はじめに
こんにちは。ユーリです。
最近はCSなどが開催中止になり、競技的にデュエルマスターズを楽しむことが難しくなってしまいました。
しかし、某ネットサイトやリモートデュエマのおかげで家にいる間もデュエルマスターズをプレイすることができるためなんとか環境を追うことができて助かっています。
さて今回は、6月に発売される最新弾、「十王篇第2弾 爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!」のキングマスターレア、《爆龍皇 ダイナボルト》《キング・マニフェスト》《正義帝》の3枚の魅力をご紹介します。
《爆龍皇 ダイナボルト》
【 クリーチャー 】
【種族】 ダイナマイト・ドラゴン/チームボンバー
【文明】 光/火
【パワー】9500
【コスト】7
■ スピードアタッカー
■ W・ブレイカー
■ <W・マジボンバー>6(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を見る。コスト6以下のクリーチャーを2体まで、その山札の2枚または自分の手札から選び、バトルゾーンに出す。見た山札の残りを好きな順序で山札の一番上に戻す)
スピードアタッカーとWブレイカー、そしてW・マジボンバー6と効果は3つしかなく見た目はシンプルです。が、その効果は非常に強力です。
特にW・マジボンバーは今までにない強力な効果となっています。
魅力1 クリーチャーを2体出せる
実は《爆龍皇 ダイナボルト》とかなり似たカードが今までにもありました。
《龍覇 イメン=ブーゴ》や《神聖麒 シューゲイザー》、《DOOOPPLER・マクーレ》などです。
しかし、このどれもが1回の攻撃で1体しかクリーチャーを出せませんでした。
連続攻撃をしようとするのなら《逆転王女プリン》などのアンタップ効果持ちクリーチャー、シールドトリガーを防ぐなら《単騎連射 マグナム》などのトリガーメタクリーチャーと、どちらかしか出せなかったので、シールドトリガーを防ぎながら連続攻撃はできなかったのです。
しかし、《爆龍皇 ダイナボルト》は違います。アタック時に2体クリーチャーを出せるため、アンタップ効果持ちのクリーチャーとメタクリーチャーを同時に出すことができるのです。
さらにスピードアタッカーですぐ攻撃可能、W・マジボンバーも山上から出せば手札消費なしとまさに「出したら勝ち」のクリーチャーになっています。
魅力2 種族がドラゴン
ダイナマイト・ドラゴンとチームボンバーの2つの種族を持っていますが、重要なのはダイナマイト・ドラゴン。
そう、ドラゴンなんです。
デュエルマスターズにおいての種族ドラゴンというのは非常に強力で、《メンデルスゾーン》や《スクランブル・チェンジ》のように強力なサポートカードが数多くあります。
特に《爆龍皇 ダイナボルト》は光文明のドラゴンであるため《ドラゴンズ・サイン》での踏み倒しが可能です。
デッキ構築について
《爆龍皇 ダイナボルト》での連続攻撃をメインの勝ち筋にする場合は、《奇天烈 シャッフ》や《単騎連射 マグナム》などのトリガーメタと《カダブランプー》のようなアンタップ効果持ちのクリーチャーを合わせた火光水の3色のビートダウンデッキが良さそうです。
ドラゴンであることを活かすなら《メンデルスゾーン》を採用して《聖霊龍王 アルカディアスD》や《ボルシャック・NEX》と合わせるのがおすすめです。
《キング・マニフェスト》
【クリーチャー】
【種族】トリックス/チームウェイブ
【文明】水/自然
【コスト】7
【パワー】11000
■バズレンダ3(無色)(この呪文のコストを支払う時、追加で3(無色)を好きな回数支払ってもよい。そうしたら、そのbr能力を1回と、追加で3(無色)支払った回数、使う)
br:自分の山札をシャッフルし、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーなら、コストを支払わずに召喚してもよい。呪文なら、コストを支払わずに唱えてもよい。
■マッハファイター
■ W・ブレイカー
山札からランダムにクリーチャーか呪文をプレイする効果、まさにクリーチャー版の《ホーガン・ブラスター》と言える能力を持っています。
しかし、《キング・マニフェスト》には《ホーガン・ブラスター》にはない魅力があります。
魅力1 召喚する
《ホーガン・ブラスター》はクリーチャーなら(進化クリーチャーや特別な縛りがない限り)何でも場に出すことができます。
そう、場に出すことはできますが、召喚して場に出すことはできません。
しかし、《キング・マニフェスト》ならそれが可能です。
《キング・マニフェスト》はコストを支払わずに「召喚」することができるのです。
これにより、いままでは踏み倒しでの効果の使用が難しかったゼニスの効果を踏み倒しながら使用することが可能です。
魅力2 何回も使用できる
せっかく踏み倒すならば高コストのカードを踏み倒したいですよね。
しかし、どんなデッキでも序盤、中盤、終盤に使いたいカードは別れており、デッキを高コストのカードのみで構築することは難しいです。
そのため、《ホーガン・ブラスター》や《キング・マニフェスト》の効果で序盤に使う低コストのカードをめくり、払ったマナコストに見合わないカードしかプレイできない場合があります。しかし、《キング・マニフェスト》ならマナを増やせばそのリスクを小さくできます。
7マナなら1回だけですが、10マナなら2回、13マナなら3回とマナが増える毎にめくれる回数が増えます。
《ホーガン・ブラスター》系統のカードが抱え続けていた弱点、「めくれるカードが弱い」が改善されています。
デッキ構築について
《キング・マニフェスト》の効果を最大限に活かすため、ビッグマナ系統のデッキに採用するのがいいと思います。
特にゼニスなどの召喚でのみ効果が発動するフィニッシャーが採用されているデッキとは相性がいいです。
個人的に注目しているのは《天地命動 バラギアラ》との組み合わせです。
特に《天地命動 バラギアラ/輪廻暴氷》との相性がよく、序盤は《輪廻暴氷》で《キング・マニフェスト》を探し、終盤は《天地命動 バラギアラ》として《キング・マニフェスト》から出すことでマナをアンタップすることができるためさらなるフィニッシャーやコンボに繋げることができます。
《正義帝》
【クリーチャー】
【種族】メタリカ/チーム銀河
【文明】水/光
【コスト】8
【パワー】13000
■〔ギャラクシールド〕6(光・水)(このカードを使うコストの代わりに、6(光・水)を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■相手のターン中、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
シールドに置けば《星龍の記憶》、場に置けば《弾丸透魂スケルハンター》となるチーム銀河のキング。
他のギャラクシールドと混同して勘違いしがちですが、シールドトリガーを付与する能力はこのカードが「シールドゾーン」に置かれている間しか発動しません。
そのため、最初にブレイクされるとそれ以降は効果適用外になってしまうため基本的にシールドトリガーになるのはこのカードのみとなります。
魅力1 カッコいい
《正義帝》の読み方は「アイアム・ジャスティス・イフユーウォント」です。
メタリカは登場時から「正義」がテーマになっており、アニメデュエルマスターズともその背景はリンクしています。
切札ジョー編1期のキラの正義とは「自分本位の正義」、自分が正しいと思うことをひたすらに遂行することをキラの正義として描かれていたわけですが、《正義帝》はその名の読み方からも分かる通り成長したキラの正義、「他人のための正義」の象徴となるカードなのです。
カードの能力も自身がメインと言うよりかはサポート寄りの能力であり、「他人のための正義」をうまく表現しています。
このように「他人のための正義」を象徴するようなカッコよさがこの《正義帝》にはあります。
デッキ構築について
ここからはデッキ構築について解説していきますが、魅力で効果を解説しなかった時点でみなさんも薄々気がついているとは思いますが、このカードは十王編でのカードパワーがデフレしているカードの中でも飛び抜けて弱いです。
通常環境はもちろん、未だに高速チェインコンボやループが蔓延している2ブロックではあまりに活躍の目がないので、デッキ構築の話はリモートデュエマカップで採用されているレギュレーション、GR零龍禁止の2ブロック構築に絞って解説します。
やはり一番うまく《正義帝》を使えるのは青白ギャラクシールドだと考えています。
味方をアタック、ブロックされなくする効果を活かし、詰めのターンで場に出すことで有利な盤面をより盤石にすることが可能です。
序盤にはあまり欲しいカードではないので1~2枚の採用が無難でしょう。
おわりに
外出自粛の影響でTCGにとっては辛いことが多く、満足にデュエマを楽しむことができないのが現状です。
しかし、公式からもリモートデュエマカップなどのプレイヤーが楽しめる仕組みが用意されているので、自体が収束するまで今までと変わらず界隈を盛り上げていけたらと思います。
今回も記事を読んでいただきありがとうございました。
前回の記事はコチラ!⇒【新カードでデッキを組もう】デッキ構築の解説【ユーリ】