目次
はじめに
はじめまして。今回ご紹介するデッキは《精霊神后 ドリアード》を使用したデッキです。ようかい体操を聴きながら見てくれるとうれしいです。
【特殊召喚・効果モンスター】
星9/光 /魔法使い族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。自分・相手の墓地のモンスターの属性が6種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、自分・相手の墓地のモンスターの属性の種類×500アップする。
②:相手がモンスターを特殊召喚する際に、自分の墓地のモンスター3体を除外して発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
《精霊神后 ドリアード》 の効果はこういった具合。お互いの墓地に6属性がいる状態でしか特殊召喚できないというなかなかに難しい召喚条件をしていますが、出さえすればチェーンブロックを作らない特殊召喚(リンク召喚、シンクロ召喚など。)を無効にする強力な効果を持っています。あとイラストがやけに白いです。逆《終わりの始まり》。
今回は、手札2枚でこいつのサーチと6属性をそろえてやろう!というコンセプトとなっております。では、レシピをどうぞ。
レシピ
メインの動き
このデッキは《精霊神后 ドリアード》の召喚条件を満たすために、カテゴリ「魔妖」を採用しています。
「魔妖」というカテゴリは簡単に言うと《翼の魔妖−波旬》、 《麗の魔妖−妲姫》からシンクロモンスターを、レベル3、5、7、9、11、と階段(怪談)シンクロ。それぞれのシンクロモンスターが破壊されると、2つレベルの低いシンクロモンスターを墓地から蘇生できるといったテーマです。
【 効果モンスター 】
星 1 / 風 / アンデット族 / 攻600 / 守400
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「翼の魔妖-波旬」以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 炎 / アンデット族 / 攻1000 / 守0
①:「麗の魔妖-妲姫」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、「魔妖」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【 シンクロモンスター 】
星 9 / 炎 / アンデット族 / 攻2900 / 守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「麗の魔妖-妖狐」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、元々のレベルが11の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。
そして、エクストラデッキを見てもらえばわかるように、この怪談シンクロの過程で地、風、炎、闇の4属性が出ます(《氷の魔妖-雪女》までいくと5属性 )。さて、残るは水と光の2属性です。
この残る2属性は《星遺物の胎導》でまかないます。
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札からレベル9モンスター1体を特殊召喚する。
●自分フィールドのレベル9モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
怪談シンクロの過程でレベル9の《麗の魔妖-妖狐》が出ます。このタイミングで《星遺物の胎導》を撃つことで、デッキから 《機怪神エクスクローラー》、《真竜皇バハルストスF》を特殊召喚。エンドフェイズに《星遺物の胎導》のデメリットでこの2体が破壊され、それぞれの効果を発動します。
【 効果モンスター 】
星 9 / 水 / 幻竜族 / 攻1800 / 守3000
「真竜皇バハルストスF」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、水属性モンスターを2体破壊した場合、相手のフィールド・墓地から魔法・罠カードを2枚まで選んで除外できる。
②:このカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから水属性以外の幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
【 効果モンスター 】
星 9 / 地 / 昆虫族 / 攻2000 / 守3000
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを表側守備表示にして発動できる。その発動を無効にし破壊する。②:リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体をデッキから手札に加える。
水属性である《真竜皇バハルストスF》の効果で、光属性の《真竜機兵ダースメタトロン》を特殊召喚 。《機怪神エクスクローラー》によって《精霊神后 ドリアード》 をサーチします。
これにより墓地に6属性(地《毒の魔妖-土蜘蛛》、風《翼の魔妖-波旬》、水 《真竜皇バハルストスF》 、炎 《麗の魔妖-妲姫》、闇 《骸の魔妖-餓者髑髏》、光 《真竜機兵ダースメタトロン》 。手札に《精霊神后 ドリアード》という布陣が完成します。
したがって、この動きは、 《翼の魔妖-波旬》 、《星遺物の胎導》の2枚で行うことができます。
つまり、魔妖とドリアードで「妖怪出たけん!出られんけん!」ってわけですよ。
ガハハ。ちなみに、残りのレベル9である《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》は、単体でも十分強力ですが、《骸の魔妖-餓者髑髏》と攻撃力が同じというキセキの打点なので、あいうちから《麗の魔妖-妖狐》の蘇生も狙えます。
肉付け
・魔妖
魔妖はみんなアンデット族であるため、優秀なサポーターに《馬頭鬼》がいます。そして、魔妖というテーマでは《氷の魔妖-雪娘》というカードによって《馬頭鬼》をデッキから落とすことができます。
【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / アンデット族 / 攻0 / 守1900
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「氷の魔妖-雪娘」以外の「魔妖」カードが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
かわいいですね。この娘は場に魔妖カードがあると墓地から特殊召喚しながら、《馬頭鬼》を落とすことができるという「氷の魔妖」とは名ばかりの「アドの魔妖」になっております。しかし、恥ずかしがり屋さんなので、この子がいると魔妖しかエクストラから出せなくなってしまいます(波旬とかいうおっさんも)。 幸い、レベル1なので《リンクリボー》のコストに対応しているのですが、他にも除ける手段がほしかったのでここからデッキを肉付けしていきました。
まず、すでにメインの動きに組み込まれている《真竜皇バハルストスF》は リンクモンスターである《氷の魔妖-雪女》とこのカードを破壊することで効果を使用しながら特殊召喚することができます。引いても大丈夫ってことですね。
次にカテゴリ「青き眼」を採用しました。
・青き眼
「青き眼」の採用理由は3つあります。まず、1つ目の理由は《真竜皇バハルストスF》と同じ、「残った 《氷の魔妖-雪娘》の除去手段」としてです。
「青き眼」には《青き眼の賢士》というモンスターがいます。
【 チューナーモンスター 】
星 1 / 光 / 魔法使い族 / 攻0 / 守1500
「青き眼の賢士」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。
②:このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
このモンスターによって《氷の魔妖-雪女》 をフィールドから離し「ブルーアイズ」へと変換します。
2つ目に、魔妖に頼らない9シンクロ手段としてです。魔妖シンクロモンスターで最も強力なのは、特殊召喚時に対象にとらないモンスター破壊を持つ《麗の魔妖-妖狐》といっていいでしょう。特にこのデッキでは《星遺物の胎導》採用しているため、レベル9である妖狐の存在が重要です。「こいつがいないと回らない!」ってやつですね。そのため、 《翼の魔妖-波旬》を引かない時、あるいは怪談シンクロを妨害された時のため、《青き眼の乙女》を採用し、魔妖に頼らないレベル9シンクロを可能にしています。
【 チューナーモンスター 】
星 1 / 光 / 魔法使い族 / 攻0 / 守0
このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果の対象になった時に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《青き眼の乙女》の発動条件である、対象指定は相手ターンでも行えるように(《水晶機巧-ハリファイバー》で特殊召喚しても効果が使えるように)《焔聖騎士-ローラン》を採用しました。
【 効果モンスター 】
星 1 / 炎 / 戦士族 / 攻500 / 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「焔聖騎士-ローラン」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を手札に加える。
ローランローラン仲間にローラン♪友達大事!
《焔聖騎士-ローラン》 からのサーチは《馬頭鬼》を帰還させる《D・D・R》。《麗の魔妖-妖狐》の蘇生を狙える《ライジング・オブ・ファイア》。怪談シンクロで墓地にモンスターが溜まりやすく、《青き眼の乙女》とも相性のいい《使い捨て学習装置》。の3枚を採用しました。
3つ目は、魔妖で唯一補えない光属性の補てん。魔妖は怪談シンクロを行った後に、 《麗の魔妖-妲姫》+《骸の魔妖-餓者髑髏》で《氷の魔妖-雪女》をリンク召喚すると《翼の魔妖-波旬》1枚から5属性にアクセスできます。したがってメインデッキに入り簡単に墓地に送れる光属性としての役割も大きいです。
・初動補助
最後に、初動が魔妖だけでは不安だったので、《宵星の騎士ギルス》を採用しています。
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 機械族 / 攻1800 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オルフェゴール」カードまたは「星遺物」カード1枚を墓地へ送る。このカードと同じ縦列に他のカードが2枚以上存在する場合、さらにこのターン、このカードをチューナーとして扱う。
②:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。
【 通常罠 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「クローラー」モンスターが存在し、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果は「相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す」となる。
②:墓地のこのカードを除外し、フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスター1体を選び、対象のモンスターのリンク先となる自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
《宵星の騎士ギルス》 で《星遺物の交心》を墓地へ送ります。星遺物トークンを《リンクリボー》に変換し、二体で《星鍵士リイヴ》をリンク召喚。《星遺物の交心》の②の効果で《機怪神エクスクローラー》をリンク先に特殊召喚。《星鍵士リイヴ》の効果で《星遺物の胎導》をセット。
という動きをすると次のターン《機怪神エクスクローラー》 が残れば、 《星遺物の胎導》が発動でき、もしも《機怪神エクスクローラー》が破壊された場合はレベル9をサーチできる。という状況が光(《星鍵士リイヴ》) +墓地にリンクリボーを用意しながら行え、魔妖の動きをサポートできます。
後半に行う際はリイヴで《星遺物に眠る深層》をセットし、魔妖シンクロや《青眼の白龍》を蘇生することができバーストストリーム。
おわりに
今回は《精霊神后 ドリアード》を使用したデッキでした。作ってから一年近く経つデッキでかなり型も変わっているので思い入れがあります。また、長々コンボを書く必要もなく楽しく紹介できました。魔妖という個人的に好みのテーマを使えたのもうれしかったですね。
質問や感想があればコメントでお願いします。それでは。ウォッチッチ!!