目次
最初に言っておく!!
タイトルは飾りだ。
いや、別に嘘は言ってないが、なんか、こう、ね?
非常に誇張表現であり、事実を2000%ほど嵩増しして書いてる感が甚だしい。そのため先に皆さんに謝罪をしておきたい。
申し遅れまして、私はターンUというものだ。前回はバスターブレイダーについて書かせて頂いたのだが、読んでいただけただろうか?
まだという方は是非読んでいただきイイねを押したうえで、ツイッターで拡散してからこの記事を読んでいただきたい。
で、今回紹介させていただくのはタイトル通り【@イグニスター】についてである。
とはいっても、@イグニスターについてはゲストライターであるオオニシ氏が1度解説しているし、恐らくこの記事に興味を持って開いてくださった諸兄は@イグニスターモンスターの効果など既にある程度ご存じなのではないだろうか。
なので、今回は私が考えたデッキレシピたちを紹介したいと思う。
@イグニスター初期
まずはこのデッキから。
ぱっと見見慣れないカードといえば恐らくこのカードではないだろうか?この《バランサーロード》はサイバース族モンスターの召喚権を増やす効果と、除外された場合に手札のサイバース族レベル4を手札から吐き出す効果を持っている。これは《封印の黄金櫃》を「手札からレベル4サイバースを出す」カードとして扱えたり、《サイバースウィキッド》のコストとして除外する事で手札からモンスターを1体特殊召喚したりできるので採用していた。
先程も話に出た《サイバースウィキッド》はなんと戦闘、効果で破壊されず、リンク先のモンスターにも効果破壊耐性を与えるという強力な耐性を持っている。しかも《ブルル@イグニスター》をサーチも出来るという強力なカードである。【@イグニスター】に必須のカードであると言っても過言では無い。
《転生炎獣ベイルリンクス》と《転生炎獣の聖域》のペアも強力である。メインモンスターゾーンのモンスターを素材にして《イグニスターAiランド》の特殊召喚効果を使えるようにし、その上《サイバネットマイニング》のコストとなる《転生炎獣の聖域》もサーチすることができるためだ。
≪強欲で貪欲な壺≫の採用は、良くも悪くもこのデッキでは初動ができないとどのカードも無意味になってしまうという特性を鑑みてのものである。
どういうことかというと、エースである≪ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード≫を出すことができなくては、儀式だろうがシンクロだろうが、行ったところで勝利にはつながらないため、存在しないのと同じなのである。そのため、それらが無くなるリスクを考えても、ドローをすることによって初動をひいていきたいのだ。
ここまで紹介してきたが、このデッキは@イグニスターが発表されてすぐにとりあえず組んだデッキであるため、粗が多い。
数度の対戦でそのことを認識して改良を加えたのがこれである。
召喚権を使わなければいけない上に、単品では仕事が出来ない《フレイムバッファロー》を抜いて《斬機ラディアン》と《斬機サブトラ》を採用。この二枚は他にモンスターが存在さえすれば簡単に手札から特殊召喚できるレベル4サイバースなので非常に相性がいい。
また、この構築では《リンクメイルデーモン》を採用しているのも特徴である。
このモンスターは全体的に攻撃力の低めな【@イグニスター】の戦闘を補助してくれる。似たような条件で出せる《双穹の騎士アストラム》と比べて、・相手フィールドにある程度の攻撃力の2体以上のモンスターがいる場合こちらの方が総戦闘ダメージが大きい・《ダークナイト@イグニスター》で相手モンスターを戦闘破壊しやすくなり蘇生効果を使うことができるという2点で優れており、総じて攻撃的なカードと言える。EXから出たモンスター全体に対象耐性も与えるため、守備面でも悪くない。
これらのデッキレシピでも悪くはないのだが、現代遊戯王では必須な先攻での制圧という点に欠けており、とてもではないが環境でデュエルする事は難しい。
そのため、より良いデッキを求めてtwitterというサイバース世界を旅する事にした。
@イグニスター中期
サイバース世界の中、長く暗い旅路(主に名前に@イグニスターってつけてる人のせい)の中で私は2つの光明を見つけ出すことに成功した。それがこの2枚である。
…いや、待ってください、マジなんですよ。ふざけてないです。
確かに《リンク・ディヴォーティー》には「リンク3をリンク召喚出来なくなる」というサイバース族の存在を真っ向から否定するような制約はある。しかし、しかしである。この2体がいる事で、【@イグニスター】は待望の「先攻での妨害」を比較的簡単に用意することができるようになったのだ。
展開方法に関してはオオニシ氏のゲストライター記事が詳しいため省略させていただくが簡単に言うと
こちらの盤面を手札2枚で作ることが出来る。
この《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》による妨害という展開ルートが確立されたため、構築もこれを前提としたものに変化した。
それがこちらになる。
2枚で最終盤面に向かうことが出来るため、展開系に必須と言える《墓穴の指名者》を採用。先攻展開をしっかりと通していくことが出来るようになった。
また、《貪欲な壺》の採用も特徴である。このカードで一度出した《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》を回収、再度出して打点を確保したり、先攻展開の後に手札を増強して誘発を引きに行ったり、事故手札の時に無理やり動けるようにドローしたりと多くの役割を持てるカードだ。
もうひとつ、《ハニーボット》の採用も特徴と言える。この採用によって、《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》ルートだけでなく、
このような盤面も作ることができる。
因みに見慣れない儀式セットがあるがこれは《サイバース・ウィッチ》の効果を使用するためのものである。
これ以外に、罠ビートに寄せた構築も紹介したいと思う。
こちらは《神の宣告》や《大捕り物》で罠での妨害を厚くした型となっている。
《斬機ダランベルシアン》と《斬機帰納法》を採用しており、ランク4を立てるだけでほぼフリーチェーンで相手のカードを1枚破壊することもできるようになっている。
≪サイバネット・マイニング≫を採用していないため、安定度が少し落ちているが、相手ターンの妨害の質と量を高めることに成功している。
どちらがいい、とは一概には言えないため好きな方を試してみて欲しい。
@イグニスターは未来へ続く!!
まだまだ【@イグニスター】は可能性を秘めたテーマである。
というのも、アニメで登場したがOCGになっていないカードがまだまだ沢山あるからである。
今発表されているもので使えそうなものを紹介していく。
《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》
リンク・効果モンスター
リンク6/闇属性/サイバース族/攻 0
【リンクマーカー:上/左/右/左下/下/右下】
属性が異なるモンスター3体以上
(1):「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×1000になる。
(3):このカードは他のカードの効果を受けない。
(4):1ターンに1度、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードのリンク先となる自分フィールドに
「@イグニスタートークン」(サイバース族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王.jp
この《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》はその名の通りサイバースたちの「終着点」であるリンク6である。超強力な耐性と条件次第では超強力な攻撃力、そして超強力な除去効果を持つ超強力なカード!!!!
…では残念ながらない。どう足掻いても《双穹の騎士アストラム》や《ヴァレルソード・ドラゴン》に負けてしまうのである。
リンク6なのに…。これからの新規に期待である。
《スプラッシュ・メイジ》
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/サイバース族/攻1100
【リンクマーカー:右上/右下】
サイバース族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
出典:遊戯王.jp
このカードは【@イグニスター】においてはかなりの革命的なカードである。今まで《サイバース・ウィッチ》で行なっていたレベル4以下蘇生がレベル無制限の上、儀式セット無しでできるようになったからだ。
効果が無効化されてしまったり、サイバース縛りがついてしまったりするが特に大きな問題ではない為安心して使用できる。
ただ、1つ、儀式セットをサーチできないため《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》のカウンターが1つ減ってしまうという問題がある。この点は臨機応変に使い分けていきたい。
《Ai-Q》
永続罠
自分フィールドに「@イグニスター」モンスターが存在する場合にこのカードを発動できる。
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのリンクモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかリンク召喚できない。
出典:遊戯王.jp
この《Ai-Q》は比較的強力な展開抑制カードである。
自分の好きなタイミングで剥がすことが出来るため、実質相手だけに制限をかけることが出来る。
一度はリンク召喚を許してしまうため、《トロイメア・フェニックス》で破壊されてしまう可能性があるが、相手が何かリンク召喚した後に開けばその危険も無く、《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》に次ぐ、第2の先攻制圧カードと考えても良いだろう。
ただし、リンク召喚を使わないデッキには圧倒的に無力である。
最後に
ここまで、@イグニスターの構築を紹介してきたが、如何だっただろうか?
私の紹介したデッキを元に、皆さんのデッキを構築していただきたい。(ついでに強いのが出来たら教えて、パクるから)
今度のマスターガイドの付録には《ガッチリ@イグニスター》と《グッサリ@イグニスター》も収録されることが決定されている【@イグニスター】、是非一度触ってみて貰えると嬉しい。