【2024年9月環境】オリジナル最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2024年9月環境】オリジナル最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

 みなさんこんにちは。あーくんです。

 デッキ発売からしばらく経ち、今月は新パック『ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル』の発売もありました。

 新弾の目玉は何といっても新能力!「ヨビニオン」と「逆転撃」はデュエル・マスターズの常識を一変させました。

最強最強最強 !
最強の受けです!!

最強最強最強 !
最強の展開です!!

  今回はこのセットによって環境がどう変わったのか、いままで王者だったデッキはどうなったのか?そもそも8月からのデッキたちはどのような結論になったのかを中心に、9月環境について解説していきたいと思います!

2024年8月の環境はこちら!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

Tier1

【ファイアー・バード】Tier1


 登場以来、Tier1に君臨し続けているデッキです。

 先日久しぶりにCSで使用しましたが、改めてこのデッキはかなり狂った出力を誇っていることを実感しました。

 3tハッターが生半可なメタや受けを全部蹴散らすため、とりあえず使えばまず間違いない最強のデッキでしょう。

 有無を言わさない破壊力がある上に、突き詰めれば突き詰めるほど細かいケアが可能となるデッキなので、愛用者も多く、まさに今環境を代表するデッキです。

 構築は人によって《コッコ・武・ルピア》の採用有無が別れたり、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の採用がテンプレ化したことが変化でしょう。

【 呪文 】
文明 火 / コスト3

■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
→自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

 これは2コストが無いときに射出できる他、《ハッター・ルピア》に2回攻撃付与でメクレイド回数の増加。それ以外にも、《料理犬のヴィヤンドゥ》ケアで盤面0を維持していたところから一気に《ハッター・ルピア》の着地まで狙えるオシャレな一枚となっています。

 全体的に対面の練度が上がり、速度が必要になったが故の採用と言えます。

 新弾リリース後の環境でも存在感を示しており、10月に控えるGPでの活躍も期待できます。

【水闇COMPLEX】Tier1


【ファイアー・バード】を狩る形で同じく環境上位としての立ち位置を確立していたのが【水闇COMPLEX】。こちらも現在進行形で猛威を振るっています。

 目立つ構築の変化は《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》の採用。これにより自分から攻める試合が多く作れるようになりました。

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 超化獣 / 文明 闇 / パワー3000 / コスト3

■相手のカードはマナゾーンにタップして置かれる。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)

────────────ハイパーモード────────────
パワー:6000
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。

 この変化により【水自然キャベッジ】といったデッキにも対応することができるようになり、まさしく攻守万能と呼べるデッキに成長しました。

 他には《カレイコの黒像》を採用することで【トリガースワン】などに対して強く出る構築なども散見されるように。

【 タマシード 】
種族 オラクル / レクスターズ / 文明 闇 / コスト3

■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのうように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■いずれかのプレイヤーの山札から、手札以外のゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのプレイヤーは、そのカードを墓地に置く。

 こちらは【ファイアー・バード】などとは違い、種族で縛られることもないため、構築の柔軟性が高く、環境に応じて適応することができるため非常に魅力的なデッキだと言えます。

【アナカラービッグマナ】Tier1


『ゴールド・オブ・ハイパー・エンジェル』によってもたらされた最強のギミック、「ヨビニオン」と「逆転撃」。その中でもそれぞれ最強のカードである《ヨビニオン・マルル》と《深淵の逆転撃》を採用した新デッキが【アナカラービッグマナ】です。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4

■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
■各ターン、自分の2体目のクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。そのカードを手札に加えるか、タップしてマナゾーンに置く。

 従来の2→4→6基盤のブーストを凌駕する2→4→7のマナカーブにより、《ロスト・Re:ソウル》や《CRYMAX ジャオウガ》などが使いやすくなった他、逆転撃と《流星のガイアッシュ・カイザー》の相性の良さも見逃せません。

 相手ターン中に動く都合初見での対応がしにくく、適切なプレイを行うことも難しくなるので、攻略され切るまではしばらく環境を制圧し続けると予想されます。

 対策必須かつ拡張性も高いため、今後のことを考えるとまず真っ先に触ることをお勧めするデッキタイプだと言えますね!


Tier2

【トリガースワン(逆アポロ)】Tier2


 ついに紹介することになった難攻不落の籠城デッキ。通称【逆アポロ】とも呼ばれるコントロールデッキ、【トリガースワン】です。

 9月下旬現在様々な意見がありますが、この記事は環境のおさらいと紹介。改めて公平な目線で評価、紹介していこうと思います。

 また、こちらでは《アクア・ギャクテンポインター》が採用されたデッキについては研究が進んでいないため割愛させていただきます。

「同型再販で実質8枚体制!」ということでデッキの再現性を高めるのは誰しも行っていることですが、【トリガースワン】はその再現性をいかにして受け切るかに焦点を当てたデッキとなります。

 例えば【ラッカゴスペル】のようなコンボデッキであったり、あるいは【火水マジック】のような封殺デッキが環境最上位に君臨している場合、このデッキはまるで太刀打ちができず環境的にも使われることはないでしょう。

 では、今このデッキがこの位置にいるのはなぜか。

 その原因が【ファイアー・バード】と【水闇COMPLEX】の2デッキです。

 これらのデッキは《DARK MATERIAL COMPLEX》や《雷炎翔鎧バルピアレスク》といった手段で常識的な受け札をすべて貫通しますが、「それならば常識の範囲外に行けば解決するのでは?」という脳筋的な解決法を見出したのがこのデッキです。

 勝利条件はLO、試合時間こそ非常に長くなりますが、確実に勝てるという意味ではこれ以上はないでしょう。

 勝率が良くも悪くも環境に大きく左右されるため、圧倒的tier1というわけではありませんが、間違いなく今強いデッキであるため、使う場合も使われる場合も練習は必須でしょう。

【闇単アビス】Tier2


 長年の強化を貰い続け、ついに環境デッキとして通りがいいタイミングが来ました。

《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》によるテンポ奪取と《オペラグラス=ドクラス》による安定性の向上により、ループまでの導入速度が大幅アップ。先攻であれば【ファイアー・バード】に対しても攻めの姿勢でゲームを進めることができます。

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2

■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から好きな枚数を墓地に置き、残りを好きな順序で山札の上に戻してもよい。

 また、【水闇COMPLEX】や【アナカラービッグマナ】に対する耐性も強く、高速アグロコンボとしての立ち位置を確立しています。

 ですが《ポッピ・冠・ラッキー》が依然として重たいのも事実であり、【ファイアー・バード】環境ではメタゲームを読んで使うことで勝率が最大化されると考えられます。

 現在はシールドトリガーが少ない構築が主流ですが、《忍蛇の聖沌 c0br4》や《秩序の意志》といった闇文明の受けパッケージの採用も可能であるため、拡張性や初見殺しの側面も高めることができ、今後も環境で見かけることが多くなるデッキだと思われます。

【水自然キャベッジ】Tier2


 中途半端なデッキを破壊するビッグマナコンボとして知られるのが【水自然キャベッジ】です。

 強みは《飛翔龍 5000VT》と《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》による引っ掛け要素でしたが、環境が進むにつれ攻略されるようになりました。

 致命的なまでに受けが薄く、《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》含む数体が歩くだけでゲームが終わった。なんてことは珍しくありません。

 しかし自分より足の遅い相手には圧倒的なまでの制圧力を誇るデッキであり、《キャベッジ・セッションズ / ソイルピンプ・キャベッジ》1枚からロッククリーチャーが数体並ぶ姿は圧巻です。

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト9

■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■自分のクリーチャーが出た時、自然の、パワー12000以上で、そのクリーチャーよりコストが1小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。

────────────呪文────────────
カード名:ソイルピンプ・キャベッジ 
文明:自然
コスト:5マナ

■このターン、次に召喚する自然のパワー12000以上のクリーチャーのコストを最大8少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

 現在は活躍の幅が抑えられていますが、環境が遅くなった際、また日の目を見ることでしょう。

【ドリームメイト】Tier2


 変わるものもあれば変わらないものもある。【ドリームメイト】はほとんど構築が変わらないまま環境にしっかり残っています。

 人によっては《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》を採用し、受けを強くしている方もいらっしゃいますが、何と言ってもレインボー。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ドリームメイト / スプラッシュ・クイーン / 文明 光/水/自然 / パワー5000 / コスト5

■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを3体まで選ぶ。相手はそのうち1体をシールド化し、1体をマナゾーンに置き、1体を手札に戻す。

 1tから動いていくことが最強になるデッキであるため、最終的に確定枠になるのかは今後議論される部分であるといえるでしょう。

 最速3t ExWINはやはり魅力的であり、速度と攻撃力の観点から常に選択肢に上がるデッキだと考えられます。

Tier3

【光水ヘブンズ・ゲート】Tier3


 新弾での強化こそないものの、根強い人気を誇るのが【光水ヘブンズ・ゲート】。

なんだかんだずっと強いっすよね

【水闇COMPLEX】が≪「真実を見極めよ、ジョニー!」≫の手打ちプランを厚くみるようになったことで、《∞龍 ゲンムエンペラー》の制圧力が相対的に下がったことと、【ファイアー・バード】に攻略されてしまったほか、新星である【アナカラービッグマナ】にも不利がついているため今後のメタゲームでは厳しい戦いを強いられると考えられます。

 今後の環境に残るためには更に一つ、進化が求められることでしょう。

【ラッカゴスペル】Tier3


 逆転撃と《最期の竜炎 》により強化されましたが、依然として【ファイアー・バード】がキツいデッキです。

【 呪文 】
文明 火 / コスト1

■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。こうして捨てた手札以下のコストを持つ相手のエレメントを1つ選び、破壊する。

 しかしトリガーや手札誘発の関係で、多少の相性差であれば練度差で補うことが可能なのも魅力の一つ。

 また、【アナカラービッグマナ】に対して立ち回りがしやすく、【水闇COMPLEX】に対する相性も良好。立ち位置自体はそこまで悪いものではありません。

 もっとも悩ましい部分は、デッキの強度面であり、《水晶の王 ゴスペル》が4枚しかないことが最大のネックと考えられる状況は刻一刻と迫っています。

 現在はトリガーでいなすデッキとして立ち位置を確保していますが、今後どのような発展があるのか、プレイヤー達の知恵や工夫がどのようになるのか、今から楽しみですね。

環境のまとめと今後の展望

 新弾は派手なカードが少なく、インフラ的な側面が強い。という意見をSNSではよく見かけますが、まさしくその通り。過去のあらゆるデッキの足回りが強化され、環境デッキの数は非常に多くなりました。

 特に【アナカラービッグマナ】は速度、安定性、攻撃力、防御力、封殺など様々な面から見ても隙が少なく、今後の環境の中心になる気配がします。

 来月はいよいよGP!デュエキングの発売前に、現環境の研究をできる限り行って、最高の状態で新弾を迎えたいですね。

おわりに

 というわけで、9月のオリジナル環境について解説いたしました。

 使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?

 この記事が皆さんのオリジナル環境に対する理解への一助となれば幸いです。

 それでは次回、10月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!


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