はじめに
こんにちは!あーくんです。DMGPも終わって一息つきましたが、まだまだ楽しいデュエキングDREAM環境。皆さん楽しんでいますか?
私事ですが、自分は今月よりデュエチューブリーグに参加させていただいたり、GPは2日参加したりでどっぷり触りましたが、正直まだまだ触りたりません。今後もデュエルマスターズに注力していくので、こちらの内容にも期待していてくださいね。
それでは今月もこちら、オリジナル環境考察、やっていきましょう!
2024年9月の環境はこちら!
目次
「最強」の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
Tier1
【ファイアー・バード】Tier1
当記事レギュラーデッキ、みんなもう飽きた?【ファイアー・バード】です。
先日のGPでは見事優勝。登場以来全ての大会でタイトルを取っているとのことでしたが、その勢いは今回も継続し、まさかの3冠王へと駆け上りました。
構築はテンプレのまま……といいたいところでしたが、まさかまさかの更新。今回採用されたのが《凰翔竜機マーチ・ルピア》です。
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / ファイアー・バード / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト6
■革命チェンジ:コスト3以上のファイアー・バード
■スピードアタッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■自分のファイアー・バード・クリーチャーが破壊された時、それよりコストが小さいファイアー・バード・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
このカードがもたらしたのは最大火力と除去耐性。そしてクリーチャーの数を倍にするような挙動と、攻撃面での評価が著しく高くなっています。
特に強力なのが《ハンプティ・ルピア》の使いまわしであり、このカードが絡みだすと1ゲーム5回以上投げることも難しくありません。
登場から3ヶ月、常に最強と言われながらも毎回形を変えてきたデッキです。まだまだ長い付き合いになると思われるので、あと何段階進化を残しているのか楽しみにしながら、乗りこなしましょう!
【アナカラーマルル】Tier1
このデッキを【アナカラーマルル】と呼ぶな高校卒業。あーくんです。【アナカラーガイアッシュ】とか呼びましょうよ。
現在のテンプレは《ロスト・Re:ソウル》と《CRYMAX ジャオウガ》を合計5~6枚ほど採用するのがメジャーになっており、最速ジャオウガとハンデスでの制圧プランの両方を使い分けられるようになっています。
受けの面では攻略されてきた部分も多く、《自由の逆転撃》などで相手を透かすような構築が現れたのも面白い部分です。
【 呪文 】
文明 水 / コスト3
■逆転撃[水(2)]:クリーチャーが自分を攻撃する時、その攻撃中にまだ「逆転撃」を使っていなければ、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめに[水(2)]を支払う。支払えなければ、自分はゲームに負ける。
■相手のクリーチャーを2体まで選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、それらは攻撃もブロックもできない。
デッキとしての強度は非常に高く、まず使うならこれ!という入門的デッキにもなっていると考えられます。そのためか、人気も非常に高く、母数も非常に多く見かけるデッキです。
【ガレックマーシャル】Tier1
彗星のごとく現れたTier1の原石、それが【ガレックマーシャル】です。
最速3tでループに入り、相手ターン中でも受けループを行う、最強クラスのループデッキとして今環境のスターロードを一気に駆け抜けました。
ポイントは《逆転の影ガレック》と《邪魂転生》。
【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
【 呪文 】
文明 闇 / パワー- / コスト3
S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数選び、自分の墓地に置く。その後、そのクリーチャー1体につき2枚カードを引く。
壊す、引く、蘇生する、引いたのを埋める。と全ての要素がかみ合っており、デッキの強度を大幅に上げています。
そうして最後は《ガレック》《アトランティス》《ウォカンナピエール》を絡めた即死コンボ。チェインとコンボがそれぞれ同じパーツで行われるのは【サガループ】や【アナカラーマトリクス】を彷彿とさせる強力さです。
また、《ガレック》はそれだけで最強クラスのトリガークリーチャーなので、普通に攻撃してもいなされるのが現実。防御力だけで見ても非常に強力な一枚です。
そもそもループのカードがクリーチャーだけかつトリガーでcipだけで除去も飛ばせてコストもみんな10。なので《ハッター》《クラウン》《ラブ》《ダンテ》あたりの封殺メタカードを投げられても簡単にループします。どういうことなんですか??
お互いがお互いを踏み倒せ、なおかつ探し合える2枚コンボはカードゲームにおいては最強の組み合わせです。それが高速ターンでループし始めるとなると……このデッキの寿命は意外とすぐだと思われます。
しかし、それまでは環境を支配し続けるであろう強力さを持っているのもまた事実なので、この機会にぜひ触ることをおすすめします。
Tier2
【水闇COMPLEX】Tier2
対【ファイアー・バード】の王として共にTier1街道を走ってきた【水闇COMPLEX】。しかし最近は【アナカラーマルル】や【ジョーカーズ】の台頭により少しずつポジションを落としてしまっています。
構築は《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》などが抜けて、《カレイコの黒像》や《冥土人形ヴァミリア・バレル》など、対【アナカラーマルル】用のカードが多く採用されるようになりました。
その分、《電脳の女王 アリス / 不埒な再侵入》や《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》が抜けて対応力や終盤のやり取りの減少。また、シールドトリガーが減ったことで貫通される試合も多く見られるようになりました。
また、今後は【ガレックマーシャル】が台頭してくるため、今以上に厳しい立ち位置になることは間違い無いでしょう。
【ジョーカーズ】 Tier2
《夢の弾丸ジョリー・ザ・ジョニー》で更にフィニッシュ力が高まり、デッキ全体のまとまりが向上したデッキが【ジョーカーズ】です。
【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー10000 / コスト7
■G・ゼロ :コストが異なる自分のクリーチャーが5体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■バラエティ・ブレイカー (このクリーチャーは、コストが異なる自分のクリーチャーの数、シールドをブレイクする)
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■このクリーチャーの攻撃中、相手は自分のクリーチャーと同じコストのクリーチャーを召喚できない。
踏み倒さずに超過剰打点を作れるのは非常に強く、 特に対【アナカラーマルル】においては魅力的な強みだと言えるでしょう。
しかし、《夢の弾丸》が止められるのが召喚であることと、コスト10のカードが綺麗に採用されていないため、現在の構築ですと【ガレックマーシャル】に足切りをされてしまいます。
また、高速ソリティアという立ち位置も【ガレックマーシャル】と近いところにあったため、今後は再び環境内でのポジション探しを行うことになりそうです。
【光水ヘブンズ・ゲート】Tier2
代わり映えないデッキランキング1位。4t《∞龍 ゲンムエンペラー》は全てを否定します。
現在のメタの立ち位置は変わりませんが、今後【ガレックマーシャル】が流行ってくると、メタの流れがそちらに向くことが考えられます。
そうなった場合、このデッキの立ち位置が向上することが考えられるため、11月以降の未来は明るいのではないかと考えています。
《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》と《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》も再録したことですし、今のうちに練習しておくのが良いかもしれません。デュエキングMAXカード、めちゃくちゃ綺麗だぜ!
Tier3
【リースボルシャック】 Tier3
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》を使い倒す目的で作られたのがこちらのデッキです。
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー11000 / コスト7
■自分のマナゾーンにドラゴンが4枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■各ターンに一度、自分のドラゴンが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、出す。それ以外なら墓地に置く。
動かし方は簡単。ブーストしてドラゴンを投げるだけ。
その簡単な動きにバルガ系統のATとバクテラスへのチェンジを行って一気に踏み倒しを行うことが可能です。
拡張性や火力も高いほか、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を採用できるため、【ファイアー・バード】にも強く出ることができるのが特徴的なデッキでしょう。
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ソニック・コマンド / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト7
■自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■EXライフ
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。
問題はこちらも【ガレックマーシャル】に足切りをされやすいことと、《ゾージア》が絡まない場合《ハッター・ルピア》が非常に重いことが挙げられます。
Tier1二つに対してどう立ち回るのかがこのデッキの課立ちになっていくことなくは間違いないでしょう。
【ドリームメイト】Tier3
代わり映えないデッキランキング2位。【ファイアー・バード】が苦手であり、【アナカラーマルル】にも厳しい戦いをさせられることが多いため、気づけばすっかり数を減らしてしまいました。
しかし、これからは大活躍が予想されます。なんとこのデッキ、【ガレックマーシャル】に超超超有利がついているのです。
また、自身が不利とする【水闇COMPLEX】や【アナカラーマルル】がどちらも【ガレックマーシャル】に対して嫌な戦いを強いられているのも事実であり、今後のポジションを見越して今から触っておくのも悪くないのかもしれません。
【ゼロ自然ゼニス】 Tier3
最後に紹介するのがこの【ゼロ自然ゼニス】。キャラプレミアムデッキ「デュエル・マスターズLOST」誓いの水晶をそのまま正当強化したデッキになっています。
動かし方も単純明快。ブーストしてゼニスを召喚し蹂躙するだけ。なんて圧倒的な力でしょうか。
デッキの核となっているのは2種類のゼニス。それが《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》と《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》です。
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 ゼロ / パワー17371 / コスト10
■G・ゼロ :自分のマナゾーンに裏向きのマナが5枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■このクリーチャーが出た時、ゼニスまたは無色のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 ゼロ / パワー57975 / コスト15
■革命チェンジ :ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■ワールド・ブレイカー (このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。
■相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。
■エターナル・Κ (このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
《クリスバアル》が高速で着地し、《タブララーサ》で一気に封殺してパンチ。カウンター対策や展開の補佐には《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》で蓋をする、非常に豪快なデッキです。
そのフィニッシュ力は圧倒的であり、決まればおよそ大体の対面を一発で貫通するほどの攻撃力があるため、デザイナーズデッキながら一定以上の強さを法要しています。
水晶マナのギミックも独特で、一回遊んでおくと意外とハマるかもしれません。おすすめのデッキです。
環境のまとめと今後の展望
水晶デッキとデュエキング。そしてGPにより、オリジナル環境は大きく動きました。その中でもトップを駆け抜け続けている【ファイアー・バード】はなんなんだって話なんですけども……。
11月以降は【ガレックマーシャル】と【ファイアー・バード】の二強環境。そこに各種デッキがどう立ち向かうかという構図が生まれそうに見えます。
また、バロムの章やモモキングの書も控えており、誰がいち早く回答にたどり着くのかが今から楽しみですね。頑張りましょう!
おわりに
というわけで、10月のオリジナル環境について解説いたしました。
使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?
この記事が皆さんのオリジナル環境に対する理解への一助となれば幸いです。
それでは次回、11月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!