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殿堂発表は突然に。:2019年6月19日
この二日間、デュエマ界は騒然となった。
きっかけは、このコロコロ公式ツイートである。
生放送による殿堂発表。それはデュエマ界初の出来事であり、6月末にあるワールドホビーフェアでの発表だろうと思っていた人々からしたら衝撃的なことであった。しかも日付は翌日。このツイートをきっかけに、様々な殿堂予想が飛び交った。以下、その殿堂予想の一つである。
殿堂発表当日、その生放送中のデッドマンとイマムー軍曹の和気あいあい感が個人的にほのぼのアニメみたいで好きです。:2019年6月20日
タイトル長くない?なろう系小説か?
この殿堂発表によって新たに5つのカードが殿堂入り・プレミアム殿堂入りした。以下、その5つのカードの個人的考察である。
・《ヒラメキ・プログラム》(プレミアム殿堂)
自分のサイキックではないクリーチャーを破壊し、コストが大きくなったクリーチャーを山札から呼び出す。このカードは「ヒラメキウォズレック」というデッキタイプのキーカードで、いったん起動すれば《ミラクル1 ドレミ24》が《超竜バジュラズテラ》まで進化し相手のマナを焼き尽くすという驚異の呪文と化する。しかも最速3ターン。このカードはもともと殿堂入りしていたカードなのだがこの度めでたく秘湯「プレミアム殿堂」へのご招待となった。
個人的にはかなり早い対処であったと思っている。後述するカードのように使われ始めた時期がやや最近だったのでもう少し後になるかと思っていた。
《ヴォルグ・サンダー》(プレミアム殿堂)
サイキッククリーチャーという場に出しやすいクリーチャーでありつつ、登場時能力で山札からクリーチャーが2体めくれるまで墓地に置く強力な山札破壊能力を持つ。オレガオーラが出る当初から「オレガオーラデッキ殺し」としてささやかれ続けた彼もめでたく秘湯ツアー参加者となった。相方連れてってやれよ。
個人的な評価をすると、オレガオーラ殺しというよりも今後のオレガオーラデッキにおいて墓地肥やしがうまくいきすぎるとそれはそれでまずいことになるのではという見方をしている。どちらにせよ、プレミアム殿堂行きは免れない運命だったのかも。
《セイレーン・コンチェルト》(殿堂)
たった1マナでありながら、マナ回収とマナ起こしを同時にこなす器用なカード。またこれにより実質0マナで呪文の数を稼ぐことができるということで「青単ムートピア」の中核を担うカードとして1つ前の殿堂発表以前から活躍していた。ただこのカードが使われ始めた時期が時期であったため殿堂をすり抜けた印象を持っていた人も多いはず。
個人的にはかなり使い手の技量が問われるカードな印象が強い。ただその強さは破格だったと思う。青単ムートピアには何度もCSで泣かされたことも多い。
《ガヨウ神》(殿堂)
スペシャルズ初の殿堂入りカードとなったカード。
その能力は水文明も真っ青なドロー能力であり、さらに手札を捨てる能力を活用することで《ジョット・ガン・ジョラゴン》の能力を上乗せできる。「ジョラゴンループ」のキーカードとキーカード回収を一手に引き受ける姿はまさに神。
個人的にはこのカードの殿堂によってヘルコプ太の評価がどう変わってくるかが気になるところ。また、ループが完全に断たれたとは言えないのもどう変わってくるのか。リペアはあるのか?今後に期待したい。
《“轟轟轟”ブランド》(殿堂)
マスターカード初の殿堂入り。今回初が多いな。
その能力は手札が自分自身のみであればコストを支払わずに召喚でき、さらに1枚ドローしつつ手札を捨てることで除去もできる。文章で簡潔に書いたけど何だこれぶっ壊れカードか?そりゃあ殿堂入りするわ。このカードの登場によりデュエマの環境は「手札はアドバンテージ!!」から「手札は捨てるもの!!」になっていったほどである。それほどまでにこのカードの存在は大きかったのである。情報が出たときの評価の散々さとはなんだったのか。
個人的な評価としては、殿堂入りするとは思っていたが秋ごろだと思っていた面もあったので衝撃的だった。2018年6月23日(パック発売日)からの殿堂入りなので、歴代でもかなりの速さで殿堂入りしたのではないだろうか。
今後どうなっていくんだろう:2019年6月21日以降
この5枚の殿堂は大きいものだと思う。デッキが解体寸前まで追い込まれた者もいるだろう。
ただ、ここからいろいろなデッキが作られていくことも含めて今の時期が一番面白い時期であると思っている。破壊から創造が生まれるとはよく言ったものだ。これからの大会優勝デッキでどんなものが出てくるのか、今から楽しみでならない。