除外することで関節的に《月光舞獅子神姫》の成立を不可としつつ、《月光舞獅子姫》を妥協で着地させることも防いでいます。
【幻奏】は《幻奏の音女アリア》《幻奏の音女エレジー》による強固な耐性付与が強力であり、効果破壊や対象を取って発動する妨害が中心のデッキに対して滅法強く、
この布陣に対する解答がほとんど無いデッキには盤面が揃ってしまえばそのまま押し付けで勝ち取れる性質があるため環境次第では優位性を持てるデッキになります。
🥉ベスト4🥉【VSK9】

ベスト4 2人目は【VSK9】となります。
【VSK9】は性質上、どの構築もほとんど同じでメインデッキは38〜39枚はほぼ固定、残りの1〜2枠とエクストラデッキの1〜2枚の差に個性が出るのが特徴です。
【VS】の必要な属性やカードを集める性質と【K9】の出力を最大限に活かすためにそれぞれのギミックは3枚採用が多く、
【VS】で手札からモンスター見せる必要がある都合で事故要因になる魔法・罠カードは最低限に絞られます。
メインデッキの自由枠には《三戦の才》が投入されている点が特徴的です。
【VSK9】ミラーでは発動条件を満たしやすく、コントロール奪取による捲りが強力です。
🥈2位🥈【VSK9】

2位は【VSK9】になります。
自由枠には《滅亡龍ヴェイドス》が投入されている点が特徴的ですね。
【VS】において重要な闇属性であることや、相手のフィールド魔法に干渉しながら盤面をリセットできるため状況次第でかなり有効に働くカードです。
現環境ではフィールド魔法を使用するデッキが多く、《滅亡龍ヴェイドス》が刺さりやすい環境となっており【VSK9】での採用が注目されつつあります。
サイドデッキには《墓穴の指名者》が投入されており、【VS】において事故要因になる魔法カードではあるものの細い初動に対する《灰流うらら》やサイド後に被弾するドロー系や《ドロール&ロックバード》はしっかり弾きたいという意図が見えます。
🏆優勝🏆【VSK9】

優勝は【VSK9】となります。
決勝トーナメントに上がった3名がそのまま入賞する形となり、今期の環境トップたる活躍を見せています。
自由枠には《倶利伽羅天童》が採用されている点が特徴的です。
【VS】において最も重要な炎属性であり、後攻から盤面を返す際に《倶利伽羅天童》の特殊召喚の条件を満たすことが出来ればゲームを傾かせることが可能です。
サイドデッキには先攻札として《三戦の号》+《魔砲戦機ダルマ・カルマ》《紅蓮の指名者》が投入されている点が特徴的です。
ここ最近の《三戦の号》で伏せる通常罠としては上記の2枚が主流となっており、トレンドを抑えていますね。
エクストラデッキには《麗しき磁律機壊》の採用が特徴的です。
リンク先のモンスターを無力化しつつ打点上昇により《No.41泥酔魔獣バグースカ》《月光舞獅子神姫》の解答になる可能性があるのが優秀です。
リンク3と素材数が重いのが難点ですが、【VSK9】は意外にも《K9-66a号ヨクル》の効果でリンク値を伸ばすことは出来なくも無いのでワンチャンを拾えるカードとして採用しても良いでしょう。
今週の環境
今週は【VSK9】が環境を独走する結果となりました。
回り出せば止まらない出力の高さや、メタに対して《No.67パラダイスマッシャー》によるゴリ押しが強力であり今期は環境の中心となるでしょう。
一方で環境トップの一角である【ヤミー】は【VSK9】に対抗するために《列王詩篇》《聖王の粉砕》《無限泡影》といった【K9】ギミックを誘発させない罠カード無効系の手札誘発を多く採用できる点に注目が集まりつつあり、今後の構築や環境が変化していくことが予想されます。
暫くは【VSK9】【ヤミー】のほぼ2強環境となりそうです。
今回のまとめ
今回は5/17(土)に僕が開催した『第6回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事でした。
新弾発売から約1ヶ月が経ち、環境も大きく変化して新弾前の環境とはゲーム性も変わってきたと感じています。
今期の終盤は『日本選手権』もあり、それに向けて競技シーンに取り組むプレイヤーも多いと思いますので今後の環境の変化にも注目です!
次回の『Mogi杯』は6/14(土)に開催となりますので、『日本選手権』前の腕試しとして是非遊びにきていただけたらと思います!
それでは👋
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