こんにちは!ばんちきです!
今回は、アドバンスフォーマットの【デイガドルマゲドン】の紹介です。
クロニクルデッキで強化された《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を主軸に、《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といった強力なカードを採用した、非常にカードパワーの高いデッキになっています。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
【デイガドルマゲドン】デッキリスト
今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
古来から伝わるチャージャー+《爆霊魔 タイガニトロ》のギミックに加えて、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》をデッキの足回りとして採用しています。
コスト軽減を活かして《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》や《凶鬼09号 ギャリベータ》を早期に召喚して堅く立ち回り、《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》のカードパワーで制圧しきるのが主な狙いです。
墓地を増やすカードが多く採用されているので、《絶望と反魂と滅殺の決断》や《灰燼と天門の儀式》といった墓地利用カードを強く使うことができます。
《爆霊魔 タイガニトロ》+《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》の盤面が完成すると、毎ターン相手の手札を全て捨てさせることができるので、相手の手札を制圧する性能が非常に高いデッキです。
【デイガドルマゲドン】特徴
最速4ターン目の大型ハンデス
3ターン目の各種チャージャーから《爆霊魔 タイガニトロ》に繋げることで、最速4ターン目のターン終了時に相手の手札を残り1枚まで削り取ることができます。
手札の内容がデッキの出力に直結しやすい現代デュエルマスターズにおいて、たった2枚のコンボで4ターン目に大型ハンデスを繰り出すこの動きは非常に刺さりやすく、あらゆるミッドレンジタイプのデッキを封殺しうるパワーがあります。
例えば、アドバンス環境における【JO退化】や【ガイアッシュ覇道】などは、まさしく手札を出力に変換するデッキなので、ひとたび《爆霊魔 タイガニトロ》が通ってしまえばその後の展開が一気に楽になります。
新殿堂後の環境でも、コンボチックで手札の質を重視するデッキタイプが環境に多いのであれば、《爆霊魔 タイガニトロ》はかなり強烈なメタカードになることが予想されます。
デッキパワーが高い
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を筆頭に、《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といった、盤面制圧能力に優れた非常にカードパワーが高いカードがいくつも採用されています。
他にも、処理されても再利用可能で継続的なリソース源となる《凶鬼09号 ギャリベータ》や、墓地に送った大型クリーチャーをプレイアブルに釣りだせる《灰燼と天門の儀式》など、カードそれぞれの噛み合いに無駄が少ないです。
単体で強力に機能するカードが多数採用されていて、なおかつそれら同士の相性が優れているため、総合的なデッキパワーがかなり高いものになっています。
【デイガドルマゲドン】カード解説
採用カード解説
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / デーモン・コマンド / アーク・セラフィム / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のターンの終わりに、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
キューブ・ドラフトやシールド戦といった少し変わったレギュレーションの第一線で輝いていたカードでしたが、ちらほらと通常レギュレーションの環境にも姿を見せ始めました。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》と組み合わせると最速3ターン目に召喚することが可能で、毎ターン着実に相手のリソースを削り取ります。
EXライフによる除去耐性が非常に強力で、これを処理するためには複数枚のリソースを吐き出さなければいけなくなることが多いため、ターン終了時のハンデスと合わせてリソース差をより確実なものにできます。
《爆霊魔 タイガニトロ》と組み合わせたコンボも魅力的ですが、シンプルにこのカードを複数体並べるだけでも、ほとんどの場合相手の手札を削り切れます。
《凶鬼09号 ギャリベータ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーを、自分の墓地から召喚してもよい。
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。
ごく普通のシステムクリーチャーで、地道にリソースを伸ばしていくカードです。
墓地から召喚できるため、《ボーンおどり・チャージャー》や《スラッシュ・チャージャー》などと好相性です。
除去耐性などはないため場持ちはそこまでよくありませんが、このクリーチャーの処理に1ターンを割いてくれるのであればそれはそれで御の字で、増やした墓地や手札から別のアプローチをかけていくことができます。
墓地の質を上げることで《灰燼と天門の儀式》のバリューを高めることを狙って今回は最大枚数採用していますが、おおむね自由枠という扱いで問題ないかと思います。
《新世界王の権威》
【 キング・セル 】
種族 ディスペクター / ニュー・ワールド・ドラゴン / 文明 光/闇/火 / コスト9
■G・ストライク
■このカードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》を2ターン目にプレイするために火文明の枚数を合計18枚にしつつ、《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》をプレイアブルにするために光文明の枚数を増やす役割です。
上記の条件を満たしつつ、《爆霊魔 タイガニトロ》のマナ武装を阻害しないカードで、なおかつアンタップインの多色カードである点を評価して採用しています。
デッキパワーを高い水準に保つべく、空いた枠に採用するという形で枚数を抑えています。
採用候補カード解説
《最終龍覇 ボロフ》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / ファンキー・ナイトメア / ドラグナー / 文明 闇 / パワー3000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
シールドトリガーを増やして受けを強くしたい場合に候補に挙がるカードです。
《将龍剣 ガイアール》を装備することで、古き良きスレイヤー+バトルの盤面処理を行うことができます。
今回はデッキの中盤の動きの強度を優先して《凶鬼09号 ギャリベータ》に枠を譲ったため、不採用としています。
《秩序の意志》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト4
■S・バック:闇(闇のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこの呪文を唱える)
■相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
《我我我ガイアール・ブランド》や《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》へのメタカードです。
デッキがすべて闇文明で構築されているため、手札に引き込んでしまえば安心安全の受けとして活用できます。
シールドにあっても手札にあっても機能しやすいカードなので、少ないデッキスロットで受けの強度を上げたい場合に採用を検討するのがオススメです。
【デイガドルマゲドン】回し方
基本の回し方
チャージャー+《爆霊魔 タイガニトロ》
3ターン目にチャージャーでマナを伸ばし、4ターン目に《爆霊魔 タイガニトロ》を召喚してマナ武装で大型ハンデスを目指します。
仮に手札に《爆霊魔 タイガニトロ》を引けていなくとも、《絶望と反魂と滅殺の決断》さえあれば、チャージャーから《爆霊魔 タイガニトロ》を墓地に落として蘇生する動きが狙えます。
先攻であれば、5ターン目の《爆霊魔 タイガニトロ》でもハンデスが間に合うケースも充分あるため、チャージャー+《凶鬼09号 ギャリベータ》で一度公開領域を広げて《爆霊魔 タイガニトロ》を探すことも可能です。
《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》の安着を通すには中盤のハンデスがキモになってくるので、チャージャー+《爆霊魔 タイガニトロ》の動きを真っ先に狙うのが基本です。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》+各種コマンド
このデッキの《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》は、いわば《メンデルスゾーン》のようなものです。
マナが伸びない代わりに、確定で2ブーストできるといった感じです。
ただし、チャージャー+《爆霊魔 タイガニトロ》の動きを差し置いてまで優先するプランなのかは他の手札と要相談です。
例えば、設置した次のターンにチャージャーを使うための単色マナが足りている場合や、《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》など次のターンに召喚する強いコマンドが手札にある場合などは、ノータイムで設置してOKです。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》を複数枚引いた展開もシンプルに強力で、4ターン目から《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》をサクッと召喚することが可能です。
このデッキがやや苦手とする《とこしえの超人》を相手に出された場合、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》を場に出すことで4マナブーストとして逆利用することが可能になります。
《爆霊魔 タイガニトロ》や《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》で相手の手札を絞りつつ、マナを増やして《聖魔連結王 ドルファディロム》を召喚して処理するのが理想の流れです。
《最終龍覇 グレンモルト》で盤面制圧
ゲーム終盤は《最終龍覇 グレンモルト》で堅い盤面を作って詰める作業になります。
《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》のバトル効果を使い回すべく、《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》を龍解させて《最終龍覇 グレンモルト》を破壊コストにして、置換で《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》を超次元に戻す展開も覚えておくと便利です。
ドラグハートを抱えまくった《最終龍覇 グレンモルト》に《聖魔連結王 ドルファディロム》が添えられた盤面を返せるトリガーはかなり少ないので、焦らず返されない盤面を作る意識で終盤に臨むのが理想です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
クロニクルデッキのカードの採用、少なくね?と思ったそこのあなた。ご名答です。
デイガカラーで組み上げると、なかなか新規のカードが食い込める枠がなかったため、泣く泣く2種類のみの採用となりました。
もう一点、新殿堂で環境が大きく変わってしまうのも、個人的には大打撃でした。
新殿堂リスト発表前のサンプルリストを最後に添えさせていただきます。
【赤黒ドルマゲドン】デッキリスト
《Dの終断 ドルマゲドン・エリア》から《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》を召喚することで、スレイヤーを2つ持ったブロッカーが盤面に出てくるため、【JO退化】の連続攻撃を咎めることが可能です。
基本的には《爆霊魔 タイガニトロ》と《絶望と反魂と滅殺の決断》を使ったハンデスコントロールで、盤面処理は《秩序の意志》や《超次元バサラ・ホール》による封印に一任しています。
フィニッシュは《終焉の禁断 ドルマゲドンX》や《熱血星龍 ガイギンガ》、《超覚醒ラスト・ストームXX》で安全に詰めることができるため、見た目よりも正確に詰め切れます。
しかし、メタの対象としていた【JO退化】や【ガイアッシュ覇道】が新殿堂後にどのような立ち位置になるか不透明なため、今回こちらのリストは紹介できずとなりました。
クロニクルデッキのカードをもっとたくさん使ったリストを体験したいという方には、是非遊んでいただきたいデッキです。
《終断γ ドルブロ》と《ボーンおどり・チャージャー》がツインパクトになったことによって、【ドルマゲドン】系統のデッキスロットに大幅な余裕が生まれたので、今後どのようなリストが開拓されていくのか非常に楽しみです。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!