こんにちは！滋賀県ののんびりＤＭプレイヤーsinigamiです。今回は【青単ムートピア】について解説していきたいと思います。
目次
⏹️青単ムートピアとは？
ムートピアのＧ0条件を、呪文を唱えまくることによって一気に満たし、大量展開する短期決戦が得意なコンボデッキ。召喚酔いは《次元の嵐 スコーラー》の追加ターンで実質無効化することができるので気にする必要がありません。
⏹️デッキレシピ
⏹️基本的な動かし方
⏺️序盤
《海底鬼面城》を展開し早期に大量の手札補充を行います。
⏺️フィニッシュ
⏹️「３ターンキルの場合」
１コスト呪文を３回唱え、《超宮兵 マノミ》のＧ0の条件を満たします。２体以上召喚した《超宮兵 マノミ》をコスト代わりに《シンクロ・スパイラル》を唱えます。これにより合計４回呪文が唱えられたため、《超宮城 コーラリアン》のＧ0が達成されます。２体以上展開した《超宮城 コーラリアン》をコスト代わりに《シンクロ・スパイラル》を唱えます。
合計５回の呪文が唱えられたため《次元の嵐 スコーラー》を召喚します。あとは追加ターンで召喚酔いを無効化し、総攻撃を仕掛けるだけです。実際、３ターンキルの要求値は高く、実戦では無謀だと思います。途中《セイレーン・コンチェルト》を挟めればばかなり成功率が上がって楽になるのですが、殿堂入りしているため頼りすぎるわけにはいきません。
⏹️「４ターンキルの場合」
１コスト呪文を４回唱え、《超宮兵 マノミ》と《超宮城 コーラリアン》のＧ0の条件を満たします。２体以上召喚し《シンクロ・スパイラル》を唱えます。
合計５回の呪文が唱えられたため《次元の嵐 スコーラー》を召喚します。あとは追加ターンで召喚酔いを無効化し、総攻撃を仕掛けるだけです。要求値はかなり低く、成功率も高いので基本的にはこちらのプランを狙っていくべきだと思います。３ターン目に《歩く賄賂 コバンザ》を召喚しておくと、デッキの回転率が上がりコンボをかなり楽に決めることができます。
⏹️採用カード解説
⏹️《海底鬼面城》
お互いに多くカードを引くことができる城。相手にも手札を与えるというデメリットを考慮しても、自分も毎ターン手札補充ができるので非常に強いカードだといえるでしょう。相手に手札を大量に与えてしまっても、相手がそれを使う前にトドメを刺せば問題ありません。
⏹️《ガード・グリップ》
《卍 ギ・ルーギリン 卍／卍獄ブレイン》
《ア・ストラ・センサー》
１コスト呪文。唱えた後に手札が１枚増えるので、どんどん呪文を唱える回数を稼ぐことができます。《ア・ストラ・センサー》はクリーチャーをくわえられないというデメリットが存在しますが、このデッキにはあらかじめクリーチャーを多めに採用しているので問題ありません。
⏹️《セイレーン・コンチェルト》
実質０コストで唱えることができる呪文。これによりＧ０の条件が達成しやすくなりました。使用すれば３ターンキルを安定して決めることができますが、殿堂カードのため簡単にはうまくいきません。１、２ターン目に《ア・ストラ・センサー》や《海底鬼面城》などで手札に引き込むことができたら、３ターンキルを狙ってみるのもありですが、それ以外では普通に４ターンキルを狙うことをオススメします。
⏹️《終末の時計 ザ・クロック》
水文明最強のＳＴ。ターンさえ帰ってくれば大量の手札で何とかなる場合も十分考えられます。
⏹️《歩く賄賂 コバンザ》
デッキの回転率を底上げするクリーチャー。コンボの成功率がグッと上がります。
⏹️《シンクロ・スパイラル》
実質０コストで唱えることができる呪文。これによりＧ０の条件が達成しやすくなりました。
⏹️《機術士ディール／「本日のラッキーナンバー！」》
相手のＳＴを封じることができる呪文。クリーチャー面については実戦で使うことはほとんどないため説明省略。相手の反撃手段を封じることができる強力な呪文ですが、デッキの構築上試合中１度しか唱えることができず、殿堂入りしているため盾落ちなどの場合は、全く唱えられないことも珍しくありません。余り過信し過ぎず、十分な過剰打点を用意することが大切です。
⏹️《超宮兵 マノミ》
Ｇ0と手札補充能力を持つクリーチャー。打点を揃えつつ、後続も確保できるコンボの要となるカードです。
⏹️《超宮城 コーラリアン》
Ｇ0、Ｗブレイカー、カード指定除去、を持ち合わせるブロッカー。Ｇ0とＷブレイカーで打点にもなり、カード指定除去で邪魔なブロッカーやＤ２フィールドを除去できるので、攻め込む際、非常に心強いです。ブロッカーを持っているので、万が一、仕留めそこなったとしても、まだまだチャンスを作ってくれます。
⏹️《次元の嵐 スコーラー》
追加ターンをもたらすカード。大量展開したクリーチャーの召喚酔いを追加ターンで無効化することによって、タイムラグなしで攻撃することが可能になります。Ｗブレイカーを持っているので、打点としても優秀です。
⏹️その他採用オススメカード
⏹️《ストリーミング・シェイパー》
殿堂入りしている強力な手札補充呪文。青一色で組まれているので４枚必ずドローすることができます。
⏹️《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》
墓地メタカード。墓地を利用する相手にはコンボまでの時間稼ぎができます。自分の山札を回復することもできるので、万が一の際、山札切れを恐れることなく１から盤面を立て直すことができます。
⏹️《水上第九院 シャコガイル》
相手のＳＴを気にすることなく試合に勝利できる１枚。《次元の嵐 スコーラー》を出して追加ターンを得る際、総攻撃を行うのではなく《転生スイッチ》で《水上第九院 シャコガイル》を叩き出し、安全に勝利を得るという戦術もいかがでしょうか？かなり山札を掘りこんでおく必要がありますが、めんどくさいのであれば《古代楽園モアイランド》かわりに《転生スイッチ》で叩き込むのもいいかもしれません。《次元の嵐 スコーラー》１体分の打点は消滅しますが、相手のＳＴ呪文を完封して総攻撃することが可能です。
⏹️プレイングのコツ
コンボ自体はさほど難しくなく、回り始めたら安定してゲームエンドまで持ち込めるのですが、試合の流れを大きく変えるのがコンボを始めるタイミングです。
３ターンキルか４ターンキル、どちらを目指すかと言われると判断基準は《セイレーン・コンチェルト》にあります。《セイレーン・コンチェルト》がなくても３ターンキルできなくはないのですが、やはり成功率が低いです。実戦で３ターンキルを行うのであれば《セイレーン・コンチェルト》が手札にあることを確認してからチャレンジしましょう。万が一、失敗しても次の４ターン目にしっかり回せば大丈夫です。
４ターンキルを目指す場合、カギとなるのは《歩く賄賂 コバンザ》です。《歩く賄賂 コバンザ》があればデッキの回転率が底上げされるのでまず失敗することはありません。しかし、３ターン目に召喚した場合、４ターン目が回ってくるまでに破壊されてしまう場合もあります。その場、《歩く賄賂 コバンザ》がなくてもコンボは成功します。しかし、デッキの回転率が甘くなるため、手札の１コスト呪文が底を尽きてしまい、途中で止まってしまうかもしれません。しっかり、最後まで回しきったとしても《次元の嵐 スコーラー》を引き込むことができずに、泣きながらターンを相手に渡すなんとことも…。
そうならないためにも１コスト呪文をある程度手札にため込んでおくことが大切です。《歩く賄賂 コバンザ》を探しに行くために１，２ターン目に１コスト呪文で少し山札を掘るぐらいで使うのはいいかもしれませんが、特に考えもなく序盤にガンガン唱えるといざコンボ始動の時にうまく成功しないことがあります。
⏹️デッキの長所・短所
一番の強みはその速さと展開力です。３、４ターン目にゲームエンドまで持ち込める速さは環境トップクラスの速さと言ってもよいでしょう。また、安定性が極めて高く、手札事故が起こらないことも強さの１つです。万が一、初期手札に納得がいかなくても、《海底鬼面城》や適当な１コスト呪文で、サクサクっと手札を入れ替えたら済む話です。
もちろん、弱点もあります。１番の脅威は何といっても呪文メタです。《爆鏡 ヒビキ》、《ミラー怪人 ドテラバラ》、《奇天烈 シャッフ》、《イオの伝道師ガガ・パックン》、《音奏 プーンギ》と書き上げればきりがないですが本当に辛いです。一応、対策札として《シンクロ・スパイラル》が入っていますが、結局手札に戻すだけなので根本的な解決にはなりません。もう少し手軽な除去札が欲しいのであれば《時を戻す水時計》を採用するのもありですが、結局手札に戻すだけということには変わりないのでやはり厳しいです。
⏹️あとがき
いかがでしたでしょうか？全盛期と比べれば《セイレーン・コンチェルト》や《音精 ラフルル》を失ったため、３ターンキルの安定性やフィニッシュの精度が見劣りしましたが、４ターン目に過剰打点を揃えて総攻撃するだけでも十分強力です。環境的にも十分戦えると思うのでぜひ作ってみたはいかがでしょうか？最後まで読んで頂きありがとうございました。
