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こんにちは、たけっしーです。
今回は8/2(土)に愛知県で開催された『第20回 こいCS 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事となります。
東海地方の大会ではありますが、今回は僕が関西から遠征して参加しており、入賞を果たしたので後ほどデッキレシピも紹介します🔥
新弾発売から2週間が経ちましたが、どのような環境になっているかに注目です✨
それでは早速、予選のデッキ分布から見ていきましょう👇
予選デッキ分布
ヤミー⋯32
VSK9⋯9
ドラゴンテイル⋯8
烙印⋯4
DD⋯2
M∀LICE⋯2
ライゼオル⋯2
K9水晶機巧⋯2
絢嵐⋯2
オルフェゴール⋯2
キマイラ⋯2
以下分布1
K9サイバー
月光
白き森
スケアクロー
原石青眼
鉄獣戦線
以上、25チーム75名参加
トップシェアは【ヤミー】となりました。
参加者の半数が使用しており、ダントツのトップとなっています。
環境トップのデッキであるため元々使用者は多かったものの、新弾から《マシュマオ☆ヤミー》が登場したことでデッキの完成度が上がり、使用者が更に増えた印象です。
次点で【VSK9】の使用者が多く、こちらも環境トップの一角として割合を占めています。
新弾からは《K9ー04号 咒》の登場で「K9」しか手札に無い場合でもモンスターを大量に並べることが可能となり、《鎖龍蛇ースカルデット》からのドローで「VS」ギミックに繋がりやすくなったことで下振れを埋めやすくなったため負け筋が若干解消されている点は注目ポイントです。
新弾発売前の環境では【VSK9】がトップシェアになる大会がほとんどでしたが、新弾発売後は【ヤミー】が追い抜く結果となりました。
今後この2強のシェア数が地域によって逆転するのかは注目ですね。
続いて【ドラゴンテイル】【烙印】が多く、この2デッキは東海地方の大会では一定の使用者が見られるため地域特有の結果だと推察していますが、融合デッキの性質上【ヤミー】に対して後攻からでも立ち回りやすい点は環境の中でも優位性を持っています。
新弾からは《星辰響手プリクル》の登場で【ドラゴンテイル】ではゲーム進行の選択肢が増えており、劇的な変化では無いものの小技を上手く活用できるかが勝ち残るポイントになる印象です。
【烙印】においては《星辰響手プリクル》が光属性であることを活かして「烙印」から「ドラゴンテイル」に繋げることも可能になった点で強化されています。
個人的な注目デッキは【DD】になります。
新弾の強化によって競技シーンでも戦えるパワーを得たことで入賞報告も見られるため、今後は新しい展開系デッキとして一定の活躍が期待出来るでしょう。
それでは予選を勝ち残り、決勝トーナメントに進出したデッキを見ていきます。
決勝トーナメントデッキ分布
ヤミー⋯12
VSK9⋯3
ドラゴンテイル⋯3
以下、分布1
DD
月光
ライゼオル
以上、7チーム21名
決勝トーナメントには【ヤミー】【VSK9】【ドラゴンテイル】がそれぞれ順当に複数名勝ち残っており、現在の環境を表した結果となっています。
中でも【ヤミー】は予選同様に多く残っており、頭1つ抜けていることがわかります。
参加した僕自身も【ヤミー】を使用し、予選では個人・チーム共に全勝で勝ち残ることができました✨
分布1のデッキも【DD】【月光】【ライゼオル】とそれぞれ個性を持った展開系が勝ち残っており、環境上位デッキに対してもワンチャンを掴めるデッキ達が活躍しています。
それでは入賞レシピを見ていきましょう。
ベスト4【VSK9】【ヤミー】【ヤミー】
ベスト4は【VSK9】【ヤミー】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきます👇

ベスト4 1人目の【VSK9】になります。
【VSK9】はほとんど構築が固まっていることもあり、大まかな部分はテンプレートに沿った形となっていますね。
特徴的なのは《接触するG》の採用でしょうか。
主に【ヤミー】に対してのメタでエクストラに専用のケアカードを採用していない場合や、《魔獣の懐柔》初動に対しては採用率が低い《クロシープ》を要求するためクリーンヒットする手札誘発です。
【ヤミー】に対しては先攻展開以外にも自分のターンで発動することで妨害を減らすことも可能であるため、ケアされる可能性もありますが展開を狂わせやすいカードです。
他にも【ライゼオル】に対して有効な点は評価ポイントですね。

ベスト4 2人目の【ヤミー】になります。
《無限泡影》のような無効系は採用せずメインに「マルチャミー」6枚をフル投入している点と《三戦の号》を軸にしたゲームプランなのが特徴的ですね。
注目すべきは《クロシープ》の採用でしょう。
先程述べたように《魔獣の懐柔》に対しての《接触するG》は《クロシープ》以外でケア出来ないため、メタに対してしっかり誠意を見せていますね。
《マシュマオ☆ヤミー》の登場で《ヤミー☆サプライズ》以外で召喚権を使わずに「ヤミー」ネームを先に出力する方法が増えたため、最初に《マシュマオ☆ヤミー》を特殊召喚しておき《接触するG》を受けた場合は手札誘発のモンスターを通常召喚して《クロシープ》に変換して掻い潜ることが可能になっています。

ベスト4 3人目の【ヤミー】になります。
こちらは《無限泡影》をメインに採用し無効系とドロー系を合わせたプランとなっています。
注目すべきは《燐廻の三弦猫》の採用でしょうか。
以前は採用されていた時期もありましたが、このカードを絡める動きは展開の中で《ヤミー☆サプライズ》を消費してしまう点から《冥王結界波》のような前盤面を一層する捲り札に弱くなってしまうため評価が下がり採用が減ったカードですが、《マシュマオ☆ヤミー》によって《ヤミー☆サプライズ》を回収出来るようになったことで再評価されはじめています。
今回の入賞レシピでは採用率が高く、今後は主流になる可能性もあるでしょう。
🥉3位🥉【ヤミー】【ヤミー】【ヤミー】
3位は【ヤミー】【ヤミー】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきます👇

3位 1人目の【ヤミー】になります。
主流の構築とは一風変わっており、メインデッキは《列王詩篇》を中心とした罠の無効系手札誘発の採用と《超融合》の採用が特徴的で意表を突くプランとなっています。

3位 2人目の【ヤミー】になります。
《SPYフレームギア・γ》を追加の無効系として採用されているのが特徴的です。
初動の枠には《ピリレイスの地図》を採用し《カプシー☆ヤミー》スタートを重視されていることがわかります。
早い段階で《灰流うらら》をチェックできることや、《カプシー☆ヤミー》が単発の無効系や【ドラゴンテイル】【VSK9】のギミックの手札誘発での妨害に対して《ヤミー☆サプライズ》にアクセスすることで強く出れる点は評価ポイントでしょう。

3位 3人目の【ヤミー】になります。
こちらはメインデッキは主流に近い形となっておりサイドにはカードの種類を散らして採用することで引き合わせた際にそれぞれを満遍なく使える構築になっていますね。
🥈2位🥈【ヤミー】【VSK9】【非公開】
2位は【ヤミー】【VSK9】【非公開】となりました。
僕自身が参加しているチームで、予選から決勝戦までは全勝で入賞に食い込むことが出来ました。
3人目は非公開であるため、僕が使用した【ヤミー】と2人目の【VSK9】のレシピを解説します。
それではレシピを見ていきます👇

2位 1人目は僕が使用した【ヤミー】になります。
個人戦績は6ー1と好調でした。
前回の記事のサンプルレシピで紹介したものをそのまま使用しました。
ドロー系+無効系を軸に、サイドからは追加のターンスキップの手札誘発で相手の動きを拘束しつつ《禁じられた一滴》《ライトニング・ストーム》で残った盤面に干渉し、手数を通しに行くプランとなっています。
先攻札として《神の宣告》に追加で《神の警告》を選択しました。
候補としては環境トップの【VSK9】に有効な《御前試合》《群雄割拠》もありましたが、新弾発売後の環境は【ヤミー】に乗り換えるプレイヤーが増えて【VSK9】の総数が減る予想であったことや、【ヤミー】【月光】【ドラゴンテイル】【DD】といった永続の縛りに引っかからないテーマの方が多いと感じたため無難に全対面に投入できる《神の警告》に軍配が上がりました。
かなり自信がある構築なので、参考になれば嬉しいです✨

2位 2人目の【VSK9】になります。
テンプレートに沿った構築で、《K9ー04号 咒》と《鎖龍蛇ースカルデット》のプランも組み込まれています。
サイドプランはドロー系で固められており、手札を整えて《VSホーリー・スー》をアクティブにして0ターン目の展開を狙う、【ヤミー】対面には《冥王結界波》を引き込んで捲るプランとなっています。
【VSK9】は現状【ヤミー】にシェア数を越されてはいるものの、まだまだ環境トップとして活躍が見られるでしょう。
🏆優勝🏆【ヤミー】【ドラゴンテイル】【ヤミー】
優勝は【ヤミー】【ドラゴンテイル】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきます👇

優勝 1人目の【ヤミー】になります。
メイン・サイドデッキは僕が使用した構築と同様、エクストラには《燐廻の三弦猫》が採用されていますね。

優勝 2人目の【ドラゴンテイル】になります。
【ドラゴンテイル】は融合素材として手札にモンスターを要求する都合、モンスターの汎用札が中心になりやすいため《無限泡影》の採用は珍しいでしょうか。
ドロー系、無効系で弱めたところを融合で一気に巻き返すのが得意なデッキであるため、融合素材にならない以上のリターンを重視しているようです。
特に【ドラゴンテイル】に対しては《無限泡影》の存在を意識されにくいため意表を突きやすいかもしれませんね。
《破戒蛮竜ーバスター・ドラゴン》の採用も特徴的で、「マギストス」ギミックからシンクロ召喚することで【ヤミー】に対して有効なロックを形成します。
【ドラゴンテイル】はデッキ構築からプレイまでプレイヤーの技量が出やすく拡張性もデッキなので今後の活躍にも注目です。

優勝 3人目の【ヤミー】になります。
《無限泡影》のような無効系を採用せずメインに「マルチャミー」2種を最大枚数採用されており、サイドデッキは《三戦の号》を軸としたプランとなっています。
新弾発売後の構築では抜けてきつつある《閃刀起動ーエンゲージ》ですが、《閃刀機ーホーネットビット》が手数として優秀なことには変わりなく、サイドプランの《三戦の号》の選択肢にもなるため採用しているといったところでしょうか。
《閃刀機ーホーネットビット》初動は《マルチャミー・プルリア》の受けが良い点も評価ポイントですね。
入賞レシピの解説は以上となります。
今週の環境
今週は【ヤミー】がシェア数・入賞数共にトップとなりました。
新弾発売前に比べると【VSK9】のシェア数を追い抜いた形となります。
構築は概ね固まっていますが、《無限泡影》の有無や「マルチャミー」2種をメインとサイドのどの位置に投入するかは人によって分かれています。
エクストラデッキも人によって《カプシー★ヤミーウェイ》の2枚目や《S︰Pリトルナイト》の有無、《燐廻の三弦猫》の採用等少し個性が出る印象です。
今後の構築変化と活躍に注目です。
同じく環境トップの【VSK9】は以前と比べると若干シェア数が落ちてる印象です。
【ヤミー】と並ぶ今期の2強と言っても良い強力なデッキであることに変わりは無いため、地域によっては【ヤミー】よりもシェア数・入賞数が多いことも考えられます。
環境の分布が散っていることから《御前試合》《群雄割拠》の採用率が低下しており、理不尽負けが若干減った点は追い風とも言えるでしょう。



【ライゼオル】【ドラゴンテイル】【月光】は上記の2強デッキに比べると1ランク下がりますが、それぞれ特有の強みを持つためプランがハマれば入賞も比較的狙いやすく今後も一定の活躍が見られるでしょう。
今後の活躍にも注目です。
今回のまとめ
今回は8/2(土)に愛知県で開催された『第20回 こいCS 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事でした。
新弾が発売してから2週目の環境ですが、【ヤミー】が大きく前進した週となりました。
僕自身も【ヤミー】を使用して結果を残せた点は大きな自信となりました。
今後も結果を残せるように頑張りたいですね。
それでは👋
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