こんにちは、月刊アドバンスの時間です。
担当の神結です。今月もよろしくお願いします。
6月から7月に掛けて新商品も登場し、新デッキやリストの変化も見られました。
10月にはGPの開催も決定していますので、ぜひアドバンスも始めていただければと思います。
2025年6月環境はこちら!
目次
今月のアドバンス環境~6月新弾と、ヒロインBEST登場~
というわけで今月のアドバンスの話題は、大きく2つ。
まずは6月下旬に発売された王道W第2弾「邪神vs邪神Ⅱ ~ジャシン・イン・ザ・シェル」の研究が進んでいきました。
発売直後から活躍をみせた《魔誕導師ブラックルシファー》ですが、このカードによっていわゆる“バロム”系のデッキは2つに分かれた、と言っていいかもしれません。
従来までの5色で《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の完成を目指す【5cバロム】と、《魔誕導師ブラックルシファー》の【火闇自然ルシファー】は別デッキと評価していいでしょう。
そしてそれぞれ両方とも、しっかり結果を残しています。

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー15000 / コスト8
■超無限進化:デーモン・コマンド・クリーチャー1体以上の上に置く。
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、3枚以上のカードの上に進化していれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。5枚以上のカードの上に進化していれば、次の自分のターンのはじめまで、相手のマナゾーンにあるすべてのカードのマナの数字を0にする。
■このクリーチャーが攻撃する時、文明を1つ選び、その文明を持つ相手のエレメントをすべて破壊する。

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇/火/自然 / パワー11000 / コスト6
■G・ストライク
■G-NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンと墓地からカードを最大1枚ずつ、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■メガメテオバーン3: このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する。
またデッキ単位で言えば、2ブロックでは最強として君臨し、オリジナルでも結果を残した《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》がアドバンスにも上陸。
こちらは《ビックリ・イリュージョン》という驚きの殿堂カードを引っ提げての参戦ということで、アドバンス以外のプレイヤーたちの間でも話題になりました。
殿堂カードであることや、《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》のデッキが山札を相当枚数掘れることからゲームに絡む割合も多く、しっかりとデッキの強さを底上げしていますね(具体的な使い方は個別の項目で!)。

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 光/水/自然 / パワー14500 / コスト9
■このクリーチャーの召喚コストを、進化元に含まれるカード1枚につき2少なくする。ただし、そのコストは2以下にはならない。
■G-NEO進化:光、水、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■ブロッカー
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーに含まれるカードの枚数まで、自分の山札の上からマナゾーンに置く。その後、カードを3枚まで自分のマナゾーンから手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーに含まれるカードが10枚以上あれば、自分はゲームに勝つ。
カード単位で言えば、使用頻度が高かったものとして《一音の妖精》は挙げておきたいところ。
わずか2マナのクリーチャーでハーフロックが可能と言うことで、進化元にジャストダイバーを用意したり、《同期の妖精》や《アシステスト・シネラリア》で守ったりすることで蓋からフィニッシャーまで幅広い役割を幅広いデッキで生かしています。

【 NEOクリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■G・ストライク
■NEO進化:光、水、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■相手は各ターン1回しか呪文を唱えられない。
■これが進化クリーチャーなら、相手は各ターン1体しかクリーチャーを出せない。
それ以外のカードで言うと、【闇単零龍XENARCH】の新たな相棒となっている《エリー=エリザベス》、ドラゴンデッキで活躍をみせている《BARUGA-雷座87》や《アルジェン・ゴルギーニ》、【火闇バイク】を再び環境へと呼び戻した《喜像エル》などが活躍しており、アドバンス環境にもかなりの影響を与えたパックと言えるでしょう。
そしてそれらの研究もまだ続いている最中、7月パックとして「愛感謝祭 ヒロインBEST」が登場。
こちらは本当に数日前に出たばかりにつき、まだまだこれからの研究ではありますが、既に結果を出している【自然単キャベッジ】や、新カードを採用した【火光闇ファイアー・バード】などが存在しており、来月以降のメタゲームに大きく関わってくることでしょう。
2025年7月環境デッキ
というわけで、7月25日時点の環境について、その主要デッキを見ていきましょう。
今回設定したランクは以下の通りです。

Sランク:【火(光)水BAKUONSOOO】、【火光闇ファイアー・バード】、【闇単零龍XENARCH】
Aランク:【光水ヘブンズ・ゲート】、【5cバロム】、【火闇自然ルシファー】
Bランク:【自然単キャベッジ】、【光水自然ゴルギーオージャー】、【光水ライオネル.Star】【火(水)闇バイク】、【火光自然ドリームメイト】、【水自然ジャイアント】、【火光自然モルトDREAM】 他
Sランク
火(光)水BAKUONSOOO


最速3キル、「それBAKUONSOOO受かんの?」とアドハラ(アドバンスハラスメント)でもお馴染みの火水軸のBAKUONSOOOです。
ただし最速3キルとは言いながらも、その本質は《頂上混成 BAKUONSOOO8th》で突っ走ることを匂わせながら手札を整え、準備を終えて走り出すデッキといった構造になっています。
長らく「ヘブンズ・ゲートだけはダメ」と言われていたこのデッキですが、この度《一音の妖精》を獲得したことで、遂にその弱点も克服。
《無限合体 ダンダルダBB》からの《氷柱と炎弧の決断》で《一音の妖精》を投下したり、5マナまでゲームを伸ばして《強瀾怒闘 キューブリック》を召喚、それを進化元に《一音の妖精》を召喚してそのまま《“必駆”蛮触礼亞》に繋げる……といった動きが生まれました。

【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
■このクリーチャーが攻撃する時、Jトルネードを最大2回する。そのようにして手札に戻したジョーカーズのコストの合計以下のコストを持つ呪文を1枚、自分の手札または墓地から選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。(Jトルネード:自分の他のジョーカーズを1体、手札に戻す)
更にヒロインBESTでは《裏斬隠 テンサイ・ハート》を獲得。

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / グレートメカオー / シノビ / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■ウラ・ニンジャ・ストライク3(水)
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。次の自分のターンのはじめまで、その捨てたカードと同じコストの相手のクリーチャーはすべて、攻撃もブロックもできない
相手のブロックに反応して自身が打点になるなど、今後の火水BAKUONSOOOでは要警戒の1枚となるかもしれません。
ただし当記事の準レギュラーでお馴染みのアドフィク(みかづきさん)は「そんな都合よく手札にコスト揃ってないから止まらん」って嘆いていたので、受けとしてはそこまで信用できないかも。
火光闇ファイアー・バード


登場から1年経過しました。
現状ではほぼオリジナルのままの構築でしっかりと結果を残しているのがアドバンス環境のファイアー・バードです。
今回はせっかくなので、7月新弾の《愛銀河マーズ・シンギュラリティ》を採用したパターンをご紹介。様々なメタを回避しながら殴れるので、中々の逸材です。

【 進化クリーチャー(デッキ進化GV) 】
種族 ファイアー・バード / フェニックス / 文明 火 / パワー13000 / コスト5
■自分のマナゾーンにあるカードとエレメントが、合計5つ以上、種族にファイアー・バードまたはフェニックスを持っていれば、このクリーチャーを[火(3)]支払って召喚してよい。
■デッキ進化GV:このクリーチャーを、自分の山札の上から3枚の上に置きつつ出す。(山札のカードは裏向きのまま下に重ねて出す)
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、これの下にあるカードを1枚相手に見ないで選ばせ、墓地に置いてもよい。それが火のクリーチャーなら、墓地から出す。
ただこの構築が8月を越せるかは相当怪しいです。
殿堂、どうなんでしょうね。
アドバンス環境のデッキは、ちょー強いくらいのデッキでは中々殿堂の対象となることは少ないのですが、オリジナルで暴れているこのデッキには何かしらの手が加わるということは避けがたいような気がしています。
好きな方は、なるはやで。
闇単零龍XENARCH


こちらも登場から1年が経過しましたが、結局1年間強いままでした。
1年の間、色々ありました。去年の今頃はこのデッキとまともにやり合えるデッキなんてほぼ存在していませんでした。
それがドリームメイトが登場し、《頂上混成 BAKUONSOOO8th》が登場し、《夢双龍覇 モルトDREAM》が登場し、《真気楼と誠偽感の決断》も登場し、XENARCHくんと肩を並べて会話できるデッキも随分と増えました。もう寂しくないね。
このデッキ自身も《DARK MATERIAL COMPLEX》を失ったり、逆に《影邪盗霊》を手に入れたりと、それなりの変化はありました。
6月新弾で《エリー=エリザベス》を手に入れたことで構築の幅が再び広がっていますし、愛知を中心に結果も残しています。
《零龍》もいつか殿堂すると言われますが、最近の流れをみるに今回はなんかノータッチな気もしています。
Aランク
光水ヘブンズ・ゲート


特に新弾のカードで大きな変更点はありません。
《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》でカレーパンを揚げることができるようになったくらい。
絆の連鎖が《ヘブンズ・ゲート》とは別軸なので、まぁ仕方のない話です。《閃光龍覇 デコローズ》にしても、光水というよりは《巨大設計図》軸の方が可能性がありそうです。
構築的な流行でいうと、《真気楼と誠偽感の決断》を構えて出すというよりかは対バロム系に対して素早くフィニッシュまで持っていくための《星門の精霊アケルナル / スターゲイズ・ゲート》を優先して採用している構築が多いでしょうか。
デッキ全体として《ギャラクシー・チャージャー》のバリューを上げた感じですね。

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー9000 / コスト7
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■相手は各ターン合計3回までしか、クリーチャーを召喚したり呪文を唱えたりできない。
このクリーチャーが離れる時、そのパワーが0より大きければ、離れるかわりにとどまる。
────────────呪文────────────
カード名:ギャラクシー・チャージャー
文明:光
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、エンジェル・コマンドをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■チャージャー
5cバロム


もはや《魔誕導師ブラックルシファー》と違う軸のデッキとなっているので、別で紹介します。新弾前から結果を残している従来型の【5cバロム】です。
こちらのメリットは、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》建設の安定感と、《超時空ストームG・XX》を不採用としてでもそこまで影響を受けないため、デッキを45枚に膨らませることが出来る点、それに伴って《悪魔龍 ダークマスターズ》をしっかりした枚数採用できる点にあるでしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を見て3枚まで選び、捨てさせる。
なお余談ですが、《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》を採用すると【ブレスラチェイン】に勝てるらしいです。

【 NEOクリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ヒューマノイド / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■NEO進化:自分の、名前に《・》を含まないクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、名前に《・》とあるクリーチャーをすべて破壊する。
■相手は名前に《・》とある呪文を唱えられない。
使用にあたっては頑張って反りを直してください。布団乾燥機の中に突っ込むと10分くらいで戻るのでオススメです。
火闇自然ルシファー


というわけでバロムとは分けての紹介となりましたが、《魔誕導師ブラックルシファー》を軸としたもう1つのデーモン・コマンドデッキである【火闇自然ルシファー】がこっち。
ギミックについては先月号でも触れたのですが、そこからリストも洗練されて40枚の構築に。
これによって《超時空ストームG・XX》が採用できるようになり、《魔誕導師ブラックルシファー》で走ったあとの《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》が盤面にいる状態でも《悪魔世界ワルドバロム》の完全魔誕が成立するようになりました。

【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / フレイム・コマンド / サムライ / 文明 火 / パワー24000 / コスト20
超無限進化-コストの合計が20以上になるよう、自分のサイキック・クリーチャーを1体以上選び、その上に置く。
自分のサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出した時、または覚醒させた時、このクリーチャーを自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
メテオバーン覚醒-自分のターンのはじめに、このクリーチャーの下にあるカードをすべて墓地に置き、その後、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4枚ブレイクする)
────────────覚醒後────────────
カード名:超覚醒ラスト・ストームXX
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:火
種族:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド/サムライ
パワー:35000
コスト:40マナ
マナ:-
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを相手が選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
このクリーチャーが攻撃する時、コスト10以下のサイキック・クリーチャーを好きな数、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
かなり《魔誕導師ブラックルシファー》に寄せきった構築になっているため、このクリーチャーの効果で縛れないデッキに対してはやや安定感を落とすかな、といったところ。
初動である《ジャスミンの地版》が《魔誕導師ブラックルシファー》に噛み合っているけど、最速の《魔令嬢バロメアレディ》には噛み合っていないということで、デッキのとしての方向性を象徴している1枚と言えるかも知れません。
Bランクについて
Bランクは非常にデッキが多いので、新規で登場した2つのデッキをご紹介したいと思います。
自然単キャベッジ


ヒロインBESTからの参入で、スタートダッシュを決めたのがグランセクトを使った【自然単キャベッジ】でしょう。
元々【水自然キャベッジ】《ジャンボ・ラパダイス》を始め、基本パーツはそれなりに整備されているデッキでしたが、足回りの強化や受けトリガーの充実、更に従来までのカードに頼らないパッケージをゲットしたことで、デッキとしては大きく進化しました。
注目は「各ターン一度、クリーチャー以外のカードを実行を止められる」という《うららかもも&ミノマル ー献身のヒロインー》。

【 NEOクリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー15000 / コスト10
■G・ストライク
■G・ゼロ:自分のパワー12000以上のクリーチャーが4体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■各ターンに一度、相手がクリーチャーではないカードを実行する時、かわりにそのカードを持ち主のマナゾーンに置いてもよい。(こうしてマナゾーンに置かれたカードは実行したことにならない)
例えば《地封龍 ギャイア》すら超えてくる《コーライルの海幻》+《スロットンの心絵》など、S・トリガー持ちのタマシードによる受けも止めることが出来ます。
また9マナの《キャベッジ・セッションズ》召喚からの展開はまた凄まじいです。
特にこれまでそこまで強いカードのなかった7コスト帯に《超時空罠 デンジャデオン》が入ったのは大きく、《キャベッジ・セッションズ》→《地龍仙ロマネアース》→《超時空罠 デンジャデオン》→《コレンココ・タンク》と繋がり、更に《超時空罠 デンジャデオン》の効果でマナから《うららかもも&ミノマル ー献身のヒロインー》が出てきて再び連鎖開始……というパターンが成立しました。
トリガーも新たに3種ゲットしているので受けも強力。更にメタクリーチャーである《クイーン&かぼちゃうちゃう》も優秀です。
現状だとファイアー・バードにかなり厳しい戦いを強いられますが、デッキの出力は申し分なく、今後も長く活躍するデッキになるかもしれません。
ちなみに、現状だと特段アドバンス要素はありませんが、《クイーン&かぼちゃうちゃう》はアドバンスの方が刺さるかなぁと思っているので、リストに差異は出てくるかも。
光水自然ゴルギーオージャー


2ブロックやオリジナルで躍進している《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》ですが、アドバンスでも結果を残しています。
手前味噌で恐縮ですが、先日のCSで私も優勝しました。
基本的には2ブロやオリジナルと同じ動かし方をしますが、アドバンスでは《ビックリ・イリュージョン》を使用することで進化枚数を誤魔化すことが可能です。

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
種族をひとつ選ぶ。このターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて、その種族を追加する。
具体的には《ビックリ・イリュージョン》で何かしらのコマンドを宣言した後に、《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》の攻撃時に《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》を4枚侵略させることで、6枚オージャーでもEXウィンが可能です。
ちなみに私が使った構築は《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》を採用しましたが、メタカード対策というよりかは《頂上混成 BAKUONSOOO8th》を受けるためのカードです。
卍誕後の《零龍》を見る役目もあったりするので、アドバンスも《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》で遊びたいという方は参考にしてみてください。
今月の注目デッキ
4cドラグナー(ライザー)


6月の新弾後にしばしば活躍が見られるのが《BARUGA-雷座87》を使ったドラゴンデッキです。
こちら、《邪帝斧 ボアロアックス》から出せるということで、《最終龍覇 ロージア》と合わせたデッキがちょくちょく活躍を見せています。

【 NEOクリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■NEO進化:光、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。
《最終龍覇 ロージア》+《邪帝斧 ボアロアックス》→《BARUGA-雷座87》進化でブースト、攻撃時に《邪帝斧 ボアロアックス》効果で《王道の革命 ドギラゴン》だったり横展開しながら、《BARUGA-雷座87》で手出ししにくい《最終龍覇 グレンモルト》を射出して……みたいなことが出来る訳です。
《BARUGA-雷座87》自体の自由度が高いことからドラゴン以外のデッキでも流用可能なセットだと思います。
ぜひお気に入りのデッキで試してみていただきたいです。
おわりに
というわけで、今月のアドバンス解説はいかがだったでしょうか?
ヒロインBESTに加えて、8月始めにはドリーム英雄譚のデッキが発売されます。これらも恐らくはアドバンス環境に影響を与えると思いますので、来月以降も変化が多いかも?
それでは、また来月お会いしましょう。