【前回の記事】Dの哲学:深慮の章【2020年 1月1日 制限改訂 考察】
目次
【挨拶】
皆様こんにちは、お久しぶりです。
好きな季節は夏、嫌いな季節は冬、ガチまとめゲストライターのドリルフィールドです。
前回記事から時が経ち、2020年になりました。しかももう一月も終わりです、早い、早すぎる。
前回記事の冒頭でも触れましたが4月から新たなルールが施行されると、公式から発表がありましたね。
融合、シンクロ、エクシーズ、はEXデッキから召喚する際に、メインモンスターゾーンに置く事が出来る。
今回のルール変更は「出来なかったことが出来るようになる」という点で今までルール変更と性質が少し異なるように感じます。故に、施工は4月からですが、早速新ルールでプレイしている人も多いのではないでしょうか?
しかし一方で、公式では4月からなんだからルールを順守するという声も、ちらほら耳にしています。
私も今回の記事はデッキ紹介にしようと思っていたのですが、今のルールで紹介しても3月末までしか使えないんでしょ?って感じだし、新ルール用のデッキを紹介しても、公式では4月まで使えないんでしょ?って感じになってしまい困った困った。
ですので、今回は新ルールに切り替わっても(少し強化されるけども)影響の少ない召喚方法について、「カジュアル視点から」プレゼンさせていただこうと思います。皆さん勿論お分かりですね?
それはつまり、
リンk…ではなく
ペンデュラム召喚
【ペンデュラム召喚のススメ】
皆さんはペンデュラム召喚をメインの戦法としたデッキを組んだことがあるでしょうか?
また、ペンデュラム召喚に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
私はペンデュラム召喚(以下P召喚)が結構好きで、今までに何度もそれをメインとしたデッキを組んできたのですが、 私の周りではペンデュラムモンスター(以下Pモンスター)をメインとしたデッキは組んだことがあるものの、ペンデュラム召喚をメインの戦法としたデッキを組んだことがある、という人がかなり少ないように感じています。
また、ツイッター等でデッキ紹介を拝見する時も、それがP召喚をメインに据えているデッキである事はかなり珍しく、さらに特定のPテーマの純構築から離れ、オリジナルデッキで採用している人となると尚の事、少ないように感じます。
以前は使ってたけど、新ルールになって使わなくなった、という人もかなり多いような。
その理由は明白で、P召喚が遊戯王において最も複雑な召喚方法であるといっても過言ではなくらい難しいからだと言うことが出来ます。
融合、儀式、シンクロ、エクシーズ、リンク、それらとはまず、カードの特殊性がかなり異なっており、ルールや処理も異なる点が多いです。
一つP召喚を行うにしても、他の召喚方法の様にEXデッキにあらかじめ強力なカードを用意する事は出来ず、しかも、儀式召喚の様に単純な準備用カードは少ない。
「何かの目的を達成するため」ならばわざわざそんなめんどいことはしなくてよいだろうというのが殆どの意見だと思います。私もそう思う。
そんなP召喚ですが、他の召喚方法にはないメリットを内包しています。
それは「そもそもP召喚方法を使うこと自体が強い」点。
つまり、P召喚とは「何かのために利用する」のではなく「P召喚自体を目的にする」ことで真価を発揮する召喚方法なのです。
P召喚はその圧倒的なパワーから、登場時の環境では暴れに暴れ、あまり良いイメージを持ってない人も、もしかしたらいるかもしれません。リンクルール導入時に大幅な規制が行われ、今回のルール変更でも唯一元に戻されなかったことから「P召喚のパワー調整に三年かかった」等と表現する人もいた程。
しかし、その甲斐あって今は「難しいけども、使いこなすととても強い!」というかなり良いバランスに仕上がっていると私は考えています。
こんな楽しくて強力な召喚方法を使わないのはハッキリ言って勿体無い!
しかし、我々カジュアル星人は強さに加えてオリジナリティをも追求したい欲張り星人。
そこで今回はドリルフィールドが今までPデッキを構築した中で得たペンデュラム召喚の出張デッキのお役立ちカード達を読者の皆さんに伝えさせていただこうという内容になります。
今回の内容を通して、皆さんのデッキにぜひP召喚を出張採用していただけたらな~と思います、ていうかみんなのペンデュラムデッキが見たい。
あくまで、「私が」得た経験のみですので、有名なカード群が登場しなかったり、色々と足りてない部分があると思いますが、P召喚経験者は自分の知識にプラスしていただいて、未経験者の方はここから初めていただけたらいいな、と思っていますので、そこんとこよろしくドーゾです!
【ペンデュラムデッキを構築しよう!】
現在のペンデュラム召喚のコンセプト
まず初めにP召喚のコンセプトについてお話しておきます。
Pモンスターとはスケールさえ場に揃えてしまえば、何回除去されようが何度でも蘇るモンスター群。
さらにその規模はデュエルが進むについて大きくなっていき、最終的には毎ターン凄まじいアドバンテージを叩き出すことが出来ます。
現在では完全に使用に制限のないペンデュラムチューナーも存在しており、シンクロ召喚との親和性も高くなっています。
一方で弱点も多く存在しています。
先ほども言った通りデッキ構築が難しく、両スケールを綺麗にそろえれるようにしておかないと展開がぐずぐずになってしまう点。
相手にスケールを破壊されると途端に展開が厳しくなってしまう点。
リンクモンスターをP召喚抜きで展開できるようにしておかなければならない点(超重要)等々。
と色々いってもまずはスケールを揃えないとお話しにならないので
まずはそれらをクリアするのに役立つカードを紹介していきます。
何はともあれ「エレクトラム」
Pデッキをスムーズに回せるよう構築するコツは、Pモンスターを乱雑に入れるのではなく、P召喚したいモンスターのレベルを想定し、それに合わせたスケールのサーチをしっかり決めておく事です。
特に事故らないようにするには、下級をP召喚したいなら下スケールを、上級をP召喚したいなら上スケールを、それぞれ片方のスケールは完全に決めておき、相方のスケールをメインプラン、サブプランに分けておくと作りやすいと思います。
その方が守るべきスケールがわかり易いし、一番P召喚したいモンスターが出せないという事態が避けられるし、もしデッキが上手く構築できなかった時に、理由が定まり易くて改善するのが楽になる等、得が多いです。ここ、超重要です。
また序盤1~3ターンに渡る、展開の流れを意識する事も重要です。
スケールをどれくらいの速度で揃えて、いつまでにP召喚したいモンスターをEXデッキに送り込んで、いつどのリンクモンスターを召喚するかって事ですね。
これは、なんとなく意識しておいて机上よりも実戦でつかんだ方がわかり易い部分ではあります。
しかし、1ターン目でP召喚を行なえるように構築できるとデュエル終了までに稼ぎ出せるアドバンテージが非常に大きくなりますので、可能な限りそうしたい。
「PモンスターをサーチできるPモンスターを使いながらリンク召喚を行う事」
これが出来ると1ターン目のP召喚にかなり近づけると言えます。
その際にサーチするPモンスターが持っているスケールに、リンク素材となったモンスターのレベルが収まっているとベリーグッドです。
しかそのためにはまず、紹介しなければならないのはこのモンスターでしょう。
(制限カード)
星 2 / 炎 / サイキック族 / 攻1800
Pモンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選び、自分のEXデッキに表側表示で加える。②:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。③:自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
Pデッキにおいて最重要とも言えるカード。
このモンスターさえ速攻で出せるようにしておけば、PモンスターのP効果を使いたい場合でも、P召喚をしたいモンスターがいる場合でも、どちらをメインとしたPデッキでも対応することが出来、フィールドのカード一枚を「エレクトラム」を出す過程でサーチしたPスケールや、元々手札に合ったスケールに対応した相方に変換できますので、スケール事故をグンと減らすことが出来ます。
準備だけでなく維持しても強く、Pゾーンを割って同じカードを回収する事で毎ターン無償でドローが可能な上、Pモンスターには破壊された時に効果が発動するものも多いので数々のカードとシナジーします。
是非Pモンスターをサーチしながら「エレクトラム」に繋いでいきたい。
では次にPモンスターをサーチできるPモンスター達で、特に使いやすいものを紹介。
(制限カード)
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1200
【P効果 青5/赤5】
①:1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「覇王門」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかP召喚できない。
【モンスター効果】
「覇王眷竜ダークヴルム」の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「覇王門」Pモンスター1体を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
現状P召喚出張において最高と言える性能を持つカード。P効果もさることながら、特にモンスター効果が優秀で、《竜の霊廟》や《おろかな埋葬》、《のどかな埋葬》を使う事ですぐに墓地に行き、召喚権を残したままスケールとリンク素材を揃えることが出来ます。サーチできるスケールも下スケールが非常に優秀で、《覇王門零》は完全に無条件のスケール0となっています。殆どのPデッキに出張することが出来ると言える1枚で、下スケールのP効果に目的がないのであれば、下弦は《覇王門零》でいいと言ってよいくらいでしょう。
(制限カード)
星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1800 / 守100
【P効果 青8/赤8】
①:自分は「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「EMドクロバット・ジョーカー」以外の「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、いずれか1体を手札に加える。
「ダークヴルム」程ではないものの非常に優秀な1枚。
こちらは召喚権が必要になるので、特殊召喚できる相方が必要になります。
サーチの幅がめちゃくちゃ広いので、自分のデッキに合ったものを探してみましょう。
【P効果 青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの融合・S・Xモンスター1体のみが戦闘または相手の効果で破壊された時に発動できる。その破壊されたモンスターを特殊召喚する。その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の自分フィールドのモンスターの種類によって、このターン、以下の効果を適用する。
●融合:このカードは直接攻撃できる。
●S:相手はモンスターの効果を発動できない。
●X:このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
●P:エンドフェイズにデッキからPモンスター1体を手札に加える。
「ドクロバットジョーカー」のサーチ先に迷ったらおすすめなカード。
なんか色々ややこしい事が書いてあるように見えますが実はかなりシンプルで、
ジョーカーと同様に特殊召喚できる相方のPモンスターがいる時や、P召喚でついでに出すことで、エンド時に好きなPモンスターをサーチできる汎用Pモンスター』です。
スケールも優秀な「8」である点が良いですね。
この手のカードには珍しく、召喚時発動、エンド時サーチってのが特に優秀で、各種素材にしてもサーチ効果が使える点や、P召喚時でも効果発動が出来るっていうのが非常に強い。
Pモンスターってテキストが長いのも面倒な点ですよね。
星 3 / 風 / 魔法使い族 / 攻1200 / 守900
【P 青5/赤5】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・ラクーン」の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「マジェスペクター」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
こちらは即効性と無制限である点、そして同名がサーチ出来る点が魅力。
「マジェスペクター」が持つスケールは「2」か「5」なので、上下ともそこそこ優秀。上記二枚同様、「エレクトラム」に繋ぐための相方を用意しましょう。
持ち主の記名欄があるのも特徴。
【P効果:青10/赤10】
①:自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
②:自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのPスケールを2つ下げる(最小1まで)。
その後、このカードのPスケール以上のレベルを持つ、
「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ケプラー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
こちらは《地獄門の契約書》を経由する事で様々なPモンスターをサーチすることが出来ます。P召喚時にもサーチできるのが優秀ですが、自身のレベルが1なので数少ない「スケール0」を用意しなければならない点を注意。
次に「エレクトラム」を出すにあたって役に立つ、特殊召喚しやすいPモンスターを紹介します。
「エレクトラム」の話ばかりしていますが、それ以降でもP召喚をする前のリンクモンスターの展開にも使えるのでこちらも非常に重要。
リンクモンスター展開にお役立ち!簡単に特殊召喚できるPモンスター
【P効果 青7/赤7】
このカード名のP効果はデュエル中に1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、このカードの攻撃力は1100アップする。
②:1ターンに1度、デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分のEXデッキから表側表示の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
P効果はデュエル中に一度ですがかなり使い勝手が良いです。
スケールも7と中々優秀なので、事故軽減に役立ちます。
ピン刺ししておくとかなり便利なカード。
【P効果 青3/赤3】
「魔界劇団-エキストラ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドにモンスターが存在する場合に発動できる。Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
「魔界劇団-エキストラ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードをリリースして発動できる。
デッキから「魔界劇団」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「魔界劇団」モンスターしか特殊召喚できず、「魔界劇団-エキストラ」のP効果を発動できない。
「魔界劇団」からもう一枚紹介しておきます。
こちらもPゾーンから出せるカード。
先行では使えませんが、自分の場にモンスターがいても良いので「ダークヴルム」「カーテンライザー」等と相性が良い。
スケールは3と上にも下にもあまり強いとは言えず、自身のレベルも1なのでそこんとこだけは注意。
【P効果 青6/赤6】
①:このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、このカード以外の自分フィールドの「ダイナミスト」カードを対象として発動した効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
①:自分のモンスターゾーンに「ダイナミスト・ブラキオン」が存在せず、フィールドの攻撃力が一番高いモンスターが相手フィールドに存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「ダイナミスト・チャージ」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「ダイナミスト」モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、「ダイナミスト」カードがフィールドから自分のエクストラデッキに表側表示で加わった場合に発動する。
そのカード1枚を手札に加える。
《ダイナミスト・ブラキオン》も展開の一助になるカード、特に《ダイナミスト・チャージ》経由で出せた場合は使い減りせずに何回もリンク素材になれるのが脅威。
このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外して発動する。自分のデッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
一枚でエレクトラムになれはするものの、上下のブレが激しいカード、あまりお勧めはしません。
「竜呼相打つ」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「竜剣士」Pモンスター1体と「竜魔王」Pモンスター1体を選んで相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。
相手が選んだPモンスターを自分のPゾーンに置くか特殊召喚する。
残りのPモンスターは自分のエクストラデッキに表側表示で加える。
満を持して無制限カードに、デッキ内の通常モンスター比率が増えるのでレスキューラビットに感覚は近いです。
使用制限はあるもののチューナー、ドラゴン族を出せる点に着目したい。
【P効果 青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのレベル4以下の、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターのいずれか1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターと同じレベルでカード名が異なる悪魔族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキからレベル4以下の、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターのいずれか1体を特殊召喚する。
このターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:自分フィールドの悪魔族モンスター2体以上をリリースして発動できる。
その元々のレベルの合計と同じレベルを持つ「デストーイ」融合モンスター1体を、融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
Pモンスターをデッキから呼べるPモンスターの紹介です。《エッジインプ・シザー》と合わせれば毎ターンデッキからレベル3・悪魔族のPモンスターを特殊召喚可能、該当するモンスターは3種類と、数こそ少ないですが、詳しくは後述する《ハロハロ》《エキセントリック・デーモン》という非常に優秀なモンスターが存在しています。このカード自身もレベル8・悪魔族・攻守0・デストーイと数多くのサーチカードに対応している点も魅力。
【Pスケール:青7/赤7】
「音響戦士ギータス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「音響戦士ギータス」以外の「音響戦士」モンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「音響戦士」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
こちらもデッキからPモンスターを呼べるカード。《音響戦士マイクス》は召喚権を増やすことができる上に、このカードは実質あらゆるレベル、種族、属性のチューナーを呼べるためコンボの幅が非常に広い、スケールも7とでたらめに高いためデッキ内の枠を多く使用しなければならない点を除けば、最強の一角と言える性能です。
①:自分フィールドのドラゴン族・戦士族・魔法使い族モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「魔装戦士」モンスター1体を特殊召喚する。
③:1ターンに1度、自分の墓地の戦士族・魔法使い族モンスターを合計4体除外して発動できる。
デッキから「イーサルウェポン」モンスター1体を手札に加える。
「魔装戦士」Pモンスターは守りに秀でた面がある部分と、このカードはフィールド魔法なので魔法罠ゾーンを圧迫しないで済むのが大きな利点です。また戦士族である「魔装戦士」を使い、「エレクトラム」ではなく《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚に繋げば、戦士族Pモンスターをサーチできるので動きに幅が持たせられるでしょう。
【P効果 青5/赤5】
①:1ターンに1度、自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
「月光虎」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
こちらは墓地から特殊召喚するタイプ、Pモンスターはその仕様上墓地に行きにくいため、初動で使うのはイマイチですが、こちらはノーコストなので後々、リンクマーカーを用意するのに非常に役立ちます。使いやすいサーチカードがある他、なぜかP効果に名称ターン1がついてないのでなんなら両スケールに張っても強いとかいう意味不明のPカード。
(準制限カード)
自分の手札またはデッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。
最強。
お手軽ペンデュラム!一枚でスケールが揃うカード達
複数ターン跨いでもいいからカード1枚からスケールを揃えたい!
複雑な構築にはしたくない!取りあえずP召喚が出来ればいい!
という方たちのためにカード一枚でスケールを揃える方法も紹介しておきます。
勿論の事ですが、ここまで紹介したカードと組み合わせる事でも強力です。
「地獄門の契約書」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
②:自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
このカードに限った話ではありませんが、永続サーチ系はPゾーンと合わせて非常に多くの魔法罠ゾーンを使用するので、それが弱点だと覚えておいてください。二つ使えるじゃんと思うかもしれませんが、魔法をいつでも使いたいなら一つはフリーにしておかなければならないので、罠を一枚伏せたらそれで終わりです。しかし「地獄門」は《DDラミア》等の存在からかなり使いやすくはある方です。
「天空の虹彩」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分のPゾーンの、「魔術師」カード、「EM」カード、「オッドアイズ」カードは相手の効果の対象にならない。
②:このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「オッドアイズ」カード1枚を手札に加える。
セルフブレイク要素を取り入れるならこれ、「オッドアイズ」カードに幾つかのPモンスターが存在するのと、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》経由で数多くのPモンスターに触れます。レベル7をP召喚できるデッキなら特に強力。
【P効果 青0/赤0】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1000LPを払って発動できる。デッキから「魔界劇団-メロー・マドンナ」以外の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「魔界劇団」Pモンスターしか特殊召喚できない。
【モンスター効果】
このカード名の①③のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のPモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードの攻撃力は自分の墓地の「魔界台本」魔法カードの数×100アップする。
③:「魔界台本」魔法カードの効果が発動した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の「魔界劇団」Pモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
縛り付きではあるものの「スケール0」な上に相方をサーチできるPモンスター、ターンの最後に発動して、次のターンから動きましょう。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「ダイナミスト」Pモンスターを2体まで選んで自分のPゾーンに置く事ができる。
置いた場合、次のターンの終了時まで、自分は「ダイナミスト」モンスターしかP召喚できない。
②:このカードが既に魔法&罠ゾーンに表側表示で存在する場合、1ターンに1度、自分フィールドの「ダイナミスト」モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
縛りがつく準備カードと言えばこちらも。
自分のターンで発動しておけば1ターン後にはP召喚が可能な上に、②の防御能力がめちゃくちゃ高い。
やめてくれ、マジで。
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが召喚・リバースした時、
デッキから「荒魂」以外のスピリットモンスター1体を手札に加える事ができる。
毎ターンスピリットPモンスターをサーチできる。
時間と召喚権が必要な点が非常に弱いのでメインよりもサブ要員におススメ。
サーチできるスケール自体は制限なし1と9という破格の数字。
【P効果 青3/赤3】
①:このカードがPゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。デッキからPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×100アップする。
③:1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
デッキから魔法使い族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
専用構築をすれば毎ターン好きなPモンスターをサーチできる。
スケールが3と弱めなのが難点。
後編でも語りますが、P召喚はレベル3・4が出せるかどうかで大きなメリットがあります。
①:自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示の「メタルフォーゼ」Pモンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
【P効果 青8/赤8】
①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
【モンスター効果】
「レアメタルフォーゼ・ビスマギア」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を手札に加える。
「カウンター」→「ビスマギア」→「下スケールのメタルフォーゼ」→「カウンター」の墓地効果で「ビスマギア」をEXデッキから回収、でも上下セットをサーチする事が可能です。
「アモルファージ・インフェクション」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの「アモルファージ」モンスターの攻撃力・守備力は、フィールドの「アモルファージ」カードの数×100アップする。
②:自分の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、または戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「アモルファージ」カード1枚を手札に加える。
少し特殊な条件でサーチする永続魔法。「アモルファージ」Pモンスターは自分のスタンバイにモンスターを生贄(古語)にしないと自壊してしまう性質がありますが、片方のスケールを別のカードで固定できれば、毎ターン入れ替える形でセッティングもできます。
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地から地属性モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
「ブロックドラゴン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
レベルの合計が8になるように、デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。
このカードのサーチに対応しているPモンスターはレベル4・スケール3、5、7(縛り付き)またはレベル3・スケール8と、かなり偏りが激しいです。
レベル4だけP召喚できるようにして、このカードでレベル4の岩石族をサーチして出していくのもありかも?
以上が私が使用した事のあるスケール揃え用カードです、中には縛り付きのモノもありますが、意外と使えそうだとは思いませんか?実際に、強いんです。
【後編へ続く】
今回はかなり冗長な内容になってしまったので、前後編に分けようと思います。
後編では
・セフィラについて
・スケール揃え以外でのPデッキお役立ちカード集
・シンクロを活用しよう!
・ドリルフィールドのサンプルペンデュラムデッキ紹介
等を予定していますので、そちらもよろしくね。
あと、今回の記事を読んで、何か疑問などがあれば次回に反映させますのでコメントください
次はなるべく早めにあげる予定です。かしこ。
貴方の心のアストラル、ドリルフィールド
【前回の記事】Dの哲学:深慮の章【2020年 1月1日 制限改訂 考察】
【次回の記事】Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~後編~】