昨日3/31に、2023年度の日本一強いデュエリストを決める『デュエル・マスターズ 全国大会2023』が開催されました。
目次
サラッと概要
DMGP、超CS、DMPランキングに前大会覇者……と、現代デュエル・マスターズの競技シーンを背負う猛者たちが一堂に会する大会、それが全国大会2023。
例年優勝~3位までの上位入賞者に配られるプロモーションカードですが、今回は特別仕様の《アビスベル=覇=ロード》が選ばれました。
このカードをかけ、文字通り覇を競う熱戦が繰り広げられたわけですね。
栄光の覇者
フィーチャー宅の配信もあり、大いに盛り上がった今大会ですが栄光をつかんだのは、なんと【青魔導具】でした。
先の殿堂発表で《神の試練》と《 「無月」の頂 $スザーク$ 》を持っていかれるという手痛いダメージを受けたデッキ、という認識が世間でも強かったため、驚きの声が上がっています。
ただ、以前も話していた通り、【青黒魔導具】に比べると軽傷で済んだ印象のあるデッキでした。(青黒も結構勝ってるけど)
今大会は最大母数が【巨大天門】、事前評価では【黒緑アビス】がTier1に名を連ねていたこともあり、立ち位置は上々だったのではないでしょうか。
決勝戦のvs【デアリアビス】は一進一退、白熱の試合展開でした。
特に決定打となった《 堕呪 ギャプドゥ 》での逆転劇は、まさにデュエマの華。
「逆転こそが、カードゲームだ」というキャッチコピーに、これ以上ない程合致しているでしょう。
また、見事日本一に輝いたキナリ選手は三重県のプレイヤー。
本社を三重県に置いている弊社としても、中部地方に住んでいる身としてもなんとなく嬉しいですよね。
中部圏は大阪・愛知がなかなかの頻度でCSを開催していましたが、それでも平日毎日に追い付くのはしんどい環境ではあるので、そういう点でもなんだか嬉しいです。
我が家で友人と配信を観ていたのですが、熱心にCS出てる子が湧いてました。
キナリ選手、おめでとうございます!
【青魔導具】、ヤバくね?
今回の日本一獲得により、【青魔導具】というデッキはGP、超CSを含めた大型大会3タイトルを獲得したデッキとなりました。
こういうのを確認する時、テキストカバレージは便利ですね。
どれも名試合なので、リンクから一読することをオススメします。
で、なんですけど、【青魔導具】とかいうデッキヤバくないですか?
若干水を差すようで申し訳ないのですが、これは語らないわけにはいかないでしょう。
このデッキの最初の成立は「双極篇 第4弾」。実に5年以上の歴史を持つデッキ。
デザイナーズアーキで、ここまで息の長いデッキはデュエマの長い歴史の中でも恐らく初ではないでしょうか。
もちろん、この5年間のいつ・いかなるときも強かったわけではありませんが、それにしたってあまりにも寿命が長すぎますよね。
個人的には2つ理由があると思っています。
1.デザインが強い
【青魔導具】って、基本的には軽量呪文によって手札を絶えず回転させていくコンボデッキですよね。
コンボデッキというのは本来、①コンボパーツを揃える手順と②コンボの為のコストを準備する手順の2つが必要になります。
【フィオナアカシック】なんかはわかりやすくて、《巨大設計図》を撃つターンは①、マナ加速を行うタイミングが②にあたります。①と②の要素を併せ持つ《八頭竜ACE-Yamata/神秘の宝剣》なんかが使いやすいのはそういう訳です。
ところが、この【青魔道具】は《卍新世界卍》さえ貼れていれば、あらゆる小型呪文が①と②を兼ね始めます。
何を使ってもコンボパーツが集まりながら、コンボ発動のコストも 《卍新世界卍》 へと補充されていく。しかも《堕呪ゴンパドゥ》のようなサーチ系カードがハンドリソースまで生み始める始末。もう止められません。
明確な弱点はエレメント除去くらいなもので、そのカードもまだまだ五文明五種族くらいにしか配られていませんし、なんなら【マジック】以外にはあまり浸透していません。
もう造りの時点で強いんですよね。
2.アプデが多すぎる
個人的にはこっちが問題じゃないかなと思いますね。
みなさん、こんな言葉を耳にした・目にしたことはありませんか?
「また魔導具かよ」
そうです。このデッキ、毎年新規が出ているんですよね。
しかも、そのどれもがクリティカルな新規カード。欲しい所がしっかり入ってくるわかりてのデザインですね。
なんなら理解のある彼くんすぎて、ドルスザクの面々は収監されています。
魔導具のデザインは作りやすい、なんて言説もありますが、それにしたってまあ出すぎですよね。強化の回数に弱体化の回数が追い付いていないです。
何はともあれ、DMGP2024 1stでも注目のデッキの一角に躍り出たことは間違いないでしょう。
今回のまとめ
- キナリ選手おめでとうございます!
- 【青魔導具】、ヤバくね?
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!