はじめに
こんにちは。あーくんです。
殿堂発表~~~!!
今回はこの4枚が殿堂入りしました




《困惑の影トラブル・アルケミスト》以外は妥当オブ妥当。それはそうというラインナップですね。《困惑の影トラブル・アルケミスト》に関しても、殿堂後の《闇王ゼーロ》の器具だと考えると納得がいきますね。
また解除はこちら。

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
《理想と平和の決断》が許されているのでということなんでしょうか。ますます【光水ヘブンズ・ゲート】が強くなりますね。
ですがこれらの施行日は3月10日。それまでは、皆さん慣れ親しんだ愛機たちとのお別れの時間です。
今回は備忘録的に、2月強かったデッキたちを記すのがメインとなります。
それでは改めて、オリジナル環境解説、25年1月編、スタートです!
2025年02月の環境はこちら!
目次
「最強」の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
大会環境の母数は日々によって変わるため、デッキごとの相性や強度をベースに考えを記載していきます。
Tier1
【デイガファイアー・バード】Tier1


【アナカラーマルル】の躍進により。再び最強の座を取り戻しました。
デッキパワー1位。入賞率1位。2024年を代表する、誰もが認める最強デッキです。
テンプレは殆ど変わりませんでいしたが、《凰翔竜機マーチ・ルピア》の2枚採用が増えているのが特徴的。
今回の殿堂入りの影響もあり、《雷炎翔鎧バルピアレスク》が飛んだことにより、今後は環境に残るかは怪しいですが、まさしく有終の美といえるゴールを迎えました。
《ハッター・ルピア》 によるメタと展開、《アリスの突撃インタビュー》による高速展開とメタ除去。《雷炎翔鎧バルピアレスク》の切り返しと詰め性能。

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 超化獣 / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■相手のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バード・メクレイド5する。

【 呪文 】
種族 ファイアー・バードの集い / 文明 光/闇/火 / コスト4
■S・トリガー
■自分の手札を1枚捨てる。その後、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように相手のクリーチャーを2体まで選び、破壊する。捨てた手札がファイアー・バードなら、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・ワイバーン / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、バトル中破壊されない。
■このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バードを1枚、自分の手札から出してもよい。
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のファイアー・バードを5つ破壊してもよい。そうしたら、このターンの後に自分のターンを追加する。
これらの英傑が築いた一時代が2024年であったことをしっかり記録しておきましょう。
【ガレックマーシャル】Tier1


合掌。

【 進化クリーチャー 】
種族 スプラッシュ・クイーン / 文明 水 / パワー5000 / コスト3
進化-自分のスプラッシュ・クイーン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を3枚まで裏向きにしてシールドに加え、その後、同じ枚数のシールドを自分の手札に戻す。
やはりというかなんというか、もうこの後のデュエル・マスターズではラインを超えていると判断されたカード。そしてデッキでありました。
構築もループ方法も途中からは最適化され、ゲーム体験的にもデッキの強さ的にも最悪クラスのデッキであったことは間違いないでしょう。
ところでこのデッキの一番悪いところは《逆転の影ガレック》だったと思うのですが、それはまあ、逆転こそがカードゲームということで……。

【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
【水闇COMPLEX】Tier1


【ファイア・バード】が勝つとき、このデッキもまた勝ちます。
メタビートとハンデスコントロールの間の子である【水闇COMPLEX】は、ここに来て入賞率がぐっと増加。2月だけで言えば2位争いをできるほどに立ち位置が向上していました。

【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / 文明 闇 / パワー25000 / コスト1
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。
《DARK MATERIAL COMPLEX》の圧倒性と拡張性の高さから環境に残り続け、今後も環境に残るであろうことから、まだまだ長い付き合いになるデッキだと思われます。
……と、思っていましたが、ここに来て《DARK MATERIAL COMPLEX》が殿堂!!
完全にコンセプトが崩壊することで、今後は解体となることでしょう。
このデッキの活躍もまた、2024年を代表する英雄譚であったと言えるでしょう。
【アナカラーマルル】Tier1


先月の躍進から一息つき、メタゲームを制する四強の一角に収まりました。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の制圧力もさることながら、現環境で最も強い要素は《修羅の死神フミシュナ / 「この先は修羅の道ぞ」》と《絶望と反魂と滅殺の決断》でしょう。

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 水/闇 / パワー4000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■各ターンに1度、相手が自身の手札を1枚捨てた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「この先は修羅の道ぞ」
文明:水文明
コスト:5マナ
■S・トリガー
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを1枚引く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト5
■この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
→コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
速度偏重となった環境内で立ち位置が良かった最大の理由はハンデスとリソース管理にあり、それを裏打ちするように採用枚数が増えていきました。
また、このデッキは殿堂発表の影響もなく、今後の環境の中心になることは間違い無いと見られます。
Tier2
【光水ヘブンズ・ゲート】Tier2


【水闇COMPLEX】の活躍と、【アナカラーマルル】の大型ハンデス減少があり、このデッキも環境に舞い戻ってきました。
目新しい採用カードはありませんが、《ヘブンズ・ゲート》からの展開をまともに受け止められるデッキは存在せず、重量系デッキの格を保ち続けています。

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。
正直《ヘブンズ・ゲート》は閾値超えのカードであり、このタイミングを避けれただけでいつ殿堂してもおかしくないパワーカード。 このデッキが次の環境でも使えるということを前提に置き、殿堂発表まで付き合っていくのもいいでしょう。
【水自然ジャイアント】Tier2


密かに研究され続けた、地上戦最強デッキ。それが【水自然ジャイアント】です。
デッキの主軸はマナ加速とリソース補強、そしてメタクリーチャーでの遅延と、マッハファイター×革命チェンジの制圧力。全ての要素がデュエル・マスターズにおける強行動となっています。
特に強いのが《爆翠月 アカネ》と《超重竜 ゴルファンタジスタ》の組み合わせ。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 水/自然 / パワー12000 / コスト7
■革命チェンジ:コスト5以上のジャイアント
■T・ブレイカー
■自分のジャイアントはブロックされない。
■このクリーチャーが出た時、コスト6以下のジャイアント・クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
■終極宣言:自分のターンのはじめに、自分の手札と同じ枚数のカードを引いてもよい。その後、自分のマナゾーンにあるカードと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンに置いてもよい。(「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)
これらによる高速の展開と、そもそも非常に強いリソース基盤が合わさり、自分より弱いデッキに対して一生マウントを取り続けることができます。
そして、不利対面は【ファイア・バード】と【ガレックマーシャル】。新殿堂後の世界で、このデッキの通りが良いことは想像に難くありません。
現環境でも十分強力なデッキなので、これを機に参戦してみるのはオススメです!
Tier3
【ラッカゴスペル】Tier3


【アナカラーマルル】と【水闇COMPLEX】が活躍したことにより、爆リソースコンボデッキである【ラッカゴスペル】が少しずつ環境に帰ってきました。

【 クリーチャー 】
種族 オラクル・セレス / キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 光/水 / パワー11000 / コスト9
■自分の墓地の呪文1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、呪文を好きな数、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
構築に大きな変化はありません。《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》と《エンドレス・フローズン・カーニバル》が少し増えているのがトレンドといえばトレンドです。

【 呪文 】
文明 光/水/自然 / コスト15
■コストを支払うかわりに、自分の手札からスノーフェアリーを5体捨て、この呪文を唱えてもよい。
■バトルゾーンにある相手の、クリーチャーではない表向きのカードすべてと、相手のシールドゾーンにある表向きのカードをすべて、持ち主の墓地に置く。
■相手のクリーチャーすべてと、相手のマナゾーンにあるカードをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
このデッキも【ファイア・バード】を苦手としていたデッキなので、新環境で更に活躍することが予想されます。
環境のまとめと今後の展望
妥当と言える殿堂発表。今回の英傑たちは流石に過去を見ても最強クラスのデッキたちでした。
来月は全く新しい環境が展開されます。【ファイア・バードリペア】は可能なのか?【ガレックマーシャル】はもう一度歌うのか?
【アナカラーマルル】の構築の変遷は?
そして、にじさんじパックの環境進出は?まだまだ目白押しなデュエル・マスターズ。来月も楽しみですね。
おわりに
というわけで、2月のオリジナル環境について解説いたしました。
使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?
この記事が皆さんのオリジナル環境に対する理解への一助となれば幸いです。
それでは次回、3月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!