こんばんは、うまるです。
今回はある二体のドラゴンについてのお話です。
目次
《無双竜機 ボルバルザーク》
みなさんは《無双竜機 ボルバルザーク》というカードをご存知でしょうか?
悪名高いプレミアム殿堂カードです。
大昔のカードですがご存知の方は多いと思います。
《無双竜機 ボルバルザーク》
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
一度出してしまえば良くも悪くも相手にターンを返すことのない最強のドラゴンです。
そんな彼と出会ったのは、ある日のYouTube
ささぼーさんの動画を見ていた時のことでした。
【ウェーブストライカー】VS【除去ボルバル】
【除去ボルバル】のシールドと盤面はゼロ
【ウェーブストライカー】のシールドは5枚、クリーチャーが6体
【ウェーブストライカー】圧倒的有利の状況
そんな状況で【除去ボルバル】は、《無双竜機 ボルバルザーク》、《シビレアシダケ》を召喚
《無双竜機 ボルバルザーク》で2点、STで《バースト・ショット》《シビレアシダケ》が破壊される。
エクストラターン、《コーライル》、《紅神龍ジャガルザー》を召喚
《無双竜機 ボルバルザーク》で2点、ST無し《紅神龍ジャガルザー》ターボラッシュ発動、全体SA化
《コーライル》で最後のシールドをブレイク、ST無し
《紅神龍ジャガルザー》でダイレクトアタック、勝ち
ぼく「この時代のカードで1ショット決めれるのか、、、」
《無双竜機 ボルバルザーク》の強さを見た瞬間でした。
しかし、冷静になってみるとあることに気づいてしまったのです。
ぼく「今のワンショットって手札3,4枚と計18マナくらい使ったけど、"アイツ"は1枚でダイレクト行けるよな・・・」
《超戦龍覇 モルトNEXT》
現代デュエルマスターズに関わる人なら誰でも知っているでしょう。
超人気とそれに見合った強さを持つ最強のドラゴン、《超戦龍覇 モルトNEXT》
《超戦龍覇 モルトNEXT》
■W・ブレイカー
■マナ武装 5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
《闘将銀河城 ハートバーン》
■バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のドラゴンがアンタップされた時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
《超戦覇龍 ガイNEXT》
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
■T・ブレイカー
■龍回避:このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
《爆銀王剣 バトガイ刃斗》
■これを装備したクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それが進化ではないドラゴンなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中に自分のドラゴンがバトルゾーンに出た時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
《爆熱王DX バトガイ銀河》
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■相手のドラゴンではないクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。
最近は《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の登場で霞んでいますが、《闘将銀河城 ハートバーン》とのコンボ『NEXTハートバーン』は健在です。
『NEXTハートバーン』
《超戦龍覇 モルトNEXT》を召喚マナ武装5で《闘将銀河城 ハートバーン》をバトルゾーンへ。
SAとなった《超戦龍覇 モルトNEXT》で2点龍マナ武装5でアンタップドラゴンがアンタップされたことで《闘将銀河城 ハートバーン》が龍解、《超戦覇龍 ガイNEXT》へ
SAの《超戦覇龍 ガイNEXT》で3点《超戦龍覇 モルトNEXT》でダイレクトアタック、勝ち
1枚から7打点生み出す最強のデザイナーズコンボです。
ぼく「《超戦龍覇 モルトNEXT》なら手札1枚でワンショットだし《無双竜機 ボルバルザーク》より強いのでは???」
もう一人のぼく「いや、そんなわけないやろ、《無双竜機 ボルバルザーク》プレ殿やぞ」
超戦龍覇VS無双竜機
ついに雌雄を決する時が来た。
最強のドラゴンはどっちだ!
デッキではなくカード単体で評価していきます。
コスト
どっちも7コスト
《無双竜機 ボルバルザーク》は多色ではあるが、《スクランブル・チェンジ》の5軽減を受けられる2色クリーチャーなので安心
文明
《超戦龍覇 モルトNEXT》は火単色
《無双竜機 ボルバルザーク》は火と自然の多色
当たり前だが、多色カードはマナゾーンにタップして置かれてしまう。
そういった意味では単色の《超戦龍覇 モルトNEXT》に軍配が上がりそうだが、
マナブースト系のカードを使うために入れておきたい自然文明の枚数を確保することにもなる。
どっちもどっち。
パワー
《超戦龍覇 モルトNEXT》はパワー9000あるが、《無双竜機 ボルバルザーク》はパワー6000しかない。
6000ラインは《威牙の幻ハンゾウ》に溶かされてしまうほどの貧弱なラインであり擁護のしようが無いと思いきや、
《ドンジャングルS7》
■マッハファイター■W・ブレイカ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
ガチか。
ただ実際は、
- 《無双竜機 ボルバルザーク》が緑を持っているせいで《神秘の宝箱》が使えない
- 盤面0からではワンショット打点すら作れない
- エクストラターンで《終末の時計 ザ・クロック》を出すことで敗北を回避しようとすると《ドンジャングルS7》がアンタップ状態で棒立ちになる。
と、そこまで相性はよくないかもしれない。
パワーではさすがに《超戦龍覇 モルトNEXT》に軍配が上がるか。
種族
《超戦龍覇 モルトNEXT》は、
- ガイアール・コマンド・ドラゴン
- ヒューマノイド爆
- ドラグナー
とモリモリなのに対して、
《無双竜機 ボルバルザーク》は、
- アーマード・ドラゴン
- アース・ドラゴン
と少し控えめ。
特にコマンドを持っていないのは大きく、《禁断~封印されしX~》や《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》との相性が悪い。
コマンドではないドラゴンであることを生かせる方法としては、『アーマード・ドラゴン』や『アース・ドラゴン』を指定する進化クリーチャーの進化元になれることがあるが、、、
さすがに、《超戦龍覇 モルトNEXT》の勝ち
効果【メリット】
《超戦龍覇 モルトNEXT》
- ドラグハートによる豊富な選択肢
- 1枚で7打点
- 連ドラムーブ
- P12,000でバトルetc
《無双竜機 ボルバルザーク》
-
エクストラターン
- ターンのはじめのドロー
- マナのアンタップ
- カードのプレイ
- 全クリーチャーが実質二回攻撃
- オマケ程度だが除去付き
- 構築に縛りが無い
- 6000のクリーチャーを採用しづらい程度
実は全くベクトルの異なる効果のため比較できず。
効果【デメリット】
《超戦龍覇 モルトNEXT》
-
構築の縛りがトップレベルにキツい
- 龍マナ武装のために火文明ドラゴン中心
《無双竜機 ボルバルザーク》
-
勝てば勝ちだが、勝てなければ負け
- 確実に決着がついてしまうということ。
どちらもデメリットを持つが、現代ではそこまで重いデメリットではない、かも?
最終結果
なんと《無双竜機 ボルバルザーク》が明確に勝っている点はなく、むしろ《超戦龍覇 モルトNEXT》の圧勝という結果になってしまいました。
しかしよく考えてみてください。
《無双竜機 ボルバルザーク》初出2004年《超戦龍覇 モルトNEXT》初出2015年
登場時期が10年以上離れているのです。
これは当然の結果なのかもしれません。
《超戦龍覇 モルトNEXT》は《無双竜機 ボルバルザーク》より強い
これが私の結論です。
なぜプレミアム殿堂なのか?
《無双竜機 ボルバルザーク》は《超戦龍覇 モルトNEXT》より弱い。
ですが、
《無双竜機 ボルバルザーク》はプレミアム殿堂なのに対し、
《超戦龍覇 モルトNEXT》はぬるい足湯に片足を突っ込んだ程度です。
この理由について考察していきたいと思います。
考察①
《無双竜機 ボルバルザーク》の効果【デメリット】である、
■~~~そのターンの終わりに、
自分はゲームに負ける。
このテキストは、《無双竜機 ボルバルザーク》を出したプレイヤーが
- 殴りきって勝利
- デメリット効果で強制敗北
のどちらかが必ず発生することを示しています。
《無双竜機 ボルバルザーク》を出した時点でそのゲームは最終ターンが確定し、二度と相手にターンが渡ることはありません。
デュエルマスターズは相手ターンに動く手段の少ないTCGです。
二度とターンの返ってこないソリティアを眺めていた結果、たとえ勝利したとしても達成感や爽快感は感じられず、もやもやしたままゲームを終えることになるでしょう。
そんなカードが健全なカードといえるでしょうか?
考察②
それは、
実は強くないのは分かってるんだけど
解除するタイミングを見失ってる説
です。
開発側では殿堂解除していいレベルと判断されているが、あれだけヘイトを集めた(らしい)カードを解除するのはダメかな~いいかな~といったところ。
デュエルマスターズ20周年などの記念の年に特大の爆弾殿堂解除発表があるかもしれません。
何かに気づいてしまったぼく
どっちのドラゴンもつええなぁ、、、せや!
《爆銀王剣 バトガイ刃斗》から《無双竜機 ボルバルザーク》出してぇなぁ!
最終決戦 超戦龍覇VS無双竜機
過去と現在、決して交わることのなかったドラゴン達が出会う時、時空最強のデッキが誕生する!
時空最強!【赤緑ボルネク】
【赤緑モルトNEXT】に《無双竜機 ボルバルザーク》をin。
通常の【赤緑モルトNEXT】に、
- in《無双竜機 ボルバルザーク》
- out《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》
- out《ボルシャック・ドギラゴン》
- in《龍の極限 ドギラゴールデン》
- in《不敗のダイハード・リュウセイ》
- in《伝説のレジェンド・ドギラゴン》
《無双竜機 ボルバルザーク》+もう一枚のどの組み合わせでも強力なシナジーを発揮できる構築となっています。
①元祖!《無双竜機 ボルバルザーク》ムーブ
《無双竜機 ミツルギブースト》や《爆裂遺跡 シシオー・カイザー》など、どんなクリーチャーでも盤面に1体でもいれば《無双竜機 ボルバルザーク》でジャスキルができる、スゴイ!
《メガ・マナロック・ドラゴン》+《無双竜機 ボルバルザーク》はスゴすぎる。。。
②準新作!革命チェンジ!ムーブ
盤面にクリーチャーが0でも、T・ブレイカーの革命チェンジと組み合わせることでジャスキルに!
盤面ゼロ、
《無双竜機 ボルバルザーク》召喚
攻撃時《龍の極限 ドギラゴールデン》に革命チェンジ3点エクストラターン
再び《無双竜機 ボルバルザーク》召喚、そのまま2点
《龍の極限 ドギラゴールデン》でダイレクトアタック。
なんとこのムーブ、エクストラターン中に《無双竜機 ボルバルザーク》を再び召喚しているため、最後の2点で《終末の時計 ザ・クロック》を踏んづけても第二のエクストラターンがある、スゴイ!
《蒼き団長 ドギラゴン剣》ならジャスキル以上の超過打点も組めるしスゴすぎる。。。
③負けるけど負けない!
《伝説のレジェンド・ドギラゴン》や《不敗のダイハード・リュウセイ》なら強制敗北すらも乗り越えられてしまう、スゴイ!
④圧倒的打点!《超戦龍覇 モルトNEXT》!
《超戦龍覇 モルトNEXT》で《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を装備攻撃時、デッキトップチェック!《無双竜機 ボルバルザーク》!スゴイ!
(実はこの時点で既に超過打点が9点あります)
《爆熱王DX バトガイ銀河》に龍解《超戦龍覇 モルトNEXT》で2点
《爆熱王DX バトガイ銀河》で3点
《無双竜機 ボルバルザーク》でダイレクトアタック
まだエクストラターンがまるごと残っているため最低でも、
- 《超戦龍覇 モルトNEXT》2点×2
- 《爆熱王DX バトガイ銀河》3点
- 《無双竜機 ボルバルザーク》2点
の計9打点残っている計算に。。。
さらに《爆熱王DX バトガイ銀河》からの展開や革命チェンジが絡めば圧倒的打点に!スゴすぎる!
【赤緑ボルネク】総評
殿堂ゼロ用のデッキではありません。
【もし今《無双竜機 ボルバルザーク》が使えるなら】構築です。
デッキを構築していて《無双竜機 ボルバルザーク》は相性のいいカードが非常に多く、相性の悪いカードは滅多に無いことに気づきました。
これも強さの秘密かもしれませんね。
~終戦~
《超戦龍覇 モルトNEXT》が単体での出力を極限まで高めたカードであることに対し、
《無双竜機 ボルバルザーク》はあらゆるカードの出力を倍にする超パワーカードです。
故に時代が《無双竜機 ボルバルザーク》に追いつくことはなく、これからも彼は私たちの遥か先に君臨し続けるでしょう。
以上、『超戦龍覇VS無双竜機』でした!
GOODやコメントで反応をもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。