はじめに
こんにちは。あーくんです。今回もやっていきましょう、オリジナル環境の振り返り記事です!
今年は毎シーズン新商品の紹介から始まるこの記事、9月は逆札篇 第3弾 勝敵!逆転おこせ鬼の∞ディスペクター!!が発売されました。ジョー篇だ!
ジョー篇の6年間を代表するように、SRにジョーカーズが5種類も投入と圧倒的なまでのジョーカーズ強化。そしてそれらが過去プールと合わさり……見事最強になってしまったのが9月環境の始まりです。どーよこれ!?
さらに前期ランキングも最終盤。我先にと【ジョーカーズ】を使うプレイヤーや、それに対して攻略を行うプレイヤーなど、最後まで各所の工夫が見られる時期でした。
そんな混沌とした環境を制したのは一体どのデッキか!?今回もしっかりチェックしていきましょう!
それでは、オリジナル環境解説2026年9月編、スタートです!
2026年8月の環境はこちら!
目次
「最強」の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
大会環境の母数は日々によって変わるため、デッキごとの相性や強度をベースに考えを記載していきます。
Tier1
【火ゼロジョーカーズ】Tier1
最新弾で環境に殴り込みをかけたのが、第三弾の目玉種族、ジョーカーズです。従来の【旅路ジョーカーズ】の強みを大きく底上げするカードが加わり、一気にTier1まで駆け上がりました。
特に強力なのが、新たな革命チェンジ元《"↑↑"ブランド》と、チェンジ後に高い出力を発揮する《ジョット・首魁・ジョラゴン》。さらに、リソース確保とチェインパーツの補助を兼ねる《Dr.富士山ッピング》が採用されたことで、デッキの動きが大きく強化されました。

【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー/ジョーカーズ / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■J・O・E4(このクリーチャーをコストを4少なくして召喚してもよい。こうして出したら、このターンの終わりに、それを自分の山札の下に置く。そうしたら、カードを1枚引く)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を好きな数捨ててもよい。こうして捨てたカード1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、自分の他のクリーチャーすべてのパワーを+4000し、「パワード・ブレイカー」を与える。

【 NEOクリーチャー 】
種族 マスター・ドラゴン/ジョーカーズ / 文明 光 / パワー11500 / コスト7
■NEO進化クリーチャーとして召喚するなら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
■NEO進化:ジョーカーズまたはレクスターズの、クリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、次の中から1回選ぶ。
▷コスト5以下のジョーカーズを1つ、自分の手札から出す。
▷Jビッグ1する。(自分の他のジョーカーズの、Jビッグ1以外の、出た時にトリガーする能力を1つ使う)
このデッキが持つ最大の魅力は、先攻3ターン目から始まるソリティアコンボです。それも速度だけでなく、最速3ターン目に《燃えるデット・ソード》によるランデスや無限コンボまで狙える破壊力があるのが、かつての【水単サイバー】を彷彿とさせるでしょう。
一見すると、メタカードに弱い一直線なデッキに思えますが、その実《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》や《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》といった主要なメタカードに対しても、チェンジ元のWBや《Dr.富士山ッピング》の終了時効果を使ってやり過ごすことが可能。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 水 / パワー6000 / コスト5
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の手札にあれば、自分のジョーカーズ・クリーチャーをコストの合計が7以上になるように好きな数手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーを出す。
■ブロッカー ■ジャストダイバー ■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からジョーカーズ・カードを好きな枚数手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■各ターンに1度、自分の他のジョーカーズが離れた時、それが出た時にトリガーする能力を1つ使ってもよい。
さらに、《Dr.富士山ッピング》で盤面のクリーチャーをすべて手札に戻し、ジャストダイバーで自身を守ることで、マッハファイター×《烈しき切札 ドギラゴン逆》による攻めを一方的に否定できるのが、このデッキ最大の魅力です。
現在は【光自然ドギラゴン逆】と肩を並べ、Tier1を走っています。一方で、マナ参照のメタクリーチャーや手札を削るハンデスは厳しく、攻略の糸口も見え始めています。
それでも、最速3ターン目から繰り出されるチェインコンボと、《Dr.富士山ッピング》による圧倒的なリソース獲得能力は、他の追随を許しません。このデッキが環境にいることを踏まえて、今後のオリジナル環境を攻略していく必要があるでしょう。
【光自然ドギラゴン逆】Tier1
【ジョーカーズ】が環境に現れる前、そして現れてからも最前線を走り続けているのが【光自然ドギラゴン逆】です。
これらのデッキは、従来と同様に、強力なシールド追加と《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》のシナジーを活かし、《烈しき切札 ドギラゴン逆》に繋げるのが魅力のデッキです。
今回、構築の変化が見られたのはメタクリーチャーの採用枠です。これまでは《クイーン&かぼちゃうちゃう》が優先されていましたが、光ゼロジョーカーズの台頭を受けて、《キャディ・ビートル》が採用されるようになりました。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
《キャディ・ビートル》は、《ジョリー・ザ・スクラッパー》による除去を受けてもリソースが減らない点が魅力。
また、2ターン目にプレイし、3ターン目に《世界のY チャクラ・デル・フィン》を出す動きも強力です。こちらは性質上【ジョーカーズ】に対して勝ってしまうほどの破壊力があり、デッキとのかみ合いの良さから選ばれています。
さらに注目したいのは、《ウィリデ・ゴルギルス》を採用した【光自然ウィリデ】も環境に帰ってきたことでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ/メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー8000 / コスト6
■相手のクリーチャーが3体以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える
■自分のシールドが相手より多ければ、このクリーチャーを[光(2)]支払って召喚してもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■相手のターン中に、はじめて相手のエレメントが出た時、または相手が呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、そのエレメントまたは呪文以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
この構成はミラーマッチでのガードが少し下がるものの、【ジョーカーズ】に対して非常に強く立ち回れます。一度着地した《ウィリデ・ゴルギルス》は、相手が《ジョジョジョ・ジョーカーズ》を使わない限り対処されにくく、相手のアクションに合わせてこちらのメタクリーチャーを展開できます。
その《ジョジョジョ・ジョーカーズ》も《世界のY チャクラ・デル・フィン》で封じ込めることができるため、安易な対処を許しません。
もともと強力な【光自然ザゼゼーン】の基盤を持ちながら、必要に応じて環境に合わせて姿を変えていく。Tier1にふさわしい地力の高さと対応力を誇っているのが、現在の【光自然ドギラゴン逆】と言えるでしょう。
Tier2
【アナカラー生徒会】Tier2
環境の一・二番手を追いかけるのが、純正コントロールの【アナカラー生徒会】です。以前から環境で見られたデッキですが、9月に入って《青寂の精霊龍 カーネル / サイレント・ジェラシー》が採用され、妨害性能と防御力をさらに高めました。

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・ドラゴン / 文明 光・水・闇 / パワー3500 / コスト5
■S・トリガー
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
────────────呪文────────────
カード名:サイレント・ジェラシー
文明:闇
コスト:2マナ
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
これまでは【光自然ウィリデ】に対して、《流星アーシュ<私が主役!?>》による攻撃ストップが有効に機能しませんでした。しかし環境が変わり、【ジョーカーズ】に対してはこれらのカードが強く刺さるようになっています。
また、【ジョーカーズ】や《ドギラゴン逆》の生半可な攻撃に対しては、《深淵の逆転撃》からの《流星のガイアッシュ・カイザー》によるカウンターや、《ドギラゴン逆》による切り返しなど、これまで培ってきたカウンターギミックが健在です。こうした強みを生かし、現在も環境デッキの一角としてポジションを確立しています。
構築に大きな変化があったというより、環境の変化によって戦いやすくなったことが、立ち位置向上の要因でしょう。攻撃ストップ、《流星のガイアッシュ・カイザー》、そして細かなハンデスが【ジョーカーズ】に対して強く作用する他、それらが効きにくかった【ゴルギーオージャー】の立ち位置低下も美味しいポイントです。
【光自然ドギラゴン逆】は依然として厳しいものの、まだまだ活躍が望めるアーキタイプであると言えます。
【デアリデモニオ】Tier2
7月環境から活躍していた【デモニオ】は、9月に入ってもその立ち位置をキープしています。これまでは《アトム・ジャオウガ》や《オーパーツ》など、攻めのギミックが採用されていましたが、現在自由枠に採用されているのは《デス・ザ・ロストの黒像》です。

【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン/レクスターズ / 文明 闇 / コスト4
■シンカライズ(このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい)
■自分のターンの終わりに、次のうち、このゲーム中このタマシードの効果でまだ選んでいない物を1つ選ぶ。
➤相手のシールドを1つ選び、持ち主の墓地に置く。
➤相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。
➤自分のシールドを2つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
➤自分はゲームに負ける。
主な目的は、【光自然ドギラゴン逆】に対して2枚のハンデスを仕掛け、相手の動きを牽制することです。また、シールド焼却によって《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》をどかせることや、手札を2枚補充できることも、デッキ全体の動きとかみ合っています。
デッキ内の闇文明比率が濃くなったことで《秩序の意志》によって防御力を高めている点も見逃せません。
もともと攻めの部分では《キャンベロ <レッゾ.Star>》を使い、継続してロック打点を押しつけることを目指すデッキでした。そこに加わったのが《邪王来混沌三眼鬼》です。

【 スター進化クリーチャー 】
種族 デモニオ/鬼レクスターズ / 文明 火 / パワー7000+ / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■クリーチャーは、可能なら攻撃する。
■クリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、自分の山札の下から2枚を表向きにする。その中から、コスト5以下の進化クリーチャーを最大1体とコスト5以下のタマシードを最大1枚出す。その後、残りを墓地に置く。
《ヘルコプ太の心絵》で固定したカードをそのまま出す動きや、相手のクリーチャーに対するカウンター、横の展開など、デッキに不足していた攻めの要素を補っています。
これまでは《終来王鬼 ジャオウガ》のようなカードが使われていましたが、現在はより攻めに寄った構成です。環境が洗練され、意識すべき相手が定まってきたことで生まれた構築の変化と言えるでしょう。
Tier3
【ゴルギーオージャー】Tier3
これまで強力なソリティアデッキとして名を轟かせていた【ゴルギーオージャー】は、【ジョーカーズ】の台頭によって立ち位置を大きく落としました。【ゴルギーオージャー】が目指す実質的な勝利を【ジョーカーズ】が1ターン早く決められること。《巨魔天 アオフェシー》による攻撃制限も、《"↑↑"ブランド》の除去や《Dr.富士山ッピング》のジャストダイバーでかわされてしまうことが、主な要因でしょう。
受けが薄いため、【ジョーカーズ】に打点を組まれて攻め込まれるだけでも負けてしまうのが、大きな弱点です。現在は、呪文デッキに対する《コハク》×《一音》の強みを生かして立ち位置を確保しています。Tier表には上がっていませんが、【トリガードルマゲドン】や【ドロマー覚醒】などが、目下の仮想敵となっているでしょう。
また、【アナカラー生徒会】などに対しても、【ゴルギーオージャー】そのものが持つ基盤の強さで悠々と立ち回れるのが特徴です。
一方で、《キャンベロ <レッゾ.Star>》が重いことや、先述した【ジョーカーズ】、そして【光自然ドギラゴン逆】に対する対面勝率の低さが、現在のTier低下につながっています。基盤の強さは変わっていないものの、今年に入ってからの大きなインフレについていけていない、というのが正直なところです。
今後【ゴルギーオージャー】がどのような変化を遂げるのか、あるいは環境から落ちてしまうのかは、注目ポイントと言えるでしょう。
【4cドギラゴン逆】Tier3
最後に紹介するのは【4cドギラゴン逆】です。【アナカラー生徒会】のような闇自然中心の【ドギラゴン逆】基盤ですが、大きく異なるのは中盤以降のつなぎ方。《~世紀末の善悪~》をはじめとした光文明の強力なカードを採用し、中盤の厚みを増しているのが特徴です。

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 ゴッド/スチーム・ナイト / 文明 光・水・闇 / パワー6500 / コスト5
■G-NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、自分の手札を2枚まで捨てる。こうして捨てたカード1枚につき、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手が手札から呪文を捨てた時、自分はその呪文を相手の墓地からコストを支払わず唱えてもよい。
ほかにも、《真気楼と誠偽感の決断》や、《ヘブンズ・ゲート》から出す《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》など、相手の動きを崩す要素が多く採用されています。【アナカラー生徒会】と比べて、こうした引っかけ要素が増えているのも、このデッキの魅力でしょう。
特に中部地方を中心に、多くの入賞が見られているデッキです。デッキパワー自体も非常に高く、【アナカラー生徒会】の《流星アーシュ<私が主役!?>》が環境にあまり刺さらないと感じるなら、こちらを使ってみるのも一興だと思います。
環境のまとめと今後の展望
いかがだったでしょうか。
先月、「RP3は強力なカード群で一気に環境を動かしてほしいですね!」と言いましたが、見事なまでに環境が塗り替わりました。高速ソリティアと、それを止めるミッドレンジという、いつものデュエル・マスターズらしい光景が広がってきましたね。
前期ランキングも終わり、このあと始まる後期ランキングはこのプールからスタート。
この環境を切り崩すデッキは現れるのか要注目です。
おわりに
というわけで、9月のオリジナル環境について解説いたしました。
使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?
この記事が皆さんのオリジナル環境に対する理解への一助となれば幸いです。
それでは次回、10月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!

