はじめに
こんばんは、はみるとんです!
今回は新弾で超強力な初動を貰った【化合獣】デッキの紹介です!
【トラミッド】や【電子光虫】などに続いて強化された9期のマイナーテーマ枠、実は元々かなりのスペックを持ったカードに囲まれたポテンシャルの高いテーマだったんです。では、実際にどのようなカードがあるのか見ていきましょう
目次
【化合獣】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【化合獣】デッキの特徴
デュアルモンスターを主体としたエクシーズデッキ
【化合獣】は構成するモンスターのほとんどがデュアルモンスターで構成されており、そのサポートを活かした展開によってエクシーズ召喚を行っていくのが主な勝ち筋となります。
通常は並べづらいレベル8モンスターを《完全燃焼》や《化合電界》などによって一気に並べ、さらにランク8エクシーズモンスターである《超化合獣メタン・ハイド》も更なる展開効果を持っているので、どんどん連鎖的にエクシーズ召喚を行っていく事が出来ます。
【化合獣】カードの解説
【化合獣】はデュアルモンスターで構成されたテーマで、アドバンテージを稼いでいく下級デュアル、戦線を維持し盤面を制圧する上級デュアルに分かれています。
まずはデッキの動きの核となる下級デュアルから見ていきましょう。
下級【化合獣】モンスター
下級デュアルは全てレベル2で統一されており、様々な種族にバラけています。
それぞれが展開や後続確保に必要な能力を持っている、初動として優秀なカードたちです。
【デュアルモンスター】
星2 / 風属性 / 獣族 / 攻0 / 守2100
①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分メインフェイズに発動できる。
手札からデュアルモンスター1体を特殊召喚し、自分フィールドの全てのデュアルモンスターのレベルはターン終了時まで、この効果で特殊召喚したモンスターの元々のレベルと同じになる。
「化合獣オキシン・オックス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
【 デュアルモンスター 】
星2 / 炎属性 / 水族 / 攻700 / 守1400
①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分メインフェイズに発動できる。
デッキからデュアルモンスター1体を墓地へ送る。
その後、デッキからデュアルモンスター1体を手札に加える。
このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
【 デュアルモンスター 】
星2 / 水属性 / 鳥獣族 / 攻1400 / 守700
①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●手札を1枚捨て、自分の墓地のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「化合獣ハイドロン・ホーク」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
《化合獣オキシン・オックス》は手札からの特殊召喚とエクシーズのためのレベル変動、《化合獣カーボン・クラブ》はサーチと墓地肥やし、《化合獣ハイドロン・ホーク》は蘇生効果と、それぞれが展開に必要な強力な効果を持っています。
《化合獣オキシン・オックス》と《化合獣ハイドロン・ホーク》からの展開にはレベル制限がないので、これによって上級【化合獣】を出していきます。
上級【化合獣】モンスター
【 デュアルモンスター 】
星8 / 闇属性 / 悪魔族 / 攻2800 / 守200
①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、デュアルモンスターの召喚は無効化されない。
●1ターンに1度、自分の墓地のデュアルモンスター1体を除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【 デュアルモンスター 】
星8 / 水属性 / ドラゴン族 / 攻200 / 守2800
①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカード以外のデュアルモンスターが召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
●自分フィールドのデュアルモンスターが効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドのカード1枚を破壊できる。
下級モンスターから出す先として、そのままランク8モンスターのエクシーズ素材になる動きは純粋に強力で、このデッキの除去能力の高さを支えています。
これらの上級モンスターは下級デュアルの効果によって展開する事もできますが、魔法・罠カードも展開を支える効果を持っています。
特に後述の《化合電界》の存在から実質的に下級モンスターのようにリリース無しで召喚できるので、最上級モンスターであるがゆえのデメリットというのがあまりなく、高い打点のモンスターとしてポンと出す事が出来ます。
【化合獣】魔法・罠カード
化合獣モンスターの「もう一度召喚しなければならない」「最上級モンスターは出すのが大変」という展開面での不安を解消しているのが【化合獣】サポート魔法・罠カードです。
【フィールド魔法】
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分はレベル5以上のデュアルモンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにデュアルモンスター1体を召喚できる。
③:1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
自分フィールドのもう1度召喚された状態のデュアルモンスター1体を相手エンドフェイズまで除外し、対象のカードを破壊する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「化合電界」1枚を手札に加える。
●デッキから「完全燃焼」1枚と「化合獣」モンスター1体を手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、もう1度召喚された状態のデュアルモンスターを含む自分フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。ターン終了時まで、対象のモンスター1体の攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分もう1体の攻撃力をアップする。
【化合獣】の要となる二種の魔法カードです。
《化合電界》は「リリースが不要になる」「召喚権が増える」「除去効果」という、【化合獣】必要な要素がめちゃくちゃ詰め込まれており、このカードの存在によってこのテーマは成り立っているといっても過言ではありません。
《二量合成》も4枚目以降の《化合電界》となるため、この2種は3積み必須です。
また、被った場合でも 《二量合成》 は後述の《完全燃焼》になることができます。
【通常罠】
「完全燃焼」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの表側表示の「化合獣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「化合獣」モンスター2体を特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
②:相手モンスターの直接攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外し、除外されている自分のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはもう1度召喚された状態として扱う。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
レベル制限や効果無効などの制約が全くないので、レベル8モンスターを2体並べてランク8エクシーズをそのまま出すなど、非常に強力な展開が行える1枚です。
コストは必要なものの、《二量合成》を引いていれば【化合獣】モンスターと《完全燃焼》をセットでサーチできるので、1枚で準備が整うようになりました。
墓地効果も強力で、ライフを守りつつ墓地を肥やす事に繋がります。
【化合獣】エクシーズモンスター
最後に、展開した先の終着点となるエースモンスターを紹介していきます!
更なる展開・耐性・除去と多くの役割を持つ、非常に重要なモンスターです!
【 エクシーズモンスター 】
星8 / 炎属性 / 獣戦士族 / 攻3000 / 守3000
レベル8デュアルモンスター×2
①:このカードがX召喚に成功した時、自分の墓地のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
②:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は自分フィールドのデュアルモンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
③:デュアルモンスターが召喚に成功した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手は自身の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送らなければならない。
レベル8デュアルモンスター×2という非常に重い素材指定がありますが、エクシーズ召喚成功時に蘇生を行えるのでさらに次のエクシーズ素材を生み出す事が出来、同名ターン1が無いので並べば並ぶほど召喚時の除去効果を使う事が出来る、高いハードルに見合った非常に高いリターンを持つエースカードです。
《トライワイトゾーン》によって展開し、《化合獣オキシン・オックス》の効果によってレベル8にすることで大量に並べるのが良いでしょう。
【化合獣】デッキと相性が良いカード
《トライワイトゾーン》
デュアルモンスターは墓地では通常モンスターとして扱われるため、レベル2デュアルモンスターが存在する【化合獣】では、3枚分のモンスターを蘇生できる最強の蘇生カードとして扱う事が出来ます。
《化合獣カーボン・クラブ》による墓地肥やしなどを絡めて高速で3枚墓地に並べる事が出来ます。
【化合獣】デッキの魅力
豊富なデュアル・バニラサポート
《デュアル・アブレーション》や《化合電界》をはじめとしたデュアルサポートや、《トライワイトゾーン》などの通常モンスターサポートの存在によって、【化合獣】モンスターは非常に展開力に秀でています。
これを活かしてエクシーズ召喚で戦ったり、除去から一気にワンキルを狙ったりする事が出来ます。
継続的な除去
《化合電界》はモンスターの除外を要求するものの、相手のエンドフェイズには帰ってくる都合上実質的にノーコストで除去を撃ち続ける事が出来、これによって長期戦でのボードアドバンテージにおいて非常に有利なデッキです。
③:1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
《化合電界》の③の効果
自分フィールドのもう1度召喚された状態のデュアルモンスター1体を相手エンドフェイズまで除外し、対象のカードを破壊する。
【化合獣】デッキの回し方〜概要〜
序盤:中盤からの動きのためにリソースを増やす
《二量合成》もしくは素引きによって《完全燃焼》を次のターンに打てるように構えます。《化合電界》などによって1ターン目から2度召喚出来る場合は《化合獣カーボン・クラブ》を出してサーチを行うなどしてリソースを増やしておきます。
中盤:罠カードと《化合電界》で相手の動きを阻害
メインギミックでリソースを増やしつつ、相手の動きは罠カードなどで妨害していきます。
この際、【バージェストマ】が絡む場合は《バージェストマ・オパビニア》からの《バージェストマ・カンブロラスター》を狙っていきます。
終盤:《超化合獣メタン・ハイド》により一気に展開
肥えた墓地を利用して《トライワイトゾーン》や《化合獣ハイドロン・ホーク》から《超化合獣メタン・ハイド》のエクシーズを狙いにいき、そのまま展開→次の《超化合獣メタン・ハイド》をエクシーズ召喚 という流れから大量除去・ワンショットキルを狙います。
【化合獣】デッキの回し方〜展開例〜
【使用カード】
- 《二量合成》
- 《化合電界》
【結果】
- 《超化合獣メタン・ハイド》
- 《超化合獣メタン・ハイド》
- 《進化合獣ダイオーキシン》
- +5枚分の除去
【手順】
- 《二量合成》 を発動し、《化合獣カーボン・クラブ》と《完全燃焼》を手札に加える
- 《化合電界》を発動し、《化合獣カーボン・クラブ》を召喚
- 《化合電界》の効果で追加の召喚権を使って《化合獣カーボン・クラブ》をもう一度召喚
- 《化合獣カーボン・クラブ》の効果で《化合獣オキシン・オックス》を落とし《進化合獣ヒュードラゴン》をサーチ
- 《完全燃焼》をセットしてターンエンド
- 相手ターンに《完全燃焼》を発動し、《進化合獣ヒュードラゴン》と《進化合獣ダイオーキシン》を特殊召喚
- 返しのターンに《進化合獣ヒュードラゴン》と《進化合獣ダイオーキシン》で《超化合獣メタン・ハイド》をエクシーズ召喚
- 《超化合獣メタン・ハイド》効果で《化合獣オキシン・オックス》を蘇生
- 《化合獣オキシン・オックス》をもう一度召喚
- 《超化合獣メタン・ハイド》の効果で素材を1つ外し除去を行う
- 《化合獣オキシン・オックス》の効果で《進化合獣ヒュードラゴン》を特殊召喚し、レベルを8に
- 《超化合獣メタン・ハイド》をエクシーズ召喚し、効果で《進化合獣ダイオーキシン》を蘇生
- 《化合電界》の効果で《進化合獣ダイオーキシン》をもう一度召喚し、《超化合獣メタン・ハイド》2体の効果で除去を行う
- 《進化合獣ダイオーキシン》の効果で除去を行う
- 《化合電界》によって《進化合獣ダイオーキシン》を除外して除去を行う
- バトルフェイズに入った後、《超化合獣メタン・ハイド》を素材に《天霆號アーゼウス》をエクシーズ召喚
【盤面の解説】
《完全燃焼》によってレベル8モンスターを2種類並べ、返しのターンでランク8エクシーズから動いて大量展開と除去を行います。
レベル8【化合獣】は攻撃力2800の《進化合獣ダイオーキシン》と守備力2800の《進化合獣ヒュードラゴン》、それぞれが高いステータスを持っているので生き残りやすく、罠を大量に積むことで相手ターンをしのぐ事に特化したこの構築なら生き残ったままターンを回しやすいので、上記のルートから勝ち筋に入りやすいです。
【化合獣】デッキをカスタムするおすすめカード
《鬼ガエル》
【 効果モンスター 】
星2 / 水属性 / 水族 / 攻1000 / 守500
①:このカードは手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、レベル2以下の水族・水属性モンスター1体を選んで墓地へ送る。
③:1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「鬼ガエル」以外の「ガエル」モンスター1体を召喚できる。
【化合獣】にはレベル2水族である《化合獣カーボン・クラブ》が存在し、手札コストになれる《進化合獣ヒュードラゴン》も存在するため、《鬼ガエル》をはじめとした【ガエル】ギミックによって《餅カエル》を立てやすくするというギミックとも非常に相性が良いです。
【化合獣】デッキのカーナベルおすすめ対戦動画
おわりに
今回は最上級デュアルテーマ【化合獣】について紹介していきました!
モンスター単体のスペックやサポートカードは元々非常に強力だったので、それを活かせる形での強化が来た事によって、単に新規カードが強いだけでなく既存のカードの評価も見直される形になったのが非常に嬉しいですね。
《超化合獣メタン・ハイド》からの大量展開は一度キメると癖になる非常に気持ちのいい動きなので、皆さんも是非組んでみてください!それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!