はじめに
こんにちは。
しおじです。
今回は【ハザード退化】を紹介&解説していきます。
《ハンプティ・ルピア》や《聖霊超王H・アルカディアス》、《飛翔龍5000VT》の採用により環境に舞い戻ってきたこのデッキ。
いったいどのような動きをするのでしょうか。
それでは早速ですが、解説にいきましょう。
目次
【ハザード退化】特徴
【ハザード退化】は《禁断英雄モモキングダムX》の下に《自然の四君子ガイアハザード》を敷いて、早期踏み倒しを狙うデッキです。
このデッキの強みは大きく2つあります。
一つ目は《自然の四君子ガイアハザード》によるクリーチャーロック
《自然の四君子ガイアハザード》は相手のクリーチャーの登場を置き換える強力なロック能力を持っています。
このクリーチャーを乗り越えて、自分の動きを通すのはほとんどのデッキで難しいでしょう。
二つ目は《絶望と反魂と滅殺の決断》によるクリーチャーの使い回し
《天災デドダム》だけでなく、《ハンプティ・ルピア》が採用されたので《絶望と反魂と滅殺の決断》のバリューがこれまでより高くなりました。
これらのクリーチャーは《生魂転霊》で破壊して、簡単に墓地に送る事が可能です。
【ハザード退化】サンプルリスト
今回は実際にCSで入賞していたリストを参考にしたものを基に解説していきます。
採用カード解説
コンセプトカード
《禁断英雄モモキングダムX》
(プレミアム殿堂コンビカード) 【 スター進化クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 禁断 / レクスターズ / 文明 闇/火 / パワー99999 / コスト2
■禁断スター進化:このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から進化ではないレクスターズが出るまで表向きにし、それをこのクリーチャーの下に置く。その後、山札をシャッフルする。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■自分の他のレクスターズが出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてこのクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーは、カードが6枚以上含まれていなければ、攻撃できず、相手に選ばれない。
■このクリーチャーに含まれるカードが6枚になった時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-99999する。
■T・ブレイカー
《自然の四君子ガイアハザード》を早出しする為のカード。
本来11コストを必要とする《自然の四君子ガイアハザード》が進化ではないレクスターズであることを利用してこのクリーチャーの下に敷き、退化させることで早出しを可能に!
《自然の四君子ガイアハザード》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー12000+ / コスト11
■マッハファイター
■パワード・ブレイカー
■相手のクリーチャーが出る時、自分のマナゾーンのカードが相手のより多ければ、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
タップされている時の攻撃誘導能力、相手のクリーチャーの登場を置き換えてロックする2つの強力な能力を持っている大型レクスターズ。
自分のマナが多いほどパワーが上がるので攻撃誘導能力と見事にマッチしています。
相手のクリーチャーの登場をロックする能力を持つクリーチャーは既に盤面にあるクリーチャーに干渉できず、出しても返しのターンに負けてしまうことが多いです。
しかし、このクリーチャーは攻撃誘導能力でその欠点を克服しています。
《生魂転霊》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーが持っていた文明の数だけ、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。
退化札かつマナを伸ばしてくれる呪文。
後述する《ハンプティ・ルピア》や《天災デドダム》のような3文明を持つクリーチャーを破壊することで2コストで3枚ブーストが可能。
マナをしっかり伸ばして《自然の四君子ガイアハザード》の能力を最大限活用できます。
《ハンプティ・ルピア》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 文明 光/闇/火 / パワー3500 / コスト3
■G・ストライク:(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を見て1枚選び、捨てさせる。その後、その捨てさせた手札と同じコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
【デイガファイアーバード】で活躍中の3文明ファイアーバード。
登場時のピーピングハンデス&除去はやはり強力。
強みで触れた通り、コスト4以下の闇のクリーチャーでもあるので、《絶望と反魂と滅殺の決断》で蘇生可能。
《絶望と反魂と滅殺の決断》自身のハンデス能力と組み合わせて相手の手札を刈り取りましょう。
採用候補カード
《闇参謀グラン・ギニョール》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / チーム零 / 文明 水/闇 / パワー4000 / コスト8
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■<ムゲンクライム>2(自分のクリーチャーを2体タップし、[水/闇(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶他のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
▶自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、そのうちのどちらか1枚を手札に戻してもよい。
退化札かつ受け札になれるクリーチャー。
ムゲンクライムで2コストで場に出せます。
なので、《禁断英雄モモキングダムX》をタップしながら、場に出して退化させることで攻撃せずにタップ状態の《自然の四君子ガイアハザード》を用意できます。
《ヨビニオン・マルル》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4
■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
■各ターン、自分の2体目のクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。そのカードを手札に加えるか、タップしてマナゾーンに置く。
新能力ヨビニオンで《禁断英雄モモキングダムX》、《天災デドダム》、《ハンプティ・ルピア》を踏み倒しながら継続的にマナを伸ばせるカード。
出力先を《天災デドダム》で固定している他のデッキと違って、出力先が安定しないのは傷ですが、場に残ることで継続的なリソースとして活躍します。
《邪心臓の魔法陣》
【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 水/闇/火 / コスト3
■G・ストライク
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の手札を1枚捨て、カードを3枚まで引き、もう一度自分の手札を1枚捨てる。
■このタマシードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。
手札を整えてくれるタマシード。
キング・セルに存在しない水闇火のマナとしても使えます。
個人的に採用優先度は低いですが、採用している方が居たので紹介しました。
《次元の霊峰》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
自分の山札を見る。その中から多色クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
《禁断英雄モモキングダムX》を確定で持ってこれる呪文。
他の多色クリーチャーもサーチしてこれるので、マナがしっかり伸びた後に場に出したい好きなクリーチャーを出せます。
フィニッシュの際に《聖霊超王H・アルカディアス》を持ってきて呪文をロックしましょう。
回し方
序盤は《禁断英雄モモキングダムX》の着地を狙うのは勿論ですが、《天災デドダム》でマナや手札を整えたり、《ハンプティ・ルピア》で相手の妨害をしたりします。
中盤は《生魂転霊》でマナを伸ばしたり、《絶望と反魂と滅殺の決断》で相手の妨害をしたりします。
最後に退化を決めて、相手のクリーチャーの登場をロック。
《精霊超王H・アルカディアス》で呪文もロック。
全て止めれば《自然の四君子ガイアハザード》で攻撃し続けるだけで勝ちます。
また、《Volzeos-Balamord》を出して一気にフィニッシュも可能。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 《自然の四君子ガイアハザード》を退化で早出し!●クリーチャー登場ロック!● 《絶望と反魂と滅殺の決断》でリソース差をつける! |
強力なロック能力と沢山の文明のカードを採用できるこのデッキは定期的に強化が来ます。
その度に強くなり、環境に舞い戻ってくるので主要パーツだけでも買っておくことをオススメします。
是非、皆さんもこの機会に組んでみてはいかがでしょうか。