こんにちは、神結です。
この記事は、私が連載しております「歴代名作デッキ」シリーズのチュートリアル的な記事となっております。
企画の意図やバックナンバー、また過去のオススメ記事などを紹介しておりますので、ぜひ「歴代名作デッキ」シリーズをお楽しみいただければと思います。
目次
歴代名作デッキとは!
当企画は、ワタクシ神結の主観に基づき、デュエマの歴史の中でも名作・傑作と言えるようなデッキを紹介していくものです。
……まぁ、名作なのか? というようなものや、過去の構築済デッキなども併せて紹介していますので、自分の遊んだ時代のデュエマを振り返ってもらえると嬉しいなと思っております。
一応、2015年以降のデッキをメインに取り扱っています。
基本的に調べられるものについてはなるべく調べているのですが、時期によってはネット上にリストが落ちていない・掘り起こすのが難しいというのもありますので(加えて、先日デュエマの歴史を網羅しているサイトが閉鎖になったため、リストやアーキタイプの掘り起こしがますます困難になりました)、筆者の記憶や主観が一定量加わっているというように考えていただけますと幸いです。
特に2010年以前のものは、私が実際に見たもの・友人から聞いたものでしか作れないことが多いので、そのように理解してもらえると幸いです。
最新の紹介デッキ(更新日:2025年6月5日)
バックナンバー
現在、第148回まで公開されております。
オススメの歴代デッキ紹介
とはいえ148回の連載を一気に読むのは難しいでしょうから、私のお気に入りの回・デッキについて紹介していきましょう。
Vol.1 チェンジザダンテ
記念すべき第1回は私の好きな【チェンジザダンテ】をご紹介しました。
企画の始動は2022年6月と、コロナ禍も一旦落ち着きをみせ、遂に延期続きだった全国大会2019が開催される……という直前のことです。
当時のガチまとめの担当さんから「週刊連載をしないか?」と持ち掛けられ、一度やってみたから「歴代デッキを紹介する」という企画を提案、これが通りました。
コロナ禍前後でのプレイヤー層の入れ替わりが起きていた時期だったので、「コロナ以前に活躍していた歴代デッキを、新規のプレイヤーの皆さまに紹介していく」というコンセプトで考えていましたね。
記念すべき第1回なので、私が最も好きだったデッキを紹介させていただくこととなりました。
Vol.3 ヴァルディビート
第2回で《邪神M・ロマノフ》を、そして第3回で私としても思い入れの深い《永遠のジャック・ヴァルディ》を紹介させていただきました。
時期的にはいずれも2010年以前のデッキであり、当企画の方向性を打ち出すためにもなるべく過去の時代からの掘り下げを行いました。
それ以前だと本当に競技的に書くのが難しいんですよね。例えば【青緑リーフ】【青単リーフ】とか、リスト自体を紹介することは出来るのですが、歩いて2分くらいの近所に住んでたK君が使ってたとか、そういう話しか出来ないんだよな。
まぁ、何か上手い方法があればもう少し過去の掘り下げもしてみようとは思います。
ちなみに【ヴァルディビート】は現代に例えるなら色もコンセプトもかなり【クローシスジャオウガ】に近いですね……。
Vol.14 青緑デュエランド
冒頭に書いたのですが、私は14という数字に思い入れがある数字なのですが、基本的に連載の数字は意識しております。
というわけで14ということで14にちなんだ《夢の変形 デュエランド》の紹介になりました。こちらもかなり私の好きなデッキですね。【青緑デュエランド】の登場から今日まで、デッキを作り続けているカードだったりします。
ちなみに連載は間もなく150を超えてくるのですが、180くらいになると私の好きな三国志の時代(西暦)に突入してくるので、何かと触れる機会が増えてくるかもしれないです。古代ローマ時代は紀元前と合体しているのもあって、触れるの忘れていました。近いところで言うと、マルクス・アウレリウス・アントニウスが即位したのが161年になります。
日本史だと委奴国王印57年ですが、卑弥呼が登場してくるのが237年とかになるので、もう少し先です。聖徳太子が出てくるのはせいぜい500年代の終盤なので、随分先になります。
頑張って続けていこうと思います。
Vol.21 白刃鬼 延長戦
当時(2015)の《調和と繫栄の罠》型【白刃鬼】をずっと擦っていたので、その知見を活かせないかと思い”延長戦”と称して、各対面へのプレイや相性などを細かく書いていきました。
かなりマニア向けといいますか、ゲートボール用とも言える内容なので、需要としてニッチなのですがたまにはいいかな、と。
それでいうと《蒼き団長 ドギラゴン剣》とかの話もまとめてどこかでしたいので、今後もたまーに書くことがあるかもしれません。「デアリ vs. 赤黒」とかね。
番外編 小学生最強ブロッカーデッキ
ひと世代くらい下の子たちとデュエプレで遊んでいたときに、《光陣の使徒ムルムル》を「小学生環境最強ブロッカー」と呼んでいたので、そこから着想を得て書いたのがこの記事です。
当然私の世代の「小学生最強デッキ」とは違うのですが、とはいえブロッカーを並べてパンプするというのはどうやら世代を超えた強さがあるらしく、私の時代の《電脳聖者タージマル》+《曙の守護者パラ・オーレシス》からのアップデートを感じました。
《光陣の使徒ムルムル》が最強と呼ばれる所以は「強さ・入手のしやすさ・サポートできるカードの広さ」などが要因だとは思っているのですが、ムルムルという語感で最強であるのが面白さを感じます。
Vol.48 赤単ガトリング
私がデュエマに復帰した割とすぐ後に、コロコロの付録として登場したのが《音速 ガトリング》を軸とした赤単の速攻デッキでした。
付録でデッキが付くのか!時代は変わったもんだと感心しました。私の頃は《超竜バハム》とかだったのに。
転じて、それをより環境デッキとして完成させたのが【赤単ガトリング】になるわけです。
これは書くときには意識はしていなかったんですけど、公開時に下の世代のプレイヤーたちからの反応が良かったですね。どうやら小学生環境最強デッキだったらしくて、これにパックで当てた《音速 ガトリング》などを足しながら遊んでいたそうです。
彼らにとっての【青単サイバー】であり、【ヴァルディビート】だったのかもしれません。
Vol.52 超GRスタートデッキ
第52回はこれでいこうと決めていました。「ジョーのデッキ52枚」から始まる曲が流れるCMであり、GP8thの配信で大人気に。我々カバレージ班の人間も、史上初の2日制GPに体力が尽きていましたが、このCMの謎のエネルギーによって2日間を凌ぎ、耐えました。
その後、歌詞が変更された亜種となるCMが多数作られており、現在ではデュエキングMAXの発売に際してそれらを観ることができます。
ちなみに当デッキは普通に使っても強く、収録されているカードやGRクリーチャーは現在でもしばしば使用されています。《マシンガン・トーク》、《バツトラの父》などがそうですね。
Vol.57 ゲイルヴェスパー
《グレート・グラスパー》と並んで私が最も嫌いなカードの1つが《天風のゲイル・ヴェスパー》なんですよ。
強いデッキに蹂躙されるのはまぁ仕方ないと思うのですが、ぶっちゃけそんなに強くもないデッキにボコボコにされるのは、ねぇ?
特に《ジャンボ・ラパダイス》を引かれて《天風のゲイル・ヴェスパー》へストレート繋がったときとかさぁ。《ジャンボ・ラパダイス》引かないと動かないのにさぁ!
このカードが好きという人もいるのは(超身近にいるので)もちろん存じておりますが、まぁそれはそれ、これはこれということで。
ちなみに、記事を書いているときは楽しかったです。デッキの魅力は伝えられていると思います、逆に。
Vol.97 青黒ハンデス
2016年1月~2月頃に活躍したときのリストをピンポイントで取り上げています。
私は【青黒ハンデス】をCS等で使ったことはないのですが、私の師匠の1人であるTIGHTさん(2019年全国ランキング4位)が【青黒ハンデス】を使い続けた人なので、その受け売りで執筆しています。
ただ教えてもらったことを自分のことのように書くのもなぁ……と思ったので、記事の通りとなりました。TIGHTさんのファンの方は、ぜひ読んでみてください。
Vol.100 黒緑速攻
第100回の記事は黒緑速攻です。これは以前から決めていました。
編集の北白河さんに「第100回って何かありますか?」と訊いたところ、「特にこっちで用意はしていないので自分で祝ってください」と返答がありました。
100回連載だからいろんな人からコメント貰えると嬉しいなぁ~~~とか思っていたんですが、自分から「私の100回記念にメッセージください」と言うわけにもいかず、結果として普通の記事となっています。
Vol.112 赤単ビートジョッキー(エリア戦)
現在デュエプレ世界からYouTubeまで大活躍?中のビートジョッキーの紹介です。
以前、新DMのデッキ(赤ジョーカーズ)を紹介する際に、当時の環境に沿うと環境デッキとしては紹介することが厳しかったので、エリア戦のデッキという形に変換したんですよね。
ビートジョッキーは新DMではまさしく環境トップの存在だったので、こういった形で紹介できてよかったです。私も好きなんですよ。特に《“血煙” マキシマム》がお気に入りです。
この時期は久々のエリア戦復活にともなって、過去のエリア戦のデッキを漁って色々書いています。2015年の【黒単ギャロウィン】とか。
またデュエプレの新弾カードが現代に近づいていくにあたって、デュエプレ需要というものも生まれてきたので、上手く歩調を合わせて紹介させていただいています。
最近もデュエプレの新カード絡みのデッキ紹介が多いですね。
Vol.125&126 ムカデグラスパー&シータグラスパー
かなり珍しい前後回です。単発でも読めますが、ぜひ前後あわせてご覧ください。
限定戦は狭いカードプールの中でも、環境の変化が思ったよりも大きいレギュレーションです。もちろん、昨日の環境トップが明日弱いというわけではないのですが、採用カードに工夫があったり、或いは全く新しいアンサーデッキが生まれたりと、たぶん皆の好きな「デュエル・マスターズ」がそこにはあると思うんですよ。それは2024年のエリア予選を追っていた人なら納得いただけるのではないでしょうか。
ちなみに2017年の限定戦は、私が初めて公式カバレージを書いた大会でもあるので、その意味でも思い入れがありますね。
小ネタと今後の予定
というわけで、最後にちょっとした小ネタと2025年の予定をば。
歴代PV数ランキング
まずはせっかくなので、歴代PV数TOP3を調べたので発表しようと思います(2025年6月11日現在)。
第3位 5cバスター(PV数 35500)
【5cバスター】というデッキ、なんか人気なんですよね。私は元気リンリンネからのポロリンネされる嫌な思い出しかないのですが、それは裏返せば魅力ですからね。
恐らくPV数が伸びた要因はデュエプレ需要だと思います。私としては、図書館的にこの企画を利用していただくのが何よりの願いでもあるので、非常にありがたく思っております。
第2位 アナカラーデッドゾーン(PV数 36400)
《天災 デドダム》の生まれる切っ掛けとなった【アナカラーデッドゾーン】が2位です。
私の評価は「ちょっとかわいい」デッキなのですが、やっぱり隙がある方が人は魅力的に見えるのかもしれません。
デッキの骨と牙と肉を全て《超次元ガロウズ・ホール》が構成しており、《天災 デドダム》のないアナカラーがいかに不安定なのかを教えてくれるデッキでもあるので、ぜひゲートボールで遊ぶ方はそういった点も含めて楽しんでいただければと思います。
第1位 赤黒バスター(PV数 36800)
第1位はかなり僅差ですが【赤黒バスター】でした。なんかプリティーなデッキたちが1~3位まで占めましたね。
全体的に《蒼き団長 ドギラゴン剣》絡みのPV数は多くて、第4位は【デアリバスター】ですし、8位が【成長バスター】、9位が【赤青バスター】だったりします。
ちなみにTwitterなどを眺めていると、紙時代の【赤黒バスター】が最強デッキのような認識を持っている方々を見掛けたので、これに関しては前述の通り「いつかちゃんとデアリとの関係を説明しないとな……」という使命感を持っています。
今後の予定
元々「コロナ前後のプレイヤーの間を埋める」という方向性で始めた連載だったので、これまでは超天篇(2019年度)までのデッキを紹介してきました。
しかし気付けば2025年になりましたので、今年の一発目の記事で「登場から5年経過したデッキ」は解禁する、ということに決めました。
ここまで【4cデイヤー】に【ドロマーギャラクシールド】と2020年度のデッキを紹介してきましたが、でもこの年と言えば、アイツがいるんですよ。
いまの想定だと、史上初の4部構成になると思っているので、お楽しみにお待ちください。
また引き続き、デュエプレの新弾カードと絡めたデッキを紹介していくことも多いと思いますので、そちらもよろしくお願いします。
というわけで、引き続き「歴代名作デッキ」シリーズをよろしくお願いいたします。