本当に限界の時は逆にかため・うすめ・すくなめを食べます
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
やっとこさ様々なタスクが一段落したと思ったら、ついに「王道篇」が来てしまいました。チラ見せのたびに残業が増える!
こうして俺が心身にダメージを受けるごとに、会社最寄りの家系ラーメン屋や会社最寄りのスーパー銭湯が儲かっていくわけです。寿命と引き換えに食べる飯やサウナは、悪魔的快感をもたらしてくれますね。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《完全神核トリノ・アトム》
【 クリーチャー 】
種族 オリジン / クリエイター / 文明 水/闇/自然 / パワー4703 / コスト4
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。
■相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。
というわけで、今回のテーマは《 完全神核トリノ・アトム 》。
デカすぎるデメリットとそこそこ理性のある踏み倒しを合わせた結果、デカすぎるデメリットだけが知られるようになった一枚ですね。
今回はこのカードを駆使して、デメリットを上回るメリットを得る……という夢を見ていきましょう。つまり、現実的には無理ということです。こんなカードによく「完全」とか名付けたな……。
さて。今回は様々なタスクがあって締切が近いので、手短に行きましょう。
「毎ターンランダム踏み倒しができる」というこのカードですが、踏み倒しに求められる「デカいのを踏み倒す」行為はカード側の制限で封印されています。
質の踏み倒しがダメなら、量の踏み倒しでいきましょう。
要するに、「こいつをめちゃくちゃ長く生き残らせつつ、確実に踏み倒しをヒットさせる」ことを狙えばいいんですよ。
手札が減るデメリットはこいつを出すまでに軽いカードで手札をある程度使い切ってしまえば問題ありませんし、それを妨害札にしておけば手札がなくなった後もそれなりの生存性を確保できるでしょう。
つまりは「だいたい4マナ域前後までのカードしか入ってなくて、妨害効果持ちをぽこじゃか叩き付けて生存性を高められる」構築が要求されますね。ならば。
【 アナカラーCOMPLEX 】からブースト抜いてこれ入れりゃ毎ターン手数稼げるんじゃね?
というわけで、完成したデッキがこちらです。
元デッキに勝ってるところがひとつもありませんが、それでもまあ40枚揃っている以上はデッキです。
ムーブとしては軽量ハンデスや妨害持ちを投げつつ《 完全神核トリノ・アトム 》に繋ぎ、物理的に二倍の手数を確保して《 DARK MATERIAL COMPLEX 》が動き出すのを待つ感じになりそうです。
一つ一つのカードが軽く手札を吐き出しやすいので、トリノ・アトムを出した頃には手札がそれなりに減っている……という感じで行けるとうれしいですね。
一応5マナあれば全カードが使える上、一枚が二枚になる爆アドカードもそれなりにあるのでわりと何とかなるんじゃないですかね。知らんけど。
もうちょっと正気に戻ると、メタクリじゃなくてハンデスに特化して【アナカラーハンデス】に寄せたほうが性質が高まるという説はまああります。
相手の手札も空にすればお互いトップデッキ勝負になりますし、そうなればトリノ・アトムでトップをめくる回数が多いこっちが有利です。
この場合、勝ち手段は懐かしの《 アクア・べララー 》+《 Q.Q.QX. 》とかでもいいですね。お金がない場合はこっちにしましょうね……というか、こっちの方がゲームが長引く都合上トリノ・アトムを活かしてる感出そうですね。最初からこっちでやればよかった!
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
フォーマットを合わせたうえでキーパーツ数枚を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《完全神核トリノ・アトム》《 DARK MATERIAL COMPLEX 》での検索結果は……!
「未踏」、失敗……!
先行研究の構築はどちらかと言えばアトムもコンプレもサブプランみたいな感じのビッグマナだったんですが、《 禁断V フィーダス 》+《 Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド 》採用はなるほどなーとなりましたね。
捨てた手札もちゃんと大事にしていけば、そのうち活きてくる……という基本に忠実な構成も悪くないかもしれませんね。
Q.なんで今トリノ・アトム?A.一昨日にガチまとめで似たようなものを見たから……
というわけで、夢を見ていました。
実はですね。今回の挑戦を通じて、私がこれまで持っていた《 完全神核トリノ・アトム 》への(性能面での)悪印象はだいぶ薄まったんですよね。
見た目こそだいぶアレですが、ちゃんと扱えば期待通りのレスポンスが帰ってくるタイプのカードだったんですよ。これまでたくさん触ってきた、何をやってもうんともすんとも言わないやつらと比べればずっとマシです。
それでもまあ……強いとは口が裂けても言えないんですが。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。