【DM歴代名作デッキ】Vol.127~ガンガンマンモス~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.127~ガンガンマンモス~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 突然ですが皆さん、マンモスしていますか?

 いや、たぶんしていない人が大半だとは思いますが、なんとマンモスが出来るようになったんですね。

 

 ……何の話かというと、つい先日デュエル・マスターズプレイス新弾「LEGEND of PLAYS2025」がリリースされたのですが、その中で《夜露死苦 キャロル》がNDに帰ってきたんですよ。

 こちらTCGだと、呪文軸の【火光水BAKUONSOOO】などに採用されているカードであり、現役バリバリの1枚です。

 ではプレイスではどんな意図で再録されたかというと、これは察しにいい人ならすぐわかるでしょう。

 というのも、この1弾前にリリースされた「蒼剣革命」では、《蒼き団長 ドギラゴン剣》の裏でしれっと実装されていたカードがあったんです。

 そう、《牙神兵ガンガン・マンモス》ですね。

 何故このタイミングなのか。何かのソリューションなのか。

 残念ながら私にはわかりませんが、これによってプレイスでもあのデッキを組むことが出来るようになりました。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【ガンガンマンモス】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

ガンガンマンモスガガンガンガンマンモスマンモス

 というわけで今回の名作デッキは古くからある有名なワンショットデッキ、【ガンガンマンモス】になります。

 今回は2016年頃のリストを引っ張ってきました。こんな感じ。


 主役はデッキ名そのものでもある《牙神兵ガンガン・マンモス》です。

【 クリーチャー 】
種族 アーマロイド / 文明 火 / パワー5000 / コスト5

このクリーチャーが攻撃する時、多色カードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。

 能力はテキストに書いてある通りなのですが、攻撃時に手札から多色カードを切ることによって、自身をアンタップ出来るというものです。

 そしてこれで切るカードを《夜露死苦 キャロル》にすることによって、無限攻撃が可能、というのがこのデッキの根幹になります。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/火 / パワー2000 / コスト3

■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、自分のマナゾーンに火と水の文明があれば、このクリーチャーを墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。

 《夜露死苦 キャロル》が手札に戻ってくる条件は、マナに火と水があること。ですので、必然的にデッキは火水を中心としたものになります。

 また《牙神兵ガンガン・マンモス》自体にスピードアタッカーがないため、これを付与する《キリモミ・ヤマアラシ》もコンボパーツの1つと言えるでしょう。

【 呪文 】
文明 火 / パワー- / コスト1

このターン、次に召喚する自分のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。そのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このターンの終わりまでそのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。

 こうしたコンボパーツたちを、《夜露死苦 キャロル》と相性抜群のルーター呪文(《エマージェンシー・タイフーン》など)を使って探すことになります。

 《牙神兵ガンガン・マンモス》《夜露死苦 キャロル》、そして《キリモミ・ヤマアラシ》とあればコンボ自体は成立しますのでE3の時点でデッキとしては完成しているんですよね。

 例えば、こんな感じ。


 ただこの手のデッキはそもそもデッキスロットの自由度が高いため、カードプールが増加の恩恵を受けやすいです。

 実際近しい役割を持つカードも増えて2種8枚(※)体制が取りやすくなったり、コンボに至るまでのカード強くなったり、ロックがカードが強くなったりしていくわけです。

※2種8枚:同じ役割を持つカードをデッキに2種8枚用意出来ればデッキになる、というまつがん先生のデッキ構築理論。令和を代表する詭弁として有名。

 実際、2013年と2016年のリストを比べると基盤がかなり強化されていることがわかると思います。

 主軸となるルーター呪文には《勇愛の天秤》、そして《サイバー・チューン》が追加。

 このお陰で、トリガーからの《斬隠蒼頭龍バイケン》も非常に使いやすくなりました。

【 クリーチャー 】
種族 ポセイディア・ドラゴン / シノビ / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。

 また《キリモミ・ヤマアラシ》以外のスピード・アタッカー付与の選択肢として、《チキチキ・JET・サーキット》が追加されています。

【 D2フィールド 】
文明 火 / コスト4

■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

 《キリモミ・ヤマアラシ》とどちらをメインにするか環境によると思います。

 例えば《チキチキ・JET・サーキット》だと、《タイム3 シド》などの呪文メタが置かれていても、走れるようになっているわけです(ルーターで動くのでそもそも呪文メタはまぁまぁキツい)。

 また《牙神兵ガンガン・マンモス》を引けていなくとも《奇天烈 シャッフ》などを採用していた場合、これでターンを稼ぐ、なんて使い方もあります。

 ただしD2フィールドなので貼り返しに弱く、例えば《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》《Dの牢閣 メメント守神宮》をトリガーしてしまった場合にワンショットが止まる、なんてことにも。

 というわけでいずれもメリット・デメリットあるので、両方採用することにはなりそうですね。結果として再現性もあがりますし。

 そして封殺枠なんかも、「単騎ラフルル」という決まれば完璧なコンボも用意しています。

 《単騎連射 マグナム》はポン置きを通すしかなさそうですが、《音精 ラフルル》についてはトリガーした《終末の時計 ザ・クロック》やルーターから出てきた《斬隠蒼頭龍バイケン》を元に革命チェンジ出来るため、呪文ロックは気軽に掛けやすいかなという感じです。

 カードパワー的に環境で存在感を発揮したことがあるということではないのですが、誰もが知っているワンショットコンボデッキとして、デュエマの歴史に名を刻まれたデッキであるでしょう。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第127回はみんな大好き【ガンガンマンモス】でした。

 なんか妙に人気ありますよね、このデッキ。流石に最近だと見ないですけど、数年前だとGPとか超CSでたまーに見掛けましたよ、このデッキ。超CSで特集記事書いたこともありますからね。

 ちなみにデッキ構造の話をすると、現代だとそれこそルーター軸の【火光水BAKUONSOOO】がマジでガンガンマンモスです。マジマンモス。


 もしマンモス的な欲求が増加している方は、ぜひデュエプレかアドBAKUONSOOOを楽しんでいただければと思います。

 

 ちなみに当記事は以下の連載を参考に書いていますので、気になった方は併せてご参照ください。

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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