【未踏のデッキの夢を見て】第七十九夜:どこまでも、どこまでも続く竹槍

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【未踏のデッキの夢を見て】第七十九夜:どこまでも、どこまでも続く竹槍

困ったときにいつもリーフとメカとシノビに頼ってる方が悪い

はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。

いやあ。来てますね、「ヒロインBEST」。

種族パックでありながら、カードパワーはもちろんのこと妙なシナジーを見せてくれるカードも満載で個人的にもワクワクです。発売されたらファンフェス前にデッキを組みたいけど、どうやってカードを揃えようか…。

なお、ここで組みたいデッキには「ヒロインBEST情報が出てなきゃこの企画で出すはずだった、邪神vs邪神2のカードを使ったデッキ」が複数含まれています。近い発売時期の商品にシナジーがあること自体はいいことなんですが、おかげでデッキの公開が延期になるのは……辛い……!(秒速で型落ちになる記事を出すのはライターとして許せないから)

この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。

というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。

《魔誕盗掘男》

【 NEOクリーチャー 】
種族 ヘドリアン / 文明 火 / パワー9000 / コスト1

■自分の他の手札1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1多くする。
■NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、カードを1枚引いてもよい。

というわけで、今回のテーマは《魔誕盗掘男》

前のめりなビートダウンを強烈に推奨する、「魔誕」陣営の異端となる一枚ですね。いやまあヤミノストライクもそうなんだけど……。

今回はこのカードを活かして、【我我我】以降完全に失われてしまった「ウィニーによる速攻」の概念に挑戦していこうと思います。

さて。このカードをデザイン通りに使うには「手札を減らしてこのカードを低コストで展開し、ブレイク時のドローで減った手札を回復させる」ことが要求されます。

進化元の用意と手札の吐きやすさを考えるに、他にも大量の1コスト生物を用意してビートダウンを行う……というのが既定路線ですね。

ただ、これだけでは間違いなく既到。さらにこのカードを活かすには、「このカードにしかない強み」を考えていく必要があるでしょう。

で、《 魔誕盗掘男 》の特異性を考えた時に出てくるのはやはり「素のコストが1コストであること」。つまり、コストの低さを活かせる踏み倒し手段……具体的には、《 ヘブンズ・フォース 》のようなコスト割り振り型の踏み倒しカードが必要になってきそうです。

2=4

とはいえ、《 ヘブンズ・フォース 》は納得のプレミアム殿堂。現実的なところで言えば、だいぶスケールは落ちますが《 無限皇帝の顕現 》とかに頼ってみましょうか。

《 ロウゴク童子 》などの1コスト生物で適宜墓地を肥やしていきつつ、進化元とセットで《 魔誕盗掘男 》を蘇生させていけばいい感じに奇襲ができそうですね。

ただ、《 無限皇帝の顕現 》だけでは引けなかった時にどうしようもないのもまた事実。何か、この戦略に噛み合うような追加のカードはないものか……

もっとスケールのデカいやつを用意すればいいのでは?

そう。コストこそ重たいとはいえ、踏み倒し範囲が2倍になっているカードは既に存在したのです。しかもシンカライズがついているので《 魔誕盗掘男 》の進化元になるおまけつき。

墓地肥やしがない点も「これを出す4ターン目というタイミングでは普通にやっても墓地が肥えている」と考えれば実はあんまり気にならないという説もあります(要出典)し、完全に詰めのためのフィニッシャーとして運用するならこれはこれで何とかなりそう!

「1マナばっかりなのにドローと蘇生で息切れしないビートダウン」として、デッキを形にしていきましょう。

というわけで、完成したデッキがこちらです。


なんかこういう竹槍みたいなコンセプトのデッキが成立したのってせいぜい10年くらい前が限度な気はするんですが、なんとか形になりました。「出た時に手札を切れる闇の1コス生物」、今でも《 堕魔 ザンバリー 》しかいないのか……。

特に使用感がよかったのが、《 コースター=コーデキター 》《 魔誕盗掘男 》と合わせればもう2ブレイク&4ドローですし、殴った後に墓地に行くので一度このセットが揃ってしまえば各種蘇生札からセットを揃えるのも簡単です。息切れ知らず!

また、 ぶっちゃけ数合わせながら《 フォック=ジャック 》も追加のNEO進化持ちとして優秀。2打点以上にするのはちょっと難しいんですが、「実質SA持ちかつ次のターンに備えた墓地肥やし役」として運用する分にはそこまで困りませんでした。

あとは……《 DARK MATERIAL COMPLEX 》はまあさすがに強かったです。出すだけでゲームプランになるカード、どんなデッキでも強すぎる。

ちなみに、殿堂繋がりの《 "轟轟轟"ブランド 》は、《 魔誕盗掘男 》とセットで引いた時にどう転んでもどちらかが出なくなるので自然と抜けていきました。当然、それに目を瞑って積んでも全然問題ないカードパワーはだとは思うんですが……。

もうちょっとちゃんとやるなら、さらなる墓地肥やしやそれに伴う蘇生に寄せてみるのもアリな気がしています。この場合、《 ビックリーノ 》みたいな自己蘇生系や《 不死 ゾンビーバー 》みたいなさらなる墓地肥やしが相性よさげですね。

この路線の場合、(文明こそ厳しくなりますが)《 魔誕盗掘男 》は最後の一押しの打点兼息切れ防止用ドローソースとしていい動きをしてくれそうです。

ただ、このルートを本気で突き詰めるとアドバンスで【アグロ零龍】が待ち受けているので、ほどほどにどうぞ。

さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。

デッキメーカーによる、先行研究チェックです。

キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。

というわけで、《 魔誕盗掘男 》《 無限皇帝の顕現 》《 シラズ死鬼の封 》での検索結果は……!

『未踏』、達成……!

正直《 無限皇帝の顕現 》までは既到を覚悟してたんですが、さすがに《 シラズ死鬼の封 》までやろうとするのは過剰だったようですね。

類似の先行研究を見ると、《 シラズ死鬼の封 》の代わりに《 鬼火と魍魎の決断 》を採用して4ターン目の詰めの威力を増した構成が見つかりました。

全体的に墓地肥やしと【アビス】に寄せたうえで、《 邪魂の王道 ジャシン帝 》射出→すぐにOVERハイパー化して3打点&除去というギミックにはシビれましたね…!

これなら《 魔誕盗掘男 》はもとより《 フォック=ジャック 》もさらに強く使えそうで、ちょっと組んでみたくなっちゃいました。

シラズソンクンでいいという説もある

というわけで、夢を見ていました。

こういう尖ったカードは、「同じような尖り方をしたカードを見つけて束にしたうえで」「その束を活かせるカードを探す」と予後がいいというのが定説。

デッキとしての丸さばかり追い求めがちな昨今ですが、時には逆に尖らせていくデッキビルドも楽しいものですよ。

この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。

それでは、次の夢で。北白河でした。

前回はこちら

カンツォーネ買っとけばよかった勢のひとりです


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