こんにちは!滋賀県ののんびりDMプレイヤーsinigamiです。今回は【ドロマーハンデス】について解説していきたいと思います。
目次
⏹️ドロマーハンデスとは?
ハンデスを基本戦術とするコントロールデッキの一種です。その歴史は古く、2015年8月1日開催のGP1thでは見事4位に輝きました。その後も、時代や環境に合わせて多くのプレイヤーが構築を工夫しながら愛用し、数々の大型大会で高い実績を多く残しました。
⏹️デッキレシピ
⏹️基本的な動かし方
⏺️序盤
手札補充とハンデスを繰り返し、アドバンテージの差をどんどん広げていきます。
⏺️中盤
サイキッククリーチャーがGRクリーチャーを展開しつつ、ランデス呪文や除去カードで相手の展開を妨害します。
⏺️フィニッシュ
《零龍》もしくは《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》を組み立てて、圧倒的火力によるダイレクトアタックを狙います。その際、しっかりランデスをしておけば反撃される心配はありません。もしくは《目的不明の作戦》や《龍素知新》を延々と使い回して、自分の山札切れを防ぎつつ、相手の山札切れを待つのもありだと思います。
⏹️採用カード解説
⏹️《学校男》、《堕魔 ドゥポイズ》
《破壊の儀》を達成するカード。墳墓除けで1枚ずつ採用しています。
⏹️《特攻人形ジェニー》《ブレイン・タッチ》
軽量ハンデスカード。《特攻人形ジェニー》は《激天下!シャチホコ・カイザー》と組み合わせれば《復活の儀》を簡単に達成でき、《ブレイン・タッチ》は同時に手札補充ができるので相手とのアドバンテージの差を確実に広げることができます。
⏹️《光牙忍ハヤブサマル》
長きにわたり多くの人々に愛される続けるシノビ。《超次元リバイヴ・ホール》で何度も回収して使い回しましょう。
⏹️《黙示護聖ファル・ピエロ》《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《目的不明の作戦》《龍素知新》
呪文を使い回すカード達。墳墓除けの為、各1枚ずつ採用しています。《黙示護聖ファル・ピエロ》のみ、光マナ確保のため例外で2枚採用しました。
⏹️《オリオティス・ジャッチ》
速攻対面に効き目がいい除去呪文。山札の下に送るので再利用されにくいのが特徴です。後半になればなるほど効き目が悪くなりますが、《英知と追撃の宝剣》や《天使と悪魔の墳墓》でランデスすれば効き目が回復します。自分の場にも影響するので注意しましょう。
⏹️《H・センボン》
盾を入れ替えるクリーチャー。盾が0枚でも1枚増やせるのが大きな特徴です。基本的にはSTを仕込むのがメインの役割ですが、殿堂入りカードなどが盾落ちした場合は《学校男》、《堕魔 ドゥポイズ》、《激天下!シャチホコ・カイザー》と繰り返し使い回して探しに行ったりもします。
⏹️《天使と悪魔の墳墓》
被り合うカードを墓地に叩き込む呪文。最近では4×10の構築、通称フルパワー構築に近いデッキも珍しくなく、非常に強力な呪文だと言えます。ちなみにフルパワー構築の対義語、つまり1×40に近いデッキのことをハイランダー構築と言います。
⏹️《デモンズ・ライト》《知識と流転と時空の決断》
手札補充と除去機能を併せ持つ呪文。どちらも墳墓除けに2枚ずつ採用しています。《知識と流転と時空の決断》はGR召喚もできるので、戦略に幅を持たせることができます。
⏹️《無修羅デジルムカデ》
相手のクリーチャーを強制的にタップインさせるオレガ・オーラ。守りを固めつつ、かなりの時間稼ぎができます。プレイしただけで完全に機能停止するデッキも珍しくありません。
⏹️《超次元リバイヴ・ホール》
墓地回収付きの超次元呪文。墓地回収により手札の密度を高めつつ、かなり広い範囲からサイキッククリーチャーを呼び出せます。
⏹️《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》
手札補充とカウンター機能を備えるD2フィールド。しっかり毎ターンドローし、いざというときの為に《テック団の波壊Go!》などを手札に抱えておきましょう。
⏹️《魔天降臨》《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》
強力なランデス&ハンデス呪文。あらかじめ《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》をマナチャージし、相手の手札が極端に少ないタイミングで《魔天降臨》を唱え、次のターンに《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》を唱えれば相手のマナと手札を全て破壊することができます。このコンボが決まったらほぼ勝利確定です。
⏹️《超次元ガロウズ・ホール》
高い汎用性を兼ね備える超次元呪文。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》と組み合わせて強固な守りを築きます。
⏹️《テック団の破壊Go!》
非常に強力なST。手札に来てしまった場合は《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》で踏み倒すか、《H・センボン》で盾に仕込みましょう。
⏹️《英知と追撃の宝剣》
強力なランデス呪文。毎ターン使い回せば相手のマナゾーンを空にし続けることができます。このデッキには呪文を使い回すカードが多く組み込まれているので決して難しい話ではありません。
⏹️超次元
⏹️《勝利のガイアール・カイザー》《勝利のリュウセイ・カイザー》《勝利のプリンプリン》
デッキの奥の手《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》にリンクできる3枚。各単体でのスペックもとても優秀です。
⏹️《時空の脅威スヴァ》《シルバー・ヴォルグ》
ブロッカーサイキッククリーチャー。墳墓除けのためばらして採用してあります。
⏹️《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》、《超次元ガロウズ・ホール》と共に組み合わせて使うサイキッククリーチャー。覚醒条件を満たすことは滅多にないですが、その分とても忘れやすいので注意しましょう。
⏹️《激天下!シャチホコ・カイザー》
《復活の儀》を達成させるサイキッククリーチャー。2体並べれば一気に試合の主導権を握ることができます。
⏹️GR
⏹️《全能ゼンノー》《バツトラの父》
デッキの防御力を限界まで引き上げるGRクリーチャー。
⏹️《ポクタマたま》
墓地対策GRクリーチャー。
⏹️《天啓 CX-20》
強力な手札補充GRクリーチャー。
⏹️《回収 TE-10》
呪文回収GRクリーチャー。デッキに多く組み込まれている強力な呪文を使い回せるので非常に強力です。
⏹️《ヨミジ 丁-二式》
《復活の儀》を達成することができるGRクリーチャー。《特攻人形ジェニー》や《学校男》、《堕魔 ドゥポイズ》を蘇生させると強力です。《無修羅デジルムカデ》が上に乗っかってしまった場合は、一度自壊させ《ヨミジ 丁-二式》で《無修羅デジルムカデ》を墓地から呼び起こし、GR召喚をやり直しましょう。
⏹️その他採用オススメカード
⏹️《龍覇 M・A・S》
《龍波動空母 エビデゴラス》が呼び出せるドラグナー。《龍波動空母 エビデゴラス》の能力でターン開始に2枚ドローできるので、デッキの安定感が上がります。
⏹️《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》
呪文を2倍速で唱えられるのでデッキの回転率を大幅に上げることができます。手札も同時に補充できるのでとても優秀です。呪文に選ばれないブロッカーなので防御面での活躍も期待できます。
⏹️《洗脳センノー》《異端流し オニカマス》
踏み倒しメタとしてこの2枚もオススメです。特に《異端流し オニカマス》は選ばれないので場に残りやすく、あとからいくらでもハンデスできるので躊躇なく相手のクリーチャーを手札に戻せます。
⏹️プレイングのコツ
終始マナチャージに細心の注意を払うことが大切です。《天使と悪魔の墳墓》の影響をできるだけ受けないようにするために、同じカードをマナにできるだけ置かないようにしましょう。また、《魔天降臨》以外にマナ回収が搭載されていないので《魔天降臨》は基本的にマナチャージしないでください。逆に言えば、それ以外はマナにおいても後から《魔天降臨》で回収できることは頭に入れておきましょう。
また、《知識と流転と時空の決断》で自分のアドバンテージを稼ぎにいくとき「GR召喚かドローか」で迷うことがあると思います。そのときに判断の基準の目安となるのがマナの枚数です。基本的に《天啓 CX-20》のマナドライブを達成できない「マナ5枚以下」の場合はドローを選択することをオススメします。逆に「マナ6枚以上」であれば積極的にGR召喚をするべきでしょう。あくまでも基準の目安であるため、状況に応じて臨機応変に対応することも大切です。
その他、過剰にハンデスにこだわらないということもプレイングのコツの一つです。相手の手札か1枚でもあるとそちらにばかり気を取られてしまい、細かいハンデスを連続でプレイし続けた結果、相手の手札も自分の手札も極端に少なくなってしまうということがあります。相手の手札を枯らすことだけに集中するのではなく、序盤は《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《超次元リバイヴ・ホール》でしっかり自分の盤面を固めることも大切です。とくに《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》はよほどのことがない限り5ターン目には最優先でプレイし、スイッチを捻ったらこまめに貼りなおしましょう。相手の手札が貯まっても《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》が全て破壊してくれますし、相手に展開を許してもデッキには数多の除去札が組み込まれているので、盤面を壊滅させることも容易です。
⏹️あとがき
いかがでしたでしょうか?デッキレシピはあくまでも1例に過ぎないので、参考程度にしていただければと思います。【ドロマーハンデス】のプレイングは奥深く、多くのデッキと幅広くわたり合うことができます。やりこめばやりこむほど熱くなれます。よかったら是非作ってみてください。最後まで読んで頂きありがとうございました。