目次
ご挨拶
おはようございます、htbです。
今回は《パーシアスの神域》を主軸とした【時械神】デッキの改築記事です。
デッキレシピの変遷
まずは6月時点のデッキレシピです。
続いて12月現在のデッキレシピです(11月発売のLVP3が最新)。
※EXデッキは《破壊剣士の守護絆竜》《天空神騎士ロードパーシアス》のみ確定、そのほかは自由枠
旧デッキの使用感
ドローロックや高打点の《レッカーパンダ》を作るまでにとても時間がかかりました。その理由の1つとして挙げられるのはデッキの回転率が悪いことです。「時械神」は共通効果で毎ターンデッキに戻ってしまうため、コンボパーツをいつまでも引けず、結局「時械神」で戦うだけのデッキとなることも多かったです。
また、このデッキの主軸である《パーシアスの神域》と相性が良いため採用していた「幻奏」ですが、場持ちが良いことが原因で「時械神」の召喚を妨げるというデッキ内での矛盾が見られ根本的な改善が必要だと感じました。
《オスティナート》
【通常魔法】
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。自分の手札・デッキから、「幻奏」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。このターンのエンドフェイズに、この効果で融合召喚したモンスターを破壊し、その融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。
変更した点とその理由
変更したカードは以下の通りです。
追加したカード
《時械神ザフィオン》…相手の盤面を除去できる、1ドローが強力なため2枚追加
《時械神カミオン》…相手の盤面を除去できるため1枚追加
《時械神サンダイオン》…光/天使族であり打点で相手モンスターを破壊できるため2枚追加
《究極時械神セフィロン》…光/天使族の打点要員、《無限光アイン・ソフ・オウル》のリクルート候補
《アンクリボー》…《時械神ザフィオン》を蘇生することで1ターンの壁兼1ドローが可能
《マアト》…光属「時械神」+《破壊剣士の守護絆竜》で特殊召喚、《パーシアスの神域》との相性が良い
《壊星壊獣ジズキエル》…《時械神メタイオン》で再利用可能な星10「壊獣」
《神縛りの塚》…「時械神」をより強固にするため、《壊星壊獣ジズキエル》を対象にとれなくなることに注意
《魔鍾洞》…場が空の状態でターンを渡すことも多いため採用、デメリット効果も「時械神」の場持ちを良くする
《アドバンスドロー》…《時械神ザフィオン》をコストにすることで3枚ドローが可能
《帝王の轟毅》…《時械神ザフィオン》をコストにすることで2枚ドローが可能、属性変更で《マアト》の特殊召喚をサポートできる
《強欲で謙虚な壺》…コンボパーツを拾うため
《虚無械アイン》…以前よりも《無限光アイン・ソフ・オウル》の発動を狙う構築にしたため1枚追加
《破壊剣士の守護絆竜》…《マアト》の召喚コストとして採用
削除したカード
《レッカーパンダ》…2枚以上引くと腐るため1枚に変更
《天空聖騎士アークパーシアス》…墓地リソースを消費するほか《パーシアスの神域》をドローサポートで引く方針に変えたため
天使族チューナー…「幻奏」要素が抜け《シューティング・スター・ドラゴン》につなげられなくなったため
「幻奏」モンスター…「時械神」の展開を阻害するため
《時械神ラツィオン》…目先のバーンよりも除去ができる「時械神」を優先
《時械神カミオン》…目先のバーンよりも除去ができる「時械神」を優先
《時械神ラフィオン》…目先のバーンよりも除去ができる「時械神」を優先
《オスティナート》…「時械神」の展開を阻害するため
《神秘の中華なべ》…デッキの回転率を上げる《アドバンスドロー》に変更
《輪廻のパーシアス》…《天空聖騎士アークパーシアス》の削除に伴い
《無情なはたき落とし》…発動条件が限られるため
《聖なるバリア -ミラーフォースー》…《虚無械アイン》のサーチ効果を妨げるため
《ミラーフォース・ランチャー》…《聖なるバリア -ミラーフォースー》の削除に伴い
「幻奏」融合体…《オスティナート》の削除に伴い
シンクロモンスター…チューナー削除に伴い
《水晶機巧ーハリファイバー》…チューナー削除に伴い
《時械神ザフィオン》
【効果モンスター】星10/水/天使族/攻0/守0
このカードはデッキから特殊召喚できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードは戦闘・効果では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動する。相手フィールドの魔法・罠カードを全てデッキに戻す。
④:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
⑤:自分スタンバイフェイズに発動する。このカードを持ち主のデッキに戻す。
《アドバンスドロー》
【通常魔法】
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。
変更後の使用感
《時械神ザフィオン》《アドバンスドロー》の3ドローでコンボパーツを引き込みやすくなりました。
他にも強力な展開力をもつ《無限光アイン・ソフ・オウル》は、デッキから攻撃反応罠を抜き使いやすいカウンター罠のみに変更したことで《虚無械アイン》のサーチ効果が使いやすくなり、発動の機会が増えました。
《虚無械アイン》
【永続罠】
①:このカードはフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、相手の効果では破壊されない
②:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●手札からレベル10モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。●自分の魔法&罠ゾーンにこのカード以外のカードが存在しない場合、自分の墓地の「時械神」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、手札・デッキから「無限械アイン・ソフ」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。
【時械神】デッキのマアト
LVP3に収録された《破壊剣士の守護絆竜》は光・ドラゴン族のリンクモンスターであるため、メインデッキに光・ドラゴン族を投入せずとも《マアト》を出しやすくなりました。
このデッキでは《パーシアスの神域》+《無限光アイン・ソフ・オウル》から《マアト》の特殊召喚を狙っていきます。
- 《無限光アイン・ソフ・オウル》の効果で《時械神ザフィオン》《時械神サンダイオン》《究極時械神セフィロン》の3種を特殊召喚します。
- 《時械神ザフィオン》《時械神サンダイオン》の2体で《破壊剣士の守護絆竜》をリンク召喚します(ザフィオンで1ドロー)。
- 《究極時械神セフィロン》で《時械神サンダイオン》を蘇生し、《破壊剣士の守護絆竜》と《時械神サンダイオン》を墓地へ送り《マアト》を特殊召喚します。
《マアト》
【特殊召喚モンスター】星10/光/天使族/攻?/守?
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族・光属性モンスター1体と、天使族・光属性モンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、カード名を3つ宣言して発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくり、宣言したカードは手札に加える。それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。このカードの攻撃力・守備力は、この効果で手札に加えたカードの数×1000ポイントになる。
《無限光アイン・ソフ・オウル》
【永続罠】
自分の魔法&罠ゾーンの表側表示の「無限械アイン・ソフ」1枚を墓地へ送ってこのカードを発動できる。
①:このカードは相手の効果では破壊されない
②:自分フィールドの「時械神」モンスターは効果の対象にならず、お互いにフィールドの「時械神」モンスターをデッキに戻す事はできない。
③:1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体まで、カード名の異なる「時械神」モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
最後に
以上で改築した【めくりパーシアス】の紹介を終わります。1キル構築が主流の【時械神】デッキですが、それに飽きた方は参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。