【DM歴代名作デッキ】Vol.1~チェンジザダンテ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.1~チェンジザダンテ~【週刊:神結コラム】

こんにちは、神結です。

今回から新たに週刊連載が始まりました。

週の一コマの中で、皆さんの毎週の楽しみとなるような記事を上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

というわけで「DM歴代名作デッキ」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていきたいと思います。

記念すべき初回は【チェンジザダンテ】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

顔がいいよチェンジザダンテ

というわけで今回の名作デッキは双極篇の傑作、【チェンジザダンテ】になります。リストはこんな感じ。ドンジャングル投入後でダンテの殿堂前なので、だいたい2019年1月頃のリストですね。


少しデッキの作成経緯について触れておきます。

《真・龍覇 ヘブンズロージア》を殿堂で失ったあと、《時の法皇 ミラダンテXII》の新たな相棒となったのが《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》でした。

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。

【呪文】
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ

■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。

チェンジザが収録されたのは、双極篇の中でも強力なカードが多い「ギャラクシー卍・獄・殺」です。

具体的に言うと《“轟轟轟”ブランド》、《卍月 ガ・リュザーク 卍》、《煌メク聖戦 絶十》、《龍装鬼 オブザ08号》などが収録されています。

チェンジザ自体は事前情報の時から注目されており、特に《怒流牙 佐助の超人》との相性の良さは取り上げられていました。

要するに、チェンジザが場にいれば佐助を使うと5以下の呪文を唱えられる、というわけですね。

しかしシンプルに強力なカードというのは逆にデッキの形にしづらいもので、デッキの形になったのは発売から約一月後ほどでした。最初にしっかりと形にして結果を残したのはギラサキさん(全国大会2018覇者)だったと記憶しております。

デッキの使い方はシンプルでありながら深みもあり、ミッドレンジ的にも動かせるし、コントロール的にも動かせる、如何にも玄人好みのデッキでしたね。私は《時の法皇 ミラダンテXII》の顔が好きすぎて使ってました。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。 

チェンジザダンテの動き

序盤は「順当にブーストをしてチェンジザに繋ぐ」というメインプランと「《奇石 ミクセル》や《Dの牢閣 メメント守神宮》で相手の妨害をしながら山札を掘っていきチェンジザに辿り着く」というサブプランがあります。主にサブの方はチェンジザを引けていないときのプランですね。

このデッキは、攻守の要をチェンジザが担っています。

こうなるとチェンジザを引かないと厳しそうにも映りますが、時間を稼ぐ手段は揃っているのと、チェンジザさえ出してしまえばそれまでの損失を一気に回収出来るということもあって、見た目以上に安定感がありました。

チェンジザをダンテに革命チェンジしつつ、《ジャミング・チャフ》という動きをしてしまうと、大抵のデッキは抵抗出来ません。

加えてこのデッキはリソース獲得手段が多いため2枚目のダンテや2枚目のチェンジザにアクセスしやすく、一回ダンテが出てしまうとそこからダンテチェンジダンテで半永久的に封殺したまま勝つことも可能でした。

状況劣勢でもダンテが通ると《Dの牢閣 メメント守神宮》のスイッチと合わせて実質的なEXターンを獲得出来ます。

これが、他のデッキにはないチェンジザダンテの特有の捲り性能でした。

チェンジザをダンテにチェンジさせる……という動きがデッキの根幹である以上、革命チェンジを止めてくるメタカードはかなり厄介ではありました。

当時の環境で言えば、《異端流し オニカマス》《ポクチンちん》、そして《デスマッチ・ビートル》はかなり厄介でした。デスマッチは一時期、ミラー対策のためにチェンジザダンテ自身も搭載していました。

ただこれも……後に《ドンジャングルS7》が発見されたことで解決しました。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー8000+ / コスト8

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

バトル時にパワーがあがることでデスマッチをもマッハファイターで殴り倒すことが可能で、自身の効果でマナからチェンジザを出すことも出来るという噛み合いもありました。

そしてシンプルに、ドンジャングルによる攻撃誘導で対ビートを明確に蓋することも出来るように。

自身はジョーカーズだった筈なんですが、気付けば実家かよってくらいドンジャングルはこのデッキでくつろいでました。

ダンテの殿堂後もこの基盤のデッキが生き残れたのは、間違いなくこのカードのお陰ですね。

 

チェンジザダンテの最期

ダンテの殿堂後、このデッキはチェンジザ+ドンジャングルを軸にした【チェンジザドンジャングル】としてデッキ基盤を変え、しばらく活躍することになります。

ダンテの使い回しこそ効かなくなりましたが、ダンテはゲームを決める際の最高に美味しいところを持っていく切り札としての活躍を見せます。

しかし、どんなデッキも環境からやがて去っていくことになります。

その要因となったのは2つ。一つは超天篇に突入して「圧倒的な」ほどのGR環境となってしまったこと。

GR環境は数々の高速チェインデッキを生み出してしまい、比較的正道なデュエルマスターズを志すこのデッキは環境から姿を消していきます。

まだ【赤白轟轟轟ミッツァイル】が活躍していたときはチェンジザにも居場所がありましたが、【赤緑ジョーカーズミッツァイル】などにはさすがにどうしようもありません。

更にGRから《マリゴルドⅢ》などが出てくるようになると、より一層ダメになりました。まぁ、4ターン目に単騎ラフルルされちゃどうしょうもないよね……。

そしてそこに追い討ちを掛けたのが《Dの牢閣 メメント守神宮》の殿堂です。

これによって、既に環境から姿を消していたこのデッキは、環境に戻る見込みをも奪われてしまいました。

このデッキは「トリガーが分厚くて、盾でビートを完封出来る」というデッキではありません。序盤をメメントとそのDスイッチによって死線を越えないようにコントロールしながらチェンジザを送り込む、という意外とハラハラ体験をするデッキでした。

そのためその役を担っていた《Dの牢閣 メメント守神宮》の殿堂は、かなり死刑宣告といっても差し支えありませんでした。

GRにメスが入った後も、《ウマキン☆プロジェクト》のような相性のいいカードが出た後も、結局このデッキは環境には帰れませんでしたね。

どんなデッキにも、環境から消えてしまう時が来るのです。【チェンジザダンテ】は直接的な殿堂というよりかは、環境の変化の中で自然と姿を消していくというパターンでしたね。

 

"チェンジザダンテ"の魂を受け継ぐもの

とはいえ、現代でも【チェンジザダンテ】を、なんなら当時のデッキよりも更に高いカードパワーで遊ぶことも出来ます。

というわけで、最新型のチェンジザダンテのリストはこんな感じ。


いや、物を投げないでください。この子はチェンジザダンテの進化先なんです。チェンジザダンテがフシギソウだとしたら、この子はフシギバナなんです。

攻守の要となるドラゴンを場に送り込み、このドラゴンと生み出したリソースを軸にゲームを作っていく。

【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6

■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。

そして最後は、クッソイケメンカードだちで反撃の余地のないフィニッシュを決める……。

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー9000 / コスト10

■B・A・D 2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。

ほら、見えてきませんか? 入っていない筈のチェンジザの姿が。受け継がれたチェンジザダンテというデッキの魂が。

そんな現代版チェンジザダンテは、目下アドバンスレギュレーションで大活躍中です。ぜひチェンジザダンテに思いを馳せながら、手に取ってみてください。

 

おわりに

というわけで新たに始まった「DM歴代名作デッキ」、第1回は私の大好きな【チェンジザダンテ】でした。

個人的このデッキを使っていた時期が最も安定してCSを勝てていましたし、CSに持ち込むデッキも悩む必要がありませんでしたし、かなり充実したデュエマライフを送れていましたね。

ありがとうチェンジザ、ありがとうミラダンテⅫ。いつかまた、一緒に戦おうな。

というわけで、このシリーズではこんな感じで歴代の名作デッキをその動きやエピソードなどを交えつつ紹介をしていく記事となります。

「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキ などでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。

 

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