「バイケンがいる…」ハハハ(相手の手札のバイケンを指差すダークマスターズ)
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ、神アートの予約やらなんやらが話題ですね。
この手の物を手元に置いとくことにあんまり価値を感じない派閥なので対岸の火事みたいに見てたんですが、もしこれが「しゃばさんのマジックペン一発書きアート」とか「ニャロメロン先生の4コマアート」とかだったらちょっと危なかったです。
ただ、もし需要があったとしてこれは「神アート」にカウントされるんでしょうか……?特に前者。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《アクアン》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
DM-04で登場した、レアのサイバーロードです。
……もっとも、個人的にはコロコロ付録のイメージが強いんですが。
同時収録の《 邪獄ギリアム 》と《 聖清の精霊アムニス 》のディスペクター、結局出ませんでしたね。《 獄清連結 ギリアムニス 》みたいにいかにもくっつけてほしそうな名前してるんですけどね。
全然関係ないんですが、その昔あるデュエマ原作キャラのファンアートに《 アクアン 》 《 邪獄ギリアム 》《 聖清の精霊アムニス 》 だけがカードとして描かれていて「この人はコロコロはしっかり読んでるけどデュエマで遊んだことはないんだろうなあ…」と思った覚えがあります。
閑話休題。このカードの話題と言えば、何といってもプレミアム殿堂解除で11年半ぶりに使用可能になったことでしょう。
この手の簡単に大量ドローできるカードは「引ければ勝ち」という運ゲー感を助長するため、その傾向が高まる殿堂のほうがむしろ不健全……というケースが多かったためプレミアム殿堂入りになったという話があります。
考えてみれば、ゲームプレイとは別に「デッキに1枚だけ当たりカードがあって、引くと4ターン目にカードが5枚引けるボーナスタイムに突入」っていう状況のヤバさは歴然です。具体的には、それで負けた時の心証が。
そんなわけでしばらく解除はないかな……と思っていたのですが、さすがにここまでゲームスピードが速まったなら問題ないという判断なのでしょう。ラッキーカードを引いても4ターン目が来なけりゃ同じですからね。
とはいえ「光と闇を両方サポートする水文明のずる賢いやつ」というフレーバーが魅力的かつ、実装としても強力だった……というのは言わずもがな。
わりとあっさり殿堂入りした後、彼の後釜を狙って調整版として登場したのが《 エリアス 》です。
どうですかこの「うーん……?」感。
まあその、断じて弱くはないんですよ。手札が増えて盤面にクリーチャーが残るだけで充分強いし、最大3ドローとくればまあ。
ただ……「《 アクアン 》を見た後にこれ使いたいか?」って言われて積極的に使いたいかと言われると……はい。
クリーチャーが残ることを活かしたデッキもあったので全く使われなかったというわけではないんですが、おおむねダメでした。
ちなみに、この時期は「殿堂入りしたカードの調整版をプロモとして収録する」という風潮がありました。このカードもその一枚なんですが……。
全ヒットしてもコスト論に満たなくなった《 サイキック・ビジョン 》や元ネタの何がダメだったのか一切わかってなかった《 フューチャー・スラッシュ 》みたいなのもあったりとその質はまばらです。
デッキ内の山札破壊カードで削れる枚数の合計が3×4の12枚から3+2×4の11枚になった(そしてコストも軽減された)のは弱体化って言わないんですよ。
そこからだいぶ間があって、「クリーチャーが付いてないので軽くできる」《 コアクアンのおつかい 》や「新枠カードパワーに合わせて種族シナジーを足した再調整版」《 セブ・コアクマン 》などの関連カードも登場。
ここにきて、アクアン一族はついにちょうどいいカードパワーを手に入れるに至りました。
復帰早々さっそく【ギャラクシールド】系列で採用されることになったこのカードの、これからの活躍に注目ですね。
「次はマッドネスついてないのを落とすといいよ」(ボコボコにされたダークマスターズと医者役の4コマーズ)
というわけで《アクアン 》でした。
実は私が本当に戻ってきてほしかったのはこいつではなく《 エメラル 》なんですが……。はい。次はぜひお願いします。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。